著者
神山 剛 鈴木 敬 野田 千恵 竹下 敦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.39, pp.1-6, 2007-05-10

近年では,携帯端末のブラウザを用いたショッピングサイトの利用など,ユーザ情報をWebフオームへ入力する機会が増えている.携帯端末における入力操作は従来に比べ格段に向上しているが,なおユーザの負担を強いるものである.ユーザの入力支援を行う技術の一つとして,自動入力エンジンがある.本稿では,まず従来の入力方式と比較した自動入力エンジンの入力効率を測るための評価方法の検討をし,プロトタイプを用いた評価実験から自動入力エンジンの有効性を示した.次に評価結果の分析から,さらなる改善の必要性を示し,ユーザインタフェースと連携した改善を行うことを提案し,評価によりその効果を示した.
著者
佐々木 健 小泉 輝 岡崎 俊郎 森岡 崇 井東 道昌 宮武 秀樹 森 密雄 鈴木 隆司
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, pp.435-439, 2011

Control issues on haptic device control for virtual prototyping of power window switches are presented. A one degree-of-freedom haptic device was designed to display a virtual switch. The difference in the mass of a real switch and that of the haptic device was the main cause of the difference in the operational feeling. Dynamic equivalent mass was reduced by assisting the operational force. Hysteresis was also incorporated in the force-stroke curve. Sensory evaluation has verified that these control methods have enhanced the reality of the operational feelings of the virtual switch.
著者
鈴木 哲 秋場 真人 齊藤 正克
出版者
社団法人プラズマ・核融合学会
雑誌
プラズマ・核融合学会誌 (ISSN:09187928)
巻号頁・発行日
vol.82, no.10, pp.699-706, 2006-10-25
被引用文献数
2

核融合装置炉内機器の中で最も高い熱負荷を受けるダイバータについて,必要となる機能やその機能を満たすために要求される条件および構造上の特徴や設計の考え方などを,主として国際熱核融合実験炉ITERを例にとって熱・構造工学的な視点から解説するとともに,核融合原型炉ダイバータへの展望についても述べる.
著者
鈴木 啓祐
出版者
流通経済大学
雑誌
流通經濟論集
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.34-49, 1967-05

We may generally define the rank-size rule by the formula : FR_=f(R) where F_R is the frequency of the event the order of the frequency of which is R(F_R≦F_<R-1>). The Zipf's rank-size rule would be regarded as a type of the rank-size rules which are expressed by the formula shown above. The Zipf's rank-size rule can be applied to urban populations as Lotka, Zipf, Stewart, Simon, Isard, and Tachi have pointed out. An explanation of the mechanism of existence of the Zipf's rank-size rule of urban populations was already tried by Simon. Here, I tentatively tried to make explanations of the mechanism, (a)based on the Miller's model of Zipf's rank-size rule, and (b) based on the assumption that N(λ) (the number of the cities havingthe population λp^*) is m_λN(λ+1), where m_λ=((λ+1)/λ)^α, and α a is a parameter. We have some other rules or model of urban populations, rule of Pareto, Auerbach, Gibrat, Christaller, and Rashevsky, and Beckman's model. And, we can find connections between them.
著者
鈴木靖民編
出版者
勉誠出版
巻号頁・発行日
2008
著者
地井 武男 鈴木 亮
出版者
日経BP社
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.337, pp.88-90, 2010-12

あっという間でした。1000回とか、歩いた場所が700カ所、1600キロなんて言われてもピンとこなくて、そんなに歩いたかなって感じです。──最近は長寿番組があまり出ない中、ラジオの『音楽旅行』も12年目と、地井さんが手がける番組は長寿になります。 ありがたいです。確かに長寿の番組にかかわる機会は多いです。
著者
茅根 創 山野 博哉 酒井 一彦 山口 徹 日高 道雄 鈴木 款 灘岡 和夫 西平 守孝 小池 勲夫
出版者
東京大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2008-11-13

サンゴ礁学の目的は,生物,化学,地学,工学,人文の諸分野を,複合ストレスに対するサンゴ礁の応答という問題設定のもとに融合し,サンゴ礁と人との新たな共存・共生を構築するための科学的基礎を築くことである.本領域では,ストレス要因の時空変化を評価して,遺伝子スケールから生態系スケールまで整合的なストレス応答モデルを構築し,サンゴ礁と共生する地域のあり方を提案した.本課題は,こうして産まれた新しい学問領域を確立し,他分野へ展開するとともに,地域社会への適用と人材育成を継続的に行うために,以下の活動を行った.新しい学問領域の確立:平成25年9月29日―10月2日に,海外から研究者を招へいして,「サンゴ礁と酸性化」に関する国際ワークショップ(東京大学伊藤国際学術センター)を開催し,今後の展開について議論した.12月14日日本サンゴ礁学会第16回大会(沖縄科学技術大学院大学)では,「サンゴ礁学の成果と展望」というタイトルで,総括と次のフェイズへ向けての戦略を示した.また,”Coral Reef Science” の原稿を,各班ごとに作成して,現在編集作業を進めている.他分野への展開:12月15日,日本サンゴ礁学会第16回大会において,公開シンポジウム「熱帯・亜熱帯沿岸域生物の多様性へのアプローチと課題」を,日本サンゴ礁学会主催,日本ベントス学会,日本熱帯生態学会共催によって開催して,サンゴ礁学の成果を,関係する生態系へ展開する道を議論した.地域社会への適用:これまでに19回石垣市で開催した地元説明会・成果報告会のまとめの会を,2013年8月に実施して,プロジェクト終了後の地元と研究者の連携のあり方,研究成果の還元の継続を話し合った.人材育成:サンゴ礁学の取り組みのひとつとして,これまで4回実施したサンゴ礁学サマースクールを,東京大学と琉球大学共同の,正規の実習科目として定着させることに成功した.
著者
鈴村 潔 山口 晃弘 磯谷 正敏 原田 徹 金岡 祐次 鈴木 正彦 芥川 篤史 菅原 元 臼井 達哉
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.34, no.11, pp.1665-1669, 2001-11-01
被引用文献数
21

上行結腸癌に対する結腸右半切除後16か月目に十二指腸と横行結腸に瘻孔を形成した膵頭部転移巣の1切除例を経験した.症例は嘔気, 嘔吐を主訴とした45歳の女性で, 上部消化管造影X線検査で十二指腸の狭窄像を認めた.CTでは膵頭部から十二指腸第2部にかけ, 中心壊死を伴った腫瘤性病変を認めた.血管造影では上腸間膜静脈に腫瘍による圧排所見を認めた.大腸癌膵転移と診断し回腸横行結腸吻合部切除, 膵頭十二指腸切除, 肝転移巣切除, 上腸間膜静脈部分切除を行った.病理組織学的所見では, 膵鉤部に直径約3cmの中心壊死を伴った転移性病変を認め, 中心壊死部を介して十二指腸と横行結腸に瘻孔を形成していた.術後36病日に退院したが, 肝転移により術後第192病日に死亡した.
著者
濱 広幸 柏木 茂 日出 富士雄 田中 均 高橋 俊晴 鈴木 伸介 河合 正之 宮原 房史 南部 健一 武藤 俊哉
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2008-05-12

独自の考案で設計・製作した独立2空洞型熱陰極高周波電子銃から引き出された電子ビームの縦方向位相空間分布を操作して、進行波加速構造を用いる速度圧縮法に最適な分布に整形し、100フェムト秒あるいはそれ以下の超短パルス電子ビームを生成する技術をほぼ確立した。加えて加速器システムを構築し、50MeVまでの電子ビーム加速に成功したことから、偏向磁石あるいはアンジュレータを用いてコヒーレントなテラヘルツ放射を発生できる光源加速器が完成され、法令が規定する放射線管理区域に適合した加速器研究施設を開設することができた。
著者
鈴木 基史
出版者
財団法人 日本国際政治学会
雑誌
国際政治 (ISSN:04542215)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.155, pp.155_1-17, 2009-03-20 (Released:2011-07-10)
参考文献数
55

The Westphalian norms of state sovereignty, sovereign equality, and noninterfbrence are under great pressure for change. To improve the normativity of the international system, significant empowerment has taken place within international human rights law, humanitarian law, and liberal economic law, each of which seeks to remedy moral and distributive injustice associated with the Westphalian system. However, the transformation to a post-Westphalian liberal norm system is incomplete at best: many states still give priority to state sovereignty over human rights, cultural relativism over universalism, and protectionism over liberalism to justify their nationalistic behavior. As a consequence, the current system remains confusingly complex and pluralistic, containing both Westphalian and post-Westphalian elements.In general, norm change is explainable by three principles of human behavior: the logic of appropriateness holds that norm change emerges along with change of social facts defined intersubjectively by states' political elites; the logic of consequences focuses on the coordinating function of norms in promoting states' joint interests; and the logic of coercion emphasizes the endogeneity of norms to international power structures. These principles constitute analytical cores of major international relations theories, including social constructivism, rational institutionalism, and political realism, respectively.Yet, scholars disagree on the current status of international norms and hold varying opinions on causes and consequences of norm change. Having outlined basic concepts and theoretical frameworks for analysis, this essay suggests that, unless carefully executed, analyses of norm change may suffer from methodological problems of underdetermination, selection bias, and fallacious attribution. Given the imperfect nature of theory and human society, researchers need to focus on the relative rather than absolute validity of competing theories, by finding the conditions under which theories are descriptively superior to their alternatives. The essay concludes by stressing the imperative to bridge theoretical divides to improve our understanding of contemporary global politics that has been undergoing major normative transformations.
著者
鈴木 和夫
出版者
樹木医学会
雑誌
樹木医学研究 (ISSN:13440268)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.33-38, 2002-03-31
被引用文献数
2
著者
鈴木 太 本城 秀次 金子 一史 吉川 徹 栗山 貴久子
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010-04-01

自傷は青年期における自殺既遂を最も強く予測する因子の一つであり、近年の研究では、青年期の単極性うつ病において、非自殺性自傷の既往が自殺企図を予測することも示されている。本研究では、心的外傷が自傷を引き起こすという仮説を背景として、非自殺性自傷を伴う女児を対象として、眼球運動による脱感作と再処理法(EMDR)と対人関係療法(IPT-A)の比較が試みられた。研究期間の短さ、登録された症例数の少なさのために、当初の目的であったIPT-AとEMDRの有効性について比較することは困難であったが、EMDRが3例、IPT-Aが13例に対して施行され、外傷後ストレス障害の症状と社会的機能の変化が追跡された。