著者
中川 晃
出版者
特定非営利活動法人 組織学会
雑誌
AAOS Transactions (ISSN:27582795)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.210-215, 2022 (Released:2022-09-16)
参考文献数
12

The Japanese music industry has changed significantly since around 2000, and the music package market has declined by 60% in the last 20 years. It has been said that this is due to the progress of ICT. Meanwhile, the live concert market has grown about five times in the same period. The purpose of this study is to investigate and analyze music fans and the music fan community, assuming that there are changes in both besides the progress of ICT. As for the survey method, I conducted questionnaire for Generation X, Y, and Z each, and a quantitative survey. I adopted the t-test as an analysis method. As a result, I discovered there are many specificities that Generation Z requires. In the past, individual music fans and the music fan community wanted artists and music viewing only, but due to the peculiarity of the Generation Z, the existence of the fan community has become “a place to interact with fellow fans”, "a place where you feel belonging to the fan community”, “a place where you approve your existence”, and “a place where you are". In this way, it suggested the traditional fan community has changed.
著者
深町 珠由 伊藤 由香 中川 正宣 前川 眞一
出版者
日本グループ・ダイナミックス学会
雑誌
実験社会心理学研究 (ISSN:03877973)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.123-139, 2004 (Released:2004-04-16)
参考文献数
22

従来の相互作用論におけるパーソナリティは質問紙法で測定され,動態的相互作用という時系列変化過程を測定していなかった。本研究は,コンピュータ制御による相手との相互作用過程から動態的個人特性を測定し,従来の質問紙法による静態的指標と比較した。課題では,コンピュータ内の相手が反省エネ行動を繰り返し行う中で,被験者に省エネ行動と相手との友好関係維持という二律背反の目標を与えた。対人協調・非協調行動と対人友好感情評定値の時系列変化を測定し,この2変数相関を個人で求めて動態的個人特性とみなし,得点から高・低群に分類し,各群の代表的時系列特徴を主成分分析で求めた。実験条件には,相手が反省エネ行動を反復することを共通として,相手の攻撃的口調条件と非攻撃的口調条件とを設定した。結果として,対人友好感情評定値の時系列変化が動態的特性の高・低群と各実験条件とで変化傾向が異なり,相手の表面上の口調の影響と,口調と反復される反省エネ行動との一致感の認知の影響を受け,それが時間経過で変化する傾向が示された。動態的指標と静態的指標とを比較したところ,実験条件を通じて一貫した相関は確認されず,動態的指標が質問紙法で測定できない独自の個人特性を表現している点が示された。今後も動態的相互作用に基づく個人特性の測定研究が多くなされる必要がある。
著者
永井 明彦 中川 裕揮 伊藤 孝行 田辺 孝二
出版者
研究・イノベーション学会
雑誌
研究 技術 計画 (ISSN:09147020)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1_2, pp.39-56, 2013-01-31 (Released:2017-10-21)
参考文献数
47

1990年頃より世界では特定した用途での市場標準を目指した特定用途向けLSI(ASSP)を製品化しているファブレス半導体ベンチャーが大きく躍進を遂げている。一方で日本の半導体メーカを見ると,大手半導体メーカはASSPへの取り組みが充分とは言えず,他方でファブレス半導体ベンチャーでもASSPの成功例が少ない。このような状況で,事例のファブレス半導体ベンチャーは,特定ユーザ企業及び半導体商社と協調し,ASSPが市場標準となって,大きな事業収益に結びついていた。そこで本稿は日本のファブレス半導体ベンチャーが抱える課題を明らかにした上で,事例の成功要因を分析し,ファブレス半導体ベンチャーが市場参入する機会を得るための1つの方法を提案する。
著者
真鍋 友則 黒木 裕鷹 指田 晋吾 中川 慧
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会第二種研究会資料 (ISSN:24365556)
巻号頁・発行日
vol.2022, no.FIN-029, pp.18-22, 2022-10-08 (Released:2022-10-01)

本稿では, 企業の IR 戦略の一つであるパブリックな情報公開の効果を検証する. 企業のIR 活動は自社への投資呼び込みを目的として行なわれている. 決算報告会は主要な IR 活動の一つだが, 企業間で時期が重複しやすく, 投資家の参加が分散してしまうことで機会損失を生じるという課題がある. この損失を埋める目的で, 一部の企業は決算報告会の内容を書き起こしたテキストをウェブ上のプラットフォームや自社 HP で一般公開し, 情報へのアクセシビリティを高めている. しかし, 実際にこのような情報公開が投資家の関心を惹きつけ, 投資の呼び込みを促す効果があるかについては未だ検証されていない. ここでは, このような企業の情報開示戦略の変化と株式の出来高の変化の関連を重回帰分析によって評価し, その効果検証を試みる.
著者
千葉 雄司 大石 圭一 永井 佑樹 中川 満
雑誌
情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) (ISSN:18827802)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.1-9, 2019-01-30

RL78マイコンのようなアキュムレータマシンでは,多くの命令において,オペランドとして使えるレジスタがアキュムレータのみとなっており,その結果,命令スケジューリングの際に,命令を単独で移動しようとしても,アキュムレータに関する依存に移動を阻まれることが多い.この問題を回避して命令をスケジュールする方法として,移動の対象を,単独の命令ではなく,命令列,具体的には,アキュムレータに値を代入する命令から,代入した値を最後に利用する命令までの命令列にする方法を提案する.提案した方法をRL78マイコン向けCコンパイラ製品CC-RLの命令スケジューラに適用し,その効果を,CoreMarkやFFT,SHA256などのベンチマークによって評価したところ,最大で2.12%実行を高速化できることが分かった.
著者
青木 秀貴 中村 友洋 助川 直伸 齋藤 拡二 深川 正一 中川 八穂子 五百木 伸洋
雑誌
情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS) (ISSN:18827829)
巻号頁・発行日
vol.46, no.SIG12(ACS11), pp.27-36, 2005-08-15

科学技術計算をターゲットとするスーパーテクニカルサーバSR11000 モデルJ1 を開発した.POWER5 を16CPU 搭載するSR11000 モデルJ1 のノードは,理論ピーク演算性能121.6GFLOPSを有し,協調型マイクロプロセッサ(COMPAS)と呼ぶノード内並列処理方式と,擬似ベクトル処理(PVP)によるメモリアクセスを含めたパイプライン処理により,単一の高性能なプロセッシングエレメントとして利用できる.本稿では,COMPAS とPVP を可能とするSR11000 モデルJ1 のノードアーキテクチャを紹介するとともに,ノード性能の評価結果について述べる.
著者
中川 康弘
出版者
Center for Global Communication Strategies, College of Arts & Sciences, The University of Tokyo
雑誌
Eruditi : The CGCS Journal of Language Research and Education
巻号頁・発行日
no.4, pp.3-16, 2020-08

In the field of Japanese language education, there is still a strong tendency to depict culture as a singular phenomenon. People and things, in particular, are often explained in educational materials using stereotypes. In this study, I conducted an open-ended questionnaire using Japanese language teaching materials with a small class of international students, the majority of whom are from Western countries. The purpose of the study was to examine how stereotypes contained within the teaching materials, such as those relating to gender and nationality, were perceived by beginner-level exchange students. The results revealed a mixture of neutral and negative opinions and responses. The findings indicated that although adult learners recognize the stereotypes, they tolerated them, sifted through the information, and proceeded with their learning, accepting the sentences as typical examples for the purpose of learning Japanese grammar and expressions. Regarding the question of whether teachers should discuss the topic of stereotypes, many students agreed, but some believed that it was not necessary. However, another concern arose between the attitude that teachers should not discuss stereotypes at all in class and the attitude that they should be employed excessively and whether such would invite students to scrutinize grammar rules and usage. Based on these findings, teaching materials should not be viewed only objectively as material for intellectual consumption; it is also important to consider them as a chance to present the various stereotypes that people encounter in everyday social situations in Japan. Accordingly, it is important to determine to what extent should stereotypes be used in time-limited courses that are focused on grammar learning.Guest Article
著者
中川 智行
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.107, no.9, pp.632-637, 2012 (Released:2017-12-15)
参考文献数
26
被引用文献数
1

アセトアルデヒドという物質は,多くの人に対して負のイメージを想起させる。イメージだけでなく,実際に細胞毒性を有することもよく知られたことである。著者は,アセトアルデヒドに晒される機会の多い酵母をモデルとして用い,アセトアルデヒドに対する細胞応答機構について取り組み,多くの興味深い成果を上げておられる。アセトアルデヒドに対して酵母が有する多様な耐性機構を中心に,意外な側面である細胞の活性化に関する事柄も含め,多面的に解説していただいた。
著者
松尾 浩一郎 中川 量晴
出版者
一般社団法人 日本障害者歯科学会
雑誌
日本障害者歯科学会雑誌 (ISSN:09131663)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.1-7, 2016 (Released:2016-06-30)
参考文献数
12
被引用文献数
1

目的:Chalmersらによって開発されたOral Health Assessment Tool (OHAT)は,看護,介護スタッフが障害者や要介護者の口腔問題を簡便に評価するための口腔スクリーニングツールである.評価項目は,口唇,舌,歯肉・粘膜,唾液,残存歯,義歯,口腔清掃,歯痛の8項目が,健全から病的までの3段階に分類される.今回われわれは,口腔スクリーニングツールとして再現性と妥当性が示されているOHATの日本語版(OHAT-J)を作成し,その信頼性と妥当性を検討した.方法:介護福祉施設入居者30名(平均年齢83.0±8.5歳)および某大学病院神経内科入院中の患者30名(平均年齢69.4±13.3歳)を対象とした.両施設で,歯科衛生士(DH)と看護,介護スタッフがOHAT-Jを用いて対象者の口腔内を評価した.信頼性評価のために,DHによる評価を基準とし,各評価者とDHの評価点数との一致率とκ係数を求めた.また,外的妥当性を評価するために,他の口腔評価尺度との相関をSpearmanの順位相関係数を用いて検討した.結果:信頼性の検討では,唾液や軟組織では平均75%以上の一致率を認めたが,介護福祉施設では口腔清掃の項目が平均50%程度の一致率であった.他の口腔評価指標との相関は0.39~0.97と,すべての項目で中等度以上の有意な相関を認めた(p<0.05).結論:本結果よりOHAT-Jは,信頼性と妥当性を有することが示され,施設や病院などでの要介護者や障害者への口腔スクリーニングツールとして使用できることが示唆された.
著者
田代 大祐 中原 雅美 中川 昭夫
出版者
一般社団法人 日本作業療法士協会
雑誌
作業療法 (ISSN:02894920)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.410-417, 2022-08-15 (Released:2022-08-15)
参考文献数
32

健常若年成人男性19名を対象に,排泄姿勢である前傾座位と上肢支持手すりを用いた上肢支持前傾座位において3次元動作解析装置を用いた姿勢計測(脊柱角度,体幹角度,骨盤角度,大腿角度,臀部の高さ,円背指数)と胸壁計測(呼吸変化量),床反力計を用いた臀部荷重率,表面筋電計を用いた体幹筋活動量を計測し,姿勢を比較検討した.上肢支持前傾座位が前傾座位に比べて臀部の高さ,呼吸変化量が有意に高値を示し,上部脊柱角度,体幹角度,骨盤角度,円背指数,臀部荷重率,腹部体幹筋活動量が有意に低値を示した.上肢支持前傾座位は脊柱後彎を抑制し,上肢の支持性を向上させることで呼吸運動を良好にする姿勢であることが示唆された.
著者
中川 千鶴
出版者
バイオメカニズム学会
雑誌
バイオメカニズム学会誌 (ISSN:02850885)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.15-20, 2017 (Released:2018-02-01)
参考文献数
8
被引用文献数
1 1

鉄道の振動乗り心地評価に関する取り組みについて解説する.最初に,乗り心地評価法の国際規格や欧州規格,日本の鉄道分野で古くから使われる「乗り心地レベル」を概説する.次に,国際規格の使用が鉄道現場で普及しにくい理由や,乗り心地レベルの問題点を整理し,これらの問題点を解決するため,我々が行ってきたいくつかの取り組み,振動に対する乗り心地としての感度調査や複合振動の経時的な影響推定,乗り心地分析ツールの開発などを紹介する.
著者
中川 遼 大西 鮎美 吉田 さちね 寺田 努 塚本 昌彦
雑誌
マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2018論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.330-337, 2018-06-27

授乳中にスマートフォンを操作する母親がいるが,授乳中のスマートフォン操作により乳児がぐずりだしたという声もある.しかし,実際に授乳中のスマートフォン操作が乳児のぐずりを引き起こしているのかは現在調査されていない.授乳中のスマートフォン操作が乳児のぐずりを引き起こしていた場合,原因を明らかにし,その原因を取り払うことで,乳児のぐずりを引き起こすことなくスマートフォンを操作できる可能性がある.また,原因がスマートフォン操作でない場合,母親は罪悪感を感じることなく授乳中にスマートフォン操作をすることが可能となる.本論文では,実際に授乳中のスマートフォン操作により乳児のぐずりが引き起こされているのか,またその場合,乳児のぐずりの原因は何であるのかを明らかにすることを目的とし,ビデオカメラや加速度センサ等を用いて授乳のみ時とスマートフォン操作時の母親の体勢や授乳中の乳児の視線や動作の変化を比較した.
著者
高橋 智子 川野 亜紀 中川 令恵 大越 ひろ
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.40, no.5, pp.314-322, 2007-10-20 (Released:2013-04-26)
参考文献数
13
被引用文献数
2

本研究では,高齢者に好まれるごぼうを材料とした,食べやすいレトルト食品開発の基礎的研究を,力学的特性,咀嚼運動,官能評価より検討した。その結果,加圧・加熱時間が長く,表面積を大きく成形したごぼうであるほど軟かく調理できることが判った。また, ごぼう繊維に対して, 斜め方向から咀嚼できるよう成形したごぼ,咀嚼速度が速く食べやすいことが示された。以上の結果より,ごぼうは,加圧・加熱時間,加熱時の表面積,および咀嚼時における臼歯の貫入方向を考慮することで,食べやすいごぼう調理が可能になると推測される。
著者
中川 裕志
出版者
総務省情報通信政策研究所
雑誌
情報通信政策研究 (ISSN:24336254)
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.1-24, 2020-03-30 (Released:2020-03-31)
参考文献数
20
被引用文献数
1

シンギュラリティによって人間と同じような知的能力を持つAIが出現し、人間への脅威になりかねないという言説が流布した。これによって、AIにも倫理を守らせようという機運が高まったという状況もあってか、2016年ころからAI倫理指針の作成と公開が盛んになった。本論文では、2017年から2019年にかけて国内外で公開された多数のAI倫理指針のうち、影響力の大きな主要な指針に関して、AI制御、人権、公平性、非差別、透明性、アカウンタビリティ、トラスト、悪用、誤用、プライバシー、AIエージェント、安全性、SDGs、教育、独占禁止・協調、政策、軍事利用、法律的位置づけ、幸福などの倫理的テーマを各AI倫理指針がどのように扱ってきたかをまとめた。種々のAI倫理指針の公開の時間順序と合わせてみれば、AI倫理の内容の変遷を探ることができ、同時にAI技術、AI応用システムの開発を行うにあたって留意すべき点が明らかになる。また、これらの指針が誰を対象に起草されているか、すなわち名宛人を考察することによって、AI倫理指針を作成した組織の意図が見えてくる。次に、AI倫理指針のうちIEEE EAD ver2、1eで提案された個人データの収集、管理、保護をおこなう代理ソフトウェア、すなわちパーソナルAIエージェントの概念設計について述べる。これは、データ主体本人の個人データとその利用条件の記述されたデータベースであるので、これをデータ主体の死後に残されたディジタル遺産の管理に適用する場合の検討課題について述べた。
著者
中川 俊二 勝田 満江
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.24, no.7, pp.535-542,582-58, 1975-07-30 (Released:2017-02-10)

除虫菊はキク科の植物で, そのなかでもシロバナムシヨケギクがとくに強い殺虫力を持つものとして, わが国では瀬戸内海沿岸島嶼および和歌山県などで多量に栽培されている(戦前は世界最高).毎年5月の開花時期には栽培地周囲の人々の間で喘鳴, 呼吸困難, くしゃみ, 鼻漏, 流涙などの症状を訴えるものが増えてくる.この事実から, われわれは除虫菊花粉が特異的な抗原性を存するものと考え, 本年5月に因島で花粉を収集, これを鳥居薬品に依頼してアレルゲンエキスとして作製した.一方, 因島市役所の協力で栽培者のアンケート調査から, 過敏症と思われる人にたいする諸検査で次のことが明らかとなった.1)除虫菊花粉は35×35μの微粒で, 形態学的には幾瀬分類6B^b型に属する.飛散距離が栽培地を中心として1km以内におよび, 花粉症としての抗原性を有する.2)過敏症と思われる人に除虫菊花粉エキスの皮膚反応を行うことによって, 明らかに強陽性を示し, 他のアレルゲンと区別することができた.また誘発反応(鼻粘膜および気管支)でも特異的な症状の発生を認めることができた.つぎに, 除虫菊粉(蚊取線香原料で殺虫成分としてピレトリンI, IIを含有)の人体に対する影響も考えられるので, 鳥居薬品に依頼して粉および煙のアレルゲンエキスを作製, これの抗原性について除虫菊工場(瀬戸田)の職員(アレルギー様症状のもの)に行ったのであるが, 今回の検査では皮膚反応陰性で抗原性はみられなかった.
著者
大久保 紀一朗 板垣 翔大 佐藤 和紀 中川 哲 山本 朋弘 堀田 龍也
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会研究報告集 (ISSN:24363286)
巻号頁・発行日
vol.2022, no.2, pp.60-67, 2022-06-27 (Released:2022-06-27)

本研究では,小学校第6学年を対象にAIの画像認識について理解する学習を開発し,児童のAIに対する理解や意識の変容から授業を評価した.授業は4単位時間で実施し,画像認識の仕組みについてAIについて体験的に理解する学習と,身近な問題解決にAIの活用を体験する学習を実施した.事前調査とAIについて体験的に理解する学習後の事後調査1,身近な問題解決にAIの活用を体験する学習後の事後調査2の結果の比較から,開発した学習プログラムの効果を検討した.
著者
中川 理
出版者
一般社団法人 日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文報告集 (ISSN:09108017)
巻号頁・発行日
vol.418, pp.125-134, 1990-12-30 (Released:2017-12-25)

In Tokyo, The urban areas rapidly stretched out of the city limits after the end of the Meiji era. This paper reveals the immediate cause, that is, the fact that many salaried workers moved to surrounding towns and villages because of the gap in house rent caused by the imbalance in "KAOKU-ZEI" (the rates on the owners of houses) payment in and out Tokyo City