著者
島田 恭宏 塩野 充
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.44, no.11, pp.1596-1604, 1990-11-20

本論文では, 小説等の日本語文(漢字かな混じり文)をかな点字に翻訳するパソコン上のシステムについて述べる.点訳処理は, (1)漢字に読みがなを振る, (2)かな文を点字の表記法に対応させる, の2つの処理から構成している.処理(1)では, 形態素解析アルゴリズムでよく知られている, 節数最小法を用いている.漢字かな変換では, 同字異語が問題となり, ことに1文字漢字の読み間違いが頻繁に起こるため, 音訓情報による読みの制御も1文字漢字に対しては行っている.処理(2)では, 分かち書き, 長音における長音符の使用, 助詞「は」「へ」などの処理を行う.これらの処理により, パソコン上で実験を行った結果, 漢字かな変換の正解率88.37%を得た.かな文の点字表記法への対応処理は, 一部の例外を除いては失敗はみられなかった.本システムは, (1)訂正作業が容易である, (2)ローコストなシステムを提供できる, などの特徴を持つ.
著者
吉田 大輔 島田 裕之 牧迫 飛雄馬 土井 剛彦 伊藤 健吾 加藤 隆司 下方 浩史 鷲見 幸彦 遠藤 英俊 鈴木 隆雄
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.EbPI1414-EbPI1414, 2011

【目的】物忘れなどの記憶障害は、アルツハイマー病(Alzheimer's disease: AD)の特徴的な前駆症状である。海馬や嗅内野皮質を含んだ内側側頭葉はこの記憶の中枢であり、記憶障害と内側側頭葉の脳萎縮とは密接な関係があると考えられている。一方、日常的に知的な活動や身体活動、あるいは社会活動(社会とのつながり)を保持することは、高齢期における認知症(特にAD)の発症遅延や認知機能の維持にとって有効である可能性が示唆されている。これらのことから、活動性の高い日常生活を送ることは、内側側頭葉の脳萎縮を抑制できると推察されるが、高齢期における内側側頭葉の脳容量と日常生活活動との関係については、これまでほとんど報告されていない。そこで本研究では、どのような日常生活活動が内側側頭葉の脳萎縮と関連があるのか明らかにすることを目的とした。<BR><BR>【方法】主観的な記憶低下の訴えがある、もしくはClinical Dementia Ratingが0.5に該当した65歳以上の地域在住高齢者125名(76.1±7.3歳)を対象とした。すべての対象者は、基本情報に加え一般的な認知機能検査、頭部のmagnetic resonance imaging (MRI)検査を受けた。内側側頭葉における脳萎縮の程度は、MRI検査で得られた画像を基にvoxel-based specific regional analysis system for Alzheimer's disease(VSRAD)を用いて定量的に評価した。日常の生活活動状況は、質問紙を用いて過去1ヶ月における各活動の実施状況(二択式;している/していない)を聴取した。各々の活動項目はセルフケアや手段的日常生活動作、社会活動などの25項目から構成されており、高齢者の生活活動全般を幅広く捉えられる項目内容とした。そして、活動項目ごとに「している」と回答した者(活動群)と「していない」と回答した者(不活動群)の2群間で内側側頭葉の脳萎縮度に差がないか、共分散分析を用いて検討した。なお分析の前段階として、2群いずれかのサンプルサイズが20に満たなかった活動項目は、あらかじめ分析項目から外した。また、年齢と脳萎縮との関係をpearsonの相関係数で確認した。<BR><BR>【説明と同意】すべての対象者に対しては、事前に研究内容を説明し、書面による同意を得た。また、本研究は国立長寿医療研究センターの倫理・利益相反委員会の承認を得て行った。<BR><BR>【結果】内側側頭葉の脳萎縮と年齢との間には、有意な正の相関関係が認められた(r = 0.457, p < 0.01)。そこで、年齢を共変量とした共分散分析を行い、内側側頭葉の脳萎縮と日常生活活動との関係を検討した結果、「頭を使う活動(将棋や学習)」において、活動群(n = 70)の脳萎縮度が不活動群(n = 55)のそれより有意に小さかった(F = 6.43, p = 0.01)。同様に、「習い事」においても、活動群(n = 70)の脳萎縮度が不活動群(n = 55)のそれより有意に小さかった(F = 4.40, p = 0.04)。<BR><BR>【考察】記憶とその関連領域である内側側頭葉の脳容量とは、密接な関係があると考えられている。今回、同領域の脳萎縮と知的活動(「頭を使う活動」)の実施状況との間に関連性が認められたことは、先行研究の結果と矛盾しない。地域高齢者にとって、日常的に知的な活動を取り入れることは、認知機能の低下だけでなく内側側頭葉の脳萎縮も抑制できる可能性が示唆された。ただし、それ以外の活動(主に身体活動)の実施状況と内側側頭葉の脳萎縮については、有意な関連性が認められていない。今後は内側側頭葉以外の領域、あるいは活動の実施頻度を考慮したより詳細な検討が必要と考える。また、日常的な知的活動が内側側頭葉の脳萎縮を抑制できるとの仮説を立証するためには、縦断的な研究や介入研究が必要であり、今後も追跡調査を継続する予定である。<BR><BR>【理学療法学研究としての意義】理学療法の現場において、認知機能障害を有する高齢者を対象とするケースは少なくない。本研究は、このような高齢者に対し運動療法だけでなく日常の生活活動状況にも配慮した理学療法戦略が重要であることを示した、意義ある研究であると考えられる。また、今回の研究結果をさらに発展させることで、脳萎縮や認知機能の低下を予防するような方策が将来明らかになると期待している。
著者
川原 和也 後藤 俊弘 川原 元司 島田 剛 大井 好忠 花房 明憲 竹 三郎 永田 進一 益田 正隆
出版者
Japanese Society of Chemotherapy
雑誌
CHEMOTHERAPY (ISSN:00093165)
巻号頁・発行日
vol.36, no.9, pp.1184-1198, 1988

新しいキノロン系化学療法薬剤であるT-3262に対し, 基礎的・臨床的に検討した結果, 以下の結論を得た。<BR>尿路感染症患者の尿から分離された臨床株について本剤の抗菌力を測定し, Ciprofloxacin (CPFX), ofloxacin (OFLX) と比較検討した。<I>Citrobacter freundii</I> (<I>C.freundii</I>) は21株, 他の菌種は30株を対象とした。<I>Staphylococcus</I> spp., <I>Enterococcus faecalis</I>, <I>Klebsiella pneumoniae</I>に対してはT-3262が最も優れた抗菌力を示し, <I>Escherichia coli</I>, <I>Enterobacter cloacae</I>, <I>Pseudomonas aeruginosa</I>に対してはCPFXとほぼ同等の抗菌力を示し, <I>Serratia marcescens</I>に対してはCPFXとOFLXの中間の抗菌力であり, <I>C.freundii</I>, <I>Proteus mirabilis</I>, <I>Proteus vulgaris</I>に対してはCPFXが最も優れた抗菌力を持ち, T-3262とOFLXは同等であった。<BR>14例の急性単純性膀胱炎, 1例の淋菌性尿道炎の患者にT-3262を1回75~150mg, 1日2~3回, 3~7日間投与し, 24例の慢性複雑性尿路感染症の患者には1回150m9, 1日2~3回, 5~15日間投与した。UTI薬効評価基準に合致した急性単純性膀胱炎9例では著効5例, 有効4例で有効率100%であり, 慢性複雑性尿路感染症19例では著効10例, 有効6例, 無効3例で有効率は84.2%であった。淋菌性尿道炎の1例は, 主治医判定で有効であった。<BR>臨床検査値の異常はGOT, GPTの上昇, 好酸球の上昇が各1例認められたがいずれも軽度であり, 投与終了後速やかに正常に復した。また自他覚的な副作用は認めなかった。
著者
八木田 良実 橋本 晃 島田 和宏 松井 和則
出版者
Japan Society of Colour Material
雑誌
色材協會誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.85, no.8, pp.321-326, 2012-08-20
被引用文献数
1

9,10-ビス(フェニルエチニル)アントラセン(BPEA)の微粒子を,BPEAアセトン溶液を水に注入する再沈法を用いて作製し,その光学特性について研究した。作製したBPEA分散液は黄色の均一な溶液で,動的光散乱法により得られた平均粒子径は83~122 nmであった。BPEA分散溶液は,BPEAアセトン溶液とBPEAバルク結晶の間のスペクトル領域に吸収ピークがあり,ナノ粒子固有の吸収を示した。蛍光スペクトルは,525 nmと600 nm付近にピークを示した。前者は0.2 ns程度の蛍光寿命が主成分で,BPEA分散液をろ過して粒子サイズが小さくなると強度が増加するので,ナノ粒子固有の蛍光に帰属した。後者は50 ns程度の蛍光寿命が主成分で,バルク結晶と同一のピークをもっていることからバルク結晶と同一の起源の蛍光に帰属した。
著者
鈴木 寿 齋藤 亮 島田 道雄
出版者
日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.215-222, 2004-03-15 (Released:2010-08-25)
参考文献数
13

Multivalued logic is important as a fundamental technique in designing machine intelligence. Particularly Boolean multivalued logic such that the whole set of logic formulas forms a Boolean algebra inherits those theorems, laws, etc. which are obtained in traditional Boolean binary logic. In this article, only logic such that logic formulas take more-than-two truth values is called multivalued logic, and any logic such that weights or costs are added to logic formulas of Boolean binary logic is not classified into multivalued logic. This article defines Boolean multivalued logic by coding binary fractions being greater than or equal to 0 and less than 1 directly as truth values. To handle readily Bayesian theory rationalizing collection of knowledges via observation, this article also introduces an arithmetic operation called “conditioning” in addition to usual logic operations. A key to advancing machine intelligence built in a certain kind of robots required an ability of thinking is extracting causality between objects by introducing such a robust logic that can process inferences consistently. This article shows with some instances the way of optimizing truth values of atoms when what truth values some logic formulas should take are given as knowledges, and the way of calculating the truth values of unknown logic formulas as inferences. It also mentions possibility of introducing natural language for realization of phonic conversation between users and machine intelligence.
著者
島田 明男 バリ ゲローフィ 堀 敦史 石川 裕
雑誌
研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)
巻号頁・発行日
vol.2012-HPC-135, no.3, pp.1-8, 2012-07-25

エクサスケールのスーパーコンピュータ実現に向けてメニーコアアーキテクチャが注目されている.メニーコア環境では,ノード内の計算処理の並列化が重要となる.本研究では,マルチプロセス型並列アプリケーションにおいて,低コストなプロセス間通信を実現するためのプロセスモデルとして,Partitioned Virtual Address Space (PVAS) を提案する.PVAS を用いることで,プロセス間通信で発生するコストを低減し,従来よりも効率的なノード内並列化を実現することができる.PVAS のプロセス間通信を利用する MPI 通信を実装し,評価したところ,通信のレイテンシとスループットを大幅に改善可能であることが分かり,本提案の有効性を確認することができた.
著者
島田 将喜
出版者
日本文化人類学会
雑誌
文化人類学 (ISSN:13490648)
巻号頁・発行日
vol.80, no.3, pp.386-405, 2015-12-31

インタラクションの結果、ある動物Aが相手の動物Bを死亡させてしまうことがある。死亡させた側の行動に肉食や防御といった社会生物学的利益が明白に見いだされる場合には、殺しの因果プロセスモデルを適用できるため、その現象を動詞「殺す」を用いて「AがBを殺す」と記述できる。しかし野生チンパンジーと他動物との間の「狩猟」や遊びのインタラクションにおいては、結果として相手の動物が死亡する場合でも、チンパンジーの行動に明確な殺意や相手を殺す動機を認めることのできない事例が多く観察される。チンパンジーにとって他動物とのインタラクションは相手の動物からアニマシーを最大限引き出すこと自体やインタラクションの持続自体に動機づけられた感情的な実践である。チンパンジーの他動物に対する「狩猟」はアニマシーを有する対象と対峙し、互いに相手の動きを読みあうといった高度な駆け引きを要するゲームであり、インタラクションの持続自体に動機づけられていると考えられる。ヒトの殺しは動機、殺意ともに多義的であるといわれるが、仮にチンパンジーと他動物のこうしたインタラクションを、「チンパンジーが他動物を殺す」と記述することを許容するならば、その含意はヒトと同じく多義的でありうる。
著者
島田 将喜
出版者
日本文化人類学会
雑誌
文化人類学 (ISSN:13490648)
巻号頁・発行日
vol.80, no.3, pp.386-405, 2015

インタラクションの結果、ある動物Aが相手の動物Bを死亡させてしまうことがある。死亡させた側の行動に肉食や防御といった社会生物学的利益が明白に見いだされる場合には、殺しの因果プロセスモデルを適用できるため、その現象を動詞「殺す」を用いて「AがBを殺す」と記述できる。しかし野生チンパンジーと他動物との間の「狩猟」や遊びのインタラクションにおいては、結果として相手の動物が死亡する場合でも、チンパンジーの行動に明確な殺意や相手を殺す動機を認めることのできない事例が多く観察される。チンパンジーにとって他動物とのインタラクションは相手の動物からアニマシーを最大限引き出すこと自体やインタラクションの持続自体に動機づけられた感情的な実践である。チンパンジーの他動物に対する「狩猟」はアニマシーを有する対象と対峙し、互いに相手の動きを読みあうといった高度な駆け引きを要するゲームであり、インタラクションの持続自体に動機づけられていると考えられる。ヒトの殺しは動機、殺意ともに多義的であるといわれるが、仮にチンパンジーと他動物のこうしたインタラクションを、「チンパンジーが他動物を殺す」と記述することを許容するならば、その含意はヒトと同じく多義的でありうる。
著者
明神 聖子 島田 伸敬
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2015論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.440-443, 2015-09-18

近年,拡張現実感(AR)を用いて,演奏や作曲などの音楽表現活動を支援することが行なわれてい る.AR を媒介させることが,楽器や五線紙を用いた演奏・作曲活動にはないどのような意味を音楽表現 活動に与えるのかを総括的に知ることは,AR が本質的に人間に与える意味を考える上でも重要である. 本稿では過去の AR 音楽システムの事例を取り上げ,AR が音楽表現活動に与える意味について考察する.
著者
豊田 直晃 浅野 浩志 北原 路郎 中田 悟 浅井 厳 高尾 泰正 島田 泰拓 羽多野 重信
出版者
粉体工学会
雑誌
粉体工学会誌 (ISSN:03866157)
巻号頁・発行日
vol.52, no.12, pp.694-700, 2015-12-10 (Released:2015-12-26)
参考文献数
17
被引用文献数
3

The texture of powder cosmetics, such as "smoothness" and "moist feeling", is one of the most important properties for the usability assessment. In general, we rely upon the sensory evaluation for cosmetics. However, such subjective evaluation tends to be vague because of not only the lack of evaluators' skill but also the reproducibility error on environmental factors. Therefore, a highly-reliable evaluation method by using physical properties, such as particulate mechanical characteristics, is desired. In this study, we investigated the correlation between the sense of use and physical properties by the direct shear testing of the powder bed for five kinds of cosmetic powder. As a result, we found that internal friction coefficient μi was correlated with the "smoothness". Furthermore, the shearing cohesion τc and the degree of PYL (Powder Yield Locus) curve were related to "moist feeling", respectively.
著者
太田 茂 岩見 美香 成田 努 東野 克巳 鈴木 淳史 多賀 崇 島田 司巳
出版者
THE JAPANESE SOCIETY OF PEDIATRIC HEMATOLOGY/ONCOLOGY
雑誌
日本小児血液学会雑誌 (ISSN:09138706)
巻号頁・発行日
vol.12, no.5, pp.364-368, 1998

Hodgkin病 (以下HDと略) の治療後における心合併症の報告は欧米では多数報告されているが, 本邦ではきわめて少ない.われわれはHDの治療経過中に心タンポナーデを発症し, 治療終了後にtherapyrelated pancytopeniaをきたした症例を経験したので報告する.症例は14歳男児, 前上縦隔原発のHD (nodular sclerosis) でmodified MOPPおよびセミマントルと縦隔部に総計36.3Gyの照射を行った.化学療法6クール目の前半終了後から突然, 胸痛, 胸内苦悶感および呼吸困難が出現した.心嚢穿刺の結果, 心タンポナーデと診断され経皮的ドレナージにて軽快した.細胞診によりHDの浸潤は否定された.その後, 1クールの化学療法後に治療終了となったが, しだいに大球性貧血となり汎血球減少となった.骨髄は低形成であったが, 染色体検査は正常であった.オキシメトロン投与にて経過観察したところ, ほぼ4ヵ月で汎血球減少は改善し現在治療終了後5年を経過しているが無病生存中である.
著者
野村 紘一 西 美智子 島田 保昭
出版者
Japan Veterinary Medical Association
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.54-57, 1988

われわれは最近, 6ヵ月齢チンチラ種雄猫において, 耳道対輪部内壁に多発性結節性肥厚を伴う慢性外耳炎の1例に遭遇した. 本症は耳道にカリフラワー様肥厚結節を多数形成するとともに耳奥から多量のチーズ様捏粉状分泌物を排出しており, 外耳口はほんんど閉塞していた. 肥厚結節は, 10数倍に増殖した上皮組織からなり, その表面は, 剥離角化細胞がたまねぎ状の集塊をなして堆積し, いわゆる真珠腫様構造を呈していた.<BR>本症の発生原因の詳細は不明であるが, 低脂肪食の給与とプロブコールの内服によって症状の緩解が見られたので, 高脂血症が疑われた. また, これが慢性外耳炎を契機とする耳腔内の角化亢進に拍車をかけたものと推察される.<BR>本症に関する報告はほとんどなく, きわめてまれな疾病と考えられるが, 人の耳道に発生する真珠腫 (Ohrcholesteatoma) の所見に酷似しているところから, 本症を猫耳道の真珠腫性肥厚症とした.
著者
島田 希
出版者
信州大学教育学部附属教育実践総合センター
雑誌
教育実践研究 (ISSN:13458868)
巻号頁・発行日
no.10, pp.11-20, 2009-12
被引用文献数
1

This paper reviewsthe studies on teachers'1earmlgand development fromtheperspectives of teachers'knowledge acquisition. Traditional studies focused on what teachers need toknow In contrastthe recent studies focused on what teachersknowand showedthe characterisdcs of teachers' knowledge. Throughthe story, the narrative,and the discourse approaches, these studies showthat teachers'pracdcal knowledge is closely related totheir personal experiences and belief. However, little wasknoⅥm aboutthe methodswithwhich teachers formtheirknowledge. Therefore,this paper er reviewsthe studies onthe concrete methodsthat teachers have used in leaming, The findings showthat narrative approach whichincludes storytelling is effective for teachers'reflecdon and leam1ng, Exnilling teacherknowledge acqdsition and growth)mthe perspective of collaborative learn1ng Withother teachers is recommended for future research.