著者
渡辺 正
雑誌
理科の教育 = Science education monthly
巻号頁・発行日
vol.53, no.6, pp.412-415, 2004-06-15
被引用文献数
1
著者
石田 正幸 川崎 匡 渡辺 行雄
出版者
The Oto-Rhino-Laryngological Society of Japan, Inc.
雑誌
日本耳鼻咽喉科學會會報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.107, no.3, pp."107-179"-"107-187", 2004-03-20
被引用文献数
1

過去におけるネコの視運動性眼振(OKN)の報告では,水平性と垂直性OKNを定量的に同条件で記録したものは,ほとんどなかった.本研究では,ネコの水平性および垂直性OKNを直立頭位で同条件のもと記録し,定量的パラメーターを用いて解析した.<br>覚醒ネコ5匹を対象とした.直立頭位のネコにランダムドットパターンのステップ状視運動刺激を行い,サーチコイル法を用いて眼球運動を記録した.<br>ネコの水平性と垂直性OKN反応における,直接経路のパラメーターとして,急速緩徐相速度上昇,急速緩徐相速度下降を,間接経路のパラメーターとして,定常状態緩徐相速度,OKAN面積を呈示した.<br>水平性OKNの定常状態緩徐相速度(SPV)は,40~60°/sまで刺激速度の増加に伴って増大し,それ以上では,飽和した.右向きと左向きのOKNは,ほぼ対称だった.垂直性OKNについては,下向きOKNの定常状態緩徐相速度(SPV)は,20°/sまで刺激速度の増加に伴って増大し,それ以上では,飽和した.これは,水平性OKNのSPVよりも低速であった.一方,上向きOKNのSPVは,弱く不規則であった.<br>視運動性後眼振(OKAN)も,右向きと左向きで,ほぼ対称だった.下向きOKANも,認められたが,水平性OKANよりも弱かった.OKANのSPVにおける急速緩徐相速度下降は,水平性と下向きOKNにおいて観察された.一方,上向きOKANは,ほとんど観察されなかった.<br>本研究結果より,ネコの水平性OKNと垂直性OKN反応の差は,直接経路よりも間接経路の差によるところが大きいと思われた.また,ネコとサルのOKN反応を比較すると,直接経路,間接経路ともに,ネコの方が小さく,特に,中心窩視力に関わる直接経路の差が大きいと思われた.
著者
渡辺 一志 辻 幸治 米山 富士子
出版者
社団法人日本体育学会
雑誌
体育學研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.405-411, 1993-03-01

In archery, highly reproducible release is required during shooting to get a good score.Shooting in archery consists of eight different techniques. The last phase of these techniques is follow-through, which all eight have in common. The purpose of this study was to investigate the relationship between the muscle activity at follow-through and performance. In ten healthy archery club members, we recorded the muscle activity of six regions from both sides of M.deltoideus (pars acromialis), M. trapezius (pars ascendens), M. trapezius (pars descendens) by means of electromyogram. Integrated electromyograms of 1 second each at the aiming phase and the follow-through phase were calculated in order to evaluate this technique. The results obtained in this study were: 1) The skilled archers sustained high level (above 80%) muscle activity in the follow-through phase. 2) A significant correlation (r=0.791 r<0.05) was observed between the muscle activity on the draw side and the best score in a single round.3) The performance in archery was effected by the continuation of muscle activity in the shoulders, the neck and the back at follow-through. The continuation of muscle activity in the draw side seemed to be especially significant for archery performance.
著者
戸田 まり 渡辺 恭子
出版者
一般社団法人 日本発達心理学会
雑誌
発達心理学研究 (ISSN:09159029)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.214-223, 2012

思春期前後の定型的な社会的情報処理の発達を調べるため,複数の想定場面を作成し,小学校5年から高校2年までの男女計716名に対し調査を行った。あいまいな状況で被害を受けた場合,アプリオリに相手の敵意を想定したり攻撃的な対応をする者は,年齢と共に減少することが明らかになった。しかし口に出さない内面での感情的反応は中学1年で最も否定的であり,この時期が,認知的には「相手の悪意ではない」と理解しながらも感情的には怒りを覚える度合いが高いのではないかと示唆された。相手の行動の解釈,生起感情,予想される対応をクラスター分析により4パターンに分けて発達的変化を調べた結果からもこのことは確認された。また中学生以上では,相手の敵意を想定しやすく感情的にも否定的になりやすく対応も攻撃的になりやすい群は,学校満足度や自分の学業成績に対する満足度は他の群と変わらないが,家庭での受容や親への気持ちについては他の群より否定的であり,家庭での人間関係があいまい状況でのネガティブな社会的情報処理と関連している可能性が示唆された。
著者
金谷 貢 渡辺 孝一 宮川 修
出版者
Japan Prosthodontic Society
雑誌
日本補綴歯科學會雜誌 = The journal of the Japan Prosthodontic Society (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.227-237, 2001-04-10
被引用文献数
11 6

目的: 本研究ではブリッジと有床義歯に関する教育, 研究および臨床の将来計画立案の-助とするために, 将来使用されるそれら補綴物数の推計を試みた.<BR>方法: 研究対象は65歳以上の高齢者および要援護高齢者とした. 将来における一人平均のブリツジ数と有床義歯数を歯科疾患実態調査報告をもとにした単純回帰分析より推定した. 回帰分析においては, 推定回帰線の交差および上限に対する補正を加えた. 推定された一人平均のブリッジ数, 有床義歯数, および将来推計人口から, 将来使用される補綴物数を予測した.<BR>結果: 高齢者が使用するブリッジと有床義歯の総数は, 今後20年間で2.0倍 (2.2~1.1倍, 95%信頼区間より算出) と1.5倍 (1.8~1.0倍) にそれぞれ増加し, その後10年間は両者ともにほぼ一定で推移すると推定された.ブリッジ数と有床義歯数の増加率はともに年齢階層が高くなるほど大きくなっていた. また, 要援護高齢者が必要とするブリッジと有床義歯の総数は, 今後25年間で2.7倍 (3.2~1.0倍) と1.8倍 (2.2~1.0倍) にそれぞれ増加すると推定された.<BR>結論: 以上より, 高齢者および要援護高齢者を対象としたブリッジあるいは有床義歯に関する教育, 研究および臨床はこれまで以上に必要性が増してくると考えられた.
著者
渡辺 健 和田 一郎
出版者
公益社団法人地盤工学会
雑誌
土質工学会論文報告集 (ISSN:03851621)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, 1983-06-15

アースアンカーの利用が本格的に実用化され始めた当初から, アンカー体から地盤への力の伝達は引張り杭の力の伝達機構と同じものか・単位面積当りの周囲摩擦抵抗はどの程度か・経時的にアンカー周辺の土はクリープあるいはそれに近い状態が起こらないか, 等の問題点があった。本論では, アンカー導入当初および現在のアースアンカーに関する調査, 試験について述べている。まず, 代々木公園および市ケ谷濠における導入の実状すなわち, アースアンカーによる土留め支保工が最良であるとした経過を説明し, 引張り材の検査, 注入用モルタルの配合と注入量の検査, 外殻モルタルの加圧力の決定について述べられている。次に, 土質工学会の基準案による検査・試験方法のうち, グラウト材や引張り材の検査, 削孔・グラウトの注入等の施工管理, そして引抜き・引張り・確認・特殊の各試験で構成される耐力試験について詳述している。最後に, 現時点における検査・試験の状況について, 交通営団で行ったものを例にとって説明して, 今後の検討点に, 地震時のアンカー体の動的挙動の問題があると示唆して終えている。
著者
小掠 祐子 金 恵媛 渡辺 千恵美 宮永 嘉隆
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.55, no.10, pp.1028-1028, 1985-11-25

第5回学内免疫談話会 昭和60年7月13日 東京女子医科大学中央校舎1階会議室
著者
渡辺 和子
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
建築雑誌 (ISSN:00038555)
巻号頁・発行日
vol.92, no.1118, pp.9-10, 1977-02-20
著者
渡辺 漸
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.15, no.5, pp.283-284, 1969-05
著者
渡辺 俊明 小川 健治 勝部 隆男 平井 雅倫 矢川 裕一 梶原 哲郎
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.61, no.12, pp.1092-1092, 1991-12-25

第11回学内免疫談話会 平成3年7月6日 東京女子医科大学臨床講堂I
著者
直江 千寿子 渡辺 真希子
出版者
大学図書館研究編集委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.93, pp.52-58, 2011-12

国際図書館コンソーシアム連合(ICOLC:International Coalition of LibraryConsortia )の会合は,年2 回,春に北米,秋に欧州で開催されている。米国テキサス州オースティンで開催された第23回会合は,電子リソース価格調査,電子ジャーナルの価格モデル,PDA,電子ブック,ディスカバリー・サービス等をテーマとした全体討議やテーマ別分科会の他,ベンダーグリルの全19 セッションから構成されていた。本稿ではその概要について報告する。The International Coalition of LibraryConsortia meets twice a year, in North America in the spring and in Europe in the fall. The 23rd meeting was held in Austin Texas and included a total of nineteen sessions on topics such as value and assessment measures for e-resources, pricing models for e-journals, PDA, e-books and discoveryservices and breakout sessions on different topics. This paper provides an overview of these sessions.
著者
渡辺 友市
出版者
イタリア学会
雑誌
イタリア学会誌 (ISSN:03872947)
巻号頁・発行日
no.11, pp.63-79, 1962-12-30

Il 1300 e quel periodo della storia italiana nel quale con lo scomparire dei piccoli comuni ci si avvia verso il risveglio di unacoscienza nazionale. Gli umanisti nati in questo periodo perdendo l'interesse verso la liberta politica si sentono piu inclinati verso una vita tranquilla e libera da noie. Tuttavia, da una parte i Signori sentono ancora il bisogno degli umanisti per aumentare il loro potere politico e dall'altra parte non si puo dire che gliumanisti siano del tutto privi di interesse circa i movimenti politici della loro epoca. Il Petrarca fu biasimato per essersi troppo appoggiato ai Visconti di Milano, per questa ragione, egli intervenne con i suoiscritti nella rivolta diretta da fra Iacopo Bussolani, che ebbeluogo a Pavia nel maggio del 1356. L'Autore dell'articolo, servendosi principalmente delle lettere dell'epoca(Fam XIX.18)e servendosi come base della situazione che appare dalle lettere del Petrarca che invitano alla pace, cerca di ricostruire l'immagine dei Signori sia dal punto di vista ideologico che politico.