著者
藤井 鈴子 中友 千芳子 大藤 祥子 下司 洋子 興梠 直美 石橋 純子 秋山 仁美 辻 愛実
出版者
日本重症心身障害学会
雑誌
日本重症心身障害学会誌 (ISSN:13431439)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.113-115, 2015

昨年のファッションショーは、重度の障害があっても本人にとって機能的かつ好みのファッションを通し、「夢かなえる装い」を大きなテーマにしました。南京都病院が中心となり日本女子大学の先生と一緒に半年以上前から試行錯誤しながら進めてきました。モデルには、おしゃれに興味がある3名の利用者の方が、出演されました。会場でその人らしく一番輝ける演出を…ということでファッション雑誌をいつも見ているMさんには雑誌から飛び出てきた女性を、大好きな人にいつも素敵な笑顔を見せてくれるUさんにはデートの演出を・・オルガンの演奏をしているときが一番幸せそうな表情をされているYさんには演奏会を・・体調などを心配していましたが、3名とも本当に素敵な笑顔で出演してくださり嬉しかったです。特にYさんは全盲のため、慣れない場所での演出が本人の負担になるのではなど、ファッションショーが終わるまでたくさんの不安を抱えていましたが、本番では輝く笑顔を見ることができ、衣装を提供して頂いた日本女子大学の先生、南京都病院のスタッフともに安心しました。南京都病院の重症心身障害児者病棟では、日々の活動や行事を通してより豊かな生活を送って頂きたいという想いを大切にしています。その中でも毎月のお誕生会や季節行事の際には、職員が作った色とりどりの衣装を楽しんでもらっています。装い一つで、利用者の皆さん、保護者、職員の気持ちに一体感が生まれ、「衣装」が楽しいひとときを過ごすための重要な役割を果たしています。このように身にまとうことを大切にしている南京都病院ならではの行事の様子と衣装をブースにて展示しました(展示ブースの写真参照)。ファッションショーでは、3名が代表として出演して頂きましたが、病院内には笑顔の素敵な利用者の方がたくさん入所しておられます。全員に出演してほしいという職員の想いから、南京都病院の利用者の方々がおしゃれを楽しまれているスライドを紹介しました。この笑顔はおしゃれをして嬉しいだけではなく「かわいいよ」「きれいだね」と周りのスタッフから愛され注目されたことにより生まれたものだと思います。また、京都らしさを…という気持ちから、甚平や浴衣を着てきれいに輝く花火の打ち上げとともに演出しました。輝く笑顔が皆さんの心に届いたでしょうか?今年も重症心身障害児者のファッションショーが開かれます。今までだと、衣装に包まれた利用者の方の笑顔や演出を楽しく拝見させていただいていただけだったのですが、ここまでの道のりには、日本女子大学の先生との何回もの打ち合わせやリハーサル、職員や、会場の方、たくさんの人たちの協力で開催されているのだと思うと、また違う熱い気持ちで拝見させていただくこととなるのだろうと思います。今回身にまとうということ、「衣装」を介して個性が光り、一人ひとりが大切にされ注目されることにより周りが笑顔に包まれ、見ている人たちに深い感動を与えることができるということを学ばせて頂きました。これからもファッションを通して笑顔の輪が広がりますように……そして人と人の優しいつながりができますように……Mさん…おしゃれに興味がありファッション雑誌を見るのが大好き、夢はモデルさん。当日は大好きな主治医の先生とモデルになった気分を思いっきり感じていただきました。スポットライトを浴び、素敵な笑顔が見られました。Uさん…理想のボーイフレンドと一緒にデートをするのが夢……素敵な洋服でお出かけします。当日は年下の男の子のBGMが流れる中、大好きな人からバラの花束を頂きました。とても幸せそうな笑顔が見られました。Yさん…音楽大好きな女性、どんな曲でもピアノを奏でることができます。夢は大好きなピアノやオルガンを発表会で演奏することです。発表会用の衣装を着てリサイタルショーをしました。大好きな『バラが咲いた』の曲を演奏し、会場のみなさんと歌うことができました。(出演者の皆様には写真掲載の承諾を頂いています。)四季折々の衣装とともに笑顔と優しさを届けます。
著者
谷崎 勝朗 高橋 清 上田 暢男 斉藤 勝剛 細川 正雄 小野 波津子 石橋 健 合田 吉徳 中村 之信 佐々木 良英 守谷 欣明 木村 郁郎
出版者
Okayama Medical Association
雑誌
岡山医学会雑誌 (ISSN:00301558)
巻号頁・発行日
vol.89, no.9-10, pp.1261-1265, 1977-10-30 (Released:2009-08-24)
参考文献数
8
被引用文献数
1 1

A skin test using buckwheat extract was performed on 182 cases of bronchial asthma. Thirty-three of them showed a positive skin test to buckwheat extract.Buckwheat allergy (bronchial asthma, urticaria, allergic rhinitis, allergic gastroenteropathy and allergic conjunctivities) was found in 19 (57.6%) of the 33 cases showing a positive skin test to buckwheat extract.Basophils from 8 cases of buckwheat asthma showed a strong response to buckwheat extract, although basophils from 10 cases with a postive skin test only, without buckwheat allergy, did not response to buckwheat extract.Bronchial asthma induced by buckwheat (16 of the 19 cases) had some special features. Their asthma attack was induced by the introduction into the body through either mouth or airway and started in childhood. Buckwheat pillows were used in 13 of the 19 cases. Ten of the 13 cases obtained alleviation of asthma upon discontinuation of buckwheat pillows. Most of the buckwheat asthma patients showed a high serum IgE level and had a hereditary factor. The results showed that cases of buckwheat asthma might be sensitized in their childhood.
著者
松尾 光弘 松田 理登 石橋 孝明 菊池 優花 山北 伊織 盛 夏希 今村 鮎美 坂本 貴良 田代 佑治 酒井 泰良 山中 佳樹 西立野 興文 湯淺 高志
出版者
Japanese Society of Cryobiology and Cryotechnology
雑誌
低温生物工学会誌 (ISSN:13407902)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.37-43, 2015-04-15 (Released:2017-06-15)

Low temperature have been broadly applied for storage technique of various vegetable and crops. Sweetpotato is one of the most popular crops grown in tropical and temperature regions. Because sweetpotato, originated from semi-tropical plants, is susceptible to cold stress, severe chilling stress by itself causes deterioration and/or irreversible damage in sweetpotato tuber tissues. However, mechanisms involved in physiological and biochemical changes of sweetpotato under chilling stress remain unclear. Thus, we focused on the gene expression profiles of cold stress-responsive transcriptional factors and carbohydrate metabolisms of sweetpotato in response to chilling stress. A sweetpotato homolog of Drought Responsive Element Binding factor (swDREB) is induced in sweetpotato within 6 h after treatment of chilling stresses. The expression of swDREB under chilling stress was maintained until 3 d. Chilling stress sequentially upregulated the expression of β-amylase (β-AMY) and trehalose-6-phosphate phosphatase (TPP). Increase of amylase activity and sugar content was also observed in sweet potato under chilling stress, These results suggest that swDREB mediates the expression of β-AMY and TPP via a cold stress-responsive transcription factor cascade, leading to degradation of starch in sweetpotato tuber and accumulation of maltose and trehalose.
著者
白勢 洋平 下林 典正 高谷 真樹 石橋 隆 豊 遙秋
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集 日本鉱物科学会 2018年年会
巻号頁・発行日
pp.50, 2018 (Released:2020-01-16)

京都大学総合博物館では,京都帝国大学の教授であった比企忠が蒐集した国内では最大級の貴重な鉱物・鉱石標本を所蔵している。その標本整理の過程で「比企標本」は,「和田標本」,「若林標本」,「高標本」といった20世紀初頭の日本の「三大鉱物標本」に勝るとも劣らない標本であることがわかった。比企は1894年に帝国大学を卒業ののち,1898年に京都帝国大学理工科大学の助教授に任じられ,開設されたばかりの採鉱冶金学教室で教鞭をとった。その後,採鉱学第三講座(鉱床学)の初代教授となり,1926年に定年退職するまでの間に,1万点以上の鉱物・鉱石標本が陳列する鉱物標本室を作り上げた。比企は亡くなる直前に鉱物標本の行く末を案じ,後進に「標本の志るべ」なる手引書を遺した。「標本の志るべ」の中には蒐集した鉱物標本ひとつひとつの解説と共に,教育熱心さが窺える文言が記されている。比企標本は,国宝級とも形容される,質・量ともに優れた選りすぐりの標本であるが,同時に我が国の鉱物学の黎明期に多くの研究者や学生を育ててきた貴重な標本でもある。
著者
中川 憲之 井原 和彦 島田 信治 別府 達也 竹下 都多夫 佐藤 陽昨 保利 俊雄 石橋 正二郎
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3, pp.555-556, 2013-09-25 (Released:2013-11-26)
参考文献数
10
被引用文献数
2 1

大転子骨折単独は稀とされている.初診時の単純X線で大転子のみの骨折であった20例を対象とし評価した.20例のうちMRIを16例に施行し,2例は大転子骨折のみ.14例が大腿骨転子部骨折を認めた.大転子骨折単独の報告はいくつかあるが,MRIを行っていないものが多く,実際は不顕性の大腿骨転子部骨折であった可能性もあるのではないか?
著者
堀川 和美 岡田 賢司 石橋 哲也 村上 光一 大淵 典子 植田 浩司
出版者
一般社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 : 日本伝染病学会機関誌 : the journal of the Japanese Association for Infectious Diseases (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.69, no.8, pp.878-883, 1995-08-20
参考文献数
16
被引用文献数
1 2

1990年8月から1993年3月までの30カ月間に福岡県内6病院小児科を受診した百日咳様患者を対象として, 百日咳菌分離を行った. この期間に菌検索を行った179検体から43株 (24%) の1, 3, 6型のK抗原因子を保有する百日咳菌と1株のパラ百日咳菌を分離した. 百日咳菌を分離した患者の年齢は1歳未満が22名 (51%), 1歳から10歳が18名 (42%), 成人が3名であった. これら43名中39名がDPTワクチン未接種であったが, 3名はDPTワクチン接種済みであった. 分離菌株の23薬剤に対する最小発育阻止濃度 (MIC) を求めた. MIC測定は微量液体希釈法で行った. PIPC, EM及びCPZのMIC<SUB>50</SUB> (使用菌株50%に対するMIC値) は0.005, 0.02及び0.01μg/mlであった. また, CER及びCCLのMIC<SUB>50</SUB>は各々10及び20μg/mlであり, 分離菌株はこれら薬剤に対して耐性であった. 更に従来から用いられている寒天平板希釈法も併せて実施し, 微量液体希釈法と比較検討した. 両法による使用菌株のMICは何れの薬剤も同じかやや寒天平板希釈法の方が高かった.
著者
石橋 信江 東 ますみ 藤永 新子 西村 治彦
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.219-228, 2018
被引用文献数
1

<p><b>目的:</b>慢性心不全患者への遠隔看護介入モデルが入院リスクの軽減,QOLの維持・向上に有用であるかを検証する.</p><p><b>方法:</b>入院を繰り返す65歳以上の慢性心不全患者11名にビデオ通話による看護介入を1年間実践し,介入前・中・後の入院回数と入院期間,体重,血圧,BNP値と,介入前後のQOLの比較・検討を行う.</p><p><b>結果:</b>介入1回あたりの平均通話時間は11.5±3.6分で,介入前の入院回数は全員が2~5回/年だったが,介入中は9名が入院することなく,そのうち5名は介入後の1年間も入院しなかった.BNP値等の数値に目立つ変化はなく,介入後のSF-36®による心理的側面の得点が有意に高かった.</p><p><b>考察:</b>患者に合わせた短時間の集約的な介入の継続によってQOLを改善し入院を回避できたという結果から,遠隔看護介入モデルの有用性が確認できた.介入終了後も入院回避しており,在宅患者のセルフモニタリング能力の強化に繋がることが示唆された.</p>
著者
高橋 卓也 内田 由紀子 石橋 弘之 奥田 昇
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会誌 (ISSN:13498509)
巻号頁・発行日
vol.103, no.2, pp.122-133, 2021-04-01 (Released:2021-06-26)
参考文献数
48
被引用文献数
3

森林に関わる主観的幸福度を測定し,得られた結果とその要因について検討した。滋賀県野洲川上流域を対象として,2018年に一般世帯を対象とするアンケート調査を実施した。因子分析の結果を踏まえ,森林に関する幸福度を満足度,充実感,プラスの感情,マイナスの感情の4種類に分類し,森林との関わりについての説明変数等による回帰分析を行った。農業,林業への従事は森林充実感と,個人所有林およびボランティアでの森林管理は森林満足度や充実感と正の相関が見られた。一方,地元の山の森林管理はプラスの感情と負の相関を示した。居住地域の森林比率と幸福度との間の相関は特定できなかった。森林所有は4種類すべての森林幸福度と負の関係が見られたが,これは森林の資産価値が低下し,森林管理の負担感が大きくなっていることを示すものと推測される。森林資源の量的な再生がある程度達成され,質的な面での改善が求められている日本の現状において,個々人が森林とどのように関わり,個人およびコミュニティの幸福度をいかに促進するか検討する上で,森林幸福度の構造的な(種類別の)把握が政策課題としても必要とされることを論じる。
著者
河端 俊治 松居 正己 石橋 亨 中村 昌道
出版者
公益社団法人 日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.21, no.10, pp.1326-1332, 1972
被引用文献数
8

食品中の<I>N</I>-ニトロソアミンの分析にガスクロマトグラフィーを応用するために基礎的な分析条件の検討を行なった.熱イオン化検出器のエミッション電極はコイル状の白金-イリジウム合金線に水ガラスを融着したものを用いた.<BR>分離管にポーラスポリマービーズを用いた場合は<I>N</I>-エトロソアミンと妨害成分として考えられるピラジンとその誘導体の分離がわるい.また,保持時間と保持指標をPEG 6000と Versamid 900 の分離管で求めたが,PEG 6000では<I>N</I>-ニトロソアミンの一部が<I>N</I>-ニトラミンに変化する.<BR>キャリヤーガスは窒素ガスよりもヘリウムガスが微量の<I>N</I>-ニトロソアミンの分析によい結果を示した.<BR>食品中の<I>N</I>-ニトロソアミンの分析の応用を,試作したたらこで行なったが,1 ppbのジメチルニトロソアミンの定量ができた.
著者
今野 和 多田 早奈恵 LAOHASIRIWONG Wongsa PITAKSANURAT Somsak 韓 連熙 林 正幸 石橋 良信
出版者
国立保健医療科学院
雑誌
保健医療科学 (ISSN:13476459)
巻号頁・発行日
vol.66, no.2, pp.172-183, 2017

アンケート調査は,洪水時における避難所での保健衛生への意識と行動,医療,健康状況などを知る目的に,タイ国コンケン地方の3つの村,計393人を対象に実施した.聞き取りは2014年に行い,回答は過去5年間の集計である.集計,解析の結果,健康に対して,村人のほとんどは医療保険に加入し,また,健康増進に心がけていた.洪水の期間には水虫,足白癬,結膜炎,低い割合での下痢症がみられ,レプトスピラ症は2件報告された.村人は伝統医療を重んじる傾向があるが,避難所には医師と看護師が巡回しており,医薬品も常備されていた.このような状況から重病患者はみられていない.<br>認識や考え方,実践を含む保健行動において,村人は一般に衛生に対して高い知識をもっていると考えられる.一方,死んだ動物の処分、下痢症の予防や眼病への備えのような概念については正しい知識を有しておらず,村人は病気に罹患する原因,知識の修得が必要である.<br>避難所における飲料水は,ボトルドウォーター,雨水,村落ごとにある小規模水道の水道水である.この水道水は高い割合で大腸菌群数(TCB)や糞便性大腸菌(FCB)が混入しており,残留塩素も検出されていない.TCBやFCBが検出されることは,腸内病原微生物の汚染を意味する.したがって,水源河川の汚濁の低減化に努めるとともに,村人は水道水の汚染問題を深刻に受け止める必要がある.さらに,洪水の水は食器類の洗浄,洗濯に使われており,衛生状況は劣悪である.<br>結論として,洪水期間中では,一般的な洪水時にみられる疾病を加味しても村人の健康状態は概ね良好であった.しかし,村落の小規模水道の浄化方法の徹底とともに,今後,衛生に関する知識と生活習慣の改善を求めていく必要性があることがアンケート調査から明らかになった
著者
大島 洋志 徳永 朋祥 宮島 吉雄 田中 和広 石橋 弘道
出版者
一般社団法人日本応用地質学会
雑誌
応用地質 (ISSN:02867737)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.351-358, 1996-10-10
参考文献数
24
被引用文献数
1 6

Data on various hydrological and geochemical fluctuations caused by the 1995 Hyogo-ken Nanbu Earthquake were accumulated. We reported fluctuations of the relatively shallow groundwater at the Nuruyu area, the Northern Awaji Islands, and those of the deeper one at the regional (about 300km&times;300km) scales. Then, we briefly reviewed the precursory geochemical changes in groundwater.<BR>Groundwater gushed out soon after the earthquake at around the Nuruyu and Nojima-Tokiwa areas, which are situated to the east of the Nojima fault, and then has dried up within the several months. There has been no sign of the recovery of groundwater level in wells one year after the earthquake. The water springing out at the hanging wall side along the Nojima fault seemed to be moved from the eastern mountainous area where groundwater has dried up.<BR>Groundwater in deep underground also fluctuated by the earthquake and their spatial distribution seemed to be related to the distance and the direction from the epicenter of the earthquake. Temperature increase at several hot springs has also been observed after the earthquake.<BR>The investigation of the groundwater fluctuations is important not only for the prediction of earthquakes but also for the engineering geological activities, such as planning water supply for the mountainous villages, monitoring and solving groundwater pollution problems, and evaluating long-term stability of deep underground environments. We proposed several plans to monitor and manage data on groundwater fluctuations both in usual times and at earthquakes. We also showed the recommended countermeasure for the fluctuations of hot springs, and pointed out the importance to prepare water supply plans for the places where the drops of water levels have been observed by the previous earthquakes.