著者
平野 亜矢
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.553, pp.20-22, 2008-05-12

4月28日号で紹介した製品群に続き、第二弾として松下電器産業のLetfs noteを中心としたモバイル機、ソニーの一体型パソコンなどが登場した。ここではその概要を紹介する。(平野 亜矢)ノートソニーVAIO type T VGN-TZ73Bデザイン性の高い機種 IEEE 802.11nに対応 キーボードや電源ボタンなど細部までデザインにこだわったモバイルノート。
著者
武田 寛昭 山下 英生
出版者
広島工業大学
雑誌
広島工業大学紀要. 研究編 (ISSN:13469975)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.247-253, 2008-02
被引用文献数
1

It is important to understand the operation process of the algorithm when a program is studied anddebugged. We can use a debugger for this purpose. However, it is not easy to understand theoperation process of the algorithm intuitively, by getting numerical information obtained from thedebugger. On the other hand, when we understand the algorithm from using diagram such asflowchart, it is difficult to grasp the states of variables.In this paper, we developed an all-purpose visualization system of algorithm to support thedebugging and the study of beginner's programming;we can easily visualize the operation process ofthe algorithm and grasp the states of variables. We proposed some devices to visualize easily theoperation process of the algorithm:to display a tree-structure among functions,to indicate compactlythe flowchart by a case, and to make a graph of the states of variables.
著者
松田哲也
雑誌
脳精神医学
巻号頁・発行日
vol.14, pp.91-98, 2003
被引用文献数
1
著者
土井 敬司 横田 毅
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.318-319, 2009-03-10

プロジェクトの現状を評価するためのプロジェクト現状認識技術を開発している.プロジェクトを成功に導き,その阻害要因を極小化させるためにはリスク管理が重要となる.その際,工程毎に焦点となるリスクパラメータの変化を考慮することが重要であると考えた.そこで本研究では, ITシステム開発プロジェクトを対象に,工程毎に重要視されるリスクパラメータの明確化を試みた.
著者
笠井 尚哉 関根 和喜
出版者
日本信頼性学会
雑誌
日本信頼性学会誌 : 信頼性 (ISSN:09192697)
巻号頁・発行日
vol.29, no.6, pp.366-373, 2007-09-01

開放検査を行なわず,操業中に石油タンク底部の腐食損傷評価を可能にする新しいAE(Acoustic Emission)グローバル診断システムの考え方と内容を紹介した.この技術は,消防法に準拠して計測された離散的板厚データ群を整理して得られる腐食リスクパラメータとAE計測から求められるAE活動度が相関を持つことをベースとしている.多くの実タンクを対象に,得られた腐食リスクパラメータとAE活動度からデータベースを構築することで,腐食評価検量線を作成し,これを用いれば,供用中のAE活動度計測から,石油タンク底部全体としての腐食損傷を定量的に評価することが可能となる.この診断システムの大きな特徴は,法規に基づき行われている離散的板厚計測で保障される評価と等価な評価結果が担保される点にある.従って,現行腐食管理技術の低コスト代替評価技術として汎用化されることが期待されている.
著者
曽我 倫久人 杉村 芳樹
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.37-40, 2004-01

82歳男.前立腺特異抗原(PSA)が高値のため精査を行い前立腺癌(中分化型腺癌)と診断した.このとき腹部・胸部CTおよび頭部CTにおいて明らかな転移所見は認められず,病期分類T3aN0M0とした.LH-RH analogueによる去勢療法を開始し,PSAは順調に低下していたが,7ヵ月後に突然左側の上下肢脱力感を訴え,頭部CT・MRI所見から多発性脳転移と診断した.転移巣に対して放射線治療を行ったがADLの改善は得られず,前立腺癌の診断から1年1ヵ月後に呼吸不全のため死亡した
著者
伊藤 英一 谷田 林人 神尾 裕治 梅垣 正広
出版者
長野大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

大学に障害学生が就学する割合は年々上昇している。聴覚障害の場合、講義において要約筆記やノートテイクを導入することで教員の音声情報を視覚化でき、ある程度の情報保障は可能となる。しかし、大学の講義では、教員は単に音声で解説することに留まらず、板書やスライドを利用しながら、さらにはそれぞれを連動させながら授業を展開している。そのため、聴覚障害のある学生は視覚化された音声情報に注視するだけでは情報が欠落してしまうため、必要に応じて注意喚起を促す必要がある。本研究では、注意喚起の必要な状況が発現した際、聴覚障害学生に対して注意を促す振動を呈示する無線通信システムを開発し、その必要性を実験により確認した。
著者
楊 翠芬 玄地 裕 匂坂 正幸
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集G(環境) (ISSN:21856648)
巻号頁・発行日
vol.68, no.6, pp.II_517-II_526, 2012 (Released:2013-02-13)
参考文献数
24

本稿では耕作放棄地の活用によるバイオ燃料生産の可能性について検討した.また,耕作放棄地率が高い福島県をモデル地域とし,多収量米およびスイートソルガムを栽培して,バイオエタノールの生産・利用の最適化モデルを構築し,GHG排出量の少ないバイオエタノール生産・利用システムを検討した.結果としては,日本では農地への復元可能な耕作放棄地にて資源作物を栽培して約54万kLのエタノールが生産できる.また,福島県における水田・畑地への耕作放棄地にて多収量米およびスイートソルガムを栽培して年間約3.5万kLのエタノールが生産できる.バイオエタノールの使用により約3.2万t-CO2eq削減できる.また,多収量米よりスイートソルガムからエタノール生産のGHG排出削減効果が高かった.
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.307, pp.20-23, 2010-04

2009年12月、米国のオバマ大統領がノーベル平和賞に輝いた。授賞式でミシェル夫人が身に着けていたのは、エレガントな黄色のカーディガン。この服に使われているのは佐藤繊維が作った糸だ。 「夫人がこのカーディガンを着てくれたのは大統領就任式に続いて2度目。愛着を持ってくれていると分かり、本当にうれしい」。佐藤正樹社長は顔をほころばせる。
著者
大谷 尚 Otani Takashi
出版者
名古屋大学大学院教育発達科学研究科
雑誌
名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要 (ISSN:13460307)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.27-44, 2008-03 (Released:2008-04-10)

小論では,初学者が比較的容易に着手し得る質的データ分析のための手法SCAT(Steps for Coding and Theorization)を紹介する。この手法は,筆者自身の大学院ゼミでの指導を通して,その有効性を一定に検証しているとともに,質的研究手法に関するいくつかのワークショップで紹介し,その後,参加者によって実際に研究に使用されている。この手法では,観察記録や面接記録などの言語データをセグメント化し,そのそれぞれに,〈1〉データの中の着目すべき語句,〈2〉それを言いかえるためのデータ外の語句,〈3〉それを説明するための語句,〈4〉そこから浮き上がるテーマ・構成概念の順にコードを考案して付していく4ステップのコーディングと,そのテーマや構成概念を紡いでストーリー・ラインと理論を記述する手続きとからなる分析手法である。この手法は,一つだけのケースのデータやアンケートの自由記述欄などの比較的小さな質的データの分析にも有効である。小論ではその手続きを,具体的な分析例とともに示し,実施の際の注意点を述べている。この手法の意義は,分析手続きの明示化,分析の初段階への円滑な誘導,分析過程の省察可能性と反証可能性の増大,理論的コーディングと質的データ分析の統合である。 In this paper, the author introduces an easily accessible qualitative data analysis method, "SCAT" (Step Coding and Theorization). This method of qualitative analysis has been examined and proved effective through its practical usage in graduate seminars. The author has also intro-duced it in workshops in order that participants could utilize it in their own research. The analysis method consists of a four-step coding process in which the researcher edits segmented text, putting <1> focused words from within the text, <2> words outside of the text that are replaceable with the words from 1, <3> words which explain the words in 1 and 2, and <4> themes and constructs, including a process of writing a story-line and offering theories that weave together the themes and constructs. This method is applicable for analyses of small scale data as represented by one case or in the example of open-ended questionnaire responses. The detailed process of the method is shown in the examples of the analyses. The significance of the method is suggested in its explicit process of analysis, its smooth guidance towards the steps of analysis, the enhancement of the reflective quality of critique and falsifiability, and the integration of theoretical coding and qualitative data analysis.
著者
丸山 昭子 安梅 勅江
出版者
日本保健福祉学会
雑誌
日本保健福祉学会誌 (ISSN:13408194)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.41-47, 2000-10-31
被引用文献数
1

少子化時代における保健福祉サービスとして、夜間保育サービスヘの期待が高まっている。本研究は、夜間保育に関する顕在ニーズならびに潜在ニーズを、グループダイナミックスを応用した手法により体系的に把握し、深夜保育における課題を明らかにするとともに、今後の総合的な夜間保育のあり方への一助とすることを目的とした。対象は、夜間保育所の施設長6名、保育専門職(主任クラス)12名である。方法は、対象者の発するニーズをもとに支援の向上を図る質的な情報把握の方法論であるグループインタビュー法を用いた。その結果、施設長グループから、1)保護者の精神的援助の必要性、2)多様なニーズに対応可能なサービスの提供、3)学童保育の体制整備、4)十分な保育専門職の確保、5)地域に根ざした育児支援システムの整備、6)子育てに関する社会システム変革の必要性、の6点が課題としてあげられた。また、保育専門職(主任クラス)からは、1)子どもの生活リズムの調整、2)環境調整の工夫、3)異年齢保育の有効性、4)保護者に対する時間的・精神的サポート、5)保育専門職処遇の改善、6)一時保育のための体制の整備、の6点が課題として明らかにされた。これらの課題を今後の夜間保育に反映させ、さらにサービスの利用者である子ども・保護者、双方のウェルビーイングを社会全体で保障するシステムの構築が早急に求められる。
著者
末木剛博著
出版者
春秋社
巻号頁・発行日
1983
著者
小林 英信 KOBAYASHI Hidenobu
出版者
岩手大学人文社会科学部
雑誌
言語と文化
巻号頁・発行日
pp.165-182, 1993-03-20

この作品は1905年に書き上げられており,1906年フィッシャー書店刊行の文芸雑誌『ノイエ・ルントシャオ』の第十七巻一号に掲載される予定であった。既に,それは印刷も済んでいたが,作者トーマス・マンがある事情(これについては後で述べる)から,その発表を撤回する旨申し出た為にその紙面の大部分は回収,焼却された。この小説を掲載したまゝ出版されたのは全く僅かであったようだ。やがてこの作品は15年後,つまり1921年にミュンヘンのファンタズス書店から自費出版されることによって,陽の目を見ることになった。と言っても,その版ですら僅かに530部という限定出版であった。それは88ページ程度の小冊子で,一時作者マンが編集に携っていたことのある週刊誌『ジンプリツイスムス』の寄稿画家であり,表現主義の彫刻家でもあったTh.ハイネが挿絵を描いている(挿絵12,カット20)。その内の30部は特に皮製の豪華本で,親しい人たちに贈呈されている。又その30部には1906年の版と1921年の版との二つの版が併載されている。その二つの版を比較してみると,その違いが最後のジークムントの言葉だけであるということがわかる。
著者
速水 淳史 山脇 光夫 堀尾 武
出版者
Meeting of Osaka Dermatological Association
雑誌
皮膚 (ISSN:00181390)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.175-178, 2000 (Released:2010-08-25)
参考文献数
16

炎症性辺縁隆起性白斑は尋常性白斑の1症状または1亜型と一般的に考えられており, 発症機序に関してはいまだ定説はないが, 細胞性免疫の関与が強く示唆される。症例は61歳, 男性。前胸部に環状紅斑が出現し拡大傾向にあったため受診された。初診時, 左頚部に不整形脱色素斑とそれを取り囲むように境界不明瞭な浮腫性紅斑及びその近縁に白斑を伴わない淡い紅斑も認めたため, 炎症性辺縁隆起性白斑と診断した。ステロイド内服, 外用にて治療を行い, 治療開始後約3週間で白斑辺縁部の紅斑は消失し, 白斑の辺縁も不鮮明となってきた。このことより早期に炎症症状を消退させることが白斑の新生を抑える上で重要であると思われる。
著者
津田 良夫 沢辺 京子 高木 正洋 杉山 章 江下 優樹 都野 展子
出版者
国立感染症研究所
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2001

野外のネッタイシマカ集団が有する斑紋変異の現状をベトナム、インドネシア、ラオス、シンガポール、フィリピン、タイを調査地として調べた。その結果大陸に位置する調査地(ベトナム、タイ、ラオス)では、体色の黒い個体が集団の95%以上を占めていることがわかった。これに対して島嶼に位置する調査地(フィリピン、インドネシア)では白色化した個体の割合が高く変異の幅も広いことがわかった。インドネシア、ベトナム、タイで採集された個体を親世代として、それぞれの集団に対して体色のより黒い個体あるいはより白い個体の人為淘汰を行った結果、どの地域の集団からも黒色個体と白色個体を選抜することができた。スラバヤの集団より選抜された黒色系統と白色系統を用いて、個体群形質の比較を行った。その結果、(1)白色系統は黒色系統に比べて発育が遅い、(2)砂糖水だけで飼育したときの寿命はほぼ同じ、(3)繰り返し吸血させ産卵させた場合は白色系統の寿命の方が短い、(4)成虫の令別生残率と令別産卵数とから求めた繁殖能力は黒色系統の方が大きいことがわかった。白色系統と黒色系統の産卵場所選択について調べるために、インドネシア・アイルランガー大学の動物舎でmark-release-recapture実験を行った。黒色個体は放逐場所に最も近い屋内に設置したオビトラップに集中的に産卵したが、約40m離れた屋外のオビトラップにも産卵していた。一方白色個体は動物舎内の比較的明るい場所に設置したオビトラップにより多く産卵し、屋外のトラップへの産卵はごくわずかであった。野外集団のデング熱ウイルス媒介能力を成虫のトラップ調査によって実施するためには二酸化炭素源が必要であり、簡便に二酸化炭素を発生できる装置を考案し定期調査を実施した。
著者
味村 周平 能町 正治
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

現在の進行中もしくは実施される各物理実験では、検出器からの信号のパイルアップを避けるため検出器の大型化、細分割化のため多数のデータを並列に読み出す必要がある。そのため効率のよいデータ収集系が必要である。最新の工業規格を応用し、低コストで小規模から中規模実験に対応できるデータ収集系を開発した。シリアルデータ転送路を用いて多数のデータを並行して転送する。こういった次世代高速読み出しシステムを開発・構築し、実際の実験で実証を行う。