著者
中井 義勝 今井 浩 柏谷 久美 吉川 真里
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.281-286, 2001-04-01 (Released:2017-08-01)
参考文献数
9

コンピューターに取り込んだ身体像を任意に変形できる装置を用いて, 健常女性(N), 神経性大食症(BN), 神経性無食欲症むちゃ食い/排出型(AN-B)と制限型(AN-R)の身体イメージ測定を行い, Eating Disorder Inventoryとの相関を検討した.Nはやせ願望に基づいて, BNは自己像不満に基づいてウエスト理想値やヒップ理想値を細くした.一方, AN-Bはやせ願望と過食に基づいて, AN-Rはやせ願望でなく, 無力感, 成熟恐怖や感情感覚の混乱に基づいてウエスト理想値やヒップ理想値を細くした.この成績から健常人と摂食障害患者は身体イメージの評価基準が異なり, とりわけAN-Rは身体イメージが無力感, 成熟恐怖や感情感覚の混乱に基づいていることが明らかとなった.
著者
湯浅 龍三 今井 淳 森川 裕司 草嶋 久生 内田 広 入倉 勉
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.102, no.5, pp.469-476, 1982-05-25 (Released:2008-05-30)
参考文献数
9
被引用文献数
2 6

The presence of three kinds of hydrates of AM-715 (1-ethyl-6-fluoro-1, 4-dihydro-4-oxo-7-(1-piperazinyl)-3-quinolinecarboxylic acid) was confirmed by elemental analysis, Karl-Fischer method, thermogravimetric analysis, differential scanning calorimetry, infrared spectroscopy, and X-ray diffractometry. Anhydrous AM-715 was not hygroscopic under less than 36% of relative humidity, but easily transformed to 5/2-hydrate over 62-78% of relative humidity and 5-hydrate above 94% of relative humidity, at 40°C. Anhydrous AM-715 was transformed to 5/2-hydrate with the first-order kinetics and 5/2-hydrate was dehydrated according to the first-order kinetics with an activation energy of dehydration of 22 kcal/mol. The 5/2-hydrate was converted to 5-hydrate much slowly than anhydrous AM-715. Dissolution rates were determined in water by using tape procedure, showing a slight difference between anhydrous AM-715 and its hydrates. In order to determine the effect of hydration on bioavailability, the serum levels in dogs were measured after oral administration. There were no significant differences among bioavailability of anhydrous AM-715, its 5/2-hydrate and 5-hydrate.
著者
大池 美和子 今井 昭宏 吉池 薫 高畑 尚廉 永田 雅彦
出版者
日本獣医皮膚科学会
雑誌
獣医臨床皮膚科 (ISSN:13476416)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.189-193, 2017 (Released:2017-12-20)
参考文献数
21
被引用文献数
1

犬アトピー性皮膚炎2例の急性期治療にJAK 阻害薬であるオクラシチニブ(アポキル)を使用,そう痒は急速に消退したが減量が困難であった。増悪因子に対応後,組換え型ダニアレルゲンDer f 2-プルラン結合体製剤(アレルミューンHDM)を早期より併用し,アポキルを迅速に規定以下に減量することができた。以後月次アレルミューンHDM 10 μg投与により1年に渡り良好に維持されている。両剤の併用による明らかな有害事象はなく,急性期CADにおけるアポキルに併用したアレルミューンHDMの有用性が期待された。
著者
今井 善一郎
出版者
秋田書店
雑誌
民間伝承 (ISSN:0288528X)
巻号頁・発行日
vol.14, no.7, pp.22-23, 1950-07
著者
瀬戸口 暁 大石 風人 熊谷 元 今井 裕理子 川本 康博 広岡 博之
出版者
システム農学会
雑誌
システム農学
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.1-9, 2017

<p>亜熱帯地域における周年放牧肥育生産システムに対して、ライフサイクルアセスメント(LCA)による環境影響評価を実施した。沖縄県石垣地域で行われた集約輪換放牧による褐毛和種去勢肥育生産を評価対象とし、補助飼料として、国内産副産物飼料(ビール粕・砕米)を活用した完全混合飼料(TMR)を給与した生産システムを想定した。機能単位は増体重1 kg あたりとし、エネルギー消費、地球温暖化、酸性化、富栄養化への影響を算出した。評価の結果、想定した生産システムにおいて、副産物飼料の利用により飼料生産・飼料輸送による環境影響を軽減できる一方、放牧地管理がいずれの環境影響項目においても環境影響の大きな割合を占めるということが示唆された。これは、肥育を目的として高生産性を目指した放牧地への多大な施肥により、環境影響が増大したためであると考えられた。副産物飼料からの環境影響の扱い方として、経済アロケーションまたは重量アロケーションを用いた場合、および廃棄物とみなした場合の3 通りを検討した結果、重量アロケーションを用いた場合では、経済アロケーションおよび廃棄物とみなした場合より、エネルギー消費が大きい結果となった。</p>
著者
今井 克敏 相田 祐樹 塩崎 浩之 巳亦 圭子
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.E1110-E1110, 2007

【はじめに】<BR> 平成18年度の診療報酬改定により,地域連携クリティカルパス(以下連携パス)による医療機関の連携体制が評価されることとなった.当院では,平成18年4月より,大腿骨頚部骨折術後の連携パスを地域医療機関と協力して導入している.今回,連携パスの導入前と導入後のデータを使用して,その効果と今後の課題を検討したので報告する.<BR>【対象・方法】<BR> 対象は,連携パス導入前(平成17年1月~12月)に手術目的で当院に入院された大腿骨頚部骨折患者44名(平均年齢79.2歳,男性15名,女性29名,人工骨頭置換術19名,骨接合術25名)と連携パス導入後(平成18年4月~11月)に入院された患者36名(平均年齢79.7歳,男性8名,女性28名,人工骨頭置換術15名,骨接合術21名)とした.方法は,カルテ及び連携パス用紙の記録から,在院日数,連携パス使用数,退院時の生活状態を調査した.<BR>【結果】<BR> 大腿骨頚部骨折術後の平均在院日数は,導入前が35.1日,導入後は24.9日(連携パス使用は,18.2日)であった.連携パス使用数は36名中17名(46%)であった.パス非使用の理由としては,予後良好にて転院の必要がない(2名),既往疾患の加療が必要(4名),本人・家人の希望(6名),その他(1名)であり,当院での治療が選択された.また,連携パスを使用していない施設への転院が6名あった.連携パスが終了した患者は平成18年11月8日時点で7名おり,いずれも受傷前生活に近い状態で退院されている.<BR>【考察】<BR> 連携パスを使用することで平均在院日数の短縮が可能となっている.しかし,連携パスの使用は全体の半分以下であり,この原因として後方支援施設が2箇所だけであること,早期転院の意義について患者に十分な説明がされていないことが考えられる.現時点ではパスの使用期間が短く,連携パスの完結例はまだ少ない状態であるが,退院した患者のほとんどが受傷前生活獲得という目標を達成できている.この結果は,転院先施設での訓練継続の成果と考えられる.<BR>【まとめ】<BR> 連携パスの導入により,在院日数の短縮がみられた.また,転院した患者は受傷前生活獲得という目標を達成して退院することができている.今後の課題としては,連携パスに参加していただける医療機関を増やすこと,転院の意義について十分な説明を患者に行うことで,パスの使用数を増やしていきたいと考える.<BR>
著者
奥山 泰世 小池 充 佐々木 伸也 劉 斯宝 田村 正純 中川 善直 今井 章雄 冨重 圭一
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
Journal of the Japan Petroleum Institute (ISSN:13468804)
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.228-234, 2016-09-01 (Released:2016-11-01)
参考文献数
20
被引用文献数
1 4

バイオマスから従来のガソリンに含まれる炭化水素を製造することは,既存のガソリン供給インフラを使用でき,またエタノールよりも多量にガソリンにブレンドできる可能性があることから魅力的である。そのような中,我々は,セルロースからガソリン沸点範囲のオレフィンを製造する方法として,Ir–ReOx/SiO2触媒と酸触媒を用いたセルロースからのヘキサノール製造と,脱水触媒(H-ZSM-5)を用いたヘキセン製造を組み合わせた方法を提案した。我々はこれまでに,硫酸を用いたメカノキャタリシスによる前処理を施したセルロースを水素とともにIr–ReOx/SiO2触媒で反応させたところ,60 %の比較的高収率でヘキサノールが得られることを見出している。本研究では,1-ヘキサノール,2-ヘキサノールおよび3-ヘキサノールの脱水によって得られるヘキセン混合物の組成を明らかにし,そのヘキセン混合物のガソリンへの適用性をJIS規格に基づいて調査した。その結果,ヘキセン混合物は夏季でおおむね22 vol%,冬季でおおむね7 vol%までレギュラーガソリンにブレンド可能であることが分かった。よって,提案した製造経路で得られたセルロース由来のヘキセン混合物は魅力的なバイオ燃料の一つであると考えられる。
著者
山海 嘉之 今井 拓司
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1161, pp.97-101, 2015-11

「ロボットスーツHAL」などを開発するCYBERDYNEが、新たな一歩を踏み出した。独自のプロセッサーやスーパーコンピューターを開発するPEZYグループと提携して、人間の運動中枢系を一部代替できる人工小脳機能のHALへの組み込みや、各種のロボットなどを対象にしたデ…
著者
緒方 雄一朗 薮田 ひかる 中嶋 悟 奥平 恭子 森脇 太郎 池本 夕佳 長谷川 直 田端 誠 横堀 伸一 今井 栄一 橋本 博文 三田 肇 小林 憲正 矢野 創 山下 雅道 山岸 明彦 たんぽぽ ワーキンググループ
出版者
日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集
巻号頁・発行日
vol.58, pp.175-175, 2011

始原小天体有機物は、太陽系および生命原材料物質の起源と進化を理解するための重要な情報を記録している。「たんぽぽ計画」では、大気圏突入時の熱変成や地上での汚染を受けていない宇宙塵を、国際宇宙ステーション上に超低密度シリカエアロゲルを設置して回収を試みる予定である。しかし、この方法では、宇宙塵のエアロゲルへの衝突により変成する可能性を考慮する必要がある。そこで本研究では、宇宙科学研究所・スペースプラズマ実験施設の二段式高速ガス銃を用いて、隕石微粒子の高速衝突模擬実験を行い、マーチソン隕石微粒子をシリカエアロゲルに撃ち込んだものを取り出し、2枚のアルミ板にはさみハンドプレスして圧着された隕石微粒子を、片方のアルミ板に載せた状態で、赤外顕微分光装置と顕微ラマン分光装置で測定を行った。また、SPring-8, BL43IRの高輝度赤外顕微分光装置IFS120HRでイメージング測定を行い、衝突前後の隕石有機物の分子構造の変化を見出すことを目的とした。
著者
宮田 愛実 今井 美和
出版者
石川県公立大学法人 石川県立看護大学
雑誌
石川看護雑誌 = Ishikawa journal of nursing (ISSN:13490664)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.41-50, 2014

本研究の目的は,日本人女性の公費助成対象外HPV(human papilloma virus)ワクチン接種許容に関連する要因を抽出し,今後の対策と研究の方向性を考察することである.2006年1月から2013年6月までに公表された原著論文を医療文献データベース(医学中央雑誌,MEDLINE)で検索し,15件の量的研究を分析した.HPV/HPV関連事項の認識状況,HPVワクチン接種の認識状況/許容状況は,日本国内で多様であった.接種啓蒙活動において「女性間でHPV関連知識の程度に相違がある」「HPVが自分に関連すると認識していない」「HPVワクチンの有効性と安全性に懸念を抱いている」に対応し,活動標的を女性の周囲の人たちにも拡大する必要がある.さらに「自己負担の減額」「接種実施方法・場所の明示」「接種しやすい施設環境の整備」「多様な広報媒体の利用」が必要である.HPVワクチンの安全性の確保は当然のこととして,今後の研究は信頼性・妥当性のさらに高い調査が実施される必要がある.(著者抄録)
著者
生沼 駿 高久 歴 中谷 祐二郎 齊藤 大蔵 今井 潔
出版者
一般社団法人 日本鉄鋼協会
雑誌
鉄と鋼 (ISSN:00211575)
巻号頁・発行日
vol.103, no.9, pp.549-554, 2017 (Released:2017-08-31)
参考文献数
14

In this study, the effect of Ni and Cr composition on mean thermal expansion coefficient (CTE) and γ’-Ni3 (Al, Ti) strengthening microstructure of austenitic heat resistant steel, Alloy 286, was investigated. The measurements revealed that the CTE of Alloy 286 decreases at wide range of temperature up to 800°C with addition of Ni and reduction of Cr concentration. The magnetization-temperature curve showed that the magnetic transition temperature, which the alloy transforms to ferromagnetic state to paramagnetic state, raise with addition of Ni and reduction of Cr. The CTE of alloys had good relations with magnetic transition temperature and mean valence electron numbers (e/a), suggesting that the magneto-volume (invar) effect and the suppression of lattice expansion strongly appear at high Ni and low Cr concentration. Ni and Cr optimized alloy exhibits γ phase microstructure with fine γ’ particles dispersed within the grain, and the hardness of grain interior is larger than Alloy 286. This alloy has low CTE comparable to conventional ferritic steels, together with higher strength than conventional austenitic steels.
著者
田中 章浩 小泉 愛 今井 久登 平本 絵里子 平松 沙織 de Gelder Beatrice
出版者
日本認知心理学会
雑誌
日本認知心理学会発表論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.42-42, 2010

情動認知の文化差に関しては、顔の表情を用いた研究を中心に検討が進められてきた。しかし、現実場面での情動認知は、視覚・聴覚などから得られる多感覚情報に基づいておこなわれている。そこで本研究では、顔と声による多感覚情動認知の文化差について検討した。実験では日本人およびオランダ人の学生を対象に、情動を表出した顔と声のペア動画を提示した。顔と声が表す情動が一致している条件と不一致の条件を設けた。声を無視して顔から情動を判断する顔課題と、顔を無視して声から情動を判断する声課題の2種類を実施した。実験の結果、オランダ人と比べて日本人被験者では、顔課題における不一致声の影響が大きく、声課題における不一致顔の影響が小さかった。この結果は、日本人は多感覚情報に基づいて情動を認知する際に、声にウェイトを置いた判断を自動的におこなっていることを示唆している。
著者
福山 千代美 加藤 栄子 普天間 歩 大久保 恵里 後藤 祐子 平岡 真砂代 今井 洋子
出版者
公益社団法人 日本視能訓練士協会
雑誌
日本視能訓練士協会誌 (ISSN:03875172)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.145-152, 1998-07-10 (Released:2009-10-29)
参考文献数
12

我々は,調節緊張を起こした症例の,診断,背景ならびに治療法について検討したので報告する。対象は,調節緊張と診断され,症状の改善に長期間を要した9症例である。観察期間は,2~29(平均12.0)ヵ月であった。年齢は,9歳から11歳の小学校高学年の6名と,22歳から27歳の20歳代の成人3名の2つの分布を呈し,性別では女性に多かった。主訴は,学童群では視力障害が多かったが,成人群では羞明が多かった。初診時の裸眼視力は0.3以下が多く,矯正不良の症例が過半数を占め,全ての症例でマイナスレンズで矯正された。調節麻痺下では+1D程度の遠視が検出され,多くは+1D以上の戻りが認められた。このため調節緊張の症例では,潜伏遠視を背景とすることが多く,調節麻痺下の視力検査が有用であると考えられた。治療の原則は遠視の眼鏡常用と調節緩和で,予後は良好であるが,きめ細かな対処が必要である。
著者
今井 英文
出版者
The Geographic Education Society of Japan
雑誌
新地理 (ISSN:05598362)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.19-31, 2003

The aim of this study is to clarify distribution and flow patterns of air passengers from Okayama to Shanghai in the Chugoku and Shikoku District. The data on air passengers for this study are based on the survey in 2000by the author. The results of this study are summarized as follows:<br>(1) There were many air passengers for Shanghai in big cities located around Okayama Airport, such as Okayama and kurashiki. The passengers were also generated in Kagawa Prefecture. Therefore, Seto-Ohashi Bridge expanded the sphere of the influence of Okayama Airport. Some passengers came from areas which may compete with Hiroshima Airport, such as Fukuyama and Hiroshima.<br>(2) After getting off planes at Shanghai Airport, all passengers moved to the cities located in the eastern part of China. There wasn't any passengers moving to other countries. Many passengers moved to Shanghai. Some passengers visited Beijing or Nanjing. And, analyzing the relationship between the destinations of passengers and travel purposes, the author made it clear that there were two types of cities: one was the cities that passengers visited on business, and the other was the cities that passengers visited for sightseeing.<br>(3) Finally, analyzing the relationship between the number of the destinations of passengers and travel purposes, the author made it clear that the passengers for sightseeing had many destinations and passengers on business had one destination.
著者
今井 英文
出版者
日本地理教育学会
雑誌
新地理 : 日本地理教育學會會誌 (ISSN:05598362)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.19-31, 2003-06-25
参考文献数
16
被引用文献数
1

The aim of this study is to clarify distribution and flow patterns of air passengers from Okayama to Shanghai in the Chugoku and Shikoku District. The data on air passengers for this study are based on the survey in 2000by the author. The results of this study are summarized as follows:<br>(1) There were many air passengers for Shanghai in big cities located around Okayama Airport, such as Okayama and kurashiki. The passengers were also generated in Kagawa Prefecture. Therefore, Seto-Ohashi Bridge expanded the sphere of the influence of Okayama Airport. Some passengers came from areas which may compete with Hiroshima Airport, such as Fukuyama and Hiroshima.<br>(2) After getting off planes at Shanghai Airport, all passengers moved to the cities located in the eastern part of China. There wasn't any passengers moving to other countries. Many passengers moved to Shanghai. Some passengers visited Beijing or Nanjing. And, analyzing the relationship between the destinations of passengers and travel purposes, the author made it clear that there were two types of cities: one was the cities that passengers visited on business, and the other was the cities that passengers visited for sightseeing.<br>(3) Finally, analyzing the relationship between the number of the destinations of passengers and travel purposes, the author made it clear that the passengers for sightseeing had many destinations and passengers on business had one destination.