著者
藤井 憲雄
出版者
流通経済大学
雑誌
物流問題研究 (ISSN:13462016)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.1-16, 2008-11

今日,卸売市場を取り巻く生鮮食品等の物流環境は,需要の多様化小売構造の変化生産の大型化・国際化,IT革命の進展などを受け大きく変貌してきている。生鮮食品等の市場取扱量は伸び悩み,取扱高の基本となる市場価格は低下傾向にある中で市場内の荷卸し,仕分け,加工,保管,配送等の物流領域は増加しているが,その合理化は遅々としており,卸売市場の経営基盤を低下させる一因となってきている。また,市場機能面では,産地からの大型車による積み合わせ輸送や低温一貫流通への対応,需要者サイドからの仕分け,小口配送,リアルタイム納品といった要請への対応,さらにこれらに関係する情報化対応といった点で産地,需要者から厳しい指摘がなされており,対応の遅れが市場機能の低下に結びつく可能性が高まっている。したがって,今後,卸売市場を整備するなかでは,このような物流環境の変化を踏まえた対応を行うことが急務となっている。
著者
山口 佳子 高木 史典 山下 健一 清水 肇 前田 英明 外輪 健一郎 草壁 克己 山崎 吉一 諸岡 成治
出版者
The Society of Chemical Engineers, Japan
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.341-345, 2004-05-20

マイクロチャネル内の流体は, その低レイノルズ数のために層流が保たれることが広く知られているが, 屈曲構造を持つマイクロチャネルにおける流体挙動はほとんど明らかにされていなかった. ここでは, ヘアピンカーブ構造を持つマイクロチャネル内の2層流体の流体挙動を掴むために, 共焦点蛍光顕微鏡による流体挙動の3次元的直接観察と, 3次元数値流体力学シミュレーションとを行った. これらの結果, 流速が速い場合, カーブにおける慣性力の影響により2層流の界面は大きくゆがみ, 界面面積の増大を生むことが明らかになった. 界面面積の増大は3倍以上にもなることがあることが示された. 界面面積の増大はそれを通した物質拡散を促進し, 化学反応に影響を与える. このことは, マイクロ流路を化学反応場として利用する際には, 流体挙動および混合挙動を把握した上でチャネル構造の設計および作製を行う必要があることを示唆する.
著者
益田 重明 児山 秀晴 有賀 一郎
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.49, no.437, pp.p81-90, 1983-01

固定軸のまわりに一定角速度で回転する乱流せん断流を,レイノルズ平均法を用いて予測する際に必要な乱流モデルについて検討した.モデル定数が回転に依存しないことを主眼として,レイノルズ応力方程式の高レイノルズ数モデルを導き,回転流路内の二次元乱流境界層における実結果と比較した.その結果,回転場での経験則を全く用いずに,平均場および乱流場に対する回転の効果を正しく予測することができることが示された.
著者
伊藤 基之 山田 豊 西岡 潔
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.51, no.462, pp.452-460, 1985-02-25

容器内で回転する円板に沿う流れの遷移現象を明らかにするため,回転円板と容器壁とのすきま内における時間平均速度分布および速度変動強さを種々のレイノルズ数について測定した.そして,回転円板付近の流れは容器壁側に比べて著しく安定で乱流に遷移しにくいことや,すきまの広い場合の回転円坂上境界層の遷移過程は局所レイノルズ数のみによって支配されることなどが明らかにされた.
著者
及川 ふみ
出版者
日本幼稚園協會
雑誌
幼兒の教育
巻号頁・発行日
vol.43, no.3, pp.4-5, 1943-03
著者
檜山 正幸
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.206-211, 2000-04-01

この記事では, マークアップ技術の観点から電子出版の現状と今後について述べる。マークアップ技術の一般論を解説し, いくつかの応用例を紹介する。さらに, 電子出版への実際の応用としてOpen eBook, JapaXの活動を紹介し, 最後にXHTMLにも触れる。
著者
大野 邦夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.8, pp.41-48, 2007-01-26
被引用文献数
1

今日の日本における紙の文書において、縦書きの文書が一般的である。しかし現状のWeb文書は、縦組みの日本語には対応していない。今後の日本語の情報の電子化を考えると、WebやXML文書が使いやすい縦組みの日本語をサポートすることが望まれる。さらに、近年急成長を遂げる中国や台湾、韓国などの漢字文化圏のWebやXML文書の動向を考えると、漢字組版機能を、W3Cの正式な規定として提供することは、W3Cにとっても、会員企業にとっても望ましいことである。そのような背景に基づき、2006年10月18日に開催されたXSL-WGのワークシヨツプにおいて、日本語組版機能をXSLFO20に加えることを提案したので、その内容について紹介する。Though vertical layout is very popular in Japanese printed document, current web document seldom uses vertical layout. Considering the future Japanese document, to support vertical layout in web or XML document will be expected. Besides, recent quick development of eastern Asia coun tries as China and Korea web based Kanji layout standard will be required for W3C and its corporate members. Then Japanese layout requirement studied through JAGAT study team was proposed to the workshop of XSLFO2.0.which was held on October 18 2006. This paper describes the outline of the proposal.
著者
徐海燕 古川 哲也 史 一華
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.10, pp.53-60, 2000-01-24

ワークフローによって表される作業手順に関してデータベースが一貫するための統一的な判断基準が、協調型データベースで果たす役割について検討する。データ間の一貫性情報を利用できれば、処理単位やデータベースのための一貫性管理要求を形式的に定義できる。本論文では、作業手順によって表される一貫性基準に対して、一貫性管埋の問題を2つのデータ項目間の問題に帰着でき、実用的な方法で一貫性管理ができることを示す。マルチバージョンに対しても、同様な一貫性管理を行える。一方、協同作業を行う場合には、利用者は一貫する古いバージョンよりも最新バージョンを利用したい場合が多く、関連するデータに対する操作による影響も考慮すべきである。一貫性情報の利用はこのような協同作業の立場からの要求を支援するためにも役立つことを示す。In this paper, we discuss the effect on cooperative databases by consistency information such as workflows represented by graphs. Using the consistency information, both the consistency management requirements from transactions or database systems can be defined formally. The consistency information represented by graphs, furthermore, makes the consistency management efficiently. Even if multi-versions are recorded, the consistency information lets users utilize old versions explicitly. The consistency information is also useful to satisfy the both requirements of using the latest versions and avoiding rollback of a whole transaction.
著者
栗山 穣 芦原 評 清水 謙多郎
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.23-24, 1996-03-06

分散システムにおける性能および信頼性向上のための手段として,オブジェクトのレプリケーションがある。レプリケーションで問題となるのがレプリカ間のデーター貫性の維持である。本稿ではデーター貫性制御方式の一つとしてユーザ定義の因果関係とマルチバージョン管理に基づくデーター貫性制御方式MVC(Multi-Version Consistency)の提案を行う。
著者
大場 眞理子 安藤 哲也 宮崎 隆穂 川村 則行 濱田 孝 大野 貴子 龍田 直子 苅部 正巳 近喰 ふじ子 吾郷 晋浩 小牧 元 石川 俊男
出版者
一般社団法人日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.42, no.5, pp.315-324, 2002-05-01
被引用文献数
5

家族環境からみた摂食障害の危険因子について調べるために,「先行体験」「患者からみた親の養育態度」について,患者からよく聞かれるキーワードを用いて質問表を作成し,健常対照群と比較検討した.その結果,「母親に甘えられずさびしい」がどの病型でも危険因子として抽出された.また患者群全体で「父親との接点が乏しい」も抽出され父親の役割との関連性も見直す必要性があると思われた.さらにANbpとBNにおいては,「両親間の不和」「両親の別居・離婚」といった先行体験の項目も抽出され,"むちゃ食い"が家庭内のストレス状況に対する対処行動としての意味合いをもつのではないかと考えられた.
著者
大木 理 井上 忠男
出版者
日本植物病理学会
雑誌
日本植物病理學會報 (ISSN:00319473)
巻号頁・発行日
vol.53, no.4, pp.557-561, 1987-10-25
被引用文献数
1

微生物等の培地用として市販されている Gelrite の二重拡散法担体としての利用を検討した。CMV の純化ウイルスと抗血清を用い, 0.1Mトリス塩酸緩衝液 PH 8.0, 0.85% NaCl, 0.2% NaN_3 に 0.15% Gelrite, 0.2% MgCl_2・6H_2O, 0.3% SDS を添加したゲル (スライドグラスあたり 1.5 ml) を使って同条件の 0.5%精製寒天ゲルと比較したところ, Gelrite ゲルでは室温で 3〜5時間で結果を判定でき, 約50 ng/mlの純化 CMV, 感染タバコ葉の256倍希釈汁液中の CMV を検出でき, 所要時間は寒天ゲルの約半分で検出精度は100倍程度すぐれていることが分かった。沈降帯は TMV 等の長形ウイルスでも明瞭に観察されたのでウイルス抗原の検出診断に広く利用できるものと考えられる。また透明度が高いため, エピトープ分析などにも有用と思われる。
著者
岡崎 好秀 中村 由貴子 東 知宏 宮城 淳 田中 浩二 久米 美佳 大町 耕市 下野 勉
出版者
有限責任中間法人日本口腔衛生学会
雑誌
口腔衛生学会雑誌 (ISSN:00232831)
巻号頁・発行日
vol.49, no.1, pp.2-8, 1999-01-30
被引用文献数
19

幼稚園児(5,6歳)94人を対象として,齲蝕活動性試験Cariostat^[○!R](三金工業)・Dentocult-SM^[○!R] Strip mutans (Orion Diagnostica)・Dentocult-LB^[○!R] (Orion Diasnostica)と口腔内状態の関連性について調査した。1 : Cariostatは,全員から採取可能であった。しかしDentocult-SM Strip mutans・Dentocult-LBは,85名(90.4%)しか採取できなかった。2 : 幼稚園児の齲蝕有病者率75.3%1人平均d歯数4.04歯,平均df歯数6.55歯,CSI 13.9であった。3 : Carinstat^[○!R]とDentocult-LB^[○!R]は,d歯数,df歯数,CSIの各齲蝕指数との関係において高度の相関が認められた(p<0.001)。4 : Dentocult-SM^[○!R] Strip mutansは,d歯数,df歯数と高度の相関性が認められた(p<0.01)。5 : すべての試験方法において,健全群と未処置群,処置終了群と未処置群の間に有意差が認められた(p<0.05)。6 : Cariostat^[○!R]はスクリーニング基準を1.5/2.0間にしたとき,敏感度0.703,特異度0.857となった。Dentocult-SM^[○!R] Strip mutansでは2/3間で敏感度0.359,特異度0.900であったDentocult-LB^[○!R]では10^3/10^4間で,敏感度0.625,特異度0.85となった。Cariostat^[○!R]とDentocult-LB^[○!R]は齲蝕指数と同程度の相関が認められたが,Dentocult-SM^[○!R] Strip mutansの相関はやや低かった。
著者
永井享
雑誌
J Jpn Dent Soc Anesthesiol
巻号頁・発行日
vol.17, pp.631-645, 1989
被引用文献数
5
著者
長谷山 美紀 永井 信夫 三木 信弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.76, no.12, pp.1714-1724, 1993-12-25
被引用文献数
23

入力信号が未知のモデルについて,周波数重みを付けたモデル同定を可能とするARMA4線格子形フィルタが既に提案され,その応用が重要であることが述べられているが,乗算器個数が多いことが欠点とされていた.そこで本論文では,このような同定法が可能な乗算器個数の少ないARMA格子形フィルタの実現法を提案する.乗算器個数の削減は,直接計算量の削減につながり,特に適応処理を行う場合には重要である.本論文では,2種類のフィルタの実現法を提案している.提案されている2種類のARMA格子形フィルタは,実現に用いられる予測誤差の違いにより異なった性質をもつ.本論文では,提案する二つのフィルタおよび乗算器個数の多い従来のフィルタについて,各々を用いる場合にどのような点が異なるかを示す.最後に,本論文で提案するフィルタおよび従来のフィルタは,得られたラティス構造を保ったまま,信号合成フィルタとして用いることができることから,そのような応用を行った場合の係数感度についての考察を実験により行う.実験より,乗算器個数の削減による感度特性の劣化が生じていないことを確認する.
著者
小林 宏行 河合 伸 押谷 浩 酒寄 享 小池 隆夫 大西 勝憲 斎藤 玲 中山 一朗 富沢 磨須美 大道 光秀 平賀 洋明 渡辺 彰 貫和 敏博 青木 信樹 関根 理 鈴木 康稔 荒川 正昭 和田 光一 岡 慎一 稲松 孝思 増田 義重 島田 馨 柴 孝也 吉田 雅樹 佐藤 哲夫 林 泉 宍戸 春美 赤川 志のぶ 永井 英明 渡辺 尚 馬場 基男 松本 文夫 桜井 磐 嶋田 甚五郎 堀 誠治 小田切 繁樹 鈴木 周雄 高橋 健一 平居 義裕 石丸 百合子 山本 俊幸 鈴木 幹三 山本 俊信 下方 薫 齋藤 英彦 成田 亘啓 三笠 桂一 三木 文雄 二木 芳人 副島 林造 澤江 義郎 仁保 喜之 大泉 耕太郎 市川 洋一郎 徳永 尚登 原 耕平 河野 茂 門田 淳一 朝野 和典 平潟 洋一 前崎 繁文 伊藤 直美 松本 慶蔵 永武 毅 宇都宮 嘉明 力富 直人 那須 勝 山崎 透 斎藤 厚 普久原 浩 広瀬 崇興 佐藤 嘉一 熊本 悦明 河村 信夫 岡田 敬司 稲土 博右 守殿 貞夫 荒川 創一 宮崎 茂典 大森 弘之 公文 裕巳 小野 憲昭 渡辺 豊彦 村田 匡 熊澤 淨一 松本 哲朗 尾形 信雄 高橋 康一 天野 拓哉 中村 元信 山本 松男 清水 武昭 岩井 重富 国松 正彦 大塚 一秀 中川 良英 渡辺 哲弥 松山 秀樹 杉山 勇治 中山 一誠 品川 長夫 真下 啓二 真辺 忠夫 木下 博明 森本 健 久保 正二 藤本 幹夫 上田 隆美 岩佐 隆太郎 横山 隆 児玉 節 津村 裕昭 松田 静治 保田 仁介 山元 貴雄 岡田 弘二 遠藤 重厚 山田 裕彦 高桑 徹也 斎藤 和好 相川 直樹 田熊 清継 藤井 千穂 福田 充宏
雑誌
日本化学療法学会雜誌 = Japanese journal of chemotherapy (ISSN:13407007)
巻号頁・発行日
vol.45, no.10, pp.846-871, 1997-10-25
被引用文献数
7