著者
永野 良紀 加藤 央之 山川 修治
出版者
養賢堂
雑誌
農業気象 (ISSN:00218588)
巻号頁・発行日
vol.65, no.2, pp.129-139, 2009-06-10
参考文献数
35
被引用文献数
2

8月のチベット高気圧の東アジアへの張り出しの年々変動を解析した.また,チベット高気圧の変動が北日本への天候の影響を統計的に解析した.北日本上空における100 hPa高度場は,1991年以前は正偏差であったが,1992年以降では負偏差が続いており,1991年を境に有意な不連続が認められた.8月のチベット高気圧は,1991年を境に北日本への張り出しが弱まっていることが統計的に確認された.気圧分類型を用いて日本付近における前線の出現日数を調べた結果,1992年以降の平均出現日数が1991年以前の平均出現日数の2.5倍になり,統計的にも有意な差が認められた.また,北海道における気温も1992年以降は負偏差が続いており,有意な不連続が認められた.日本付近における前線出現日数の増加や北海道の気温の低下はチベット高気圧の盛衰と連動していた.代表的な事例の解析も試みたが,チベット高気圧の張り出しが強かった1982年,1990年は北海道でも気温が高く前線出現は少なかった.対照的にチベット高気圧の張り出しが弱かった1993年や2002年は北海道では気温が低く,前線も平年より多く出現していた.
著者
金兼 弘和
出版者
東京医科歯科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2017-04-01

原発性免疫不全症(primary immunodeficiency disease: PID)は、先天的に免疫担当細胞に欠陥がある疾患の総称であり、障害される免疫担当細胞(例えば、好中球、T細胞、B細胞など)の種類や部位により300以上の疾患に分類される。臨床症状は易感染性のみならず、自己免疫疾患や悪性腫瘍も合併も高頻度であり、これらの合併症が前面にでるPIDも存在する。単一遺伝子病でありながら、臨床的多様性が広く、epigeneticな要因などが想定されているが、詳細は明らかではない。最近、腸内細菌叢がさまざまな疾患の病態に関わっていることが報告されているが、PIDの腸内細菌叢に関する研究はまだ多くない。本研究ではPIDでも自己免疫疾患の合併が多く、腸内細菌叢の異常を伴うことが予想される炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease: IBD)の合併が多い疾患を対象とし、腸内細菌叢がPIDの病態にどのように関わっているかと明らかにする。本研究では家族性腸管ベーチェット病の原因として同定されたA20ハプロ不全症ならびにIBDを高頻度に合併するX連鎖リンパ増殖症候群2型であるXIAP欠損症を対象とした。両疾患はPIDのなかでも比較的稀であるが、当科はレファレンスラボであり、多数例の患者をフォローしており、信頼性のあるデータが得られる可能性が見込まれる。患者ならびに家族から同意を得て、患者本人ならずに同居家族から糞便を採取した。また造血細胞移植を受けたXIAP欠損症患者では移植後の検体も採取した。便からDNAを採取し、次世代シークエンサーを用いた腸内細菌叢の解析を行っているところである。
著者
堀内 かおる
出版者
日本家庭科教育学会
雑誌
日本家庭科教育学会誌 (ISSN:03862666)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.25-33, 1995
参考文献数
34
被引用文献数
1

The objective of this study was to clarify the process on the controversy concerning abolishment of Homemaking in elementary schools in early postwar period, Japan. GHQ/SCAP recordswere analyzed and it was found that Ambrose, E. V. , the elementary Educationists working at Education Division of CIE was the person who suggested the reform on Homemaking Education in elementary schools. One of the problems in regard to abolishment was the treatment of Homemaking teachers. Ambrose recognized that Homemaking teachers were afraid that they may be dismissed if Homemaking Education was abolished.
著者
持丸 一夫
雑誌
美術研究 = The bijutsu kenkyu : the journal of art studies
巻号頁・発行日
no.147, pp.26-35, 1948-05-01
著者
櫻澤 明樹 保坂 哲朗 沼田 真也
出版者
首都大学東京 大学院 都市環境科学研究科 観光科学域
雑誌
観光科学研究 (ISSN:18824498)
巻号頁・発行日
no.8, pp.125-131, 2015-03

北海道の帯広市では市によって公営競技であるばんえい競馬が運営されている。ばんえい競馬は単なる公営競技ではなく、北海道の文化遺産に登録され、帯広市の主要な観光資源の一つである。しかし、近年は馬券(勝馬投票券)売り上げの減少により、存続が危ぶまれている。本研究ではばんえい競馬に訪れる来場者に注目し、彼らの馬券購入を含む消費行動を明らかにするためにアンケート調査を実施した。調査結果から、時期によって異なるタイプの観光客が来場しており、勝馬投票券の購入金額も異なることが明らかになった。特に、夏季(8月)は性別や年齢などの属性によって使用額に有意な差が見られたが、冬季(12月)はばんえい競馬に対する愛着の度合によって使用額に有意な差が見られた。これらの結果を踏まえ、観光客のばんえい競馬への愛着度合いを考慮して、夏季、冬季で異なる取り組みを行うことが有効であると考えられた。
著者
野田 恵子
出版者
ジェンダー史学会
雑誌
ジェンダー史学 (ISSN:18804357)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.63-76, 2006

The purpose of this essay is to interrogate the socio-historical background against which malemale intimate relations were decriminalized in late twentieth-century England, focusing on how the perception of same-sex relations changed in response to the rise of the concept of "homo-/heterosexuality," and how this affected the change in the criminal law against male-male intimate relations, which had previously been criminalized since 1885.<BR>Since the 1980s, a number of research projects, highlighting issues concerning the criminalization and/or de-criminalization of male-male intimate relations in England, have been carried out on the history of "homosexuality." Most of the research depicts the process of decriminalizing of such relations in the context of a rise of the so-called "permissive" society based on liberal political thinking. Although this essay does not deny the importance played by the emergence of liberal attitudes towards human sexuality in general, it is argued that there must be other characteristics of this process, which cannot be wholly explained by the emergence of the "permissive" society. That is, there was a transformation of the perception of same-sex intimate relations from an immoral and degraded act to "homosexuality" as an ontological state or identity which claims that the "homosexuals" are individuals who deserve the right to exist just as the "heterosexuals".<BR>This essay examines the historical circumstances under which the concept of "homo-/heterosexuality" was made, and how it circulated and subsequently changed the way people perceive human sexuality, especially male-male intimate relations. Although the emergence of the "permissive" society was a vital factor in laying the framework in which other factors could operate, by itself it cannot explicate whole story of the decriminalization process. Along with the liberalization of the general political atmosphere of society, it is crucial to examine the historical circumstances under which the change in people's perceptions of same-sex relations occurred, as well as how this in turn changed the attitudes of people toward the "homosexual".
著者
日置 俊次
出版者
青山学院大学
雑誌
青山学院大学文学部紀要 (ISSN:05181194)
巻号頁・発行日
no.55, pp.17-39, 2013
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1377, pp.114-117, 2007-02-05

「5、4、3、2、1、点火」。2006年12月23日午前6時53分、1機目のロケットが発射。同7時45分、2機目も無事に発射され、搭載する小型衛星を放出することに成功した…。 といっても、場所は鹿児島県の種子島ではない。北海道の帯広空港から車で40分ほど走った所にある海沿いの原野。ロケットは全長2.8mの小型で、宇宙に到達する代物ではない。
著者
坂元 真舟 鎌田 瑞葉 野口 愛天
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
日本地球惑星科学連合2019年大会
巻号頁・発行日
2019-03-14

「弘前藩庁日記」からみた江戸時代の飢饉の要因研究の動機古文書の日付に添えられた天気に着目をして、一昨々年から江戸時代に記された4つの古文書を使って気象の分析をしてきました。今年は「弘前藩庁日記」を分析しました。「弘前藩庁日記」は、今の青森県にあった弘前藩が書き残した毎日の日記で、1661年から1868年までの日本で最古の公的な記録です。研究の目的過年度に調べた古文書のデータと合わせて、データベースを作ります。江戸時代の飢饉を起こした原因を探ります。研究の方法天気は現代の気象庁の判断に近づけて、雪>雨>曇>晴れと分類しました。ただし、24時間のうち、9割以上曇っていれば「曇り」、9割(21.6時間)未満であれば「晴れ」と、雲量を時間に換算して判断しました。天気以外の気象情報「雷」、「風」、「冷・涼」などの言葉も数えました。取得したデータは164年間で、58,781日でした。データ①1701年から1864年までの晴れと雨の出現率をみると、宝暦の飢饉の期間の晴れの出現率が急激に下がります。東北地方に冷害が発生した飢饉だと言われます。天保の飢饉の原因は大雨、洪水と、それに伴う冷夏だったと言われます。グラフのように雨の出現率が高く、日照時間が低下し飢饉につながったと考えられます。雪の出現率は1768年が最低で9.3%、最高は1706年の29.9%です。1706年には浅間山が噴火しています。 他の古文書との比較はデータ①-2のとおりでした。データ②1701年から1864年までの年間の雷の記録を調べました。1787年は天明の飢饉の年でデータ④からみても「やませ」の影響が見られることから、日本海低気圧とオホーツク海高気圧の影響が強かった年だと考えられます。データ③雷の季節ごとの割合を見ると、晴れの出現率が高い30年間の夏に「熱雷」が発生しています。天保の飢饉の30年は冬の雷の比率が高いので、シベリア寒気が優勢で冷たい空気が流れ込み雷が発生したと考えられます。データ④天明の飢饉のあった1776年から1789年の間に東よりの風、つまり、「やませ」と考えられる風の日数が多いです。「やませ」とは主に東北地方の太平洋側で春から6月〜8月の夏に吹く冷たく湿った東よりの風のことです。データ⑤弘前藩庁日記の6月から8月の夏の間の「冷たい」「涼しい」という記録を調べました。「冷」または「涼」と記されているのは1701年から1864年までの夏に459日ありました。1782年から1785年の間と1833年から1839年まで続いた天保の飢饉の期間に「冷たい」「涼しい」と書かれた日数が多いです。「寒い」という言葉は記録にありませんでした。天保の飢饉の原因は大雨、洪水と、それに伴う冷夏だったと言われ、グラフのように夏季の「冷たい」という記録が多く、冷夏を裏づけます。考察(1)享保の飢饉は西日本におけるウンカの発生と長雨であったと言われますが、青森ではこの影響が見られず、晴れの出現率は高いです。しかし、データ①から、宝暦の飢饉の期間だけは晴れの出現率が低下し、飢饉が発生したと考えられます。(2)データ②・④より、天明の飢饉の背景にはオホーツク海気団の影響で「やませ」が吹き、雷の発生数からみて寒冷前線が頻繁に通過した年でした。(3)データ①・③より、天保の飢饉の期間を含む30年が、雨の出現率が一番高く気温の低い時期だったと考えられます。特に冬はシベリア気団の影響を受けました。まとめ(1)享保の飢饉は西日本を中心とする飢饉だと言われ、30年間の晴れの出現率が高いことから、青森の気象の変動は少なかったと考えられます。(2)晴れの出現率が高い中で、宝暦の飢饉の5年間は日照時間の低下に加え、雷が多発していることから、上空に寒気が流入して、不安定な大気の日が多くなり飢饉につながりました。(3)天明の飢饉を含む期間はオホーツク海高気圧が発達して 「やませ」が発生し、夏季の気温が上がらなかったことが飢饉の原因だったと考えられます。(4)天保の飢饉を含む期間30年の雨の出現率が晴れの出現率を超えている。日照時間の低下で、気温も下がったことが飢饉を招きました。今後の課題 江戸時代の古文書、「盛岡藩家老席日記雑書」(岩手県)をデータ化して、東北地方の気象変動を調べ、今回の分析を裏づけます。
著者
大原 久友
出版者
帯広畜産大学
雑誌
帯広畜産大学学術研究報告 第1部 (ISSN:0470925X)
巻号頁・発行日
vol.5, no.3, pp.372-384, 1968-05

馴鹿は北極圏周辺に飼養されている反芻動物であり,これらの地方では原住民,ラプランド人などによって飼われている。その用途は乳・肉・輸送用など広範である。この地帯における主な飼料は乾燥したツンドラ地帯に広く分布しているハナゴケである。そのほか,エイランタイ,バイダイキノリおよびミズゴケ類も採食される。著者は馴鹿の飼養について科学的な興味をもって若干の研究を行なったが,今回報告するのは主飼料であるハナゴケの消化率と,ハナゴケ以外の北海道産の飼料で人工飼養を行なったものについてである。すなわち昭和18年4頭の馴鹿を樺太から北海道の帯広畜産大学に輸入されたものについて実施したものである。その結果を要約するとつぎのごとくである。1.ハナゴケの飼料組成,消化率および可消化成分はつぎのごとくである。[table]このようにハナゴケは蛋白質,脂肪含量ともに少なく,粗繊維に富む飼料であるが,前者の消化率は低く,炭水化物の消化率は概して高い。性別,年齢別に若干の差異が認められる。澱粉価は7.65,可消化養分総量は20.36である。2.ハナゴケ飼養時における石灰・燐酸の出納についてみると,前者の出納は負であり,後者は正であって46.5%の吸収率を示している。これらは造骨,角質の成分であるから,馴鹿飼料としてはカルシウム剤の補給が必要である。3.ハナゴケの摂取状況は概して良好であったが,ハナゴケ飼料のみの給与では若干生体重が減少する傾向が認められた。4.馴鹿の常飼料であるハナゴケから人工飼料に切替えした飼養試験によると,飼料を切替えした第1回目の摂取には長時間を要し,かつ嗜好性も低かったが,2日目にいたってようやく人工切替え飼料に馴致し,3日目にいたって完全に摂取するようになった。このように飼料の切替えは馴鹿の生理的状態を良好にし,飼養管理に注意するときは急変しても大きな影響がないようである。5.豆類の多給は下痢および鼓脹症を起こす危険性も大きいので200g位を限度とする。切替えに供用した燕麦,ビートパルプ,豆類,ビート茎葉のほか,乾草とくに2番牧草,ヨモギの葉部を好食し,カシワ葉,カラマツの枝なども摘食した。以上のように馴鹿にはじゅうぶんな適正な運動と飼養法によって人工飼料による増体あるいは栄養の向上が可能であることを認めた。
著者
永井 知代子 岩田 誠
出版者
日本失語症学会 (現 一般社団法人 日本高次脳機能障害学会)
雑誌
失語症研究 (ISSN:02859513)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.16-23, 2001 (Released:2006-04-25)
参考文献数
24
被引用文献数
2 1

Gerstmann 症候群をめぐる論点 (Benton 1992) のうち,四徴は同一の基盤を持つ症候群といえるのか,に関して1症例を通して考察した。症例は左頭頂葉出血の 47歳右利き男性。手指および自己・他者身体の左右認知障害,数の概念理解障害を伴う失算,漢字の想起困難主体の失書を認めた。さらに模写・写字・復唱など模倣は良好だが,視覚的記憶からの描画や口述・動物名想起や特徴口述はできなかった。また辞典を引く際五十音順が想起できず,WAIS-R では絵画完成・配列・積木・類似問題が,WMS-R では対連合記憶が不良であった。以上は (1) ある系列の中での対象の順番や配置を理解・操作できない, (2) 視覚刺激のない状況下で記憶から対象を記述できない,とまとめられ,この中に Gerstmann 症候群の四徴も含む。これは心的イメージ形成における,部分を適切な配置に並べる処理過程 (Kosslyn 1988) の障害ととらえられ,四徴の共通の基盤と考えられる。
著者
桑村 常彦 高橋 秀男 三柴 三郎 小野 正寛
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化学会誌 (ISSN:03694577)
巻号頁・発行日
vol.1973, no.12, pp.2370-2377, 1973
被引用文献数
1

ペンタエリトリットの女直n-アルキルエーテル,(ROCH2) .C(CH20H)4-x (x=1~3, R=C3~C rs)への酸化エチレン(EO)重付加により,ポリオキシエチレン(POE)似非イオン性界面活性剤を合成し,疎水部におけるアルキル総炭素数(N)の等しい既知非イオン活性剤との比較のもとに,その曇り点(Cp),表面張力(rCMC), CMCにおよぼす熟瓜構造およびポリエーテル型連結部の影響について検討した。<BR>(1)一般に疎水部のアルキル鎖数(A)の増加はCp,7 CMCを低下, CMCを増大させるが, Aが2と3でのrcMc, CMCの差異は少ない。 Aが3の場合,rcMcはRがC3からC6の範囲で変化しない。Aが2以上,とくec 3の場合, CMCの対数とNの関係は直線ゆらはずれ,上方 型曲線となる。<BR>(2)同一系列,同一HLBd(DaviesのHLB値)では高級同族体ほど高いCpを示す。(3)連結部のエーテル型酸素は見かけ上親水牲に寄与しない。(4)POE鎖数(P)の多い系列はHLB,から予想されるよりかなり低いCpを示す。 P 2では,一般にEO付加数の増加とともにlogCMCが直線的に減少し,その傾きはPおよびRの大きいほどいちじるしい。<BR>以上の結果について,主としてPOE鎖の配置状態,水和性の観点から論議した。
著者
水津 一朗
出版者
The Human Geographical Society of Japan
雑誌
人文地理 (ISSN:00187216)
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.37-47,106, 1951-04-30 (Released:2009-04-28)

Various tribes of old Germans crowded together in small villages dotted here and there in open spaces surrounded by woods consisting mainly of oak-trees. Caesar's Bello Gallico suggests us that the average population of each civitas belonging to Suebi League was between 15, 000 and 20, 000. According to Delbrück's calculation the density of population of old Germans was from 4 to 5 per square kilometre, and the average population of each tribe was 25, 000. A small number of natural villages, their smallest units of society, formed a “Hunderschaft” dnd several. Hunderschaft formed a Gau, a unit of local society. This Gau later developed into Grafschaft in Germany and had its law court. Hunderschaft developed into English hundred, subdivision of a county or a shire.Civitas in the South-west of Germany were small and many of them were crowded while in the Northeast Civitas had wide areas. In the South-west civitas consisted of settled people mainly occupying themselves in agriculture and cattle-raising, and developed into agricultural manors of the Middle Ages. The process by which these civitas solved aud formed into Stammstaaten is evident by Ptolemy, Peutingerische Tafel and so on.

1 0 0 0 OA 太平記 40巻

巻号頁・発行日
vol.[3], 1607
著者
石川 哲雄
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.74-80, 1992
被引用文献数
3

The effect of interval period between coating and drying on print mottle and binder migration was studied.<BR>Various coating colors having several starch, latex levels, solid contents and latex design were prepared, and were coated by new type multi-purpose laboratory coater, MLC-70. MLC-70 was able to control interval period between coating and drying from 0.3 to 60 seconds.<BR>Mottling tendency of these coated papers was evaluated by Croda ink stain and trapping test of RI print tester.<BR>Starch and latex contents in the coated surface were measured by absorptiometric procedure and pyrolysis gas chromatography, respectively.<BR>The effect of interval period between coating and drying on print mottle and binder migration were discussed.
著者
後藤 牧生 田中 達哉 南 雅範 山本 治男
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 25.28 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.49-53, 2001-03-16 (Released:2017-06-23)

カラー複写機の色補正処理は, カラースキャナからの入力信号RGBをカラープリンタへの出力信号CMYKに変換する。色補正処理RGB→CMYK変換のうち, スキャナ部の変換(RGB→L^*a^*b^*)を入力モデル, プリンタ部の変換のうちCMY信号(L^*a^*b^*→CMY)を出力モデル, K信号の変換(L^*a^*b^*→K)を黒生成モデルとして, それぞれニューラルネットワークを用いて3つの独立したモデルを構築した。この3つのモデルを使用して色補正を行うことにより良好な複製画を得ることが可能となった。