著者
松永 有仁 吉川 実 坂本 仁 小路口 暁 千葉 正樹 稲葉 賢一
出版者
一般社団法人エレクトロニクス実装学会
雑誌
エレクトロニクス実装学術講演大会講演論文集 第26回エレクトロニクス実装学術講演大会
巻号頁・発行日
pp.238-240, 2012 (Released:2014-07-17)

情報社会の進展に伴い、情報を処理するためのデータセンタでは、多くのICT機器が稼動している。ICT機器は限られたスペースに設置する必要があり、ICT機器の多くは薄型である1Uサーバやブレードサーバが採用されている。従来の薄型ICT機器はCPUなど高発熱体を冷却するヒートシンクの面積が大きくできないため、ファンを高回転数にし、多くの電力を使用して冷却する必要があった。本稿では、このファン電力を削減する手段として、小さな高低差で適用できるサーモサイフォン式相変化冷却器とエアフロー制御技術を開発し、薄型ICT機器のファン電力削減効果を実証した。
著者
磯前 順一
出版者
東京大学文学部宗教学研究室
雑誌
東京大学宗教学年報 (ISSN:2896400)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.155-160, 1994-03-30

現在、東京大学文学部宗教学研究室には、戦後宗勢調査資料等、日本宗教史及び日本宗教学史上、重要な基礎資料が幾つか保管されている。それに並ぶ宗教学研究室の貴重な保管史料として、ここに紹介する旧東京帝国大学神道研究室所蔵の書籍類がある。旧神道研究室蔵書のうち和漢書を対象とする本整理は、磯前の企画によって1991年春より始まり、その後諸メンバーが順次加わり、現在、四年目にいたるレ現在の整理メンバーは、島薗進、宮田正彦、林淳、池沢優、宮崎賢太郎、小倉慈司、和田光俊、黒崎浩行、遠藤潤、そして磯前の10名からなる。現在、当該史料は史料整理の原則に基づき、作業が終わるまで一般向けの閲覧はお断りしている。しかし、整理が進むにつれて、外部からの閲覧の問い合わせが多くなったため、簡単にではあるがここに中間報告をおこない、整理終了までの間に合わせとしたい。なお、この報告も上述の整理メンバーに依拠するところが多いが、あくまでも記述の責任ばすべて磯前にあることを明記しておく。
著者
古川 久夫 宮口 庄司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.222, pp.15-22, 1999-07-23
被引用文献数
7

ビジネス専用IPネットワーク(OBN: Open Business Network)は、複数の通信会社により運用されるIP転送網である。本文は、OBNの基本概念(IN98-12、1998.4)の発表以降の変更点、ネットワーク構成要素名の変更、課金や帯域保証、OBNの住所管理等について報告する。
著者
齊藤 博英 野村 慎一郎
出版者
京都大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

生命の起源において、核酸などの化学物質から、進化する生命システムがいかにして誕生したのかという問題の解決は、生命科学が目指す大きな目標の一つである。天然に触媒分子として働く RNA が発見されて以来、遺伝子と代謝(触媒)機能の両者を兼ね備える生体分子として、RNAは生命の起源研究において注目されている。特に、RNA 同士の連結反応を触媒するリガーゼリボザイムの存在が生命初期の進化に非常に重要であると考えられている。本研究では、人工 RNAシステムを基盤として、自己複製反応を触媒する人工酵素をデザインし、人工細胞モデルシステムを創出することを目指した。具体的には人工リガーゼリボザイムを用い、RNA 自己増幅系のモデルを新たに設計・構築することにより、新観点から RNA ワールド 仮説の実験的検証をおこなった。この知見を基に、RNA 構造モチーフを利用した新規 RNA 自己複製システムモデルを設計・構築した。さらに設計した RNA 分子から構成されるμm サイズのコンパートメント(小胞)の構築を試み、RNA のみからなる機能性構造体の創出に向けて前進した。
著者
赤間 清 繁田 良則 宮本 衛市
出版者
社団法人人工知能学会
雑誌
人工知能学会誌 (ISSN:09128085)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.266-275, 1997-03-01
被引用文献数
53

We propose a new framework for solving problems based on equivalent transformation of logic programs, where equivalent transformation is defined as changing programs preserving their declarative semantics. In the conventional logic programming, we (1) represent the knowledge in the given problem in terms of a logic program, (2) formalize the given problem as proving the given query from the knowledge, and (3) solve it in use of inference rules, such as resolution. In contrast, our new method does not use inference but equivalent transformation of logic programs. In the new method we (1) represent the knowledge together with the given query in the given problem as a logic program, (2) formalize the given problem as finding its equivalent logic program in a certain form, and (3) solve it by equivalent transformation of logic programs using equivalent transformation rules. Many problems, including the kind of problems which Prolog solves, are formalized and solved in the new method. The computational framework given here is called the Rule Based Equivalent Transformation (RBET). The validity of computation is strictly guaranteed by use of equivalent transformation rules, even if extralogical predicates are used in rules. Transformation rules are more expressive than Horn clauses in Prolog. RBET has the flexibility in the applications order of equivalent transformation rules, which makes efficient computation possible by the control of rule application based on rule preference.
著者
長瀬 美樹
出版者
順天堂大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究では、Rac1によるMR活性化と臓器障害の機序につき検討した。足細胞特異的Rac1活性化、同Rac1 KOマウスは足細胞障害、アルブミン尿、糸球体硬化を自然発症し、Rac1活性とMR活性、MR阻害薬の保護効果が平行していた。マクロファージや心筋特異的Rac1/MR KOマウスでは心腎障害が軽微であった。肥満糖尿病性腎症、TAC心障害モデル、Ang II/食塩腎障害モデル、皮膚老化モデルにおいてRac1やMRの活性化、慢性炎症が関与し、Rac阻害薬やMR拮抗薬により病変が改善した。以上、Rac1-MR系の標的細胞とシグナルカスケードを同定し、この系が関与する新たな病態を明らかにした。
著者
香川 実恵子
出版者
松山東雲女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

153園の保育所等から聴き取り及び観察を行い、115園の年齢毎の子どもと保育者の支援についての観察記録を得るとともに、食に関する100の事例を収集した。これらを分析し、年齢毎の特徴や違いを明確に捉え、事例で多かった「好き嫌い」等への対応策などを資料にまとめた。また、多目的型子育て支援活動(「イクメン企画:パパと一緒にクッキング」、英語遊びを取り入れた「English Kitchen」、低年齢児対象の「おいしい楽しい食育広場」)などを3年間継続的に企画実施し、好評を得た。さらに、愛媛県と連携した地域食育活動を推進し、「愛媛食育かるた」を始め郷土の食を取り扱う新しい教材を製作・配布した。
著者
北山 暁子 藤代 一成 平野 恒夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.76, pp.17-22, 1998-08-27
被引用文献数
2

パーティクルシステムなどに応用可能な,大規模球群を高速に描画する手法を提案する.粒子を球体として描画する際の問題の一つに,レンダリング計算コストに起因する描画の遅れがある.これを改善するために,ポリゴンによって近似した球を3次元的にレンダリングするのではなく,球の陰影を表した,異なる解像度のテンプレートテクスチャを予めテーブルに格納しておき,それらから光源やビューイングパラメータに依存した部分テクスチャを切出し,円盤状のビルボードにマッピングすることによって粒子を高速に描画する.そして,この手法の効果を検証するために,分子動力学計算によって得られた,数千個オーダーの粒子系の時系列データを用いてリアルタイムアニメーション作成を試みる.This paper proposes a method for fast display of a large-scale system of particles. To alleviate the temporal complexity of 3D rendering of geometrically-represented spheres, the method renders each sphere by extracting an appropriate partial texture analytically from the multi-resolution template texture table for shaded sphere, according to the position relative to a light source and viewing-related parameters, and maps the extracted texture onto a disc-shaped billboard. The effect of the present method is proven with an application to the realtime visualization of a 4D molecular dynamics data set comprising a thousand particles.
著者
留岡 和重 関根 利守
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

高温に熱せられた始原的隕石に特有の衝撃溶融脈の電子顕微鏡,放射光X線回折による観察・解析により,溶融脈の鉱物学的詳細そしてその生成プロセスが明らかになってきた。また衝撃実験によって,隕石の高温下における衝撃加熱の影響は常温下における影響とは大きく異なることがわかってきた。さらに本研究遂行過程で,衝突による角礫岩化によって形成された組織に関する新たな発見があり,その研究にもとづいて隕石の母天体における組織形成に関する新たなモデルを提出した。
著者
三根 和浪 橋本 泰幸 若元 澄男 奥村 高明 三澤 一実 神山 貴弥
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

国内外の優れた図画工作・美術科教員が持つ学習指導に関わる知を取材すると共にそれを共有するシステムをインターネット上に構築し検討を行った。その結果,我が国の図画工作・美術科熟達教員は,常に個に向かう授業を行い,状況に柔軟に対応する教育技術を持っていた。具体的には,制作の過程を重視し,共感的な言葉遣いや常に児童・生徒の個と集団の様子をモニタリングすることによって個を引き出す授業を進めているなどがわかった。
著者
前坊 洋
出版者
東北公益文科大学
雑誌
東北公益文科大学総合研究論集 : forum21 (ISSN:18806570)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.103-126, 2003-05-30
著者
今井 慶松
出版者
コロムビア
巻号頁・発行日
1946-10

1 0 0 0 OA 調査局資料

出版者
農村経済調査局
巻号頁・発行日
vol.第4輯 佛印聯邦の概觀と農業諸機関, 1943