著者
市村 智康 平社 信人 佐々木 信雄 宮越 俊一 先村 律雄 佐藤 孝之 大岡 久子 高橋 徹 鶴見 智
出版者
公益社団法人 日本工学教育協会
雑誌
工学教育 (ISSN:13412167)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.2_76-2_80, 2020 (Released:2020-03-27)
参考文献数
6

IoT has been getting a lot of attention in the global industry. Recent education programs also adopt information technologies such as IoT and ICT to improve the teaching method. However, education of KOSEN is desired to teach how to realize IoT and ICT, not only to utilize information technology. In this education program, we gave lectures about social needs of IoT and the management method of a project first. Based on the lecture, students investigated real information applications and then proposed their new technical seeds of information applications independently. Some projects were launched to realize the technical seeds. To move their project forward, they were able to use a virtual workshop in National Institute of Technology, Gunma College. Finally, students discussed their final products within the projects, and then we evaluated deliverables and processes of their projects. The virtual workshop includes visualization of existing equipment, which is placed in laboratories and facilities of our college, by network management. We connected the hardware and software resources to our college network and rebuilt the resources to the virtual workshop which was shared across our college. Moreover, we introduced new network-compatible IoT products other than existing equipment. This paper describes our education program to nurture IoT engineers in Gunma College.
著者
市村 正也
出版者
一般社団法人 日本真空学会
雑誌
Journal of the Vacuum Society of Japan (ISSN:18822398)
巻号頁・発行日
vol.58, no.8, pp.273-281, 2015 (Released:2015-09-04)
参考文献数
5
被引用文献数
3

The purpose of this article is to provide an introduction to vacuum science and technology for absolute beginners. The kinetic theory of gases is briefly described in the initial introductory part. The body of this article is divided into three parts. The first part deals with vacuum pumps. The operation principles are explained for several popular types of vacuum pumps. The second part deals with vacuum gauges. The operations of commonly used vacuum gauges are discussed. The third one deals with vacuum-tight connection with tubes and flanges. Throughout the text, basic concepts and technical terms are explained so that the text can be easily understood even by very beginners. Caution points for using vacuum systems are also given.
著者
市村 太郎 河瀬 彰宏 小木曽 智信
雑誌
研究報告人文科学とコンピュータ(CH)
巻号頁・発行日
vol.2012-CH-96, no.1, pp.1-8, 2012-10-05

本稿では,国立国語研究所 「通時コーパス」 プロジェクトの一環として検討されている, 『洒落本大成』 『虎明本狂言』 の電子化について,構造化仕様・文書型定義を示し,割書や発話表示等,資料特有の形式の扱いや,それに伴う課題等について論ずる.
著者
市村 祐樹 井田 政則
出版者
立正大学心理学部・立正大学大学院心理学研究科
雑誌
立正大学心理学研究年報 (ISSN:21851069)
巻号頁・発行日
no.10, pp.31-36, 2019-03-31

How we believe that intelligence is? Can intelligence be changed by effort? Is intelligence determined by nature? Wehave a belief that intelligence varies from person to person. Dweck defines such a belief as Implicit Theories of Intelligence(ITI). There are two theories in ITI. Those are incremental theory and entity theory. Incremental theory is a beliefthat I can change my intelligence. Entity theory is a belief that my intelligence can’t control by myself. Many pastresearches treat ITI as one factor. But recent researches treat ITI as two factors. Purposes of this study is to verify forreliability and validity about a two-factor Implicit Theories of Intelligence scale. Hierarchical factor analysis showed thatITI are stabled by one factor or two factors. But two-factor model is better than one factor model, because all two factormodel’s paths are significant. And correlational analysis showed that different patterns of convergent validity. Theseresults mean that incremental theory and entity theory has different quality. Results of two analysis means that two-factorimplicit theories of intelligence scale is better than past one factor scale.
著者
竹井 かおり 星野 大地 市村 匡史 Kaori TAKEI HOSHINO Daichi ICHIMURA Masashi
出版者
東京農業大学
雑誌
東京農業大学農学集報 (ISSN:03759202)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.98-103, 2012-09

本試験では養液栽培において,育枯病の発病抑制効果が期待できるスイートバジル,オレガノ,ローマンカモミールを用いて,ハーブの栽植密度を変えてトマトとの混植試験を行い,ハーブの混植が青枯病発病ならびに培養液中の青枯病菌密度に及ぼす影響を調査した。その結果,対照区と比べて,スイートバジル混植区では青枯病発病が4日遅れ,オレガノ,ローマンカモミール混植区では,青枯病の進行が5~8日抑制された。さらに,スイートバジル,オレガノ混植区では培養液中の青枯病菌密度が検出限界以下(約10 2cfu/mL以下)に減少した。以上のことから,ハーブの混植により,青枯病発病抑制,青枯病進行抑制,培養液内の青枯病菌密度低下効果などが得られる可能性が示唆された。
著者
小山 雄資 市村 良平 木方 十根
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.77, no.676, pp.1479-1488, 2012-06-30 (Released:2012-07-27)
被引用文献数
1 1

This paper clarifies the foundation process and projects of the Kagoshima City Housing Association (KCHA) from 1945 to 1966. We evaluate the importance of KCHA as a working organ for the housing policy, also the characteristics of their architectural works. A commercial union took the initiative in KCHA's foundation, and the revival through the commercial activation, not only by the housing supply, was the particularity of KCHA's performance. Staff of the architectural section of the Kagoshima City Office involved to the advanced design projects, such as shop-houses, apartments, suburban residential developments with detached houses.
著者
小田川 保奈美 篠塚 咲良 市村 哲
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:21888744)
巻号頁・発行日
vol.2017-GN-101, no.9, pp.1-8, 2017-03-03

近年,幼児期の生活習慣の確立が難しいことが問題視されている.生活習慣中でも,毎日かかさずに行う習慣の一つとして歯磨きは代表的なものであるといえる.しかし,歯磨きは幼児が自ら率先して行うことが少ないことから,保護者の悩みの一つとなっている.本論文ではスマートフォンの普及に伴い,地磁気センサーを利用して幼児の歯磨きを支援できる migaco を提案する.幼児期の子どもの歯みがきの習慣づけと,子どもと保護者のコミュニケーションのきっかけを作ることが目的である.Android 端末上での web アプリケーションとして開発を行い,端末に搭載されている地磁気センサーが歯ブラシに装着した磁石に反応しカウントを行う歯ブラシ動作計測機能を実装し,評価を行った.評価実験の結果,コミュニケーションの面では高い評価を得たが,機能面の改良を行う必要があることがわかった.
著者
古川 聖太郎 楢崎 肇 中山 智英 市村 龍之助 岡村 圭祐 藤田 美芳 森田 高行 平野 聡
出版者
一般社団法人 日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.49, no.7, pp.608-616, 2016-07-01 (Released:2016-07-23)
参考文献数
36
被引用文献数
1

症例は消化管ポリポーシスの家族歴のない54歳の女性で,36歳時の上部消化管内視鏡検査で初めて胃ポリープを指摘された.それ以降,胃十二指腸ポリープが出現,増大した.徐々に貧血と低蛋白血症が進行し,薬物療法が奏効せず,54歳時に手術が必要と判断した.病変は噴門部から十二指腸下行脚まで連続して存在し,空腸以下に病変を認めないため,胃全摘,十二指腸球部切除術を施行した.摘出標本では大小多数のポリープが集簇し,組織学的にCronkhite-Canada型と診断した.十二指腸に小ポリープが遺残したが,速やかに症状は改善し,術後3年6か月現在,症状は再燃していない.一般に薬物療法によるポリポーシスの根治は困難で,有症状例には外科手術が有効な症例もある.ポリープに悪性所見を認めない場合,全ての粗大ポリープを含む可及的小範囲の切除とし,術後は症状再燃に注意し,厳重経過観察することも選択肢の一つとなりうる.
著者
金村 米博 市村 幸一 正札 智子 山崎 麻美 渋井 壮一郎 新井 一 西川 亮
出版者
日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.24, no.7, pp.436-444, 2015
被引用文献数
1

 近年, 髄芽腫の分子遺伝学的診断および国際コンセンサス4分子亜群分類 (WNT, SHH, Group 3, Group 4) は, 腫瘍特性解析, 腫瘍分類, 臨床的リスク評価, 新規治療法開発に大きなブレークスルーを引き起こしている. 国内では, 日本小児分子脳腫瘍グループ (JPMNG) が組織され, 全国から試料を収集し, 国際的コンセンサスに基づく小児脳腫瘍の遺伝子診断実施体制の構築が開始されている. 髄芽腫の分子遺伝学的診断は, 今後の診療および研究において, 重要かつ不可欠な手法になると思われ, 本邦のJPMNG研究は, 現在いまだに完治が困難な髄芽腫の診療水準のさらなる向上と予後改善に大きく貢献し得ると考える.
著者
市村 匠 目良 和也
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第23回ファジィシステムシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.206, 2007 (Released:2009-01-14)

我々は表層的な感情の解析方法として、自然言語処理を行い、 文章に含まれる感情を分類し、その強度を求める手法を提案 してきた。さらに、求められた感情から、ニューラルネット ワークにより顔画像を生成する手法を提案した。ところが、 これらは人間の表面的な情報を処理する技術である。そもそも 感情が人間の内在する衝動を満たすために認知され、個人の 直感的な知識に関連した感性により表出するものであると すれば、内在する感情のモデルを構築することができるだろう。 この論文では、ニューラルネットワークによるモデル化を 試みる。
著者
Yangkhamman Pranom 深井 誠一 市村 一雄
出版者
園藝學會
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.74, no.4, pp.337-341, 2005-07-15
参考文献数
15

STS無処理または処理のカーネーション(品種エクセリア)の切り花を用い, 24℃または32℃で品質保持とエチレン生成を比較した.24℃では, STS処理によりカーネーションの品質保持期間は延長され, STS無処理のカーネーションでは, 処理9日後から花弁のin-rollingが観察された.32℃ではSTS無処理のカーネーションにおいても, 処理14日後でもなお花弁のin-rollingが認められず, STS処理した区と同等の品質保持期間を示した.STS無処理のカーネーションでは, 24℃では処理8-9日後にエチレン生成のピークが認められたが, 32℃ではごく微量のエチレン生成にとどまった.32℃に1日置きその後24℃に移した区では, 24℃一定の区と同様のエチレン生成のピークが認められた.一方, 24℃に1~5日おき, その後32℃に移した区ではエチレン生成はごく微量であった.以上の結果より, カーネーションの切り花は, 32℃におかれた場合, エチレン生成が抑えられることが明らかとなった.
著者
中山 智英 長谷川 直人 小西 和哉 阿部島 滋樹 市村 龍之助 金古 裕之
出版者
Japan Surgical Association
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.67, no.9, pp.2101-2104, 2006-09-25 (Released:2009-01-22)
参考文献数
15

症例は3歳,男児. 2005年8月6日午後7時20分,自宅で玩具にて遊んでいる際,単5乾電池2個にて動いていた玩具の電池カバーがはずれており,そのうち1個を飲み込んだのを母親が目撃した.同日7時30分に当院救急外来を受診.救急外来到着時,呼吸苦や腹部症状はみられなかったが,腹部単純X線写真にて上腹部に誤飲した乾電池と思われる1×3cm大の陰影を確認.母親からの病歴聴取とあわせ乾電池の誤飲と診断した.透視下造影検査を行ったところ上部小腸まで乾電池が進んでいたため,緊急手術を施行した.下腹部正中切開にて開腹し,直視下に小腸まで進んでいた乾電池を確認.用手的に回盲部まで進め,虫垂切除術を施行し,虫垂切除断端より乾電池を摘出した.小児の筒型乾電池誤飲症例は報告が少なく,治療法も確立されていない.われわれは小児の筒型乾電池誤飲症例に対し,虫垂切除術を施行し摘出しえた1例を経験したので報告する.
著者
三谷 知世 市村 綾香 下村 耕平 小池 奈緒子 大城 英俊 柳田 友隆 江 耀宗
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.26, no.6, pp.877-881, 2000-11-10 (Released:2010-03-15)
参考文献数
18
被引用文献数
5 6

火山灰土壌に硫酸第一鉄を混和し5000℃で焼成した吸着剤のリン酸イオン除去能力について検討した. リン酸イオンの除去速度は初期に速く, その後徐々に低下し, 平衡になるのに数十日間を要した. 液のpHが低いほど焼成土壌によるリン酸イオン除去量は多くなった. 液のpHは時間の経過とともに中性付近に収束した. 初期pHを酸性にした場合のpH上昇は, イオン交換反応によるAI3+及びFe3+からのOH-の放出によると考えられた. 初期pHをアルカリ性にした場合のpH低下は, 焼成土壌から溶出したAl3+, Fe3+の加水分解によるH+の生成によるものと考えられた. SV=2 (1/hr) で焼成土壌の粒子を詰めたカラムにリン酸イオン溶液を流通させたところ, pH 6.00の場合65日間, pH 7.55の場合35日間, 流出水のリン酸イオン濃度が1mg/dm3以下に保たれた.