著者
山縣 邦弘 小山 哲夫 小林 正貴 成田 光陽
出版者
Japanese Society of Nephrology
雑誌
日本腎臓学会誌 (ISSN:03852385)
巻号頁・発行日
vol.32, no.10, pp.1045-1052, 1990

This study was undertaken to analyze the mechanisms of immune complex formation in Heymann nephritis. We isolated two different RTE antigens by gel filtration and prepared rabbit antisera against these antigens. By the indirect immunoflurescence method using normal rat renal tissues, the 65, 000 molecular weight antigen (=β) was observed not only in RTE, but also in the glomerular epithelium, epithelium of the small intestine, liver and spleen. On the other hand, the 35, 000 molecular weight antigen (=γ) existed in RTE and epithelium of the small intestine. When rats were injected intravenously with rabbit antiserum against β, glomerular depositions were observed within two hours. In rats injected with rabbit antiserum against r, no glomerular deposition was seen with-in 2 days, but fine granular depositions were observed after 6 days. When rat kidneys were perfused with rabbit antiserum against γ in saline by a single pass method, no glomerular deposition was seen. However, in rat kidneys perfused with preformed soluble γ-anti γ IC, fine granular depositions along the capillary walls were seen soon after the perfusion. Further the antigen which was reacted with anti γ antiserum was isolated from normal rat serum by immuno-affinity chromatography. These facts suggest that the mechanisms of IC formation may be due to not only in situ immune complex formation but also circulating immune complex deposition in Heymann nephritis.
著者
成田 奈緒子 原田 ゆかり 樋口 大樹 田副 真美 成田 正明
出版者
文教大学
雑誌
文教大学教育学部紀要 (ISSN:03882144)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.81-89, 2011-12-20
被引用文献数
1

前頭葉の実行機能のひとつである抑制機能は,生後発達する高度な脳機能として知られている.今回,この抑制機能の向上に有効であるとされるじゃれつき遊びを,特別支援学級児童,及び成人ボランティアを対象として行った.その前後で抑制機能を要するストループ課題を施行し,その得点の変化により,じゃれつき遊びの前頭葉抑制機能への影響を検証したところ,児童,成人いずれにおいてもじゃれつき遊び刺激により,ストループ課題得点の増加が認められた.さらに成人においては,じゃれつき遊び特異的な増加も認められ,これらの結果より,じゃれつき遊びは前頭葉抑制機能の賦活に寄与することが示唆された.
著者
成田 健太郞
出版者
中國文學會
雑誌
中國文學報 (ISSN:05780934)
巻号頁・発行日
vol.72, pp.54-86, 2006-10
著者
酒居 敬一 光成 滋生 成田 剛 石田 計 藤井 寛 庄司 信利
雑誌
情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.76(2001-ARC-144), pp.141-146, 2001-07-25

近年、マルチメディアアプリケーション向けの拡張命令をサポートした汎用プロセッサが入手できるようになってきた.PCMオーディオをmp3にする処理は遅いと感じていたし,速いエンコーダが切望されていた.そこでAMDの3D Now!やIntelのSSEという拡張命令に着目し,それらの命令をエンコーダの高速化のために使用した.「午後のこ?だ」は,「LAME」を高速化したmp3エンコーダで,そのような命令を使うようにアセンブリ言語で書き換えたものである.さらに440BXチップセットによるIntel SMPにも着目し,マルチスレッド実行による速いmp3エンコーディングも実装してみた.本稿では「午後のこ?だ」に実装した高速化手法や速度向上について述べる.
著者
成田 奈緒子
出版者
文教大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

自閉症スペクトラム障害児者における前頭葉高次機能が、より効率的に発現するための刺激入力の工夫を実験的・実践的両側面から検証した。実験的には、刺激入力のない状態で大脳皮質に起こるdefault mode networking(DMN)に着目した脳機能実験によって、ASD児者が健常群と異なる前頭葉血流変化を示すことを予備実験で確認した。また、実践的には特別支援学級に在籍する児への継続的前頭葉刺激活動が学習等に及ぼす効果を示した。
著者
成田為三 編
出版者
培風館
巻号頁・発行日
vol.上, 1923
著者
太田 茂 岩見 美香 成田 努 東野 克巳 鈴木 淳史 多賀 崇 島田 司巳
出版者
THE JAPANESE SOCIETY OF PEDIATRIC HEMATOLOGY/ONCOLOGY
雑誌
日本小児血液学会雑誌 (ISSN:09138706)
巻号頁・発行日
vol.12, no.5, pp.364-368, 1998

Hodgkin病 (以下HDと略) の治療後における心合併症の報告は欧米では多数報告されているが, 本邦ではきわめて少ない.われわれはHDの治療経過中に心タンポナーデを発症し, 治療終了後にtherapyrelated pancytopeniaをきたした症例を経験したので報告する.症例は14歳男児, 前上縦隔原発のHD (nodular sclerosis) でmodified MOPPおよびセミマントルと縦隔部に総計36.3Gyの照射を行った.化学療法6クール目の前半終了後から突然, 胸痛, 胸内苦悶感および呼吸困難が出現した.心嚢穿刺の結果, 心タンポナーデと診断され経皮的ドレナージにて軽快した.細胞診によりHDの浸潤は否定された.その後, 1クールの化学療法後に治療終了となったが, しだいに大球性貧血となり汎血球減少となった.骨髄は低形成であったが, 染色体検査は正常であった.オキシメトロン投与にて経過観察したところ, ほぼ4ヵ月で汎血球減少は改善し現在治療終了後5年を経過しているが無病生存中である.
著者
鳥飼 圭人 石井 修 稲村 祥代 清水 裕子 根本 隆章 武岡 裕文 秋山 佳子 土田 浩生 成田 信義 松田 隆秀
出版者
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
雑誌
日本プライマリ・ケア連合学会誌 (ISSN:21852928)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.110-114, 2010 (Released:2015-05-30)
参考文献数
10

当院の総合診療内科は他の臓器別の専門8内科と独立した内科の1科として存在する. 外来では内科全体初診患者の約40%にあたる1日30~40人の診療にあたり, 入院では30床を担当し診療にあたり, 初期臨床研修医, 後期臨床研修医の教育を行っている. 今回, 診療実態を把握する目的で, 2007年4月から2008年3月まで当大学病院総合診療内科に入院した593症例 (男性289名, 女性304名, 平均64.2±21.2歳) の診断について検討した. 主な疾患は, 肺炎111例, 尿路感染症44例, 感染性腸炎34例, 気管支喘息24例, 不明熱12例, 心不全11例, ウイルス感染症9例, 憩室炎8例, 悪性リンパ腫7例, 伝染性単核球症7例, リウマチ性多発筋痛症6例等であった. 初診外来だけでは診断に至らない症例の診断・治療など専門分野にとらわれない診療を実践する場として, 総合内科病棟の存在は不可欠である.
著者
長谷川 拓 成田 譲二 上原 秀幸 大平 孝
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.61, pp.13-18, 2008-05-22
被引用文献数
5

無線通信におけるセキュリティ技術として,エスパアンテナを用いた秘密鍵共有方式が提案されている.本稿では,雑音耐性・盗聴耐性を同時に評価するための指標であるImacを定式化し,Imacの高くなるリアクタンスセットを探索する.計算機シミュレーションの結果,無作為にリアクタンスを選んだ場合の平均と比較してImacが約30%高くなるリアクタンスセットを発見した.さらに,従来方式の片側端末のみ7素子エスパアンテナを用いた方式と,提案する両端末に3素子エスパアンテナを用いた方式との性能比較を行った.従来方式では盗聴局が正規局の1/4波長(約3cm)内に近づいた際にImacが急激に低下するが,本提案方式では盗聴局が正規局に近づいてもImacが低下しないことを確認した.
著者
平川 眞規子 福田 倫子 成田 奈緒子 岡本 能里子 平川 八尋 マシューズ ジョン 細井 洋伸 スネイプ ニール
出版者
文教大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

本研究は第二言語(L2)の習得が及ぼす第一言語(L1)への影響、L1の喪失、L2の習得や喪失に関わる要因を明らかにし、学習者の言語発達を促進する教育へ応用することを目的とした。主な成果は3点ある。1)日本在住の外国籍の子どものL1の喪失に関しては、認知能力において伸びた生徒と減少した生徒がいた。L2の言語能力は概ね中国語話者の伸びが高く、タガログ語話者には個人差があった。2)英語圏からの帰国児童・生徒の音声や文法については、L2の喪失は観察されなかった。3)日英語の音声や文法の習得に及ぼすL1の影響については、日本人とスペイン人の英語学習者、米国人と中国人の日本語学習者に母語の影響が見られた。
著者
成田 和信
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
人文科学 (ISSN:09117210)
巻号頁・発行日
no.16, pp.1-28, 2001

本稿の目的は,「実践理性practical reasonは存在する」という主張を擁護することにある。ここで私が「実践理性」と呼ぶのは,我々が思慮de-liberationに基づいて一定の行為へと動機付けられるときに,その動機motiveを生み出す働きをする理性のことである。たとえば,ある事柄Eを目的として定め,どうすればEを達成できるか考えたすえに「行為Aを行えばEが達成できる」と判断し,その判断に基づいてAを行おうと思うときに,この思いが理性の働きによって生まれるとすれば,その理性は実践理性である。 実践理性の存在と能力に関して三つの立場がある。まず,「実践理性は存在しない」という立場がある。たとえばヒュームは,この立場に立つと考えることができる。次に,「実践理性は存在するが,それは(それによる動機付けがなされる以前から行為者が持っている)欲求と協同しなければ動機を生み出すことができない」という立場がある。この立場は,欲求と協同して動機を生み出すco-produce理性の存在を認める。私はこの立場を「合理的ヒューム主義」と名付ける。この立場を「ヒューム主義」と呼ぶのは,それがヒュームと同じく,いかなる行為の動機付けmotiva-tion(したがって実践理性による動機付け)にも欲求が必要になると主張するからである。「合理的」という言葉を付したのは,この立場が,鹽ヒュームとは異なり,(欲求と協同して働く)実践理性の存在を認めるからである。この立場に与している哲学者としては,たとえば,アルフレッド・ミールなどを挙げることができる。最後に,「実践理性は存在し,それは欲求と協同しなくとも,それだけで動機を生み出すことができる」という立場がある。この立場は,その起源をカントに求めることができるので,「カント主義」と呼ばれている。たとえば,トマス・ネイゲル,クリスティン・コースガード,ジーン・ハンプトンなどはこの立場に立つ。 私は二番めの立場,つまり,合理的ヒューム主義の立場に共感を覚える。この立場を擁護するためには,少なくとも次の二つのことを示さなければならない。(1)実践理性は存在する。(2)実践理性は欲求と協同しなければ機能しない。(2)の擁護は稿を改めて行うことにして,本稿では(1)の擁護を試みたい。 実践理性の存在の擁護を試みると言っても,本稿の議論は次の二つの点で限定されている。まず,実践理性を包括的に扱うわけではない。ここでは,「道具的動機付けinstrumental motivation」,つまり,目的の手段となる行為への動機付けだけに注目し,そこで働く実践理性,すなわち,「道具的実践理性instrumental practical reason」の存在を擁護するにとどまる。道具的実践理性の他に「非道具的実践理性non-instrumental practi-cal reason」が存在するかという問題は,実践理性をめぐる論争における争点のひとつになっているが,本稿ではとりあえず道具的実践理性の存在に焦点をしぼる。次に,道具的実践理性の存在の擁護を試みると言っても,体系的な理論構築に基づいてその存在を全面的に立証するわけではない。ここでは,道具的実践理性の存在の否定にコミットしている二つの理論,すなわち,ひとつはヒュームの動機論,もうひとつは「動機含意説」と呼べるような理論を批判的に検討し,それを通じて道具的実践理性の存在を部分的に擁護するにとどまる。このように本稿での試みは限定されているが,実践理性の存在の証明という難問への取り組みの端緒にはなるだろう。
著者
辻村 卓 日笠 志津 根岸 由紀子 奥崎 政美 竹内 周 成田 国寛
出版者
日本ビタミン学会
雑誌
ビタミン (ISSN:0006386X)
巻号頁・発行日
vol.79, no.10, pp.497-502, 2005-10-25
被引用文献数
5

Japan used to be an agricultural country, which traditional agricultural method has been organic farming. Health of farmers, environmental preservation and fertility existed at that time. The fact that the introduction of agrichemicals and fertilizers has rapidly expanded production output must be appreciated but many advantages of organic farming were lost. Organic farming primarily aims at environmental preservation and sustainable agriculture. In this report, lettuce (Lactuca saliva L.), KOMATSUNA (Brassica campestris L. var. komatsuna MATSUM) and spinach (Spinacia oleracea L.) were analyzed. For each vegetable, organically and conventionally grown agricultural products were obtained. We carried out the analysis of nutrient compositions and compared and examined the organically and conventionally grown agricultural products. In samples cultivated in multiple prefectures for this study, the difference caused by various cultural conditions could not be recognized in terms of moisture, ash content, minerals, vitamins and free amino acids contents. The data did not show any nutritional superiority of organically grown agricultural product.
著者
成田 円 神野 朋美 畑瀬 智恵美 寺山 和幸
出版者
名寄市立大学
雑誌
市立名寄短期大学紀要 (ISSN:09165975)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.31-41, 2004-03

市立名寄短期大学看護学科で行っている静脈血採血の技術演習において、学生が困難を感じている点を明らかにし、今後の技術演習をより良いものにすることを目的として質問紙調査を行った。質問紙調査は、採血用シュミレーターを使用した初回演習後(初回後)、学生自身が反復練習した後(自己学習後)および学生同士での採血実施後(採血後)にそれぞれ実施した。 初回後に比べ自己学習後では、「静脈の選択」、「駆血帯の巻き方」など13項目で困難であると回答した者の割合が有意に減少し、自信が持てたと回答した者の割合が有意に増加した。初回後に比べ採決実施後では、「静脈の選択」「駆血帯の巻き方」など9項目で、困難であると回答した者の割合が有意に減少し、自信が持てたと回答したものの割合が有意に増加していた。一方、自己学習後に比べ採決実施後では、「静脈の選択」、「すばやい針の挿入」など6項目で、困難であると回答した者の割合が有意に増加し、自信が持てたと回答した者の割合が有意に減少した。これらは、シュミレーターを使用した反復練習で自信を獲得できた項目ばかりであるが、実際の採血を行った結果、対象個々によって異なる状況(静脈の状態)があること、すなわち個別性に難しさを感じたものと思われた。このことは、自由記載の内容からも推測できた。 今回明らかになった、学生による静脈血採血を困難にしている要因について改善し、採血技術演習をさらに良いものにしていきたい。

2 0 0 0 IR 快さと楽しさ

著者
成田 和信
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
人文科学 (ISSN:09117210)
巻号頁・発行日
no.25, pp.1-29, 2010

1. 心的事象に関する基本概念2. 快さとは何か3. 楽しさこの論文では,快さと楽しさという,似てはいるが異なる二つの心的事象をとりあげて,それぞれがどのような心的事象であるのかを考えてみたい。 これらの心的事象を解明することは,それ自体で哲学的に興味深いことであると同時に,快楽主義Hedonism を評価するうえで重要である。快楽主義といっても,いろいろな事柄に関する快楽主義がある。たとえば,「人は常に快楽を求めて行為する」という動機に関する快楽主義,「快楽だけが唯一それ自体で価値がある」という内在的価値に関する快楽主義などがあるが,ここで念頭においているのは,幸福に関する快楽主義である。幸福に関する快楽主義とは,「幸福は快楽から構成される」という考え方である。この考え方によれば,人生が幸福かどうかは,そこに含まれる快楽によって左右される。(以後,幸福に関する快楽主義を単に「快楽主義」と略して記す。)だが,何をもって「快楽」とするかによって,同じ快楽主義といっても,その中身が変わってくる。たとえば,快楽として,快さpleasantness だけを考える快楽主義を考えることもできるし,また,L. M. サムナーSumner などが示唆するように(Sumner 1996: 108-109),快さばかりでなく楽しさenjoyment をも含める快楽主義,あるいは,幸福を構成するのは快さではなく楽しさであると主張する快楽主義を構想することもできる。快さと楽しさは,よく似てはいるが,異なる心的事象であり,その相違のゆえに,これらの心的事象のうちどれを「快楽」の中に含めるかによって,快楽主義の評価も変わってくる。したがって。快楽主義をきちんと評価するためには,まずは,快さと楽しさのどこが似ていて,どこが異なるのかを明確にする必要がある。この論文でこれらの心的事象について考察する背景には,このような事情がある。 とは言っても,我われが日常において使用している「快さ」や「楽しさ」という概念は,その輪郭がぼけているために,それらを明確に区別することはとても難しい。にもかかわらず,快楽主義の評価に役立つようにそれらを区別するという目的からすると,それらにある程度の明確な輪郭を与えなくてはならない。このような事情のために,ここで語ることは,我われの日常的な理解と微妙にずれるかもしれない。だが,そのずれをなるべく大きくしない仕方でそれら二つの概念の輪郭を描くことが,この論文の目的である。
著者
寺田 裕樹 成田 有吾 久田 雅紀子 種田 ゆかり 今井 奈妙 Terada Yuki Narita Yugo Hisada Akiko Taneda Yukari Imai Nami
出版者
三重大学医学部看護学科
雑誌
三重看護学誌 (ISSN:13446983)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.73-81, 2011-03-15

目的:看護大学生の感じているストレスと学習意欲・態度への影響を検討. 対象:看護学科4年生82名. 方法:学習意欲尺度(加曽利,2008)を含む調査票で検討した. 結果:1)[集中力・持続力因子]の10項目中7項目で「はい」回答者群のストレス度が有意に高かった.2)[自己向上因子]では,5項目中2項目で「いいえ」回答者群はストレス度が有意に高かった.3)ストレス度による学習意欲の変化は,4因子すべてにおいて有意差は認められなかった.4)各因子の項目間では,「遅刻・欠席が多い」ことは[授業に対する積極性因子]以外の負の3因子の項目との関連が示唆された.5)学習意欲尺度の各項目間では,7組の項目で遅刻や欠席の少なさとの関係が示唆された. 結論:1)~5)の結果より,本対象では,[集中力・持続力因子],[自己向上因子]および[授業に対する真面目さ因子]においてストレスとの関係が示唆された.This study surveyed effects of stress on learning motivation of 82 student-nurses at 4 th grade by a questionnaire including a learning motivation scale(Kasori T, 2009). The result suggested following 5 points;1)Positive respondents(who said Yes)on 7 out of 10 items concerning concentration and its endurance showed higher stress level than negative respondents(who said No)did.2)Negative respondents on 2 out of 5 items concerning self-efficacy and its improving motivation showed higher stress level than positive respondents did.3)No relationship between learning motivation and stress levels appeared in 4 stress factors.4)Students who answered as they had tended to be late or absent seemed to have much stress and negative responses at 3 items concerning active factors on learning at a class.5)Tendency of less late or absence seemed to relate each item of learning desire scales significant relation between seven items. In conclusion, 〔concentration and its endurance〕 and 〔self-efficacy and its improving motivation〕 may concern the stress of the student nurses.