著者
陳 超 渡辺 俊行 龍 有二 赤司 泰義
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.61, no.485, pp.41-49, 1996
被引用文献数
11 1

This paper describes the characteristics of energy consumption on 7 types of buildings (office, shopping store, school, hospital, hotel, community center, sports facility) in Fukuoka and Kitakyushu, based on the data which were obtained by means of questioinnaires conducted from 1992 through 1994. First, fundamental informations of buildings and HVAC systems on 833 existing buildings were analyzed for general aspects of each building type. Next, the data of annual primary energy consumption per floor area on 105 buildings were classified into some groups according to the factors which characterized the buildings and their HVAC systems, to analyze the correlations between the energy consumption and the general aspects of the buildings and the HVAC systems. Finally, the annual variation of monthly energy consumption were examined for each building type. By comparing the analytic results in Fukuoka and Kitakyushu with those in other districts such as Tokyo, Osaka and Nagoya, it was known that there were the significant differences between Fukuoka- Kitakyushu district and metropolises about the general aspects of buildings and their HVAC systems and the characteristics of energy consumption.
著者
岡村 耕二 平原 正樹 大森幹之 浅原 雄一 渡辺 健次
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.43, no.11, pp.1198-1203, 2002-11-15
被引用文献数
1

九州ギガポッププロジェクトとは,研究開発機関群が,日常的なインターネット利用とは独立に研究開発型インターネット接続を持ち,複数のインターネットバックボーンへ接続する際に,ギガポップと呼ぶアクセス回線集約機構を協調して準備する,次世代相互接続アーキテクチャおよび研究開発インフラ構築に関する研究開発である.
著者
渡辺 良夫
巻号頁・発行日
2012

筑波大学博士 (コーチング学) 学位論文・平成24年3月23日授与 (乙第2599号)
著者
角田 明良 安井 昭 西田 佳昭 熊谷 一秀 渡辺 敢仁 増尾 光樹
出版者
The Japan Society of Coloproctology
雑誌
日本大腸肛門病学会雑誌 (ISSN:00471801)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.14-18, 1988

過去4年6カ月間に当施設において,大腸多発癌症例を5例経験したので,臨床病理学的に検討し,文献的考察を加えた.<BR>癌巣数は,癌巣を2個有するものは2例,3個以上有するものが3例に認められ,占居部位は大腸全域に分布していた.全例に腺腫性ポリープの合併を認め,全ポリープ数13個のうち6個に癌巣の併存を認めた.壁深達度は第1癌はpm以上の進行癌であり,第3癌以後は早期癌の頻度が高く,とくにm癌が多かった,他臓器重複癌の合併は2例にみられ,重複癌臓器は共に胃癌である.同・異時性大腸多発癌例には癌家族歴が認められた.<BR>大腸多発癌は,進行癌の口側に存在する早期癌の場合,術前検査での診断は困難となるため,手術に際しての術中内視鏡が有用であり,ポリペクトミーによる迅速診断が術式の決定に有効であった.
著者
佐藤 広志 吉田 圭介 山本 倫也 長松 隆 渡辺 富夫
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.52, no.12, pp.3647-3658, 2011-12-15

近年,PCやPDAで,タッチパネルやペンタブレットなど,直感的に情報機器を操作できるユーザインタフェースが普及している.本研究では,液晶ペンタブレットを対象とする身体的インタラクション解析を行うために,視線計測装置と液晶ペンタブレットを組み合わせた「Eye-Tracking液晶ペンタブレット」を開発している.まず,身体的インタラクション解析のための課題を検討する.次に,ロバストな視線計測を実現するため,光源一体型カメラと光軸中心回転体モデルを導入した視線計測手法を開発している.そして,プロトタイプシステムの開発を行い,静止マーカに対して0.8°,移動マーカに対して1.6°の精度で計測可能であることを明らかにしている.最後に,インタラクションのタイミングの解析を行い,システムの有効性を示している.In recent times, intuitive user interfaces such as the touch panel and pen display have become widely used in PCs and PDAs. In this paper, the authors have developed the eye-tracking pen display which has both functions of an eye-tracker and a pen display for the purpose of analysis of embodied interaction. First, they discuss on the problems for the analysis of embodied interaction. Subsequently, a robust gaze estimation method that uses a integrated-light-source camera and aspherical model of the eye is proposed. Then, a prototype of the eye-tracking pen display was developed. The accuracy of the system was approximately 0.8 degrees for static target and 1.6 degrees for moving target. At last, the effectiveness of the system was demonstrated by performing analysis of interaction timing.
著者
松下 博 横田 源弘 田中 辰彦 小松 和也 渡辺 敏晃 平野 尊之
出版者
日本水産工学会
雑誌
水産工学 (ISSN:09167617)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.29-35, 1998-07 (Released:2011-07-07)

船舶の効率的運航、いわゆる省エネルギー対策の観点から、船底およびプロペラ汚損を防止する手法の確立が切望されている。特にプロペラ汚損が船底の汚損と同程度に燃料消費量に影響することが判明してから、プロペラ汚損防止対策は緊急の課題である。プロペラ汚損の主たる要因である海洋生物の付着は、主に船舶の停泊中に起こると考えられる。そのため比較的停泊期間の長い漁船、内航タンカーおよび公官庁船等は特にその被害が著しく、なかでもプロペラは、船底の様に防汚法が確立されていないため、海洋生物が付着しやすい。海洋生物の付着は、物体表面が海水中に浸った初期に付着するスライムが誘因となる。そこでスライムの着生防止と除去対策として水噴流用ノズル内の低圧部に対し自然または強制的に通気した水中混気水噴流の利用を考えた。この構想は通気により水中噴流の掘削特性が向上し得るとの知見によって効果が期待できる。
著者
近藤 朗 小林 偉昭 渡辺 貴仁 大谷 槙吾 杉崎 明夫 落合 こづえ 佐々木 良一 竹下 数明
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究作品集 (ISSN:13418475)
巻号頁・発行日
vol.13, no.13, pp.2-5, 2008-03-30

情報ネットワークの脆弱性に関して、サーバ管理者等向けに技術的な説明を中心としたコンテンツはあるが、一般ユーザ向けに解説したコンテンツは多くない。本プロジェクトで開発した解説用コンテンツは、親しみやすいキャラクターを用いたインタラクティブなFlashアニメーションで、一般ユーザに分かりやすいように、脆弱性を説明した。さらに、解説内容についての分かりにくい用語には解説を提供するとともに、コンテンツを適切なシーンごとにインデックスを設けて、復習するユーザに配慮した。さらに、理解度を学習者自身が確認できるよう、最後にテストも用意した。また、この解説コンテンツはウェブサイトで公開し、多様なユーザに閲覧してもらえるよう、アクセシビリティにも配慮し、音声ブラウザ向けのHTML版のコンテンツも作成した。
著者
中村 愛人 小篠 敏明 中村 朋子 坂元 真理子 渡辺 清美
出版者
日本教科教育学会
雑誌
日本教科教育学会誌 (ISSN:02880334)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.61-68, 2002-09-30

これまで教科書の歴史的な発達の研究に関しては,主観的な手法にとどまっており,いわゆる教科書発達史についての体系的な研究方法は確立されていないのが現状である。本研究は教科書の特徴をより客観的な形で明らかにし提示していくことを目的とし,この分野での新たな研究方法として明治から現代までの5セット(6種類)の中学校・高等学校の英語教科書をそれぞれデータベース化し,コンピュータによって量的な分析を行なった。(そのうち,3セットは馬本他(2001)のデータを用いた。)分析結果として教科書ごとの類似点や相違点が統一的な指標から明らかになった外,今まで一般に言われてきたり先行研究で印象として指摘されてきた点が客観的な形で裏付けられた。
著者
野口 茜 武田 俊之 渡辺 剛 保井 久子
出版者
信州大学農学部
雑誌
信州大学農学部紀要 (ISSN:05830621)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.1-8, 2008-03

毎年冬季に流行するインフルエンザ感染症は,主にA型インフルエンザウイルス(Flu)により発症する。A型Fluは,複数の亜型に分類されることやゲノム変異が頻繁に起こることから,その予防にワクチン接種は完全とは言えず,また抗Flu薬も問題が多い。一方,紅茶や緑茶等の茶フラボノイドは,高いFlu感染阻害作用を有することが注目されている。そこで,我々はアントシアニンなどのフラボノイドを多量に含む果実であるカシスに注目し,その抗Flu作用を検討した。その結果,カシスエキスはFluに対して高い赤血球凝集阻害作用を示し,Flu感染モデルマウスを用いた試験において,発症率を減少させ,生存率を高めた。これらのことから,カシスエキスはA型Fluの予防に有効であると考えられた。また,活性成分の探索のため,カシスエキスを合成吸着樹脂にて分画し,赤血球凝集阻害作用を調べた。その結果,アントシアニン以外の物質が含まれる画分に,強い吸着阻害作用を有する化合物の存在が示唆された。
著者
シャクルトン ジョン 杉山 和雄 渡辺 誠
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.37-46, 1996-11-30

本研究は,前報の成果に基づき,日本のRV車に焦点を当て,RV車の類別化にはある種の認知の焦点が存在し,いわゆるプロトタイプ理論によってそれが説明できることを,類別に寄与した属性パターンから示したものである。まず第一に,被験者にRV車を自由にグルーピングして貰う実験を行い,まず一様性分析により分析した結果,各被験者のグルーピングに寄与したと思われる属性を非線形正準相関分析により抽出したところ,各グループの識別は,ある幾つかの際だった属性により成り立っているのではなく,各グループの有する諸属性の一般的な傾向の違いに基づいていた。類別化は,示される属性の複合的な関係に依存していることを明らかにしたのである。
著者
岡崎 則男 鈴木 理恵子 佐多 辰 大沢 朗 渡辺 祐子 山井 志朗 和田 昭仁 渡辺 治雄
出版者
JAPANESE SOCIETY FOR BACTERIOLOGY
雑誌
日本細菌学雑誌 (ISSN:00214930)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.505-511, 1997-04-25
被引用文献数
11 4

ベロ毒素産生性大腸菌 (VTEC) O157の増菌培養法につき, VTEC O157分離株を供試して検討した。トリプティケースソイブロス (TSB) において, 供試した5株のVTEC O157は培養温度 (36°C, 42°C) に係わらず旺盛な増殖を示したが, TSBにセフィキシム (CFIX), 亜テルル酸カリウム (PT) およびバンコマイシンを添加したTSB-CTVにおいては36°Cの培養で1株, 42°Cでは4株の増殖が阻止された。mECにノボビオシン (NB) を添加したmEC-NBの36°Cにおける培養では, 1株の増殖が8時間まで抑制されたものの, 24時間後の増殖は5株共に良好であった。しかし, 42°Cで培養すると, 5株中3株の増殖が阻止された。VTEC O157分離株90株のCFIX, PTおよびNBに対する感受性値 (MIC; μg/ml) は全てこれらの薬剤の培地添加濃度以上に分布した。このように, mEC-NBおよびTSB-CTVにおけるVTEC O157の増殖には培養温度が強く影響し, 42°Cでは著しい増殖阻害が認められた。従って, これらの培地は36°Cで使用するのがより適切であり, 特に, mEC-NBを42°Cで使用する現行の培養法には問題があると考えられた。また, これらの選択増菌培地に加えて, TSB等の非選択増菌培地を併用するのが好ましいと考えられた。