著者
宮崎 正寿
出版者
ぎょうせい
雑誌
地方財務 (ISSN:09169814)
巻号頁・発行日
no.543, pp.82-89, 1999-08
著者
宮崎 正寿
出版者
良書普及会
雑誌
自治研究 (ISSN:02875209)
巻号頁・発行日
vol.75, no.10, pp.53-68, 1999-10
著者
宮崎 法子
出版者
実践女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1996

中国絵画において、人物画というジャンル自体が、時代によって重要度を大きく変化させたが、そのような基本的な問題について、特に、女性を画題にした、いわゆる美人画を軸に考察し、その変遷をまとめた。これについては、「女性の消えた世界」と題した論考を発表ずみである。さらに、美人画と総称される絵画がどのような系統の作品から成り立っているのかを歴史的に探り、宮女図や仕女図、また神仙の図などにさかのぼり得ることを明らかにした。そして、その過程で、職業画家、文人画家が、それぞれ特定の画法や技法と深く結びついていること、従って技法によって、人物画をいくつかの系統に分け得ることが明らかになり、それぞれについて、時代を追ってまとめた。一方、民間で、唐以来明清時代まで連綿と描かれ続けた寺観壁画を、中央の画家による人物画作品と関連づけ、総合的な考察を行うために、まず、説話的要素の大きい仏伝主題についてその変遷を、「中国の仏伝図…唐から明まで」にまとめ、その後山西省の遼・金・元・明の壁画遺品と、伝世の絵画作品を比較しつつ考察をすすめた。それによって、特に明代の宮廷画家や職業画家の主題や技法と、それら民間の作品のつながりを見いだすことが出来、それらを総合的に跡づける見通しを立てることが出来た。以上をこの2年間に得られた研究成果として、本報告書として提出する。また、そこで得られた見通しのもと、以前から手がけてきている寧波地方で制作された宋元仏画の研究成果をも参照させながら、より大きな視点から、中国人物画の多角的総合的研究を行うべく現在も継続中であり、今後いくつかの論文として逐次公刊する予定である。
著者
宮崎 瑞明 頼 栄祥
出版者
社団法人日本東洋医学会
雑誌
日本東洋醫學雜誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.47, no.5, pp.813-818, 1997-03-20
被引用文献数
5

発作寛解期での防己黄耆湯証の痛風患者(全例男性, 12人)に対し, 食事療法と運動療法はこれまで通り継続して, 防己黄耆湯エキス5g/日, 木通エキス0.5g/日, 車前子エキス0.5g/日を投与し, その有効性を検討した。本方の12週間の投与により, 有意な体重の減少, 血中尿酸値および中性脂肪値の低減, さらにHDLコレステロールの増加を認めた。体重および血中尿酸値は24週間投与の時点でも再増加せず, 良好な状態であった。全例に副作用はなく, 痛風の発作もみていない。また本方の連用により易疲労感, 多汗, 小便不利, 浮腫などの症状が改善した。
著者
安梅 勅江 田中 裕 酒井 初恵 宮崎 勝宣 小林 昭雄 天久 薫 枝本 信一郎 伊藤 澄雄 篠原 亮次 杉澤 悠圭 澤田 優子 童 連 田中 笑子 冨崎 悦子 望月 由妃子 渡辺 多恵子 恩田 陽子 徳竹 健太郎 平野 真紀 森田 健太郎 AMARSANAA Gan-Yadam 川島 悠里 難波 麻由美 呉 柏良 丸山 昭子
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

経年的な子どもの発達、社会適応、健康状態、問題行動の発現への影響を踏まえ、科学的な根拠に基づく「気になる子ども支援プログラム」の開発を目的とした。全国の0~6歳児と保護者約36,000組の12年間パネルコホート調査を用い、子どもの特性別に発達の軌跡と関連要因について分析した。その結果、家庭環境要因、子ども特性要因、家族特性要因、地域サポート要因の子どもの発達への影響の大きさと軌跡を明らかにした。
著者
高崎 登 古谷 太門 宮崎 重 斎藤 宗吾
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.35, no.8, pp.1361-1364, 1989-08

IMP患者についてその原因を検索するためのスクリーニングテストとして心電図R-R間隔CVを測定し,副交感神経障害に起因するものか否かについて検討した.CV 2.0以下のlow CVを呈し,副交感神経障害によるIMPと考えられた症例は,IMP患者762例中104例であった.このうちの50例に明らかな副交感神経障害因子が見出され,12例に副交感神経障害を起こす可能性のある因子が見出された.障害因子を見出すことができなかったものは42例であった
著者
林田 理惠 横井 幸子 黒岩 幸子 宮崎 衣澄 金子 百合子 山本 有希 柳町 裕子 熊野谷 葉子 堤 正典 小林 潔 小田桐 奈美 角谷 昭美 加藤 純子 北岡 千夏 佐山 豪太 竹内 敦子 ボンダレンコ オクサーナ 三浦 由香利 宮本 友介 依田 幸子
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

国内ロシア語教育各機関における教育カリキュラムの質的評価を行い,問題点を明確化,さらに各機関における語学能力到達度の相互比較を実施した.また全国高校・高専・大学ロシア語学習者1114名を対象にアンケート「ロシア語とロシア語学習に対する意識調査」を実施,量的・質的分析に基づき学習者の動機づけと学習環境との相関性観察を行った.国内外でその結果を発表,ロシア語学習者の傾向を明らかにし,ロシア語教育のあるべき方向性について明確な指針を提示した.さらに,カリキュラム・教材開発,指導方法,評価システム,就職関連情報等について,各機関教員の共同利用サイト『ロシア語教育支援・就職情報』を構築し公開した.
著者
宮崎 真悟 櫻井 幸一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ
巻号頁・発行日
vol.96, no.295, pp.21-32, 1996-10-14
参考文献数
20

本研究は積極的決済を可能とした電子小切手を提案する. 現行の小切手システムでは, 決済が債権者の手に委ねられているため, 債務者の口座情報が不完全なものになり「不渡り」の危険性の一因となっている. これに対して提案システムでは, 「負の小切手」という概念を導入し, 債務者が積極的に決済を行えるようにした. また, 本システムは鍵寄託の概念に基づき, 通常は利用者の匿名性が保たれるが, 不正, 犯罪捜査などの場合には銀行が, 利用者または不正マネーを特定することも可能となる.
著者
玉井 アキラ 高島 美和 宮崎 かすみ 松村 伸一 岩永 弘人 森岡 伸 野末 紀之 十枝内 康隆 角田 信恵
出版者
武庫川女子大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

後期ヴィクトリア朝イギリスにおけるマスキュリニティの特質を理解するために、ウォルター・ペイター、オスカー・ワイルド、ジョン・アディントン・シモンズらの文学作品と批評作品について、まず綿密な読解を行い、続いて、それらのテクストに表象されている「友愛」との力学的関係を検証した。これにより、マスキュリニティと友愛との間のダイナミックな関係の諸相を把握することができた。
著者
玉嶋 勝範 加藤 徳弘 吉松 英明 小野 元治 岡本 潤 宮崎 英一郎 岡崎 真一郎
出版者
九州病害虫研究会
雑誌
九州病害虫研究会報 (ISSN:03856410)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.156-161, 2009 (Released:2010-03-02)
参考文献数
11
被引用文献数
1

イチョウの害虫であるイチョウヒゲビロウドカミキリについて,イチョウの被害地域調査,成虫の発生調査法,果樹類で登録のある Beauveria brongniartii 剤の本虫に対する効果的な使用方法を検討した。大分県の本種によるイチョウの被害地域調査で,1991年報告の28市町村から新たに21市町村(旧市町村)を確認した。成虫は日中枯れた枝葉で静止していることが判明したことから,簡易な成虫の発生調査法として枯れ枝葉トラップを考案した。B. brongniartii 剤上に本種の成虫を 1回歩行させた後,20℃で飼育した結果,接種8~14日後に高率に感染・死亡することが判明した。ギンナン園において B. brongniartii 剤をイチョウのすべての主幹部(地上0.5~1.5m)に設置することによって,殺虫効果が認められた。
著者
宮崎 道生
出版者
弘前大学國史研究会
雑誌
弘前大学國史研究 (ISSN:02874318)
巻号頁・発行日
no.70, pp.40-52, 1980-04-01
著者
吉川 隆章 植田 百合人 大村 哲司 小泉 宗久 飯田 仁 宮崎 潔 高倉 義典 千 泰規 野々村 昭孝
雑誌
骨折 (ISSN:02872285)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.1-5, 2005-05-01
参考文献数
10
被引用文献数
1
著者
宮崎 尚子
出版者
尚絅大学
雑誌
尚絅学園研究紀要. A, 人文・社会科学編 (ISSN:18816290)
巻号頁・発行日
no.6, pp.A25-A48, 2012-03-31

小説家でもあり評論家でもあった石丸梧平主宰の雑誌「団欒」を十三冊を発見した。このうち紙幅の都合上、(1)第十二号「生活と食物号」(大正五年五月一日発行)、(2)第二巻第一号「文芸号」(大正五年六月一日発行)、(3)第二巻第二号「美と表情号」(大正五年七月一日発行)、(4)第三巻第一号新年号(大正六年一月一日発行)、(5)第四年第一巻新年号(大正七年一月一日発行)、(6)第四年二月号(大正七年二月一月発行)、(7)第四年三月号「義理人情号」(大正七年三月一日発行)、(8)第四年四月号〈再版〉(大正七年四月一日発行)、(9)第四年七月号(大正七年七月一日発行)の九冊の目次を紹介する。与謝野晶子、平塚明子(雷鳥)、若山牧水、島村抱月、釈超空など著名人の投稿も見られる。
著者
宮崎 隆
出版者
横浜国立大学
雑誌
横浜国立大学教育人間科学部紀要. II, 人文科学 (ISSN:1344462X)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.34-20, 2009-02

ベルクソンは『物質と記憶』第三章において、「私の現在 mon présent 」について分析した後、断面の描かれていない倒立円錐図形を掲げつつ、一つの課題を示す。「われわれは長い迂回路を経て、こうして出発点に戻る」(MM,167(1))。「われわれは記憶力の二形態 deux formes de la mémoire を深く区別しつつも、その絆を提示せずにおいた」。「初めに分離しておいたこの二項」は、「この新たな観点」から「内奥において intimement ひとつに接合される、ことになる」(MM,168)と。記憶力の「二形態」とは「過去の記憶力」と「身体の記憶力」のことである(MM,169)。では、「この新たな観点」とは何であり、いかにして「記憶力の二形態」は「接合」されるのか。小論は『物質と記憶』第三章を中心に、「過去の記憶力」のほうに焦点を絞り、この問題に対する答えを概括的に探る試みである。「(2)私の現在」の分析がベルクソンの論述の転回点となっていることだろう。
著者
葭原 明弘 佐久間 汐子 小林 清吾 宮崎 秀夫
出版者
有限責任中間法人日本口腔衛生学会
雑誌
口腔衛生学会雑誌 (ISSN:00232831)
巻号頁・発行日
vol.46, no.5, pp.729-733, 1996-10-30
参考文献数
20
被引用文献数
5

よりう蝕リスクが高いと思われる歯牙に実施したシーラントの保持状況および脱落要因について評価した。対象者は,保育園の4歳児から施設ベースのフッ化物洗口法を経験している小学校の1〜3年生,計356名である。Sticky Fissureに咬合面の歯垢付着状況,歯牙の咬合状態,年齢の3指標を組み合わせシーラントの適応を決定した。分析には,シーラント処置を行った第一大臼歯の小窩裂溝,156ケ所を用いた。調査期間は最短で半年間,最長で3年間である。シーラントの保持率は,半年間経過したもので75.9%〜100%,2年間経過したもので69.0%〜96.8%,3年間経過したもので58.6%であった。う蝕は小窩裂溝156ケ所のうち4ケ所にのみ発生した。また,重回帰分析の結果から,処置時の防湿不良がシーラントの脱落に有意に関わっていることが示された。Sticky Fissureを適応条件としたシーラントプログラムの場合,シーラントを処置する際の充分な清掃および唾液からの防湿がシーラントの保持率を高める上で重要な要因と考えた。
著者
高橋 尚子 宮崎 清
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.51, pp.178-179, 2004-05-30

This paper focused on Japan's design movement in the 1930s which can also be stated as the starting point of modern design in Japan. This research aims to clarify the part of small number female designer who contributed on that movement. As a case study, Michiko Yamawaki who was a textile designer has been chosen. The tea ceremony world as a part of Michiko Yamawaki's life, has cultivated her sensitivity, and by encountered with Bauhaus (design), the free way of thinking and her expression method has been acquired. By this process, she tackled the basis of life aesthetic creation from woman's viewpoint.