著者
池田 彰吾 松本 章代 小西 達裕 高木 朗 小山 照夫 三宅 芳雄 伊東 幸宏
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.34, pp.31-38, 2008-03-28
被引用文献数
2 2

Web ページは適切に構造化されていることが少ないため、計算機がその構造を把握するのは容易ではない.そこで本論文では繰り返し構造を発見することで,より正確に Web ページ中の見出しの階層構造を解析する手法を提案する.そして,評価実験を行い,提案手法の性能を実験的に検証し,その結果を報告する.In this paper, we propose a method to analyze a hierarchy of headlines in Web pages by detecting repeated structure. Our method can analyze the structure of Web pages that is not well structured. We show an experimental evaluation of our method.
著者
高木 和幸 中村 秀紀 米沢 千尋 岡田 謙一 松下 温
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.42, pp.209-210, 1991-02-25

近年、ネットワークセキュリティに対する関心が高まっているがその実際的な応用面については、理論的なものにとどまっている傾向がある。暗号化の技法はネットワークセキュリティの中心となるもので、現在最も急速に発展している分野の一つでもある。メッセージを暗号化して複合鍵を持っていない者には解読できないようにするという機能は暗号の基本的機能であるが、そこから鍵の配送、相手の認証などの新たな研究課題が生まれており、特に認証に関する研究は活発に行われているのが現状である。一方、ネットワーク網が発達するにつれて、それにともなう分散的処理に対する研究も現在活発に行われており、遠隔会議システムはその具体的な応用例の一つである。このような会議システムにおいては会議を円滑にすすめるためにはどのような環境を設定すれば良いのかという研究は行われていても、そのセキュリティに関する研究はほとんど行われていない状態である。そこで我々は、会議システムにおけるセキュリティ機能の必要性を議論し、実際の応用例としてUNIX上に構築したシステムを提示する。
著者
高木 聡一郎
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.54, no.12, pp.1238-1243, 2013-11-15

日本では「電子行政オープンデータ戦略」の制定から1年余りが過ぎ,政府・自治体,また民間でもオープンデータへの取り組みが見られるようになった.海外諸国には,日本より数年先行して様々な取り組みを行っている国々がある.こうした国々では,高い理想を掲げる一方,利活用を推進するにあたって様々な課題にも直面し,それらの課題を克服するための方策を模索している.本稿では,海外諸国での経験を紹介するとともに,今後日本でも課題になると考えられる点についての示唆を導出する.
著者
高木 聡一郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.54, no.12, pp.1238-1243, 2013-11-15

日本では「電子行政オープンデータ戦略」の制定から1年余りが過ぎ,政府・自治体,また民間でもオープンデータへの取り組みが見られるようになった.海外諸国には,日本より数年先行して様々な取り組みを行っている国々がある.こうした国々では,高い理想を掲げる一方,利活用を推進するにあたって様々な課題にも直面し,それらの課題を克服するための方策を模索している.本稿では,海外諸国での経験を紹介するとともに,今後日本でも課題になると考えられる点についての示唆を導出する.
著者
宗岡 克樹 白井 良夫 高木 健太郎 小山 高宣
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.34, no.5, pp.495-499, 2001-05-01
被引用文献数
18

急性上腸間膜動脈閉塞症の2症例に対し, ウロキナーゼを上腸間膜動脈(SMA)に動注する血栓溶解療法を施行した. 症例1は59歳の男性で, SMA本幹に完全閉塞を認め, ウロキナーゼ60万IUの動注により血栓は消失した. 発症からSMA再疎通までは3.5時間であった. 腸切除を要さず, 1か月で軽快退院した. 症例2は68歳の男性で, SMAの完全閉塞を認め, ウロキナーゼ60万IU動注により血栓は消失した. 発症からSMA再疎通までは6.5時間であった. 腹部所見は軽減したが, 再疎通後3時間目から再度憎悪したため緊急手術を行った. 空腸, 回腸280cmが壊死しており, 腸管切除再建を行ったが, 術後4か月目に多臓器不全で死亡した. 自験例および従来の報告例の検討からは, 本療法を発症後早期(SMA本幹閉塞では5時間以内, SMA遠位部の閉塞では12時間以内)に行えば腸管壊死を回避できる可能性がある.
著者
遠藤 康夫 加倉井 和久 山田 和芳 笠谷 光男 神木 正史 小松原 武美 鈴木 孝 高木 滋
出版者
東北大学
雑誌
一般研究(A)
巻号頁・発行日
1989

高温超伝導を示す銅酸化物及びこれらの物質と同じ結晶構造を示す同型異物質の主として磁性を中心に物性と結晶構造の相関を研究した。1.銅酸化物では超伝導発現と銅イオンの持つスピンの二次元的な反強磁性磁気相関との因果関係を徹底して調らべた。最も大事な收穫はキャリアーが正孔である場合は酸素サイドに広がったキャリアーのスピンの影響で磁気相関が滋常に大きく変化し、反強磁性的な磁気相関も壊されるのに対し、電子的キャリアーの場合では反強磁気性相関が残ることが実験的に証明された。これは電子相関と磁性との密接な関係を論ずる基礎となる。2.キャリアーの濃度が増えると、磁気相関距離が短くなり、電子相関の強さとキャリアー濃度及び反強磁性相互作用の間の対応がついた。3.超伝導発現と磁気相関の関係については、全く同じ結晶を使って、酸化の度合いを制御して超伝導転移を変化させることに成功し、その結果として反強磁性相関及びスピンの揺らぎが超伝導の発現と密接にからんでいることを見つけた。4.同形のNi酸化物で、酸化度の違いによって微妙に反強磁性構造が変化することを見つけた。この時は結晶構造も微妙に変化することも見つけている。その他にもUを含むアクチナイド化合物の電子相関の強い物質について、超伝導反強磁性電子相関の3つの因果関係を含む関係を含む研究に着手した。この研究には、1K以下の極低温で中性子散乱が必要なために希釈冷凍機の調整を行なって、測定実験が可能なところにこぎつけた。
著者
平川 幸子・村上 佳菜・義澤 宣明・滝澤 真理・河合 理城・佐藤 理・高木 俊治 中村 尚司 義澤 宣明
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.167-172, 2014

<p>2011 年3 月11 日に発生した東日本大震災に伴う原子力発電所事故直後から環境中及び露地野菜,原乳,水道水等から,ヨウ素131 が検出された.本稿では,主にヨウ素131 による内部被ばく線量の再評価の参考となる,事故直後の福島県住民の避難状況及び避難者の避難中の食生活及び流通実態について調査し,課題を整理した. 調査結果からは,事故直後に避難者が摂取した食品等の多くは事故前からの備蓄品又は被災地外からの支援物資であったことが確認された.さらに,対象野菜の出荷制限,水道水の摂取制限の他,流通施設の被災,小売店舗の閉鎖,等の状況からヨウ素131 で汚染された食品等が大量に消費される状況ではなく,一般に広く流通した可能性は低いことが示唆された.</p>
著者
高木 昭浩 吉岡 克則 寺岡 悟見 相馬 努 矢野 今朝人 宮坂 正 横井 孝司 村瀬 研也
出版者
公益社団法人日本放射線技術学会
雑誌
日本放射線技術學會雜誌 (ISSN:03694305)
巻号頁・発行日
vol.62, no.5, pp.729-733, 2006-05-20
被引用文献数
6 6

The following process conventionally has been followed to develop quantitative images of cerebral blood flow: (1) mean cerebral blood flow (mCBF) is calculated by the Patlak plot method; (2) a SPECT slice that includes the basal ganglia is selected; and (3) based on the value of mCBF calculated by the Patlak plot method, the SPECT slice is corrected by the Lassen method and developed into a SPECT image of quantitative regional cerebral blood flow. However, this process is complicated, and the values of rCBF have been reported to fluctuate because selection of the SPECT slice and the ROI setting are in the hands of the operator. We have developed new software that automates this analysis. This software enables automatic processing simply by inputting the value of mCBF in the normal hemisphere. Since there is no need for manual operations such as setting the ROI, reproducibility is improved as well. Regional cerebral blood flow as determined by this software is quite similar to that calculated by the conventional method, so the existing clinical evaluation does not need to be changed. This software is considered to be useful.
著者
高木 邦子
出版者
聖隷クリストファー大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

新卒者のリアリティ・ショック軽減や離職防止のために、就職先となる福祉現場と福祉職養成機関がそれぞれ取り得る方策を提案した。結果、福祉現場にはソーシャル・サポートの提供が、教育機関には、社会的スキル教育、職業への動機づけ促進が求められることが示唆された。さらに現場と教育機関が連携し、福祉職志望者や内定者に対する現場経験の促進・提供が必要であることが示唆された。
著者
高木 信宏
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は,フランスの作家スタンダールの死後,その従弟で遺言執行人のロマン・コロンが出版したエッツェル版『パルムの僧院』,ミシェル・レヴィ版『アルマンス』と『カストロの尼』のテクストとそれぞれの初版の本文とを照合してヴァリアントの有無を精査し,『パルムの僧院』についてはエッツェル版に含まれる異文が,1842年2月26日に作家が行った修正を採録したものであることを,書簡,備忘,同小説の作家の手沢本などの網羅的調査をつうじて解明し,その成果を日本スタンダール研究会,フランスの国際スタンダール研究誌等で発表した。
著者
高木 英明 高橋 豊 李 頡 張 勇兵 北島 宗雄 後藤 邦夫
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2001

1.Eコマースサイトのウェッブページのデザイン評価ウェブページに表示されるリンクを逐次選択しながらターゲット情報が提供されているページにたどり着く過程をMarkov連鎖確率過程としてモデル化した。各リンクが選択される確率は、認知工学の技法を用いて計算された百科事典の見出し語間の類似度データベースの検索から自動的に計算して決めることにした。例として、現実の3つの航空会社のiモード航空券予約サイトをMarkov連鎖でモデル化し、予約完了までに要する平均クリック数と操作時間を計算した。その結果、ユーザの習熟度に応じて、3社のサイトの効率の特徴に違いがあることを示した。2.セルラ移動体通信網におけるハンドオーバ数の評価と最適端末位置管理セルラ移動体通信網において、1つの通話中に横切るセルの数(ハンドオーバ数)を評価するモデルを再生過程という確率過程の理論を応用して構築した。また、セルラ移動体通信網においては、基地局が移動端末の位置を時々刻々に記録しておくことが必要であるが、そのコストを節約するために、端末が一定数のセルを横断するごとにページングにより位置を報告させるものとする。端末が通話中に横断するセルの数を遅延再生確率過程でモデル化し、位置管理のコストを最小にするような更新頻度を決定する方法を研究した。3.波長分割多重方式の光通信網における波長割り当てと経路選択の高速解法大規模な波長分割多重方式の光通信網において、送受信の要求が静的に与えられていると仮定するとき、波長割り当てと経路選択を高速で行なう2つのアルゴリズムを開発した。これらを、茨城県および関東地方のNTT電話局の位置から構成した仮想網に対して適用し、既存のアルゴリズムと比較すると、実行速度が格段に短いことが示された。
著者
高木 秀彰
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.58, no.11, pp.542-547, 2008-11-01

神奈川県寒川町は,平成18年11月,寒川総合図書館と寒川文書館の複合館をオープンさせた。文書館は公文書館法にもとづき,寒川地域の記録資料を収集・保存・活用するために設置されたものである。開館にあたって両館は,資料の取り扱いについて協議した結果,地域の資料は行政刊行物も含めて文書館の担当と決めた。文書館ではこれを受け,資料の種類ごとにさまざまな提供サービスを展開している。さらに,レファレンス,検索システム,普及事業などにおいて,図書館との相互協力を実践しており,これが利用者にとって複合館のメリットとなっている.
著者
小池 はるか 高木 彩 北折 充隆
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.57-64, 2014-08-18

In this study, a survey was conducted concerning the use of rear-seat belts, which had been made obligatory by the Road Traffic Law of 2008. The research involved a longitudinal study using five points in time, from before the use of rear-seat belts became obligatory until the 2010 crackdown on failure to use them. Rates of use of rear-seat belts and awareness of their importance (risk estimation) were both raised after the law went into effect. For all items, the main effects were seen by seat position, and for two items by period.
著者
呉 宣児 高木 光太郎 榊原 知美 余語 琢磨 伊藤 哲司 奥田 雄一郎 竹尾 和子 砂川 裕一 崔 順子 片 成男 姜 英敏 周 念麗 渡辺 忠温
出版者
共愛学園前橋国際大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

日本の大学と中国、韓国、ベトナムの大学がペアになり交流授業を行い、集団間の異文化理解が起こりやすい授業の方式や素材の検討を行った。授業の素材としては、映画、イラスト-によるストーリ、公的な場所での規範・ルールなどが有用であることを確認した。また異文化理解へのプロセスを検討する分析概念として 「歪んだ合わせ鏡」「対の構造」「対話の接続と遮断」「情動反応」などの用語が有効であることが示された。
著者
高木 正博 野上 寛五郎 仲川 泰則
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本林學會誌 (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.86, no.3, pp.279-282, 2004-08-16
被引用文献数
5

南日本太平洋側の温暖多雨な気候と急峻な地形が山地小流域の降水に伴う増水時の渓流水の無機成分濃度の変動パターンに及ぼす影響を把捉するために,宮崎平野の西端の丘陵地帯に位置する面積2.4haの針葉樹人工林小流域において,1年間にわたり12の増水イベントの観測を行った。その結果,1)季節,降水量,先行降雨指数および増水前流量に依存しない増水時のEC,pH,Na^+,Mg^<2+>,Ca^<2+>,およびCl^-の減少とNO_3^-の増加,2)夏期の増水時の硝酸濃度の顕著な上昇,3)明瞭なフラッシング,の3点が特徴として明らかになった。1点目は急峻な地形による卓越しやすい土壌水の影響が,2点目は国内でも著しいこの地域の夏期の高温と多雨の影響が表れていると推測された。
著者
高木 恒一
出版者
立教大学
雑誌
応用社会学研究 (ISSN:03876756)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.9-19, 2010-03-25
著者
高木 太郎 水本 郁朗
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.134, no.9, pp.1175-1181, 2014 (Released:2014-09-01)
参考文献数
12
被引用文献数
2 2

This paper deals with a design problem of an adaptive PID control with an adaptive Neural Network (NN) feedforward control input for discrete-time systems with a parallel feedforward compensator (PFC). The stability of the designed adaptive PID control system is analyzed provided that the augmented controlled system with a PFC is ASPR. The effectiveness of the adaptive PID control method will be confirmed through numerical simulations for a discrete-time system.