1 0 0 0 OA お父さんの村

著者
北川千代 著
出版者
講談社
巻号頁・発行日
1941
著者
北川 敏一 竹内 賢一 小松 紘一 木下 知己
出版者
The Society of Synthetic Organic Chemistry, Japan
雑誌
有機合成化学協会誌 (ISSN:00379980)
巻号頁・発行日
vol.50, no.8, pp.746-757, 1992-08-01 (Released:2009-11-16)
参考文献数
44
被引用文献数
2 3

Two novel classes of hydrocarbons, i.e. hydrocarbon salts and ionically dissociative covalent hydrocarbons, were prepared from Kuhn's carbanion (5-) and various cyclopropenylium and tropylium ions.The ionic structures of the hydrocarbon salts were evidenced by IR spectra (solid state), UV-vis spectra (DMSO), and electric conductivity measurements (DMSO) The salt obtained from 5- and tricyclopropylcyclopropenylium ion formed a unique covalent compound in chloroform which can exist only in solution. The salt of 5- and tricyclopropyltropylium ion was found to undergo both coordination and single-electron transfer in THF, affording a yet unknown type of equilibrium system, in which the ionic, radical, and covalent species coexist.Studies on the free energies of heterolysis of the newly synthesized covalent hydrocarbons revealed the importance of the steric effect in the heterolytic cleavage of σ carbon-carbon a bond. It was also found that a slight difference in the cation stability differentiates the product, either ionic or covalent, of the reaction with a carbanion.
著者
北川 勝彦
出版者
關西大学經済學會
雑誌
關西大學經済論集 (ISSN:04497554)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.53-75, 2006-06-15

1930年代、日本品は新市場アフリカへ進出した。日本品にとって重要な市場となったのは、エジプト、南アフリカ、イギリス領東アフリカ、フランス領アフリカおよびモロッコであった。本研究ノートでは、モロッコ市場への日本品、とくに綿織物と日本茶の進出状況について考察した。日本品の進出を可能にしたのは、カサブランカに開設された領事館における市場調査と通商情報の提供であったが、モロッコをめぐる国際秩序が関係していた。しかし、1938年7月にイギリスとフランスの間で締結された通商条約は1930年代中頃における日本品のモロッコ市場への進出を可能にした国際秩序に影響すると考えられた。
著者
北川 雄一
出版者
日本外科系連合学会
雑誌
日本外科系連合学会誌 (ISSN:03857883)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.28-35, 2013 (Released:2014-02-28)
参考文献数
40
被引用文献数
1 2

せん妄は,意識,認知機能,知覚,注意が障害される病態である.術後比較的早期に錯乱状態に陥った患者が,錯覚や幻覚を訴えたり,医療従事者や介護者の指示を理解できなかったりそれに従うことができないなどの症状があれば,せん妄と診断できる.しかし,傾眠や抑うつ状態と類似の症状を呈することもあるため,診断に注意が必要な場合がある.術前からの精神神経疾患の既往などがある場合には,より診断が困難となる可能性もある.客観的な診断を行い,せん妄の程度を評価するために各種のスケールなどが用いられる.発症頻度は4~87%と報告により様々である.発症には,疼痛や麻酔,各種薬物などが危険因子として挙げられている. 国立長寿医療研究センターでの調査では,80歳以上の待機手術患者での発症率は73.9%で,高齢,術前MMSE低値,術前JNCS低値,興奮・多動の既往が術後せん妄発症の危険因子であった.
著者
木下 弘喜 土肥 由裕 佐田 良治 木阪 智彦 北川 知郎 日高 貴之 栗栖 智 山本 秀也 木原 康樹
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.46, no.11, pp.1532-1537, 2014 (Released:2015-11-15)
参考文献数
17

【背景】心肺運動負荷試験 (cardiopulmonary exercise testing ; CPET) 中に観察される, 運動時周期性呼吸変動 (Exercise Oscillatory Ventilation ; EOV) は, 収縮障害を有する心不全にみられる運動耐容能低下や突然死と関連する現象として知られる. 近年, 拡張不全の予測因子としての有用性も報告された. 非虚血性心不全に関して, NYHAⅡ以下の比較的軽症例を中心とした報告で臨床的意義が相次いで明らかにされたが, NYHAⅢ以上の重症例を対象とした検討は稀である.  【目的】非虚血性心不全重症例における, EOV出現と心事故発症との相関を明らかにすること.  【方法】2009年4月から2011年12月の間にCPETを施行した非虚血性重症心不全患者 (NYHA分類class Ⅲ/Ⅳ) 76症例を, 主要エンドポイントを心血管イベントとして後ろ向きに検討した. 観察期間内に複数回CPETを施行した患者について, 換気パターンの変化を比較するサブ解析を行った.  【結果】EOVを認めた25症例 (EOV群) と, 認めなかった51症例 (非EOV群) の2群間で比較したところ, 死亡率はEOV群で20%と, 非EOV群9.8%と比較して有意に高く (p<0.05), 心不全入院を含む有害事象もEOV群32%, 非EOV群25%と, EOV群で高頻度であった (p<0.05). EOVが観察期間内に消失した3人のうち2人は死亡していた.  【結論】EOVは非虚血性心不全患者において, 生命予後・心血管イベントの予測因子となりうる可能性があることが示唆された.

1 0 0 0 OA 学説継受

著者
北川 善太郎
出版者
日本私法学会
雑誌
私法 (ISSN:03873315)
巻号頁・発行日
vol.1967, no.29, pp.251-261, 1967-10-10 (Released:2012-02-07)
著者
北川 泰久
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.54, no.12, pp.1000-1002, 2014 (Released:2014-12-18)
参考文献数
10

片頭痛と脳梗塞の関係について従来の報告をレビューし,自験例について検討した.従来,片頭痛性脳梗塞は前兆のある典型的片頭痛の経過中に発生する脳梗塞のみがその基準を満たすが頻度は低い.欧州でのMRI研究では前兆のある片頭痛でおこる脳梗塞は後方灌流領域に好発し,虚血性脳卒中のリスクは約2倍である.45歳未満の前兆のある片頭痛をもつ女性は,経口避妊薬を避けて禁煙することで,このリスクを避けうる.片頭痛は古典的な脳梗塞のリスクである高血圧,糖尿病などにくらべれば影響の少ない因子である.われわれの検討では片頭痛患者の白質病変は前方灌流領域に好発し,欧米とはことなった結果であった.本邦での多数例での検討を要する.片頭痛の白質病変の病態の1つにRCVSが関係している可能性がある.
著者
大村 健二 金平 永二 佐々木 正寿 疋島 寛 橋爪 泰夫 林 外史英 山田 哲司 北川 晋 中川 正昭 瀬川 安雄 林 守源
出版者
Japan Surgical Association
雑誌
日本臨床外科医学会雑誌 (ISSN:03869776)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.266-271, 1988-02-25 (Released:2009-03-31)
参考文献数
8

肝動脈塞栓術(TAE)施行例を, TAE施行前にあらかじめ胆摘を行った群(A群, 8例)と,胆摘を行わなかった群(B群, 50例)に分け, TAE後の生化学検査値の変動および不快な臨床症状と胆嚢梗塞の関係を検討した. TAE後のGOT, GPT, LDHの変動は両群間に差を認めなかった. B群においてTAE後γ-GTP, Al-pはそれぞれ16例(32%), 9例(18%)で上昇したが, A群では1例も上昇しなかった.また,両群ともTAE後高頻度に発熱を認めたが,腹痛はB群で38例(76%)と高率であるのに対し, A群ではわずかに1例に認めたのみであった. B群の8例に対しTAE後に胆摘を行ったが,そのうち6例に胆嚢梗塞の所見をみた. TAE後の血中の胆道系酵素上昇には, TAEによる胆嚢梗塞が関与していることが推測された. TAE後の不快な臨床症状を予防するために,初回手術時に胆嚢摘出術を施行することが有用と思われた.
著者
北川 米喜 千徳 靖彦 田中 和夫 児玉 了祐 西村 博明 中井 光男 乗松 孝好 砂原 淳
出版者
社団法人 プラズマ・核融合学会
雑誌
プラズマ・核融合学会誌 (ISSN:09187928)
巻号頁・発行日
vol.81, no.5, pp.384-390, 2005 (Released:2005-07-29)
参考文献数
24
被引用文献数
1 2

An uniformly imploded deuterated polystyrene (CD) shell target is fast-heated by a Petawatt (PW) laser without cone guide. The best illumination timing is found to be in a narrow region around 80±20 picoseconds from the onset of the stagnation phase, where thermal neutrons are enhanced four to five times by the PW laser of energy less than 10% of the implosion laser. The timing agrees with the timings of enhancement of the X-ray emission from the core and reduction of the Bremsstrahlung radiation from scattered hot electrons. The PW laser, focused to the critical density point, generates the energetic electrons within so narrow angle as 30º, which heats the imploded CD shell, of which the internal energy is 50 J, to enhance thermal neutrons. The increment of the internal energy is 15 J, which seems to agree with the energy reduction of the hot electrons. These results first show that the PW laser directly heats the imploded core without any cone-like laser guide.
著者
島宗 理 中島 定彦 井上 雅彦 遠藤 清香 井澤 信三 奥田 健次 北川 公路 佐藤 隆弘 清水 裕文 霜田 浩信 高畑 庄蔵 田島 裕之 土屋 立 野呂 文行 服巻 繁 武藤 崇 山岸 直基 米山 直樹
出版者
一般社団法人 日本行動分析学会
雑誌
行動分析学研究 (ISSN:09138013)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.174-208, 2003-09-05 (Released:2017-06-28)

行動分析士認定協会(Behavior Analyst Certification Board : BACB)は、国際行動分析学会(Association for Behavior Analysis : International)が公認し、支援している、行動分析学に基づいた臨床活動に携わる実践家を認定する非営利団体である。本資料ではBACBの資格認定システムを紹介し、実践家の職能を分析、定義したタスクリストの全訳を掲載する。タスクリストを検討することで行動分析家の専門性を明確にして、我が国における今後の人材育成やサービスの提供システムについて、検討を始めるきっかけをつくることが本資料の目的である。
著者
北川初音 乃村能成 谷口秀夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. [システムソフトウェアとオペレーティング・システム]
巻号頁・発行日
vol.2013, no.17, pp.1-8, 2013-07-24

計算機の性能の向上にともない,1 台の計算機上で複数の OS を動作させる方式が研究されている.これらの研究において,複数の種類の OS を動作させることで,それぞれの OS が持つ特性を同時に利用できる.しかし,OS 混載のために仮想計算機方式を用いた場合,OS 間で依存関係が発生する.そこで,1 台の計算機上で Linux ベースの OS を複数混載する方式を提案する.本提案方式では,Linux の機能に制限をかけることなく動作可能である.本稿では,Linux ベースの OS を混載する場合に,改変を加える必要がある部分を明らかにする.また,本提案方式を実現するために必要な改変量は小さいことを示す.最後に本提案方式の実例として,Linux と Android の混載と 32/64bit Linux の混載について述べる.
著者
北川 徹三 小林 義隆 遠藤 瞭 楠木 英吾
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
工業化学雑誌 (ISSN:00232734)
巻号頁・発行日
vol.69, no.7, pp.1263-1267, 1966-07-05 (Released:2011-09-02)
参考文献数
16
被引用文献数
1

アンモニアの爆発危険性について研究を行なった。すなわち,エネルギー源として火花放電を用い,アンモニア-酸素-窒素系,アンモニア-空気-窒素系,アンモニア-酸素-ジクロルジフルオルメタン系,アンモニア-空気-ジクロルジフルオルメタン系の爆発範囲および,アンモエア-空気系について最小着火エネルギーを測定した。その結果は,常温,常圧下のアンモニア-酸素-窒素系における爆発臨界点の組成はアンモニア18.4,酸素13.4,窒素68.2vol%であり,アンモニア-酸素-ジクロルジフルオルメタン系においてはアンモニア30.0,酸素22.5,ジクロルジフルオルメタン47.5%であった。ジクロルジフルオルメタンを添加した場合には爆発に際し,ハロゲン化アンモニウムの生成が観察された。また,アンモニア-空気系の常温,常圧下における最小着火エネルギーを測定した結果は,アンモニア濃度19.5%に存在し,その値は170mJ で, 一般の炭化水素ガスなどに比較し, 非常に大きい結果を得た。
著者
相澤 志郎 北川 昌伸
出版者
独立行政法人放射線医学総合研究所
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2002

C3Hマウスにフレンド白血病ウイルス(Friend leukemia virus : FLV)を感染させ、1週後に低線量(3Gy)のX線を全身照射(Total body irradiation:TBI)すると、造血器系の細胞に著明なアポトーシスが誘導され、照射後約2週の経過でマウスは貧血を起こして死亡する。ところが、感染後2週目に照射したのでは造血死は起こらない。また、フレンドウイルス感受性マウスであるDBAマウスでは同様の処置を行っても造血死は起こらない。ウイルス感染と照射の間隔の遠いによる造血死の発生の有無について間隔を細かくして検討したところ、ウイルス感染後5,6,7,8日目に照射した場合に著名な造血死が観察され、フレンドウイルス感染後の極めて限られた期間で感受性であった。ウイルス感染後1週日と2週日の造血幹細胞(CFUs,CFU-E)の放射線感受性を検討したところ、1週目の造血幹細胞が著しく感受性であった。したがって、造血細胞の放射線感受性の亢進が造血死の原因と考えられたが、その分子機構についてはまだ明らかでない。DBAマウスについては、ウイルス感染による放射線感受性の亢進時期がシフトしていろ可能性が考えられたので、間隔を変えて検討したが、いずれの場合でも造血死は観察されずその可能性は除外された。
著者
柳原 崇男 三星 昭宏 北川 喜代治 藤田 和宏
出版者
一般社団法人 日本福祉のまちづくり学会
雑誌
福祉のまちづくり研究 (ISSN:13458973)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.23-32, 2007-01-31 (Released:2017-06-23)
被引用文献数
1

現在、わが国においては視覚障害者のための社会基盤整備として、視覚障害者用誘導ブロック、音響信号機、歩行者ITSなどの整備がされており、国際規格、国内規格化が進められている。それにより、視覚障害者の横断歩道に関する安全性確保は改善されつつある。しかし、歩行支援情報システムなどはその明確な評価方法がないこと、また、車両以外の歩行者・自転車などの他者交通との混合に関する問題も生じている。本研究では、視覚障害者の道路横断行動に関して2つの分析を行った。その一つは、特定の交差点を日常的に使用している視覚障害者を対象に道路横断分析を行うことにより、日常的な利用をしている視覚障害者の横断行動データを入手すること、また歩行支援情報システムの効果を主観評価ではなく客観的データにより分析を行なうことである。その結果、特定の交差点を日常的に利用している視覚障害者は横断歩道をはみ出るなどの危険行動はなく、非常にスムーズに横断していた。歩行支援情報システムを用いた横断においては、より直線的に歩行できるなどその効果を客観的データにより示すことが出来た。