著者
水野 繁 倉田 耕治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング
巻号頁・発行日
vol.95, no.599, pp.185-192, 1996-03-19

網膜から外側膝状体への神経の投射の, 自己組織的な形成を説明する新しいモデルを提案する. Meisterらによる発達中の網膜に関する生理学的知見に基づき, 網膜を進行波を生じる左右2枚の神経場としてモデル化し, 外側膝枕体は, その3次元構造のうちの2次元は進行波を生じるような結合, それに垂直なもう1次元にはメキシカンハット型の競合結合を仮定し, 次に挙げるこの神経投射の2つの特徴の形成を説明する. 1つは, トポグラフィックな投射で, もう1つは外側膝状体はいくつかの層から成っており, 各々の層は眼優位性を有するということである.
著者
倉田 敬子
出版者
科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.55, no.9, pp.681-683, 2012-12
著者
倉田 徹
出版者
Center of Excellence-Contemporary Asian Studies
巻号頁・発行日
pp.1-14, 2006

Copyright (c) Center of Excellence-Contemporary Asian Studies
著者
原田 芳文 倉田 奈津子
出版者
公益社団法人日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.35, no.8, pp.641-645, 1986-08-05
被引用文献数
2 6

高純度酸化アルミニウム(99.99%)中の不純物(鉄,ケイ素,カルシウム,マグネシウム,銅,マンガン,亜鉛,クロム,ニッケル及びチタン)をICP-AESで定量することを検討した.試料は炭酸ナトリウムとホウ酸で融解し,融解物を希塩酸に溶解した後,水酸化ジルコニウムを担体に用いて目的の元素をマトリックスから共沈分離した.試薬類からは主にケイ素とカルシウム,及び融解に伴い白金るつぼから鉄などの汚染が認められるが,十分洗浄した白金るつぼを用いた場合,白金るつぼからの汚染は微量であり再現性もあるので(鉄:2〜3μg,銅:1μg),これらの元素はから試験を行って補正した.合成試料を用いて繰り返し分析した結果,試薬から試験値が高いケイ素(12μg)を除くと,他の9元素はそれぞれ5〜8μg/gで2〜10%の相対標準偏差が得られた.
著者
平原 敬三 安藤 直子 松石 哲郎 鈴木 信夫 寺尾 俊彦 倉田 宗司
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
薬学雑誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.108, no.9, pp.p860-866, 1988-09

The addition of sodium oleate to antithrombin III (ATIII) produced complexes of ATIII and oleic acid by varying the acid concentration. During immunoelectrophoresis, ATIII shifted to the anode in the presence of sodium oleate. The reactivity of ATIII with anti human ATIII serum lowered as the sodium oleate level increased. However the reactivity with antibody obtained by immunization of rabbits with the mixture of sodium oleate and ATIII, was not lost on the immunoelectrophoresis. In acrylamide gel electrophoresis, ATIII separated into 6 bands with an increase in sodium oleate. The binding ratio of ATIII to heparin-Sepharose decresed in the presence of sodium oleate. In acrylamide gel isoelectrofocusing, the subtypes of ATIII having pI 5 showed high affinity to oleic acid. These high affinity subtypes also showed high affinity to heparin and thrombin. In fibrinogen agarose electrophoresis, ATIII lost its antithrombin activity depending on the increase of sodium oleate. By the determination of free fatty acids (FFA) in ATIII purified from normal plasma, we found that FFA would bind to ATIII in the normal plasma. Scatchard plot analysis indicated 7.6 binding sites of oleic acid per ATIII molecule. The results suggested that ATIII lost its activity by conformational change or interference in the thrombin binding site, and that the subtype of ATIII having pI 5 could be a significant carrier of plasma FFA.
著者
池田 浩二 中野 隆之 藤井 信 侯 徳興 吉元 誠 倉田 理恵 高峯 和則 菅沼 俊彦
出版者
日本醸造協会
雑誌
日本醸造協会誌 = Journal of the Brewing Society of Japan (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.107, no.5, pp.355-361, 2012-05-15
参考文献数
18
被引用文献数
1 1

芋焼酎粕の有用成分に着目し,米麹を添加した独自の香味改善と機能性の増強を目的とした製造方法で得られた芋焼酎粕飲料(新飲料)について,生理作用を検討した。その結果,次のことが明らかになった。<br>(1)新飲料には,クエン酸,アミノ酸がそれぞれ約1%,ミネラルではカリウムが多く,ビタミン類ではナイアシン,パントテン酸,ビオチン,ビタミンB2,葉酸などが比較的多く含まれていた。ポリフェノールは約0.1%,食物繊維は0.3%,GABAも含まれており,様々な成分による相乗効果が期待される栄養豊富な飲料であることが考えられた。<br>(2)動物試験において,新飲料はその嗜好性から飼料摂食量が増えたが,体重増に有意差が見られず新飲料摂食により代謝が高まることが考えられた。なお,臓器重量には有意差はみられなかった。<br>(3)新飲料摂食試験の結果,強い血清中性脂質抑制効果,総コレステロール抑制効果,特に悪玉であるLDLコレステロールを大幅に有意に減少させ,善玉であるHDLコレステロールは減少させない結果が得られ,さらに,血糖値を抑制する効果が明らかになった。<br>以上のように,芋焼酎粕を原料とした新飲料の脂質代謝改善作用,高血糖抑制効果などの生理作用や食品機能を明らかにできたことから,生活習慣病やメタボリックシンドロームなどの予防や改善効果をもたらすすぐれた飲料であると考えられる。
著者
倉田 茂昭 楳本 貢三
出版者
一般社団法人日本歯科理工学会
雑誌
日本歯科理工学会誌 (ISSN:18844421)
巻号頁・発行日
vol.29, no.6, pp.537-542, 2010-11-25

リン酸亜鉛セメント硬化体の強度の発現を研究するために,各種リン酸化合物の60%水溶液,ならびに60%リン酸水溶液に13族元素,Al,In,そしてTlを溶解した練和液を調製し,市販のリン酸亜鉛セメントの粉と練和した.その結果,二リン酸ならびにポリリン酸で練和した硬化物の圧縮強さは,正リン酸で練和した硬化物に比べ,それぞれ2.5ならびに4.6倍増加した.また,13族元素を添加した練和液で調製した硬化物の圧縮強さは,正リン酸のみで得られた硬化物に比べ強度が増加し,強度の大きさの順はAl>In>Tlの順であった.得られた硬化物の粉末X線回折分析から,リン酸亜鉛セメント硬化体の強度の向上は,酸化亜鉛とリン酸の中和反応による塩の生成だけでなく,非晶質リン酸アルミニウム塩の形成が重要な役割をしていると考えられた.
著者
三船 恵美 天児 慧 堀本 武功 小笠原 欣幸 倉田 秀也 野口 和彦
出版者
駒澤大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

中国と、東南アジアから南アジア・中央アジア・西アジアにかけての中国の周辺地域との関係構造と戦略に関する体系的な分析を行い、3年間の研究成果として、全メンバーの執筆による、天児慧・三船恵美編著『膨張する中国の対外関係-パクス・シニカと周辺国』頸草書房、2010年、を出版する。また、国際シンポジウムの成果として、Srikanth Kondapalli and Emi Mifune (eds.), China and its Neighbors, New Delhi : Pentagon Press, 2010)を出版し、本研究プロジェクトの成果を国内外に広く社会に公表した。
著者
倉田 雅弘 中村 稔
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.480, pp.30-39, 2005-04-25

各社が重点を置いているのがテレビ関連機能の強化。特にテレビ映像の高画質化が一段と進んだ。色のにじみを抑える3次元Y/C分離や画像の2重映りを低減するゴーストリデューサーといった従来の機能は、大半のテレビ録画機能付きパソコンが採用している。さらに独自の映像処理ソフトや映像回路で高画質化を図る製品も多い。
著者
倉田 茂昭 楳本 貢三
出版者
一般社団法人日本歯科理工学会
雑誌
歯科材料・器械 (ISSN:02865858)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.246-250, 2006-04-25
被引用文献数
1

繊維長10〜30μm,径0.5〜1.0μmのホウ酸アルミニウム系ウイスカーアルボレックスG^[○!R] (GW)をポリカルボキシレートセメントのカルロンSmFPに添加し,セメント硬化体の機械的強さに及ぼす影響を検討した.その結果,GW添加により,未添加のセメントと比較し,約3倍の間接引張強さをもつセメントが得られた.圧縮強さは約4割向上した.また,接着強さは未添加セメントに比べ向上し,ウイスカー添加の効果が認められた.一方,GWと同組成でアスペクト比がほぼ1の粒子形フィラーであるアルボライトPFおよびPC(それぞれ平均粒径1〜5および5〜10μm)を20mass%添加したセメントでは,間接引張および圧縮強さに改善は認められなかった.また,GWを添加したフジアイオノマー^[○!R]タイプIおよびハイ-ボンドカルボセメントの間接引張強さは,未添加に比べ約2倍向上させることができた.
著者
加藤 博史 倉田 洋子 岸 里奈 近藤 純代 吉見 陽 川村 由季子 福島 久理子 水野 智博 脇 由香里 伊藤 達雄 山田 清文 鍋島 俊隆 野田 幸裕
出版者
一般社団法人日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.24-30, 2009 (Released:2010-02-07)
参考文献数
6
被引用文献数
3 3

In February 2005,Meijo and Nagoya Universities concluded an agreement with Nagoya University Hospital under which a resident faculty is stationed at the hospital.Nine graduate students are assigned to the resident faculty under whose guidance they engage in a variety of activities which include inpatient and outpatient pharmaceutical services under pharmacists and clinical research in collaboration with doctors at Nagoya University Hospital.In addition,our universities conduct practical training for fourth-year students for four-week periods each year from May to July.In 2007,a total of 41 students participated in the practical training at Nagoya University Hospital.Under the guidance of the resident faculty,graduate students instructed the students in activities conducted in hospital wards and the outpatient asthma clinic (we call this“age-mixing”).After the four-week training programs,a questionnaire survey was conducted to determine the participants’views concerning the training schedule,content of the training and the“Age-mixing Method”.The trainees had a favorable impression of the training with many selecting the responses“Our training went very well thanks to the support of the resident faculty”,“We learned a lot form graduate students”,“The Age-mixing Method is very useful for trainees”and“We realized that‘teaching is learning’”.The introduction of the Age-mixing Method not only allowed trainees to learn from graduate students,it also enabled graduate students to review and reinforce their knowledge and skills through teaching.We therefore believe that the Age-mixing Method is useful for both student trainees and graduate students.
著者
田中 和永 小澤 徹 大谷 光春 西田 孝明 山崎 昌男 山田 義雄 柳田 英二 倉田 和浩 足達 慎二 平田 潤 関口 昌由 佐藤 洋平
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

非線型問題の研究を変分的手法により行った. 特に(1) 非線型シュレディンガーおよびその連立系に対する特異摂動問題に関して凝集解の変分的構成を行い, 非常に一般的な設定の下でその存在を示した. (2) 非線型楕円型方程式 (系) の解の存在を種々の設定の下で扱い, 解の新しい変分的構成を与えた. また解の安定性, 不安定性の研究を行った. (3) 空間次元 1 の特異摂動問題においては高振動解の特徴付けと存在結果を与えた.
著者
佐藤 義則 竹内 比呂也 倉田 敬子 小山 憲司 三根 慎二 逸村 宏
出版者
東北学院大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

国内 45 機関の参加・協力の下, 2011 年 10 月から 12 月にかけ電子ジャーナルの利用に関するアンケート調査を実施し,広範囲の主題領域の研究者(教員,博士後期課程大学院生)から 3,922の回答を得た。これらのデータを多方面から分析した結果,電子ジャーナルの利用がより広範囲にかつ深く浸透するようになっただけでなく,利用者の読書行動や意識(選好)も変化しつつあることが明らかとなった。
著者
倉田 敬子 上田 修一 村主 朋英 松林 麻実子
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

1 電子ジャーナルの現状と研究者の利用(1)既存学術雑誌の電子化の進展状況を継続的に調査することで、電子ジャーナルの黎明期の特徴がわかった。(2)STM分野の日本の研究者への質問紙調査により、電子ジャーナルの利用が急激に普及してきたことが判明した。ただし、利用者の多くがPDF版をプリントアウトしており、EJの新規な特徴を利用したものではなかった。これらの結果は日本および海外の査読つき学会誌に原著論文として掲載された。2 オープンアクセスの現状(1)オープンアクセスに関わる特に海外の政府、学会、出版社、大学等の動向の把握につとめ、Open Access Japanで主要な情報の提供を行った。(2)米国NIHによるPublic Access Policyの発布、実施を受け、医学分野におけるオープンアクセス進展状況調査に着手した。今回は、この施策の影響以前の2005年刊行論文のOA割合(26%)と特徴を明らかにした。(3)機関リポジトリ、オープンアクセスジャーナルの現状についても調査を行い、各時点でのデータを収集した。3 研究者の情報入手、電子メディア利用行動、オープンアクセスへの対処医学分野の研究者が雑誌論文を入手、利用する状況を調査した。最近読んだ論文の約7割が電子ジャーナルであり、PubMedから入手する論文が8割を超えていた。欧米における他の調査結果と異なり、サーチエンジンの利用は多くなかった。オープンアクセスの理念の認知度は34%と低かったが、無料での雑誌論文の利用は、PubMed Centralおよびオープンアクセス雑誌を通してかなりなされていることが判明した。