著者
山本 裕二 工藤 和俊 山田 憲政 北原 俊一 平田 智秋 宮崎 真 平川 武仁 木島 章文 奥村 基生 郷原 一寿 門田 浩二 山際 伸一
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

本研究では,様々なスポーツ技能の生成機序を力学系の観点から統合的に理解することを目的とした.その結果,ブランコ漕ぎの協応パタンは振り子の等時性にほぼかなっていること,音に合わせたダンスでは,運動周波数が高い場合でも熟練者は逆相同期を維持できること,卓球では技能水準を切替ダイナミクスのフラクタル次元で評価できること,剣道では二者間距離によって詰め引き速度の相対位相が切り替わること,タグ鬼ごっこでは,学習に伴い両者の詰め引き速度の相対位相が逆相同期になること,サッカーの3対1ボール保持課題における三者の連携パタンは,技能レベルによって環状連結振動子における対称性のホップ分岐理論で予測されるパタンを示すこと,サッカーゲームのパス行動にはベキ則が見られることなどを明らかにした.
著者
石原 一志 駒谷 和範 尾形 哲也 奥乃 博
出版者
The Japanese Society for Artificial Intelligence
雑誌
人工知能学会論文誌 = Transactions of the Japanese Society for Artificial Intelligence : AI (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.229-236, 2005-11-01
被引用文献数
5 2

Environmental sounds are very helpful in understanding environmental situations and in telling the approach of danger, and sound-imitation words (sound-related onomatopoeia) are important expressions to inform such sounds in human communication, especially in Japanese language. In this paper, we design a method to recognize sound-imitation words (SIWs) for environmental sounds. Critical issues in recognizing SIW are how to divide an environmental sound into recognition units and how to resolve representation ambiguity of the sounds. To solve these problems, we designed three-stage procedure that transforms environmental sounds into sound-imitation words, and <I>phoneme group expressions</I> that can represent ambiguous sounds. The three-stage procedure is as follows: (1) a whole waveform is divided into some chunks, (2) the chunks are transformed into sound-imitation syllables by phoneme recognition, (3) a sound-imitation word is constructed from sound-imitation syllables according to the requirements of the Japanese language. Ambiguity problem is that an environmental sound is often recognized differently by different listeners even under the same situation. Phoneme group expressions are new phonemes for environmental sounds, and they can express multiple sound-imitation words by one word. We designed two sets of phoneme groups: ``a set of basic phoneme group'' and ``a set of articulation-based phoneme group'' to absorb the ambiguity. Based on subjective experiments, the set of basic phoneme groups proved more appropriate to represent environmental sounds than the articulation-based one or a set of normal Japaneses phonemes.
著者
住野 公昭 江原 一雅 山下 長司郎 石井 昇 正井 栄一
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
1996

通信設備など災害時に使用する設備は、災害直後に素早く稼動するものほど価値が高い。被災者は災害直後から2〜3日の間が一番困難な状況にある。阪神淡路大震災被災直後に医療機関は様々な情報を必要とした。他の医療機関/個人/災害対策本部/などに連絡をし、それらから情報を得、あるいは情報を提供したりするには、電話連絡よりも、メールやInternetのホームページのような形式の通信システムが優れている。その理由は、通信時間が短くて済む事、相手がいなくても情報を得る事が可能であるからである。そのような用途に使え、さらに、1)被災後すぐに使用でき、2)個人でも所有できる程度に安価で、3)電池で稼動し、4)可搬性が優れていて、5)画像も含めたメールが扱え、6)携帯電話/衛星電話/でも使用できるシステムを作成した。Internetと比較すると以下の点で、本システムの方が優れている。1)メール送受のリアルタイム性、2)メール受け取り確認の必要性、3)災害時のネットワーク資源の効率的利用、4)セキュリティが高い。例えば、Internet mailでは、メールがメールサーバに受信された時刻とメールが実腺に読まれる時刻の間には時間的ずれが生ずる。本システム(kU-Net)ではメールは直接相手のコンピュータに届くので、受信者はメールが届いたことを即座に知ることが可能であり、メール受信時刻とメールが読まれる時刻との間に遅れが生じにくい。セキュリティに関して、本システムでは、ネットワーク媒体に電話回線だけを使用するので、運ばれるデータがInternetのように多くのコンピュータを経由することがないので、覗き見される危険が少ない。ユーザーが勝手に電話番号の変更をできないので、送信者の確認がとりやすい。などの利点があり、災害時の通信システムとして適している。
著者
柴原 一友 但馬 康宏 小谷 善行
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.47, no.12, pp.3328-3342, 2006-12-15

本論文では将棋を解く研究への布石として,引き分けを効率的に証明するためのGHI 問題回避法を提案し,3x4 の将棋の解を求めた.オセロや囲碁に比べ,将棋は小さな盤面に対する解を求める研究は少ない.将棋は局面がループするため,引き分けを含めた解を得ることが困難である.そこで,詰将棋で効果をあげたPDS 探索を用いて,効率的に引き分けを証明する方法を提案する.実験の結果,3x4 将棋のすべての解を得た.We obtained all the solutions of 3x4 Shogi by using a new proof number search method to deal with GHI problem in terms of proving draw effectively. It is a stepping stone to solve Shogi. There are few researches about solution of small Shogi compared with othello and Go. It has difficulty to obtain solutions, especially draw, because search trees of Shogi have many cycles. We propose the method that efficiently prove the draw by using PDS search which has beneficial effects in tsume Shogi. As a result, it solved all initial positions of 3x4 Shogi.
著者
茅原 一也 布施 弘
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.69, no.814, pp.324-325, 1963-07-25
著者
緒方 洋介 河原 一彦 澤田 泰輔 鶴 秀生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.455, pp.33-38, 2004-11-19
被引用文献数
4

平板をエキサイタで点駆動し板面上に曲げ共振を励起する,分布振動モード形スピーカ(Distributed Mode Loudspeaker: DML)の放射音場解析を行った.近距離音場ホログラフィーを用いて板面の振動速度分布を求め,レイリー積分を用いてスピーカ遠方の音圧分布のシミュレーションを行った.その結果,DMLに特徴的な音圧指向特性上の複数のビーム形成が確認できた.
著者
河原 一彦 緒方 洋介 澤田 泰輔
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.471, pp.37-42, 2003-11-20
被引用文献数
5

分布振動モード形スピーカは,音の放射のために振動板の曲げ波を利用している.そのため,放射特性は従来のコーンスピーカとは大きく異なると言われている.本研究では,分布振動モード形スピーカが生成する音揚を知るために,自由音場で近距離音揚の音響インテンシティ測定し,従来形の動電形コーンスピーカとの比較を行なった.その結果,分布振動モード形スピーカでは,低い周波数帯域において平均音響インテンシティ分布が従来形のスピーカとは異なり,干渉音場と考えられるような分布となることなどが分かった.
著者
大西 立顕 合原 一幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLP, 非線形問題 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.723, pp.93-100, 2002-03-08
被引用文献数
1

マルチフラクタルにより日経平均株価の終値を解析した.過去T日間の終値の時系列からマルチフラクタルスペクトルを求めた.そのスペクトルのパラメータと現在とL日後の価格差との間の相関について統計的に調べた.TとTに応じて相関の強さは変わり,場合によっては強い相関が見られることが分かった.この結果は,市場価格の変動はまったくランダムなものではなく,効率的市場仮説が妥当でない可能性を示唆している.また,マルチフラクタル解析は高い確率で価格が上がるか下がるかを予測するのに有益であると考えられる.
著者
酒井 宏治 矢田 佳織 坂部 元紀 谷 おりえ 宮地 一樹 中村 政幸 竹原 一明
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.68, no.5, pp.491-494, 2006-05-25
被引用文献数
2

日本のダチョウ血清191検体について,ウイルス中和試験によるNDV抗体及び寒天ゲル内沈降反応によるAIV抗体の検出を実施した.NDワクチン接種歴のない22検体においてNDV抗体が検出された.本研究では,ウイルス中和試験と比べHI試験は鶏赤血球への非特異的凝集のためにNDV抗体検出法として適さないことが示された.AIV抗体は全て陰性であった.102検体のダチョウの気管及び腸管からは,赤血球凝集能を有するウイルスは分離されなかった.
著者
濱口 航介 岡田 真人 山名 美智子 合原 一幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.87, no.8, pp.1689-1696, 2004-08-01
被引用文献数
1

神経細胞集団のスパイク同期による情報表現仮説が注目を集める中,フィードフォワード結合された神経層を同期発火が連鎖して伝搬する,Synfire Chainと呼ばれるモデルが提案されている.このモデルでは神経結合の一様性を仮定することで解析的な取扱いが容易になっている.しかし大脳皮質においては局所的な相互作用が存在し,近距離の興奮性,遠距離での抑制性の結合からなるメキシカンハット型と呼ばれる結合が確認されている.そこで我々はMcCulloch-Pitts型ニューロンモデルで構成された神経層の間の結合をメキシカンハット型の関数で与え,各層を伝搬する同期発火の発展を調べた.この系は発火パターンのフーリエ0次モードと2次モードの強度の発展方程式を用いて統計的に記述される.この系には非発火状態以外に,層状回路を伝搬する孤立局在興奮と一様興奮の二つのノントリビアルな安定状態が存在することが分かった.更に孤立局在興奮と一様興奮の共存相が存在することを明らかにした.
著者
濱口 航介 岡田 真人 山名 美智子 合原 一幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.153, pp.19-24, 2003-06-20

神経細胞集団のスパイク同期による情報表現仮説が注目を集めるなか,同期発火が連鎖して伝搬するSynfire Chainと呼ばれるモデルが提案されている.このモデルでは神経結合の一様性を仮定する事で,解析的な取扱いが容易になっている.しかし大脳皮質においては局所的な相互作用が存在し,近距離の興奮性,遠距離での抑制性の結合からなる.Mexican Hat型と呼ばれる結合が確認されている.そこで我々はMcCulloch-Pitts型ニューロンモデルで構成された神経層の間の結合をメキシカンハット型の関数で与え,各層を伝搬する同期発火の発展を調べた.この系は発火パターンのフーリエ0次モードと2次モードの強度の発展方程式を用いて統計的に記述される.この系には非発火状態以外に,層状回路を伝播する孤立局在興奮と一様興奮の2つのノントリビアルな安定状態が存在することがわかった.さらに,我々は孤立局在興奮と一様興奮の共存相を発見した.
著者
増田 直紀 合原 一幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.365, pp.19-24, 2001-10-12

ニューロンの同期は生物の情報処理において重要な役割を果たす。そこで、様々な神経回路網モデルにおいて同期条件が理論的・数値的に研究されてきた。ところで、ほとんどの解析では、全結合か局所的結合といった単純なトポロジーが仮定されてきたが、実際の神経回路網ではsmall-worldネットワークなどの高次構造の存在も示されている。本研究ではパルスで結合されたleaky integrate-and-fireニューロンの同期現象を様々なトポロジーのもとで考察し、small-worldネットワークがランダムネットワークやローカルネットワークに比べて同期を導きやすいことを示す。
著者
トロイヤー M.E 原 一雄 原 喜美 田中 清彦
出版者
国際基督教大学
雑誌
国際基督教大学学報. I-A, 教育研究 (ISSN:04523318)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.65-114, 1976-03

Aiming to discover the impact that ICU has had on its alumni, a questionnaire was mailed to all alumni whose addresses were available. Out of approximately 2200, 547 or approximately 25% were returned. Alumni evaluation of their international expriences at ICU indicates that it has bee extraordinarily useful and important. This includes language training, the library, experience with an international faculty, students and program and life in inter-national dormitories. These aspects have been successful far beyond reasonable expectations. ICU is thus well prepared for continued leadership in meeting emerging challenges of education with orientation to crucial global problems. Major studies, general education, interaction with the faculty, academic advisement, finacial and work experiences are rated "adequate," "very" or "especially" useful by a large portion of the alumni. This would seem to be a very creditable achievement, for all of these aspects of the ICU program are quite unique in the higher education of Japan. The minority of alumni who found them of "little" or "no" use provides a solid challenge for improvement. Compared with other aspects of the ICU program, religious experience on the campus has a low rating. But there are reasons to believe that in a predominantly non-Christian society and student body the ICU religious life and program on the campus has great strength. It faces the ubiquitous problem of keeping dialogue open with disinterested critical and disaffected students without intimidating or pressuring them. Effective placement of half of the graduates of a new university in Japan is a creditable achievement. But the other half, not satisfactorily placed, leaves no room for complacency. Extra-curricular cultural and recreational clubs are rated as "adequate," "very" or "especially" useful by a substantial majority of alumni. The absence of student goverment during the past six years seems to indicate that all constituencies underestimate their potential contribution to major objectives of ICU. Increasingly alumni have come to see little or no use in student government or the newspaper, though most of them are inclined to regard them with some importance. In 1949, ICU was projected as an international, Christian institution with the highest academic standards. It was to be a laboratory where adminstration, faculty and students could study and experience the values and process of democracy and Christian brotherhood. It has been outstandingly successful in some respects, moderately successful in other respects and disappointingly unsuccessful in a few respects. The nature of ICU's strengths and weaknesses are revealed in many dimensions by this study. ICU as a venture in higher education has prepared its constituencies to move into the second quarter century with courage, resourcefulness and enlightenment to strengthen what has proven uniquely useful, to improve what has been moderately successful, to cope with what has been its greatest weaknesses, to continue its commitment to purposes of abiding significance and to accept new challenges unique to time and place. This is both an opportunity and responsibility of all constituencies. The main challenge is to the faculty and administration. But it is, in some important respect, a responsibility of students. Some of the weaknesses revealed by alumni may indeed be the result of their disinterest or efforts to avoid that which they later regarded as very useful and important. Finally the future of ICU depends in great part on policies of the trustees built on familiarity with the strengths, weaknesses and potential of the institution.
著者
喜田 宏 梅村 孝司 迫田 義博 伊藤 壽啓 小笠原 一誠 河岡 義裕 岡崎 克則
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2003

本研究は、家禽と家畜のインフルエンザの被害を未然に防ぐとともに、ヒトの新型インフルエンザウイルスの出現に備え、その予防と制圧に資することを目的とする。・動物インフルエンザのグローバルサーベイランスによるウイルス分布の解明2006年秋、日本、モンゴルにおいて採取された渡りガモおよびハクチョウの糞便材料からのウイルス分離を試みた。1,201検体の材料から合計55株のインフルエンザAウイルスを分離同定した。これらの分離株にはH5やH7亜型のインフルエンザウイルスは含まれていなかった。これまでのウイルス分離の成績と合わせると、H1-H16およびN1-N9までの144通りの組合せのうち、133通りのウイルスの系統保存を完了した。・インフルエンザウイルスの病原性決定因子の同定2006年夏、モンゴルの湖沼で死亡野烏が再び発見され、死亡したオオハクチョウおよびホオジロガモの臓器材料からH5N1亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが分離された。分離されたウイルスは、2005年中国やモンゴルの野生水禽から分離された高病原性のH5N1ウイルスと8つの遺伝子分節すべてが近縁であった。また、このウイルスに対して哺乳動物が高い感受性を示すことが動物試験から明らかにした。・ベッドサイド早期迅速インフルエンザ診断法の開発A型インフルエンザウイルスH5およびH7亜型抗原を特異的に検出する簡易診断キットを開発した。本キットの有用性を実験感染動物の材料を用いて評価したところ、NP検出キットより感度は劣るが、H5およびH7抗原を特異的に検出でき、ベットサイド診断法として有用であることが確認された。
著者
菅原 一秀 野崎 広志
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.49, pp.211-212, 1994-09-20

オンライン文字認識装置において、単語の部分的な文字の入力からいくつかの候補単語を推定、表示し、それらの中からユーザーが選択できるようにしたい。本稿ではこの候補単語の推定のことを予備選択と呼ぶ。この予備選択により、高速に候補を部分的入力からも推定できるようになるので、ユーザーが速くペン入力を使用できるようになる。予備選択のためには、頻度情報を持った語い集と、一文字ずつの文字認識のスコア付の認識結果を使う。認識装置には誤認識はつきものであるが、選択すべきリスト中に正解単語が無いのは非常に不都合である。そこでこの予備選択時にはたとえ認識結果からの組み合わせからは出てこない単語でも、それが一文字の置換程度で得られ、かつ、頻度の高いあるいは語い集に載っているものならば、結果のリスト中に残るような、認識の耐雑音性とでもいうべき仕組みが必要である。また、予備選択は軽い処理である必要がある。これに時間がかかるようでは次の文字を入力した方が早いことになり意味がなくなる。本稿では、この2つの点、認識の耐雑音性と、処理の軽さを実現する手法として、単語ごとの文字の出現行列を使い、認識装置からの一文字ごとの認識結果に対しその文字が各単語に含まれているかどうかを調べるものを提案する。さらにインプリメンテーション、予備実験の結果を示す。