著者
佐藤 譲
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.80, no.6, pp.882-892, 2003-09-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
山中隆広 湯本高行 新居学 佐藤邦弘
雑誌
研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.12, pp.1-8, 2014-11-11

近年,情報検索におけるシステム向上により,入力したクエリに対して一般的に知られている情報を入手することは簡単である.しかし,一般的な情報ばかりでは既知の情報ばかりが推薦されてしまう問題がある.本研究では,クエリに関係し,かつ一般的にあまり知られていない情報,つまり希少な情報を推薦することを目的とする.手法として,クエリのカテゴリ推定を行い,ユーザが選択したカテゴリを用いて,クエリに関係するおおまかな文書集合を抽出する.その文書集合で所属確率と非典型度の二つの指標を組み合わせて希少なWebページの推薦を行う.それぞれの指標の算出には確率モデルを使用する.その結果,クエリに対して同義語のカテゴリでは平均適合率が 0.81 であった.
著者
松本 剛史 佐藤 重穂
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会誌 (ISSN:13498509)
巻号頁・発行日
vol.97, no.5, pp.238-242, 2015-10-01 (Released:2015-12-23)
参考文献数
20

キバチ共生菌キバチウロコタケを人工的に接種したヒノキ丸太と対照丸太を2013年春期に野外に設置し, キバチ類に産卵させた。すると2014年度春期から夏期にかけてキバチ類が羽化脱出してきた。羽化脱出してきたキバチ類は全てオナガキバチであった。また, 羽化脱出してきたオナガキバチは全てキバチウロコタケ接種丸太からであった。産卵選好性の比較でも接種丸太を好んで産卵していることが明らかとなった。またキバチウロコタケ子実体発生丸太での成虫発生数が多く, 繁殖成功度も高かった。本試験によって野外においてもキバチ共生菌が接種された材を選好して産卵・羽化脱出していることが明らかとなった。
著者
杉田 洋子 田中 美智 高橋 裕子 佐藤 由紀子 山田 寛
出版者
社団法人日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.52, no.5, pp.421-427, 2001-05-15
被引用文献数
3

In our experiment we asked 201 female college/junior-college students as subjects to judge body silhouettes that consisted of all possible pairs of ten female junior-college students' photographs. We analyzed the data of the pair-wised comparisons in terms of multidimensional scaling and found that the preference of body silhouettes had two dimensions. A multiple regression analysis was also applied to examine the relationship between the somatometric measures of body silhouettes and the two dimensions of preference. As a result, it was found that female college/junior-college students had a tendency to attach importance to the side of the body when they judged silhouettes and they were likely to prefer a body silhouette having a narrow-angled thinner abdomen, and a thicker bust and hips.
著者
佐藤 勝彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, no.1, pp."SS-23"-"SS-24", 2010-03-02

日本の携帯市場にもGoogle社のAndroidやApple社のiPhone OSなど,世界を席巻する新たな携帯端末やそのプラットフォーム技術が参入し,技術動向や展開戦略が注目されている.また,Windows MobileやSymbian, Linuxなど既存のプラットフォームがモバイルマルチメディアへの期待やユビキタス社会のニーズや変化を受けて今後どのように進化していくのかにも注目が集まっている.このような状況の中で,本講演では,今後の携帯電話における端末開発はどう変わっていくのか,またモバイルマルチメディアライフを実現するために端末プラットフォームはどうあるべきかについて議論する.講演者は株式会社ユビラボにおいてAndroidをべ一スとした開発業務に携わっているため,その経験を生かし,技術開発者の立場から意見を述べる.これにより,携帯端末プラットフォームに求められる技術や課題,方向性を明らかにすることを目指す.
著者
佐藤 智子 岩手県国際交流協会
出版者
岩手県立大学
雑誌
総合政策 (ISSN:13446347)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.115-131, 2013-05

2011 年3 月11 日の東日本大震災以降、254 の国・地域・国際機関(2011 年5 月2 日現在)から人的、物的、精神的な支援が日本に寄せられた。これまで幾十年に渡り外国の特定の都市と交流を続けてきた自治体にも、相手の都市から見舞の手紙や義援金・寄付金等が届けられた。震災から7ヵ月後に岩手県の各市町村を対象にして実施したアンケート調査をもとに、海外からの支援の詳細を明らかにするとともに、支援によって住民の国際交流に関する意識がどのように変容したかを考察した。
著者
村田 弥栄子 山本 多恵 大場 郁子 中道 崇 中山 恵輔 太田 一成 宮澤 恵実子 清元 秀泰 上野 誠司 大友 浩志 佐藤 博 伊藤 貞嘉 宮崎 真理子
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.45, no.4, pp.357-362, 2012-04-28 (Released:2012-05-29)
参考文献数
4
被引用文献数
1 1

2011年3月11日に発生した東日本大震災では,宮城県の広い範囲,特に東部沿岸地域は津波による市街地の流失,電気,上水の供給停止,通信の途絶など,大きな被害を受け,災害拠点病院への救急患者集中,通院手段の確保困難,生活環境の悪化が生じ,被災地外での支援透析を要した.災害支援透析において,被害が大きい依頼側に,通常の臨時透析と同レベルの情報提供を求めることは,災害支援の基本概念に沿わない.また,支援側は,業務増大の中で初診の多数の透析患者の診療を行わなければならないが,過酷な環境から避難してきた透析患者への対応は,平時とは異なる視点が必要となる.そこで,われわれは震災後に多人数の入院支援透析を行うにあたり,災害時透析入院クリニカルパスを作成し使用した.クリニカルパスの運用によって,避難患者の容態把握を共通化,標準化することが可能で,二次避難先への引継ぎにも利用した.過去に例をみない大災害であったが,このクリニカルパスの活用は災害時入院支援透析における診療に有用であったので,ここに報告する.
著者
佐藤 弘康 白井 宏 ヘイマン E.
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. C-I, エレクトロニクス, I-光・波動 (ISSN:09151893)
巻号頁・発行日
vol.78, no.10, pp.439-447, 1995-10-25
被引用文献数
3

等方性インパルス状線電流源によって励振された電磁波が,誘電率の異なる媒質の直線境界平面に入射して作る散乱電磁界について,STT(Spectral Theory of Transients)法によって定式化し,厳密解を求めている.こうして求められた解は,他の方法によるものと一致することが確認され,過渡散乱波を構成する空間スペクトルの特異点の重要性について述べている.更に数値計算によってインパルス波の伝搬のようすを視覚的にとらえやすい形に表現し,直接波,反射波,透過波および頭波のそれぞれの波面が伝搬するようすについて明かにした.
著者
渡辺 喜美 佐藤 吉哉
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1462, pp.100-102, 2008-10-20

問 世界の金融危機が深刻化してきました。日本でも大和生命保険が破綻するなど余波が出ています。渡辺さんは金融担当大臣の頃から、「対岸の火事じゃない」と言っていました。 答 海外では既に金融恐慌が起きています。せっかく立ち直った日本がこの恐慌の波を受けて、再び大ダメージを被らないとは言い切れません。
著者
飯田 千代 飯田 周作 清藤 武暢 佐藤 創
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.1, pp.1-7, 2009-05-16

アルゴリズム的思考法とは,目的を達するための処理を基本的な操作に分解し,それらの順序を意識する思考法である.我々は,このアルゴリズム的思考法を,「情報を学ぶ上での基本的な能力」として認識しており,本格的な情報の学習を始める高等学校における重要なテーマであると考えている.本報告では,学生の学習状況を「躓きパターンによる分類」と「学習パターンによる分類」という2つの軸で把握することを提案する.躓きパターンによる分類は学生の理解度を示し,学習パターンによる分類は学生が「暗記型学習」と「思考型学習」のどちらで学習を進めているかを示す.暗記型学習には到達度に限界があり,いかに思考型学習に移行させるかが重要である.Algorithmic thinking style is a problem solving method, which breaks down a process into basic operations and line up them in a proper order. We consider it as a fundamental ability for students who are studying information and computer science. To teach students algorithmic thinking style, it is important to know each student's learning status. We propose two viewpoints: what kinds of topics do they feel difficult and how they try to lean. For the latter viewpoint, there are two possibilities: "learn by memory" and "learn by thinking". It is important to encourage students to switch from "learn by memory" to "learn by thinking".
著者
池田 和子 佐藤 眞知子 渡部 旬子 宮川 由香
出版者
品質工学会
雑誌
品質工学 (ISSN:2189633X)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.37-43, 1994-02-15 (Released:2016-03-24)
参考文献数
7

It is important to develop a measurement technology that can be used to quantify the comfortability of wearing. Up to now however, the most effective way of evaluating comfortability is still the sensory tests conducted by human being . ln this paper, the discriminating ability of panels, which is the sensor in sensory evaluation, was studied. An experiment was conducted to investigate the ability of discriminating the difference in jackets patterns. lt was found from the experiment that the rate of panel members having a high discriminating ability was only 6 percent, which is less than forecasted. lt was also found that the threshold value of discrimination was about 10 mm. SIN ratio. applied in measurement technology was used as an index for discriminating ability, and we concluded that its use was valid and effective.