1 0 0 0 鴎外の婢

著者
松本清張著
出版者
新潮社
巻号頁・発行日
1974
著者
尾関 仁志 光永 拓司 藤田 淳史 松本 哲朗
出版者
山口県農業試験場
雑誌
山口県農業試験場研究報告 (ISSN:03889327)
巻号頁・発行日
no.57, pp.59-66, 2009-03

小輪タイプのユリ新品種として、「プチフィーユ」、「プチエトワール」、「プチシュミネ」の3品種を育成した。これらの品種は、山口県において2009年からの普及を目指している。各品種の特性は、以下のとおりである。1.「プチフィーユ」は、花の直径が約12cmと小さく、花色が浅橙で、花弁の斑点が少なく目立たない。2.「プチエトワール」は、花の直径が約11cmと小さく、花色が明緑黄で、花弁の斑点が少なく目立たない。3.「プチシュミネ」は、花の直径が約11cmと小さく、花色が明橙で、花弁の斑点は全くない。4.切り花栽培には、3品種とも球周8cm以上の球根が必要である。5.促成栽培では、10月下旬から11月上旬に定植すると、到花日数は「プチフィーユ」が120〜130日、「プチエトワール」と「プチシュミネ」は140〜150日となる。6.球周10〜12cmの球根を母球として増殖すると、切り花栽培用の球根が「プチフィーユ」と「プチシュミネ」は約5球、「プチエトワール」は約8球増殖される。
著者
松本 明生 平岡 恭一
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.88, no.3, pp.288-293, 2017

<p>Impulsivity has been linked to traffic safety problems in many prior studies. However, it is not clear whether impulsivity, defined by the rate of discounting delayed monetary rewards, relates to drivers' problematic behavior. We investigated the relationship between the discounting of hypothetical monetary outcomes and near accident (i.e. hiyari-hatto) experiences during driving among occupational drivers. A total of 189 occupational drivers (160 men) completed the delay discounting questionnaire and hiyari-hatto experiences scale. In completing the delay discounting questionnaire, participants were asked to perform the two delay-discounting tasks, in which they chose between ¥100,000 or ¥5,000 available after some delay (from 1 month to 5 years) or a lesser amount of money available immediately. Subjective equivalence points were obtained from participants' choices on delay discounting questionnaires, from which the areas under the curve (AUC; Myerson et al., 2001) were calculated. The results indicated that the rate of discounting (AUC) was negatively correlated to near accident experiences. We discuss the need for future research on impulsivity, delay discounting, and traffic safety.</p>
著者
松本 浩資 一瀬 光之尉 小島 次雄
出版者
日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.202-206, 1988

三角光路干渉計にイメージインテンシファイヤー(I.I.)を結合させて,フーリエ変換分光法の,パルス性光源と面光源への適応性を調べた.前者の特性は流動分析系のような高速測定のため,後者の特性は高速測定において励起密度の低減を図るため必要である.近接型I.I.は全く画像ひずみを生じなかったが,高ゲインの管型のI.I.では干渉じまが不等間隔にサンプリングされ,ひずんだスペクトルを与えることが分かった.He-Neレーザーの等厚干渉じまを基準にフーリエ変換を修正することによって解決した.検出系の空間周波数応答の影響を検討し,又面光源への適応性を確認した.347nm 10nsのたった一発のレーザーパルスで,アセトニトリルとメタノールのラマンスペクトルが得られることが分かった.蛍光・レイリー光除去に関する新しい可能性に言及した.
著者
中田 高 木庭 元晴 今泉 俊文 曹 華龍 松本 秀明 菅沼 健
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.29-44, 1980
被引用文献数
40

房総半島南部の完新世海成段丘は,相模トラフに沿って発生する過去の大地震に伴う地殻変動の歴史を記録している.地形的証拠および36個の<sup>14</sup>C年代測定を含む年代資料をもとに,本地域の地殻変動の量と様式について考察した.<br> その結果,本地域は, 6,150年前, 4,350年前, 2,850年前および270年前に急激な海水準の相対的低下があり,これらは,大正・元禄型地震による地震性地殻隆起によるものであると考えられる.地震間の安定期間の長さは,前回の地震時における変位量と比例関係にある.各地震直前の年代と相対的海水準高度をもとに,長期的平均隆起速度を最小二乗法を用いて求めたところ, 3.0mm/年という値が得られた.また,長期的平均隆起速度と各地震間において求められた隆起速度との値の差は,当時の海水準変動の傾向を示すものと考えられる.これによれぽ,約2,700年前ごろには海水準は低下傾向にあり,それ以降,上昇傾向にあるとみることができる.なお,同様の地殻変動様式と海水準変動の傾向は,琉球列島・喜界島の離水サンゴ礁においても認めることができた.
著者
葛西 真記子 松本 麻里
出版者
鳴門教育大学
雑誌
鳴門教育大学研究紀要 (ISSN:18807194)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.189-203, 2010

This study was conducted to examine instances of conformity behavior, anxiety, public self?consciousness, and approval motivation in adolescent friendships. First, a conformity behavior scale was constructed based on 6 ifferent scales that measure conformity motivation, conformity tendency, conformity orientation and conformity behavior. The subjects comprised 83 male and 72 female university students. They were exposed to item analysis and factor analysis exercises, and a twenty?four?items conformity behavior scale was developed. Second, the hypothesis that adolescents with high anxiety, high public consciousness and high approval motivation have a tendency to conform to others was tested. A total of 57 items were tested on 123 male and 171 female high school students. The results showed that both the internal conformity factor and the external conformity factor are related to anxiety and approval motivation. Therefore, a part of the hypothesis that says that high school students tend to conform to others because of their anxiety and motivation to secure the approval of others was verified in this study. Some studies, however, showed that conforming behavior causes stress in adolescents. In our conclusion, with the view to releasing adolescents from such stress, we suggested that they practice self?assertive behavior.
著者
松本 利松
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
東京大學地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.531-544, 1959-10-20

An earthquake having a magnitude of 6.2 occurred in the neighbourhood of Tesikaga-town, Hokkaido, at 5h 39m (G.M.T.) on January 31, 1959. The location of the hypocenter of this shock is determined as 43°26'N, 144°23'E, and 20km depth by Japan Meteorological Agency. The aftershocks were observed at Tesikaga and Okusyunbetu wich the electromagnetic seismographs during the period of Feb. 14 to Mar. 1.
著者
松本 光人 浜田 龍夫
出版者
Japan Society for Bioscience, Biotechnology, and Agrochemistry
雑誌
日本農芸化学会誌 (ISSN:00021407)
巻号頁・発行日
vol.59, no.7, pp.689-693, 1985

ウィスター系雄ラットを,1日の明暗サイクルのみが異なる,暗期に給餌するD群と明期に給餌するL群とに分けた. D群では午前3時から午前9時,午後3時から午後9時までを明とする, L群では午前9時から午後3時,午後9時から午前3時までを明とする6時間交代の明暗条件下,両群とも午前9時から正午まで高蛋白質食(HPD)を,午後9時から午前0時まで高炭水化物食(HCHD)をそれぞれ給与した.<br> D群の心筋グリーゲン量は,骨格筋,肝臓グリコーゲン,血糖値と同様, HPD摂取により減少し, HCHD摂取により増加した.<br> L群の心筋グリコーゲン量は, HPD摂取後増加し, HCHD摂取後減少し, L群の全平均値はD群に比較し有意(<i>P</i><0.001)に低かった.肝臓グリコーゲン,血糖値の変化はD群と同様であった.<br> 血漿遊離脂肪酸は両群とも採食により低下し,心筋グリコーゲンとの間に正の相関は認められなかった.<br> 心筋グリコーゲン量は,餌の摂取とその組成に加え,給餌期の明暗条件が関与し変動することが示唆された.
著者
松本 隆仁 乾 博 宮武 和孝 中野 長久 村上 克介
出版者
生態工学会
雑誌
Eco-Engineering (ISSN:13470485)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.223-227, 2007-10-31 (Released:2008-03-29)
参考文献数
29
被引用文献数
1

We have investigated the effects of light quality and CO2 concentration (0.04% and 10%) on growth of Euglena as a fundamental study. Useful nutrients such as high quality protein and fatty acid, as well as specific saccharide (β-1,3 glucan), contained in Euglena are now being highlighted. In the present study, we investigated the effects of light quality and CO2 concentration on the production of protein, paramylon and fatty acid. Under the CO2 concentration of 0.04%, protein contents in Euglena cultured in red and blue light were 105.0 μg 106 cells-1, paramylon 48.2 μg 106 cells-1, and in blue light fatty acid was 20.3 μg 106 cells-1, higher than those in other light conditions. Whereas under the CO2 concentration of 10%, protein contents in Euglena cultured in red and blue light were 125.6 μg 106 cells-1, paramylon 57.6 μg 106 cells-1, and in blue light fatty acid 29.7 μg 106 cells-1, higher than those in ordinary air conditions (with 0.04% CO2). No significant differences in these nutrient contents were found between the four light quality treatments under the CO2 concentration of 10%. As previous data we showed growth of Euglena depended on chlorophyll contents, protein and paramylon contents depended on chlorophyll contents, too. It was concluded that Euglena would be good nutrition source when they are cultured in each light conditions under CO2 concentration of 10%, so CO2 discharged from industrials, power stations and so on, will be utilized to this new food production system, effectively.
著者
松本 まさみ
出版者
九州大学
巻号頁・発行日
1988

博士論文
著者
松本 長太
出版者
公益社団法人 日本視能訓練士協会
雑誌
日本視能訓練士協会誌 (ISSN:03875172)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.1-7, 2002-08-25 (Released:2009-10-29)
参考文献数
14

視野検査は、緑内障をはじめとする各種眼疾患の診断、経過観察において欠かすことのできない重要な視機能検査である。近年では、自動視野計の普及により誰でも容易に視野検査が行えるようになった。視野検査は視覚の感度分布を定量的に評価することであり、これには視覚系の様々な生理学的特性が影響する。自動視野計を用いた静的視野測定においても、従来から標準的な測定条件として設定されている視標サイズ、視標呈示時間、背景輝度は、視覚系における様々な生理学的特性を基に視野測定に適していると考えられる条件に設定されている。さらに近年では緑内障などの早期視機能障害を評価するために、Frequency doubling technique (FDT), FIicker perimetry, Blue on yellow perimetryなど従来の明度識別視野とは異なった特殊な検査視標を用いた視野検査法も日常診療に普及しつつある。これら特殊な視野検査法はM-cell系の評価、K-cell系の評価など視覚情報処理におけるより選択的な機能を評価することを目的としている。日常診療において視野検査を行いその測定結果を判断する場合、単に自動視野計の検査員として検査を進めるのではなく、これら視覚の生理学的特性を十分理解して検査に臨むことは、適切な視野測定の施行、測定結果の正しい評価において大変重要なことである。
著者
松本 哲 義久 智樹 川上 朋也 石 芳正 寺西 裕一
雑誌
第24回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.199-201, 2016-10-12

近年,USTREAM やツイキャスといった,個人がインターネットを介してリアルタイムな映像配信を行えるインター ネットライブ放送サービスが普及している.我々の研究グループでは,異世界放送システムと呼ぶ,分散型映像処理を用いたインターネットライブ放送システムを研究開発している.異世界放送システムでは,計算能力の高い映像処理サーバを用いることで,映像処理にかかる時間を短縮しつつ,映像データを配信できる.インターネットライブ放送では,放送禁止区域に入ると画面を黒くする,放送者以外が写っていればモザイクをかける,といった放送者の意図に応じた映像処理を行うことがある.これらの映像処理を自動的に行うことで放送者の操作回数を削減できるが,これまでの異世界放送システムでは,放送開始前に設定された映像処理を放送者や視聴者の指示に従って付加することしかできなかった.そこで本研究では,放送者の意図に応じて柔軟に自動的に映像処理を行える異世界放送システムのための映像処理ルール記述方式を提案する.提案方式では,映像処理を行うタイミングと条件をルール形式で記述することで,柔軟かつ自動的な映像処理の実現を目指す.
著者
藤本 直浩 原田 修治 日田 官 高橋 康一 松本 哲郎
出版者
産業医科大学学会
雑誌
産業医科大学雑誌 (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, 2002-03-01

androgen receptor(AR)の転写活性を調節する共役因子、および抗アンドロゲン作用を示すとされる2,3,7,8-tetrachlorodibenzo-p-dioxin(TCDD)の受容体であるAryl hydrocarbon receptor(AhR)の発現について前立腺癌培養細胞、前立腺組織における発現を調べた。【方法】前立腺癌培養細胞(DU145,PC3,LNCaP,LN-TR2)、針生検または手術(TUR-P)によって得られた前立腺組織(肥大症9例、癌21例)についてRT-PCRを行い、ARA55、ARA54、ARA70、SRC1、TIF2、RAC3、FHL2、AhRの発現を調べた。【結果】ARA54、ARA70、SRC1、RAC3は調べたすべての細胞株で発現していたが、ARA55、TIF2はLNCaP、DU145で発現を認めないか、わずかな発現しか認めず、FHL2はLNCaP、LN-TR2には発現していなかった。前立腺組織に於いてはTIF2,RAC3以外の共役因子は発現しており、ARA55、SRC1はホルモン療法に反応が悪い症例で発現が高かった。AhRはLNCaP、LN-TR2には発現していなかったがDU145、LNCaP、前立腺組織においては発現を認め、その発現量には各検体間で明らかな差はなかった。【結論】共役因子の発現パターンに相違があることから、共役因子の相違が前立腺細胞のアンドロゲンに対する反応性の違いに寄与している可能性が考えられる。また、前立腺におけるAhRの役割に関しては、良性(肥大症)、癌およびその悪性度において明らかな差は見られず、明らかではなかった。