著者
サンソン ホラシオ ネイラ アルバロ ロヨラ ルイス ソウサ クリスティアン 松本 充司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.102, pp.55-60, 2009-06-18

In this paper, we evaluate via real experiments the performance of the Stream Control Transmission Protocol (SCTP) in conjunction with its Partial Reliability extension (PR-SCTP) for streaming real-time H.264 video over an Free Space Optics link. We show that careful tuning of PR-SCTP partial reliability capabilities in terms of either number of retransmissions or retransmission time outs allow us to stream real-time H.264/AVC video with reliability comparable to that of TCP and with similar or lower delay characteristics.
著者
松本 直人 尾崎 浩史 星 和保
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:21888787)
巻号頁・発行日
vol.2017-IOT-37, no.2, pp.1-4, 2017-05-18

昨今,企業におけるデータ解析ニーズ等の高まりからストレージ容量およびアクセスが増大している.しかし,データ解析基盤をデータセンターおよびパブリッククラウドに構築した場合,データ転送通信帯域のコスト増大が懸念点として出てくる.本稿では,これら課題を解決するため東京都内に敷設済みのメトロファイバーを用いて,低価格で広帯域ストレージネットワークを実現する実証実験を行った結果を報告する.
著者
黒澤 幸二 中村 玄正 高橋 幸彦 松本 順一郎
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
環境工学研究論文集 (ISSN:13415115)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.111-120, 1997-11-28 (Released:2010-06-15)
参考文献数
9

From the view point of water supply stability, lakes and reservoirs are expected to be important water resources. Lake Inawashiro is the most important water resource not only for the Aizu districts but also for Koriyama city and the surrounding area. Lake Inawashiro has 104km2 of surface area, 3, 859, 000, 000m3 of volume and is classified as an oligotrophicated but acid-eutrophicated lake. The water quality of Lake Inawashiro has been at very high level. We considerthat the water quality of lake Inawashiro should be effectedby the Nagase river.Water quality was investigated at fifteen points of the Sukawa river and Nagase river. The pHvalue of the water is about 2-5 because of sulfuric acid flow out from out abandoned mind. As ferric, aluminium and phosphorus concentration decrease with flow down travel, it had been concludedthat the river had been undergoing self purification concerning to phosphorus. Sulfuric acidwater, which flows into Lake Inawashiro from the Nagase River has possibility of dissolving ferricand aluminium which have the ability of the flocculating and sedimenting of phosphorus.Thus, in the Nagase river, phosphorus concentration which causes eutrophication is very low, comparing to the other rivers which flow into Lake Inawashiro.
著者
齊藤 聡美 吉岡 克成 松本 勉
雑誌
コンピュータセキュリティシンポジウム2016論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.2, pp.826-833, 2016-10-04 (Released:2016-11-08)

近年,Web アプリケーションを利用した Web サイトを対象とした攻撃事例が多数報告されている.本稿では,Web アプリケーションが稼働している複数 Web サイトに対する悪意あるリクエストを,アクセスログから抽出する手法を提案する.提案手法では,複数の Web サイトに対するアクセスログを適用対象とし,リクエスト送信元ホスト ・ 送信先 Web サイト ・ 送信先コンテンツ間の関係性を分析する.これにより,複数のWebサイトに向けて同じコンテンツを要求するリクエストの発生を抽出できる.複数 Web サイト管理者は,こうしたリクエストの発生を検証することで,悪意あるリクエストの発生を突き止めることができる. In recent years, websites are often compromised by various cyber attacks. In this paper, we propose a method for extracting requests intended compromising websites under web applications from access log. Our method analyzes relations among source hosts, destination websites and requested contents. For this relation analysis, we can extract multiple requests that shared with different websites. With verifying those requests by website security analysts, they can find out malicious requests occurrence.
著者
松本謙堂 編
出版者
積善館
巻号頁・発行日
1892
著者
松本 芳之 木島 恒一
出版者
日本グループ・ダイナミックス学会
雑誌
実験社会心理学研究 (ISSN:03877973)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.111-123, 2002
被引用文献数
2

本研究の目的は, 大学の卒業予定者男子314名, 女子95名の就職活動に関する報告記述を内容分析することで, 自己呈示の戦略目標を同定することにある。予備分析で得た9個のカテゴリー (意欲, 自尊心, 自発的活動, 事前準備, 自己統制, 率直さ, 自己説明, 積極的応答, 運) を用いた内容分析の得点を対応分析で要約した後, 個々の記述をクラスタ分析した。その結果, 3つの異なる自己呈示の戦略目標が存在することが示唆された。すなわち, 応募者は, 採用側の要求に見合うだけの有能さを印象づけるか, 面接場面を巧みに処理できる積極さを印象づけるか, 自らの現状を率直に述べることのできる誠実さを印象づけるかという, 異なる目標に従って自己呈示するのである。応募者は, 面接者にこれらの望ましいイメージを与えるために, 一連の行動を選択し, 実行すると考えられるのである。最後に, それぞれの戦略の意味と今後の検討課題を考察した。
著者
善甫 啓一 岡田 みずほ 松本 武浩 本村 陽一 佐藤 洋
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

入院患者や非介護者が夜間にベッドから転落する事故が絶えないことから,ベッド上の人の姿勢・位置推定,寝返りを検出し,転倒原因となる姿勢時の感知技術が望まれる。また,プライバシーにも配慮するために,本研究では熱画像を用いた見守り技術を目指す。ベッド上で正常に眠っている状態を定義し,熱画像上で逸脱した特徴量を持つ状態の検出により,寝返りや起き上がりなど転落へ繋がるイベントの検出を行った。
著者
秋元 梢 本間 俊司 古閑 二郎 松本 史朗
出版者
埼玉大学工学部
雑誌
埼玉大学紀要. 工学部 第1編 第1部 論文集 (ISSN:18804446)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.35-39, 2005-03

Unsteady mass transfer from a two-dimensional drop is solved numerically with boundary element method. The domain is decomposed into two sub-domains for cylindrical drop and surrounding fluid, and boundary elements are arranged between the sub-domains. The system equation for boundary elements is derived by a direct method and by a finite difference approximation for time derivative. The solutions are independent of the number of elements on the interface of the drop and the external boundary of the domain. The number of meshes inside the domain, on the other hand, affects the numerical solutions. It is necessary for good approximation to select appropriate resolution of the computational domain and the time step.
著者
西来 邦章 竹下 欣宏 田辺 智隆 松本 哲一
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.120, no.3, pp.89-103, 2014-03-15 (Released:2014-07-26)
参考文献数
28
被引用文献数
1

四阿火山において地質調査,K-Ar年代測定および全岩化学組成分析を行い,火山活動史の再検討を行った.本火山は噴出物の分布と地形の開析の程度差,活動年代および全岩化学組成から,3つの火山体(初期火山体,根子岳火山体,浦倉山火山体)からなる.本火山の活動は,約80万年前に開始した(初期火山体の活動).約70万年前には,根子岳周辺でデイサイトの火山活動が発生し(根子岳火山体の活動),数万年間で山体が形成された.初期火山体は約55万年前まで活動が継続したのち,5万年程度の活動休止期を挟み,約50万年前には,浦倉山周辺で安山岩の火山活動が発生した(浦倉山火山体の活動).この火山体の活動は約45万年前には終息した.そして,約30万年前には,四阿火山の北西方において小規模な火山体(鳴岩火山)が形成された.
著者
多田 幸雄 山脇 一郎 上田 修一 松本 宏 松浦 直資 安本 三治 江田 昭英 堀 幹夫
出版者
情報計算化学生物学会(CBI学会)
雑誌
CBIジャーナル (ISSN:13476297)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.86-94, 2002
被引用文献数
1

I 型アレルギー疾患治療薬を開発する目的でトシル酸 2-ヒドロキシエチルジメチルスルホニウム (1) 誘導体の抗アレルギー作用を検討した。それらの中でトシル酸 2-アルコキシと2-フェノキシエチルジメチルスルホニウムの数化合物がIgE 誘導ラット同種受身皮膚アナフィラキシー(PCA)の抑制作用を示した。抗アレルギー作用および急性毒性と化合物の疎水性または電子的性質(HOMOまたは酸素原子上の電荷)との間に相関が見られた。そしてトシル酸2-フェノキシエチルジメチルスルホニウム(5)を、次の開発段階における第二のリード化合物として選定した。
著者
多田 幸雄 山脇 一郎 上田 修一 松本 宏 松浦 直資 安本 三治 江田 昭英 堀 幹夫
出版者
情報計算化学生物学会(CBI学会)
雑誌
CBIジャーナル (ISSN:13476297)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.84-93, 2001

スルホニウム化合物の物理化学的性質とその生物活性との相関を明らかにする目的で、スルホニウム化合物に特徴的な性質である H-D 交換およびメチル基転移反応速度を調べた。その結果H-D 交換およびメチル基の転移反応速度と急性毒性(LD<SUB></FONT SIZE=-1>50</FONT></SUB>)の間に良好な相関があった。医薬品の開発において毒性をコントロールすることは非常に重要なことである。メチル基の高い反応性は急性毒性の面から望ましくない、従ってこれらスルホニウム化合物において、硫黄原子の置換基として不飽和炭素を持たない化合物が毒性軽減の面から望ましかった。さらに、OH 基もしくは COOH 基は大幅に毒性を軽減した。これらの毒性軽減に関する情報は抗アレルギー薬である Suplatast Tosilate の分子設計に用いられた。
著者
鬼頭 慎司 若杉(佐藤) 奈緒 松本(武田) 忍 小田 昌史 田中 達朗 深井 康弘 時津 高俊 森本 泰宏
出版者
特定非営利活動法人 日本歯科放射線学会
雑誌
歯科放射線
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.41-47, 2009

<B>Background:</B> To provide oral healthcare for patients of all ages, dental welfare environments and technical aspects of dentistry have evolved and developed and dental education must also diversify. Student-centered voluntary education and establishment of a life-long self-learning environment are becoming increasingly important in the changing world of dental education. In this article, we introduce a new process for the construction of a web-mediated database containing internet-based teaching files on the normal radiological anatomy of panoramic radiographs and CT images of the oral and maxillofacial regions, as well as a system for the delivery of visual learning materials through an intra-faculty local network. This process was developed by our 5<SUP>th</SUP>-year undergraduate students.<BR><B>Methods:</B> Animated CT scan images were produced using Macintosh Iphoto and Imovie animation software. Normal anatomical images of panoramic radiographs and CT scans were produced using Adobe Illustrator CS and Adobe Photoshop CS. The web database was constructed using Macromedia Dreamweaver MX and Microsoft Internet Explorer. This project was the basis of our participation in the Student Clinician Research Program (SCRP).<BR><B>Results:</B> At Kyushu Dental College, we developed a new series of teaching files on the web. Uploading these teaching files to the internet allowed many individuals to access the information. Viewers can easily select the area of study that they wish to examine.<BR><B>Conclusions:</B> These processes suggest that our laboratory practice is a useful tool for promoting students' motivation and improving life-long self learning in dental radiology. We expect that many medical and dental students, practitioners and patients will be able to use our teaching files to learn about the normal radiological anatomy of the oral and maxillofacial regions.
著者
佐々木 妙子 亀山 哲章 冨田 眞人 三橋 宏章 松本 伸明 大渕 徹 吉川 祐輔
出版者
日本腹部救急医学会
雑誌
日本腹部救急医学会雑誌 (ISSN:13402242)
巻号頁・発行日
vol.32, no.7, pp.1227-1230, 2012-11-30 (Released:2013-03-08)
参考文献数
9

鼠径部ヘルニアは比較的頻度の高い良性疾患だが,嵌頓し絞扼すると生命に関わることがある。今回当院で手術を施行した鼠径部ヘルニア嵌頓例を検討し,嵌頓例への対応を考察したので報告する。2007年1月から2011年6月までの当院で手術を施行した鼠径部ヘルニアは586例であり,このうち嵌頓例は37例(6.3%)であった。診断内訳は外鼠径ヘルニア23例(62.2%),内鼠径ヘルニア2例(5.4%),大腿ヘルニア11例(29.7%),不明1例(2.7%)であった。緊急手術を要した例は31例(83.8%)で,このうち臓器切除を要した例は11例(35.5%)で,腸管切除が7例,大網切除が4例であった。嵌頓例37例のなかで自覚症状発現から来院まで1日以上経過している例が17例(46.0%)存在した。医療者は急性腹症の原因にヘルニア嵌頓がないかを確認すること,また嵌頓時には速やかに受診するように啓蒙していく必要がある。
著者
若森 和彦 カザウラ カムギシャ 鈴木 敏司 大前 和憲 松本 充司 高橋 浩一 松本 秀樹 村上 匡亮 有本 好徳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. C, エレクトロニクス (ISSN:13452827)
巻号頁・発行日
vol.91, no.1, pp.28-37, 2008-01-01
被引用文献数
16

無線システムにとって,光ファイバ網との間でインタフェースを意識させない相互接続環境の実現は究極の目標の一つである.本論文では,光無線方式によるファイバ-空間-ファイバの間を一貫して光信号のまま伝送するフル光接続を提案し,その実現に向けた実験的検討,特に大気揺らぎの影響及び装置設計について述べる.ファイバと無線区間を意識させず,伝送する光信号に何ら変更を加えない,フル光接続を実現する次世代光無線システムを実現するためには,空間光をシングルモードファイバヘ安定して導光する技術を確立する必要がある.そのためには,大気揺らぎによる受光強度変動の制御が必須である.そこで,我々は大気揺らぎの特性を長期の実験により評価し,次世代光無線システムの設計に有効な性質や指標を明らかにした.そして,大気揺らぎによる到来角度変動を制御し,空間とシングルモードファイバを効率的に結合する受光光学系を導入した光無線装置を開発した.この装置を使い,10Gbit/s 伝送やDWDM伝送というこれまで実用化されている光無線システムでは実現できなかった大容量通信を安定的に実現できることを示した.この結果は,次世代光無線システムが,ビットレートや伝送プロトコルに依存しないファイバと等価な伝送路を提供できる可能性があること,更に光と無線システムの融合をファイバ中のみならず無線区間においても実現できる可能性を示唆している.