著者
安藤 義記 中村 友昭 長井 隆行
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

これまでLatent Dirichlet Allocationをベースに,物体のカテゴリを教師なしで形成する手法が提案されてきた.しかし,これら研究では物体カテゴリの形成を目的としており,色や硬さを表現するカテゴリなどは考慮されていない.本稿では,学習の際にパラメータの異なる複数のモデルを用いることで,多様な概念を形成する手法を提案する.これにより,色や硬さといった概念も獲得することが可能となる.
著者
中村 桃子
出版者
関東学院大学経済学部教養学会
雑誌
自然・人間・社会 (ISSN:0918807X)
巻号頁・発行日
no.45, pp.1-23, 2008-07

本稿では、メディアはことばによって想像の共同体をつくるという「テクスト共同体」(Talbot 1992)の考え方をスポーツ新聞に当てはめて、スポーツ新聞が事実の報道を超えて物語世界を構築していく手法を明らかにする。スポーツ新聞共同体の第一の特徴は、異性愛の男性が明確な階層構造を構成することで男同士の絆を深めている点である。選手と監督、勝者と敗者は極端に対比され、密着した上下関係に位置付けられている。命令形、断定形、男ことばの多用や戦争の比喩も共同体を男性化している。スポーツ新聞の第二の特徴は、その物語化とお笑い化である。出来事や人間関係は、過去から現在の歴史の中に位置づけられて、伝説や物語として描写される。一方で、くだらない語呂合わせやしゃれにあふれている。物語化とお笑い化は、どちらも読者を共同体から分離させることで、スポーツ新聞を、読者が自分のアイデンティティを介在させずに安心して消費できる媒体にしている。
著者
中村 了昭
出版者
鹿児島国際大学
雑誌
鹿兒島経大論集 (ISSN:02880741)
巻号頁・発行日
vol.15, no.4, pp.四四〇-四六一, 1975-03-15
著者
蔭山 正子 横山 恵子 中村 由嘉子 小林 清香 仁科 雄介 大島 巌
出版者
日本公衆衛生学会
雑誌
日本公衆衛生雑誌 (ISSN:05461766)
巻号頁・発行日
vol.61, no.10, pp.625-636, 2014 (Released:2014-11-27)
参考文献数
19

目的 精神障がい者の家族を対象とした家族ピア教育プログラム「家族による家族学習会」の効果的な普及戦略を検討するために,プログラムを実施していない家族会を対象として,家族学習会の採用に関連する要因を明らかにすることを目的とした。方法 精神障がい者家族会連合会12か所と加盟する単位家族会を対象に,2013年 6~9 月に郵送で質問紙調査を実施した。分析枠組みは,ヘルスケア組織におけるプログラム普及の理論枠組みを適用し,プログラムの採用プロセスを 2 段階に分けた。第一段階のプログラムを把握する段階では,把握レベル(家族会で把握あり/家族会で把握なし)の 2 群,第二段階のプログラムの採用意思を決める段階では,実施予定(実施予定あり・検討/実施予定なし)の 2 群をそれぞれ従属変数とし,2 群間で比較した。プログラムを把握した段階については,多重ロジスティック回帰分析を行い,検討した。結果 10の精神障がい者家族会連合会から協力が得られた。加盟家族会のうち,家族学習会を実施したことのない177か所の家族会に調査票を送付し,110か所から回答を得た(回収率62.1%)。プログラムを把握する段階では,家族会所在市町村の人口が10万人以上であり(OR=5.53, 95%CI; 1.93–15.89),周囲にプログラムを積極的に勧める人がいて(OR=5.22, 95%CI; 1.46–18.69),連合会からプログラムのことを知った(OR=3.41, 95%CI; 1.27–9.17)家族会ほど,プログラムを家族会で把握していた。プログラムの採用意思を決める段階では,プログラムを家族会で把握していた39か所を分析した。プログラムを実施予定・検討中の家族会は,実施予定なしの家族会と比較して,役員数が多く,プログラム実施に必要なマンパワーがあり,意欲的な会員がいると思っている家族会が有意に多かった。また,実施予定・検討中の家族会は,プログラムの難しさ・リスク・労力といったプログラムの実施負担が少ないと思っており,プログラムを実施することで会員増や相互支援が進むことにつながると思っている家族会が有意に多く,プログラムが家族会や会員の関心と合致しており,周囲にプログラム実施に反対する人がいないと思っている家族会が有意に多かった。結論 本プログラムを知ってもらうためには,影響力の大きい人との協力と連合会を通した情報発信が有効であり,プログラムを採用してもらうためには,複数の家族会での合同実施,および,家族会に未入会の家族を対象に実施する方法が有効である。
著者
金子 洋平 中村 仁 塩田 あづさ 鈴木 健 鈴木 達哉 幸 由利香 牛尾 進吾
出版者
日本植物病理学会
雑誌
日本植物病理学会報 (ISSN:00319473)
巻号頁・発行日
vol.80, no.1, pp.3-10, 2014 (Released:2014-04-05)
参考文献数
10

ナシ萎縮病菌(Fomitiporia sp.)の伝染源と考えられる担子胞子の飛散消長を明らかにした.2008~2011年に野外において,延べ8個の子実体を供試し,それらの直下にグリセリンゼリーを塗抹したスライドグラスを設置して担子胞子を採取した.4年間における胞子飛散は断続的であったものの,開始時期は5月31日~7月7日,終了時期は11月10日~11月21日の間であった.それぞれの時期の気温は,17.0~24.5°C,12.1~14.1°Cであり,飛散開始時期はいずれの年も梅雨期間中であった.12月から翌年の5月までは担子胞子の飛散はほとんど認められなかったことから,1年間における飛散期間は,概ね6~11月であると考えられた.この期間中における飛散の中断時期は,降雨の無い日が継続した時期(主に夏季)と概ね一致した.2011年の夏季に供試子実体に散水を適宜行ったところ,胞子の飛散はほとんど中断しなかった.室内試験において,本菌の胞子の飛散は20~30°Cの範囲で起こり,10,15および35°Cでは胞子の飛散は停止した.また,乾燥条件が継続すると,胞子の飛散は停止することが明らかとなった.気温と水分条件は胞子形成およびそれに続く飛散に影響を与えた.
著者
中村 隆之 横見瀬 裕保 磯和 理貴 平田 敏樹 福瀬 達郎 水野 浩 乾 健二 池 修 和田 洋巳 人見 滋樹
出版者
特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.10, no.7, pp.817-821, 1996-11-15
参考文献数
14
被引用文献数
2

症例1は45歳,女性,症例2は50歳,男性,いずれの症例も検診で肺野に孤立性銭形陰影を発見された来院した.その他の諸検査で異常を認めなかったが,肺癌を否定できないため肺部分切除を行った.病現組織で壊死を伴う肉芽腫様組織中に犬糸状虫の虫体を認め肺犬糸状虫症と診断した.肺犬糸状虫症の報告は近年増加しているが,特異的所見に乏しく非観血的診断が困難である.銭形陰影を呈する肺病変,特に肺癌との鑑別診断に肺犬糸状虫症を考慮する必要がある.
著者
中村 大介 Daisuke Nakamura
雑誌
関西学院哲学研究年報 (ISSN:02892928)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.41-59, 2008-03-10
著者
西田 利貞 松本 晶子 保坂 和彦 中村 美知夫 座馬 耕一郎 佐々木 均 藤田 志歩 橋本 千絵
出版者
(財)日本モンキーセンター
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2004

文化とされるチンパンジーの地域変異行動の学習・発達過程、伝播経路、習得率や、新奇行動の発生頻度と文化定着率を、タンザニア、マハレ公園のM集団を対象にビデオを用いて調査した。アリ釣りは3歳で始まり、5歳でスキルが向上し、7-8歳で完成する。対角毛づくろい(GHC)も社会的に学習され、相手は5歳頃母親に始まり、次に大人雌、9歳頃に年長雄となり、認知的に困難とされる道具行動より遅れて出現する。多くの文化行動は5歳以上のほぼ全員で確認したが、年齢や性に相違のある行動もある:葉の咬みちぎり誇示をしない雌がいる、灌木倒しは雄に限られ、水中投擲や金属壁ドラミングは大人雄のみなど。新奇行動のうち、赤ん坊の首銜え運搬、腹たたき誇示や水鏡行動は少なくとも他の1個体に社会的に伝播したが、まったく伝播しなかった行動もある。腹叩き、飲水用堀棒、乳首押さえなどの新奇行動は、個体レベルでは3-10年続くが、伝播せずに廃れる可能性が高い。一方、スポンジ作りやリーフ・スプーン、葉の口拭き、落葉かき遊びなどの新奇行動を示す個体は次第に増え、社会的学習に基づく流行現象と考えられた。覗き込みは子供の文化習得過程の1つで、採食、毛づくろい、怪我の治療、新生児の世話が覗かれる。年少が年長を覗く傾向は学習説を支持するが、大人の覗き込みは、他の社会的機能も示唆する。親子間や子供同士での食べ残しの利用は、伝統メニューの伝播方法の1つだ。新入雌が直ちに示すGHCなどの行動は、地域個体群の共通文化らしい。移入メスの急速なヒト慣れも、M群の態度を習得する社会化の過程と考えられた。ツチブタ、ヒョウなどM集団が狩猟しない動物の死体を食べないのは、文化の保守的側面であろう。一方、ヒヒがM集団の新メニューに加わる新奇行動の定着例もある。尿・糞によるDNA父子判定によると、子供の半数の父親が第1位雄で、集団外雄が父親になる可能性は低い。父子間の行動の比較が、今後の課題である。Y染色体多型分析から、Mと北集団の雄の祖先共有が示された。収集資料:DVテープ750本、写真1万枚、野帳220冊、骨格3体、昆虫標本900点、尿標本112個、糞標本139個。
著者
中村 一明
出版者
特定非営利活動法人 日本火山学会
雑誌
火山.第2集 (ISSN:04534360)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.63-71, 1971
被引用文献数
1 11

A model is presented which explains the temporal relation between an eruption and a succeeding earthquake, taking a basaltic stratovolcano, Izu-Oshima volcano, as an example. In the model, volcano is assumed to consist of an underground reservoir and a long pipe connecting the reservoir to the surface. As the compressional crustal strain is gradually stored toward the earthquakes to occur, the volcano, located near the potential fault, is also deformed and contracts to some degree. Then the magma in the reservoir is squeezed up through the pipe. The rise of the magmatic head above a certain level in the pipe causes an eruption, which, once started, may proceed as a self-moving machine. Later, when the earthquake occurs, the strain that squeezed up the magma is released. And the head of the magma falls off resulting in the end of the eruption, in case it has still continued. The bottom of the summit crater of Oshima volcano showed remarkable rise and fall in this century amounting to some 400 meters. The bottom can be regarded as the head of the magma column, since red hot glow was frequently observed during the period. There were two maxima of the height of the bottom, January 1923 and June 1951. Shortly after each of the maxima, occurred great earthquakes with magnitude larger than 8, September 1923 and November 1953 along the Sagami trough which runs some 20km northeast of the volcano toward northwest, branching off from the Japan trench. The area including the volcano has been under compressional tectonic stress with the maximum pressure axis in a horizontal N30°W direction, during at least these hundreds of thousand years. On the other hand, recent fault-model studies of the 1923 earthquake indicate that the fault trace of the earthquake almost coincides with the Sagami trough and that the slip vector of the southwestern block, in which the volcano is located, is toward northwest almost horizontal with slight down going component. This tectonic situation implies that the strain which had been accumulated prior to the occurrence of the great earthquakes along the Sagami trough was caused by the same origin, probably the motion of the Philippine sea plate against the Japanese plate, with what has produced the compressive stress field of the volcanic area. The model appears to be successfully applied for the interpretation of the relation between the eruption of Akita-Komagatake volcano which started on September 17, 1970 and the October 16 earthquake with the magnitude of 6.2 at the epicentral distance of 55km. The frequency of explosion discontinuously dropped down to one half or lower level, three days after the earthquake together with the cessation of Strombolian type of eruption. The preliminary mechanism study of the earthquake showed that there is some component of thrust motion indicating the accumulation of contractional strain prior to the earthquake. The volcano to which the proposed model is applied is thus able to be regarded as a sensitive natural indicator of tectonic crustal strain, and also at the same time as being in a near critical condition ready to erupt.
著者
松井 甲子雄 大西 淳児 中村 康弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.79, no.6, pp.1017-1024, 1996-06-25
被引用文献数
41

この論文では, 画像を多重解像度表現する直交ウェーブレット変換において, ひそかに署名データを画像に埋め込む一方法を提案する. その原理は, 画像の多重解像度表現における差分出力に偏りがあることに注目し, その特徴を手掛りに署名ビット系列を画像に埋め込むものである. その際, 256×256画素からなる濃淡画像でおおむね6Kバイト程度の文字情報を合成可能である. この方法は画像の著作権を表示する署名データのみならず, 画像の作者や使用条件, あるいは画像そのものの属性情報までも包含でき, 画像データベースの検索などにおいても類似画像の識別を容易にできるなどの応用が考えられる.
著者
山田 直史 太田 晴子 岡本 紗季 小橋 華子 榊原 紗稀 秋山 史圭 植田 絵莉奈 郷田 真佑 正 千尋 妹尾 莉沙 中村 宜督
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集 平成25年度(一社)日本調理科学会大会
巻号頁・発行日
pp.147, 2013 (Released:2013-08-23)

【目的】食品に含まれる抗酸化活性が注目される中、食品の相互作用による抗酸化活性の変化について研究を進めてきた。本研究では、キュウリによるトマトの抗酸化活性の低下作用を、抗酸化活性、ビタミンC含有量およびポリフェノール含有量の測定から解明を試みた。また、サラダの盛りつけを意識して接触状態での影響についても検討を行った。【方法】キュウリホモジネート、トマトホモジネートを1:1で懸濁し、抗酸化活性をDPPHラジカル捕捉活性法で、ビタミンC含有量をヒドラジン法で、ポリフェノール含有量をフォーリンチオカルト法で測定した。また、輪切りにしたキュウリをトマトの断面に接触させたのちに、トマトの抗酸化活性を測定した。【結果】キュウリホモジネート、トマトホモジネートを1:1で懸濁させることで、抗酸化活性およびポリフェノール含有量が、総和から期待される値よりも小さくなった。一方で、総ビタミンC含有量はキュウリとトマトの総和から期待される値とほぼ等しくなったが、酸化型ビタミンCの割合が大幅に増加していた。この結果から、キュウリに含まれるアスコルビン酸オキシダーゼがトマトの抗酸化活性の低下に大きく関与すると考えられた。また、トマトとキュウリを5分間の接触によって、トマトの抗酸化活性はわずかながら低下した。これらの結果から、キュウリにってトマトのアスコルビン酸の酸化が敏速に起こることが示唆された。
著者
中村 俊哉 中村 幸 倉元 直樹 中島 義実
出版者
福岡教育大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2001

アジアの7つの地域(インドネシア(ジャワ地区・バリ島)、インド(ベンガル地区)、中国(北部として遼寧省大連、南部として雲南省昆明)、日本(福岡、沖縄))において文化の違いによる死生観・ターミナル・ケア観の差異と変容の実態調査を行い、お盆の現象、死者や祖先との対話などの死生観尺度を作成し、共同体、宗教、移動、死別うつ状態等との関連を見た。インタビュー法から、お盆がインドではナブラトレ、モハラヤタルポン、バリ島ではウリヤン、ガルンガンとして存在すること、葬送の多様性、シンクレティズムの存在、シャーマンの機能などについての知見を得た。質問紙調査からは、ジャカルタ、インドでは神を中心に祈り、対話するのに対し、日本、中国では死者の魂自体へ直接祈り、対話、報告すること、バリ島では両方が機能していることが明らかになった。お盆は日本、バリ島で多かった。これら空想的対話と変容シャーマニズムが関連した。委任シャーマニズムはシャーマンを受容している文化(バリ、ベンガル、沖縄)でのみ高かった。委任シャーマニズムとお盆は時代により、また移動によって縮小していることが示された。死への態度尺度でも文化、宗教により違いが出た。死者、祖先との対話も、神との対話も、用いすぎる人には死別うつ状態が高く出たが、不健康とは必ずしも関連しなかった。死者に死への心の準備があると、残された人のうつ状態は軽くなっていた。告知については、日本、中国では希望が高かったが、ジャカルタ、インドでは低く、死の準備については文化によって大きな違いが出た。高齢社会を迎える中、死生観、死への向き合いのプロセスの多様性を提示できた。近代化以降、日本では死は自然ではなくなってしまった。今後、より老人の位置づけが低いアメリカや、その影響を受けつつある東京において死生観、ターミナル観の調査が必要であろう。
著者
山村 一繁 見波 進 中村 孝也 饗庭 伸 吉川 徹 藤田 香織
出版者
首都大学東京
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

中小規模の建物が密集して存在する地区を対象に,その地区内の建物の地震リスク評価を行い,その情報を地域住民と共有するための方法を開発した。地震リスクは,その地域における建物と地盤の特性および想定すべき地震の情報をもとに,建物倒壊,道路閉塞,外壁被害の観点から評価を行った。それらをまとめた資料を用いて地域住民とのワークショップを実施し,一連の取り組みが住民の地震防災意識の向上につながったかを検討した。
著者
中村 哲也 丸山 敦史
出版者
共栄大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究では、産業観光における果樹産地の地域振興と都市市場開拓を目標としている。具体的には、フルーツパーク、体験型学習型観光農園、農業体験併設型道の駅、農村カフェ、郷土・地場料理体験型宿泊施設等を事例として研究を進めた。そして産地と大都市圏フィールド・リサーチと統計データを使用した実証的分析によって、地方果樹産地の自立と活性化を図った。その結果、名護パイナップルパークや弘前市りんご公園では、食農体験ができる人気施設として、都市住民と地域住民に親しまれていた。また、黒石市のりんご試験場・資料館は、地域生産者の情報交換の場として活用され、観光客も生産者の学習に貢献する施設であった。