著者
兼森 芳紀
巻号頁・発行日
2012

科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書:若手研究(B)2010-2011
著者
森安 孝夫 モリヤス タカオ Moriyasu Takao
出版者
中央ユーラシア学研究会
雑誌
内陸アジア言語の研究 (ISSN:13415670)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.117-170, 2002-09

庄垣内正弘教授還暦記念 チュルク学特集号 / Papers in Honour of Professor Masahiro SHOGAITO on his 60th Birthday
著者
森 傑
出版者
地域生活研究所
雑誌
まちと暮らし研究
巻号頁・発行日
no.14, pp.41-46, 2011-12

宮城県気仙沼市の小泉地区は、東日本大震災後間もない4月に「小泉地区明日を考える会」を結成し、6月には「小泉地区集団移転協議会」を設立した。また、全住民へのアンケートを自ら実施し、約120世帯の対象住民の意向を集約、集団移転を実現する上でのハードルである100%の合意を進め、移転先の土地の候補地も定めた。3月11日から半年以上が過ぎ、集団移転へ向けての住民の自主的な行動が多くの被災地で見られるようになったが、集団移転を要望するという単発的な意思表明に終わらず、着実にフォーラムやワークショップを積み重ねており、徐々に県内外からの小泉地区への関心も高まってきている。
著者
森岡 澄夫 柴田 直樹 東野 輝夫 谷口 健一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. VLD, VLSI設計技術
巻号頁・発行日
vol.96, no.299, pp.49-56, 1996-10-18
被引用文献数
5

加算器, 乗算器, ALUなど, 算術演算を行う組み合わせ論理回路が, そのワードレベル仕様F (整数上の論理式として書かれた入出力関係の記述) を正しく実現している事を, プレスブルガー文真偽判定手続きを用いて自動証明する方法と, 証明例について述べる. 証明は, いわゆるビットレベル検証 (各回路モジュールM_jごと, そのワードレベル仕様F_jがゲートレベルで正しく実現されていることの証明) とワードレベル検証 (各M_jの接続関係および各ワードレベル仕様F_jのもとで, Fが満たされることの証明) に分けて行う. 乗算など, プレスブルガー算術で直接扱えない演算を行う回路についても, その演算に関して数学的に成り立つ性質等を仮定することにより, 証明できる場合がある. 本手法の特徴は, 幾つかの工夫を行ったプレスブルガー真偽判定ルーチンを用いることにより, 各モジュールの演算ビット長 n が増えても, 回路中のモジュールの数や組合せ方が同じで, かつ仕様記述のサイズが n 依存していなければ, ワードレベル検証にかかる時間がほとんど増加しないことである. 例えば n ビット乗算器から 2n ビット乗算器を構成した場合のワードレベル検証を, 2分程度のCPU時間で行えた. ビットレベル検証についても, 演算ビット長が4ビット程度であれば, 例えば加減算・論理演算を行うALU (74382) について6分程度のCPU時間で行えた.
著者
森田 恵美子 海津 嘉蔵 瓜生 康平 江藤 澄哉
出版者
産業医科大学学会
雑誌
産業医科大学雑誌 (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.197-205, 1990-06-01

糖尿病における尿細管障害の有無を臨床的に検討するために, 外来患者102例(A群)の空腹時来院時尿および入院患者23例(B群)の24時間蓄尿の尿中酵素(NAG, ALP, LAP, γ-GTP)を測定し, 各種検査項目との関連性を検討した. その結果, 1)A群の尿中酵素では, NAG高値例が42.2%と最も多かった. 重回帰分析の結果, NAGはHbAlc, 年齢, 尿蛋白と, 他の3酵素は尿中β2-microglobulinとの関連が認められた. 2)B群では, 87%がNAG高値であるのに比し, 他の3酵素の上昇例は少なく, ほとんどが腎症合併例であった. また, ALP, LAP, γ-GTPには互いに相関が認められたが, NAGと他の3酵素間には相関がなかった. 糖尿病におけるNAG上昇は, その局在性より糸球体上皮細胞と近位尿細管上皮細胞のlysosomal dysfunctionを反映し, ALP, LAP, γ-GTP上昇は腎症による尿細管障害, 即ちbrushborderdamageを反映していると推察された.(1990年2月15日 受付, 1990年3月9日 受理)
著者
青森県民謡
出版者
キングレコード
巻号頁・発行日
1954-08
著者
森 広行
出版者
一般社団法人 表面技術協会
雑誌
表面技術 (ISSN:09151869)
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.145, 2012-03-01 (Released:2012-11-16)
参考文献数
26
被引用文献数
2
著者
鈴木 秀和 森崎 巧- 渡邊 香 林原 泰子 西 仁司
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
知能と情報
巻号頁・発行日
vol.24, pp.1012-1022, 2012

本研究では,動物型4脚歩行ロボットAIBOの歩行動作に焦点を当て,ロボットセラピーにおける複合動作に対する印象評価を行う.一般的なAIBOの歩行動作と著者らが提案してきた生成法を用いた“動物らしい”歩容の印象比較実験により,著者らが生成した歩容が人に親近感を抱かせていることを確認する.さらに,3つの複合動作を用いた印象評価実験により,各動作における印象の顕著な相違と,部位動作と印象の関係性を示し,人の感性に影響を及ぼす複合動作生成の具体的な指針を報告する.
著者
森平 雅彦
出版者
九州大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2004

本研究は、高麗時代の朝鮮半島に元朝治下の中国より朱子学が伝来・普及した背景について、対元関係を軸に解明するものである。最終年度となる本年度は、まず13世紀末から14世紀初頭にかけての初期段階において、高麗知識人が朱子学を摂取するにいたった契機として、元の禿魯花(turγaγ=質子)制度、および禿魯花が充当されるケシク(kesig=皇帝の宿衛)制度との関連性を総合的かつ詳細に解明した。すなわち根本資料の一角をなす「崔文度墓誌銘」(韓国国立中央博物館所蔵)や『櫟翁稗説』(お茶の水図書館所蔵)の実物調査をふまえた考察を通じ、当該期には安〓・白頤正・李斉賢・崔文度などの朱子学先駆者が、みな禿魯花として、あるいは禿魯花をへてケシクの構成員となった国王・王族のケシク勤務に随従して元都に長期滞在し、そのなかで朱子学に触れた状況が実証的に解明され、元との政治関係が朱子学伝播を媒介する構造の一端が明らかになった。以上の成果は12月9・10日開催の九州史学会大会(於九州大学)において「朱子学の高麗伝来と元朝ケシク制」と題して発表した。また14世紀の状況について両国交流の制度的環境(外交・交通など)を含めた基礎リサーチを完了した。すなわち14世紀前半には、元で開始された科挙への応試が高麗国内の朱子学学習熱を刺激し、かかる背景のもとで国家規模の蒐書事業が推進され、また高麗国内でも朱子学書が刊行されるにいたった。さらに双方の交流パイプが拡大・深化するなか、元の儒教振興政策・中国知識人の高麗訪問、高麗人の元での科挙受験や仕官にともなう人的交流や留学機会の増加、交易商品としての書籍移入など、朱子学の学習契機にも多様化がみられた。その後14世紀後半には元との関係が冷却化するものの、移入された元版本やその複製本の刊行による基盤整備のもと、高麗国内における朱子学振興の態勢が強化されていったとみられる。
著者
毛利 公美 高橋 秀郎 広岡 俊彦 曽根 直人 森井 昌克
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OIS, オフィスインフォメーションシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.69, pp.13-18, 2004-05-14
被引用文献数
1

ソフトウェアの脆弱性を利用した不正アクセスやDoS攻撃からネットワークシステムを守るためには,現行のシステムで使われているソフトウェア名やそのバージョンを把握した上で,脆弱性に関する最新情報をこまめに収集し,必要ならばソフトウェアのアップデートを行う等の対策が必要となる.先に,著者らはネットワーク管理者の負担を軽減するためにサーバソフトウェアの脆弱性に関する情報収集およびバージョンの確認を自動化し,危険度を報告するシステムを提案した.本稿では,サーバソフトウェアだけでなく,クライアントのOSに関する脆弱性検査にも対応できるように改良を加えた脆弱性自動監査システムを提案する.提案システムでは,検査対象ネットワーク内に存在する全てのWindowsクライアントを検出し,それぞれのクライアントに対してWindows修正プログラムがインストールされているか否かを検査することが可能である.
著者
森田 幸雄 丸山 総一 勝部 泰次
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
日本獣医学雑誌 (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.475-479, 1994-06-15
被引用文献数
8

1988年から1990年の3年間に, 群馬県内のG食肉処理場で, 処理された豚1,776,294頭中4,919頭(0.28%)に非定型抗酸菌症が発見された. 結核様結節の多くは, 下顎リンパ節(64.4%)と腸間膜リンパ節(29.0%)にみられた. 上記の食肉処理場に出荷している1,200養豚場のうち4農場に集団発生が, 870農場に散発的な発生がみられた. 1988年9月から1989年12月の間に発見された2,076頭中231頭について病変部ならびに胃, 盲腸内容からの非定型抗酸菌の分離を試みた. 結核様病変がリンパ節のみにみられたもの219頭中141頭の病変部から, 肝臓または実質臓器とリンパ節の両者にみられたもの12頭中12頭の病変からMycobacterium avium-intracellulare complex(MAIC)が分離された. また, 細菌検査を実施した231頭のうち11頭の胃内容および6頭の盲腸内容からMAICが分離された. 分離株431株のうち336株は13の血清型に分類された. MAIC血清型6型(34.6%)が最も優勢で, 次いで8型(21.8%), 4型(8.6%), 10型(6.5%)であり, MAIC血清型3型も4株検出された. 16頭の豚で複数の血清型が分離された. 群馬県ではMAICによる豚の非定型抗酸菌症が蔓延していることが示唆された.
著者
森下 敏子
出版者
社団法人日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.45, no.8, pp.709-712, 1994-08-15

マーマレードの調製においては加工過程における柑橘類の苦みの増加が問題となる.本研究では数種の柑橘を用いて,マーマレードを作成し,苦みの変化について検討した.マーマレードは2種類の柑橘の皮を1:1の割合で混合して調製した.リモノイドとフラボノイド量はHPLCで測定した.加熱果皮中のフラボノイドはいずれも大幅な減少がみられることから,これらは製品の苦みに関与しないことが示唆された.リモニンは加熱により減少したのに対し,ノミリンは増加し,マーマレードの苦みはノミリンによることが推定された.ナリンギンの多い品種は風味の良さで5%有意差が得られた.リモニンの多い品種は好まれない傾向を示した.2種の柑橘の混合により,風味が向上することを認めた.
著者
生藤 大典 森勢 将雅 西浦 敬信
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J95-D, no.3, pp.588-596, 2012-03-01

近年,鋭い指向性を有するスピーカとして,パラメトリックスピーカが注目されている.パラメトリックスピーカは直進性を有する超音波をキャリヤ波として利用し,再生すべき音響信号で振幅変調した振幅変調波を放射することで鋭い指向性を実現する.放射された振幅変調波は,空気の非線形性によりひずむことで元の音響信号に復調する.しかし,低域の再生が困難であり,倍音成分の発生により再生音がひずむという音質劣化の問題がある.パラメトリックスピーカの音質は,振幅変調波を生成する変調方式に依存する.従来の変調方式は,振幅変調波における側波帯の利用方法が異なり,主に両側波帯(Double SideBand)を利用する方式と,単側波帯(Single SideBand)を利用する方式が提案されている.本論文では,従来の変調方式の利点を併せ持つ変調方式を検討し,パラメトリックスピーカの音質向上を目指す.具体的には,両側波帯の周波数ごとの重みを制御することで,低域強調及び倍音成分の低減を実現する変調方式を提案する.評価実験より,提案する変調方式による低域強調及び倍音成分の低減,またそれに伴う音質向上を確認した.
著者
小竹 優範 森田 克哉 中田 浩一 俵矢 香苗 藤森 英希 吉野 裕司 小泉 博志 伴登 宏行 村上 望 山田 哲司
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.441-446, 2005-04-01
被引用文献数
13 10

症例は73歳の男性で, 2000年9月に上行結腸癌にて右側結腸切除の既往あり.2003年10月胆嚢炎疑いにて当科紹介となり, CTで膵頭部に濃染不良の3.6cm大の腫瘤を認め, MRCPで下部胆管・膵管が閉塞し総胆管・主膵管の拡張を認めた.血管造影で下膵十二指腸動脈の強い屈曲・蛇行と濃染像を認め, FDG-PETで膵頭部の腫瘤に強いFDGの集積を認めた.以上より, 転移性膵頭部腫瘤の診断で膵頭十二指腸切除術を施行した.切除標本は十二指腸乳頭部, 膵頭部に5.5×4cm大, 2型の腫瘍を認め, 病理組織学的所見では中分化型腺癌で, 大腸・膵臓ともにCK7で陰性, CK20で陽性を示し, 大腸癌の膵頭部転移と診断した.術後経過は良好で, 術後26日目に退院した.大腸癌の膵転移切除例の本邦報告例は自験例を含め12例であったので報告する.
著者
森棟 隆一 熊坂 瑶子 重松 淳 山崎 謙介
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.8, pp.1-5, 2010-02-27

2013 年度より実施される新学習指導要領の共通教科 「情報」 では情報モラル,知的財産の保護,情報安全等に対する実践的な態度をはぐくむ指導を行うことや,コミュニケーション能力や情報の創造力・発信力等を養うこと,情報通信ネットワークやメディアの特性・役割を十分に理解し,安全に配慮し,情報を適切に活用できる能力をはぐくむ指導をより一層重視している.With regard to "ICT Education," the new school curriculum (starting in 2013) emphasizes, a practical and morally correct attitude toward the protection of intellectual property rights. The security of information must be guaranteed. Also, the course should aim at developing communicative ability and creativity in the students. Moreover, the students should be enabled to comprehend the characteristics and roles of each network and medium and should also learn how to utilize them properly. Keeping all these points in mind, we have developed teaching materials which will enable students to learn about the "protection of intellectual property" spontaneously, and which will also enable the teacher to evaluate the effects.