著者
川橋 正昭 細井 健司
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.19-22, 1990
被引用文献数
1

The Laser Speckle Velocimetry (LSV) is one of the most useful method of quantitative visualization of flow fields. However, some techniques in this method are necessary to improve for a wide use. One of these is illumination technique.<BR>We propose a new illumination technique of a observation plane by sweeping of two laser beams scanned by the same face of a polygon mirror scanner. With this method seeding particles in the plane are illuminated by each sweeping beam with short time difference controlled by incident cross angle of two beams to the scanner and also angular velocity of the scanner.<BR>In this report, the characteristics of the dual-beam-sweep laser speckle velocimetry and application results are discussed.
著者
松永 克志 田中 功
出版者
公益社団法人 日本セラミックス協会
雑誌
日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.178, 2008

ハイドロキシアパタイトはイオン交換により種々のイオンを結晶中に取り込むことが可能であることが知られている。本研究では、点欠陥に対する第一原理計算法を用いて、二価金属イオンのイオン交換エネルギーを系統的に算出し、イオン交換能を決定づける微視的因子について検討した。
著者
井上 曜 吉田 浩之 井上 健太 塩崎 祐介 久保 等 藤井 彰彦 尾崎 雅則
出版者
一般社団法人 日本液晶学会
雑誌
日本液晶学会討論会講演予稿集 (ISSN:18803490)
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.45, 2011

コレステリック液晶は、光の波長サイズの螺旋周期構造を有することから、光の分布帰還を引き起こすため、色素を添加することで分布帰還型(DFB)レーザーとして利用できる。本研究では、コレステリック液晶薄膜中にネマティック液晶と色素を分散させた素子を作製し、電気的に屈折率を変調することでレーザー発振波長を制御した。さらに、波長制御の応答性について調べ、高速波長スイープレーザーへの応用の可能性を検討した。
著者
頭金 正博 斎藤 嘉朗
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.135, no.5, pp.649-653, 2015-05-01 (Released:2015-05-01)
参考文献数
10
被引用文献数
2 1

New drug development (NDD) for intractable diseases such as cancer and Alzheimer's disease has been challenging in recent years because it is difficult to evaluate the therapeutic efficacy of new drugs and the response of individual patients. Thus biomarkers might be a useful tool to facilitate NDD because they can be used to evaluate accurately drug responses. Biomarkers include proteins, metabolites, and genetic targets; imaging data and can also be used in pre-clinical studies, clinical trials, and post-marketing surveillance. In pre-clinical studies, biomarkers are used as an index of the pharmacological and toxicological effects of a new drug, which may help to predict the clinical response. In clinical studies, biomarkers are widely used as an index of clinical efficacy and safety for dose-adjustment and for patient selection. In post-clinical studies, biomarkers may facilitate the evaluation of drug responses, as well as aid improvements in drug efficacy. Several points should be considered for biomarker-guided NDD. First, the clinical study design is very important and must be suitable to permit the use of the relevant biomarkers. The analytical methods should be carefully evaluated, and evidence should be provided regarding the physiological significance and relevance of the biomarker with regard to its intended use. Regulatory sciences are required to resolve these issues and bridge the gap between basic science and clinical studies that involve biomarkers.
著者
岡本 康秀 神崎 晶 貫野 彩子 中市 健志 森本 隆司 原田 耕太 久保田 江里 小川 郁
出版者
一般社団法人 日本聴覚医学会
雑誌
AUDIOLOGY JAPAN (ISSN:03038106)
巻号頁・発行日
vol.57, no.6, pp.694-702, 2014-12-28 (Released:2015-04-10)
参考文献数
21
被引用文献数
1 2

要旨: 音声の情報として, 周波数情報に加えて時間情報は極めて重要な因子である。 今回時間分解能の評価として Gap detection threshold (GDT) と temporal modulation transfer functions (TMTF) を用いた。 対象を老人性難聴者とし, 年齢, 語音明瞭度を中心に時間分解能の検討を行った。 その結果, 加齢により GDT と TMTF の低下傾向を認めた。 また, 語音明瞭度に影響する因子として, TMTF における peak sensitivity (PS) が強い相関を認めた。 このことは音声知覚において, PS のパラメータであらわされる時間的な音圧の変化の検知能力が語音聴取能力に強く影響を及ぼしていることが示唆された。 今後は時間分解能の臨床応用に加えて, 時間情報をもとにした強調処理などの補聴処理技術が開発されることが望まれる。

1 0 0 0 伝記

出版者
伝記学会
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, 1937-02
著者
下村 冬彦 Fuyu SHIMOMURA
出版者
神戸女学院大学研究所
雑誌
神戸女学院大学論集 (ISSN:03891658)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.179-188, 2015-12

文科省の行動指針に基づく「英語が使える日本人」育成の必要から、学生の英語運用力を上げ、TOEICスコアアップを目指す大学が増えている。本学では、共通英語教育研究センター設置に伴う英語教育充実の一環として、2015年度より、TOEIC対策の各種講座を実施している。本研究では同レベルの教材と授業内容で授業を行った場合、週1回90分の授業を10週に渡って行う場合と、TOEIC形式での模試を2時間行い、その後昼食休憩と4時間の解答解説を挟む集中講座形式のTOEIC対策の授業を1回行う場合と、同形式の授業を1週間続けて行う場合との3つの異なる講座を通じて、どのくらいのスコアを保持している層がどのようにスコアを伸ばす傾向があるのかを分析し、どのレベルの学習者にどのようなTOEIC対策を行うことが効率よく順調なスコアアップにつなげてゆけるかを比較、検証、分析した。
著者
小林 卓矢 石原 諭
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告
巻号頁・発行日
vol.33, no.7, pp.25-28, 2019

<p>「物理は公式を覚えてそれに値を代入する科目」といった誤解が,特に物理を苦手とする生徒たちの間に蔓延しているように思われる.その状況を少しでも改善させるため,世界的に評価の高い教材である「ファインマン物理学」のⅠ章9節にある「逐次計算手法」を高校物理に導入することを提案したい.この手法を導入するメリットは,先に述べた物理を苦手とする生徒への物理の概念形成を促すという効果だけではなく,発展的なことを求める生徒にも効果が期待される.それは逐次計算手法が,公式が通用しない,理想的でない状況における物理現象の説明(加速度が位置や速度により変化する,一般に微分方程式を用いなければ運動解析ができないもののグラフ化)に役立つからである.逐次計算手法の教育的効果について,高校3年生に補習授業「単振動の様子を逐次計算で追う」を実施し,補習前後のアンケート調査(MPEXメリーランド大学物理期待観調査)を分析することで,その有効性を確かめた.</p>
著者
渡辺 進 石田 弘 大槻 桂右
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.32 Suppl. No.2 (第40回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.A0497, 2005 (Released:2005-04-27)

【目的】慢性腰痛症患者では、疼痛や疼痛に対する不安のために身体活動量が低下し、体力も低下するという報告がみられる。体力低下は患者の社会生活への復帰にとって大きな問題となるので、リハビリテーションの視点からも関心が高い。それに対して、腰痛症患者の体力維持のための有酸素運動についての報告が増えてきた。しかしながら、有酸素運動は腰部の骨・関節や筋への過度の負担をもたらし腰痛の悪化や再発のリスクもともなう。にもかかわらず、有酸素運動時における体幹の筋活動に関する報告は少ない。本研究の目的は、有酸素運動によく使用される自転車エルゴメーター駆動時および歩行時の体幹の筋活動に関する基礎的データを提供することである。【対象と方法】対象は腰痛症の病歴のない健康な男性11名(平均年齢21.7±2.5歳)であった。全員に実験について十分な説明を行い、同意を得た後に実施した。表面電極を3cmの間隔で右腹直筋、右外腹斜筋、右腰部(L3)脊柱起立筋に貼付した。測定と解析にはNORAXON社製筋電計を用いた。始めに最大随意収縮(MVC)を行わせ筋活動の正規化のための基準とした。次に自由歩行を行わせ5歩分を記録した。最後に自転車エルゴメーター(キャトアイ社製)を駆動させた。サドル高は下死点で膝屈曲30度となるように設定した。体幹前傾角度は約85度とした。25Wから開始し順に50W、75W、100Wと負荷を30秒ずつ漸増し、その間の筋活動を記録した。得られたデータは整流し、平均活動電位をMVCで正規化した(%MVC)。歩行時とエルゴメーター各負荷時の%MVCを一元配置分散分析で統計処理した(p<0.05)。【結果】腹直筋について、歩行時5.2±4.2%、エルゴメーター負荷25W時5.7±5.3%、50W時5.7±4.9%、75W時6.2±5.7%、100W時6.5±5.6%であった。いずれの間にも有意差はなかった。外腹斜筋について、歩行時33.3±19.0%、25W時27.8±14.5%、50W時28.9±15.0%、75W時30.3±14.2%、100W時32.7±16.0%であった。いずれの間にも有意差はなかった。脊柱起立筋について、歩行時12.1±3.6%、25W時7.3±2.6%、50W時8.8±3.2%、75W時10.5±4.3%、100W時11.7±4.7%であった。歩行時と25W時、歩行時と50W時および25W時と100W時の間に有意差がみられた。【考察】エルゴメーター駆動時の腹直筋活動は歩行時と大差なく約6%MVCであった。腹直筋は腹部前面の筋のため、両下肢の交互運動の影響が少ないものと思われる。外腹斜筋も各運動の比較では同様の傾向であったが、約30%MVCと比較的高値を示した。外腹斜筋は腹部側面の筋のため、両下肢の交互運動時の体幹固定のために比較的高い活動を求められるためと考えられる。脊柱起立筋は歩行時と比較してエルゴメーター駆動時には低値を示し、負荷の増加に応じて漸増した。両下肢の交互運動時に脊柱を後方から安定させるために漸増したものと思われる。

1 0 0 0 OA 綺堂戯曲集

著者
岡本綺堂 著
出版者
春陽堂
巻号頁・発行日
vol.第10巻, 1925
著者
石破 洋 Hiroshi ISHIBA
雑誌
島根女子短期大学紀要 (ISSN:02889226)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.A1-A26, 2006-03-31