著者
八木 昌人 川端 五十鈴 佐藤 恒正 鳥山 稔 山下 公一 牧嶋 和見 村井 和夫 原田 勇彦 岡本 牧人
出版者
The Oto-Rhino-Laryngological Society of Japan, Inc.
雑誌
日本耳鼻咽喉科學會會報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.99, no.6, pp.869-874, 1996-06-20
参考文献数
6
被引用文献数
18 5

厚生省の高齢者の聴力に関する研究班は65歳以上の高齢者の聴力を調査した. 測定7周波数の平均聴力レベルはA群 (65~69歳) で35.0dB, B群 (70~74歳) で42.1dB, C群 (75~79歳) で46. 1dB, D群 (80~84歳) で52. 1dB, E群 (85歳以上) で55.6dBであった. すべてのグループにおいて聴力の男女差はみられず, オージオグラムの型は大部分の例で高音漸傾型を示した. 平均語音弁別能はA群で75.4%, B群で70%, C群で63.8%, D群で59.7%, E群で52.1%, また, SISI検査で70%以上を示した率はA群で45.2%, B群で49.3%, C群で47.9%, D群で51.6%, E群で59.7%であった.
著者
加藤 修三 中瀬 博之 沢田 浩和 佐藤 勝善 原田 博司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.188, pp.217-222, 2008-08-20
被引用文献数
5

本論文は現在IEEEにて進められているミリ波(60GHz)システムの標準化(IEEE802.15.3c)のアップデートするとともに、その超高速性(マルチGbps)を生かしたミリ波システムの新しい応用,Super Digital Home及びSuper Infbrmation Portalを提案する。これらは来るべき"次世代移動通信システム"の核の一つとなるであろう。
著者
原田 二朗
出版者
久留米大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

ヘムオキシゲナーゼは、シトクロムP450還元酵素やビリベルジン還元酵素など複数のタンパク質と相互作用し、基質ヘムをビリベルジン、次いでビリルビンへと変換するヘム分解系で働く酵素である。本研究課題では、ヘムオキシゲナーゼに関わる酵素群との相互作用機構を明らかとすることを目的としている。また研究の一環として、新しい手法であるNMR緩和分散測定法が、タンパク質の未知機能探索に有効であることを実証していく。
著者
原田 曜平 聞き手:田村 大
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.54, no.10, pp.1058-1062, 2013-09-15

本稿は,若者研究の専門家として知られる原田曜平氏に,現代の若者の研究法,およびこれまでの研究成果を伺ったインタビュー録である.同氏がリーダーを務める,博報堂ブランドデザイン若者研究所が編み出してきた若者研究の手法を,具体例を交えて紹介するとともに,とりわけソーシャルメディアなどの情報媒体を通じて大きな変化を遂げてきた,10代,20代の若者の行動や価値観の現在を紹介する.
著者
橋本 かほる 能登谷 晶子 原田 浩美 伊藤 真人 吉崎 智一
出版者
日本聴覚医学会
雑誌
AUDIOLOGY JAPAN (ISSN:03038106)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.132-137, 2012 (Released:2012-06-15)
参考文献数
10

幼児期金沢方式による言語訓練中に人工内耳を装用した12例の就学後の問題点と対策について報告した。就学時までに3000語以上の文字言語理解を獲得した文字先行移行パターンを示した8例中7例は就学以降も学業に著しい問題を示さず, 人工内耳においても文字言語の有用性が示唆された。幼児期に手話先行未移行パターン, 文字先行未移行パターンを示した例は就学以降の言語習得に問題が多いことがわかった。したがって, 人工内耳装用後も就学前に十分な言語力を獲得しておく必要があると考えた。さらに, 就学以降も言語力ならびに構音の維持のために定期的な評価・指導の必要性が示唆された。
著者
原田 佳代子 上地 正実 千葉 菜穂 海老澤 崇史 阪本 裕美 浅野 和之 水越 崇博 福井 亨
出版者
日本獸医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.61, no.5, pp.390-394, 2008-05-20
参考文献数
16

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、去勢雄、7歳齢が運動不耐性、発咳、呼吸困難を主訴に紹介来院した。グレード5/6の心雑音が左側心尖の領域で聴取された。胸部X線検査では、心陰影は著しく拡大し、肺水腫が認められた。心臓超音波検査では著しい僧帽弁逆流と拡張した左心房が観察された(LA/Ao:3.5)。これらの所見から、腱索断裂による重篤な僧帽弁閉鎖不全症と診断した。僧帽弁閉鎖不全は、人工心肺を使用して僧帽弁形成術によって整復された。手術2カ月後では、症例は臨床的に健康であり、心臓超音波検査で僧帽弁逆流が顕著に減少していることを認めた。この症例から、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの僧帽弁閉鎖不全が僧帽弁形成術によって修正できることが示唆された。
著者
原田 慈雄 木下 泉 大美 博昭 田中 克
出版者
日本魚類学会
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.91-99, 1999-11-30 (Released:2010-06-28)
参考文献数
20
被引用文献数
2

To clarify the early life history of Cottus kazika (Cottidae), we examined the distribution, migration, growth and food habit of larvae and juveniles collected by various methods from the Yura estuary and neighboring waters in western Wakasa Bay from November 1993 to May 1994, and from January to June 1995. Collections using an aqualamp in the rocky shore yielded mostly yolk-saclarvae, which tended to occur synchronously with the spring tide. This tendency was supported also by the back calculation of the hatching date estimated from otolith microstructural increments. Most of the larvae and juveniles were collected in the 5 m depth areas (mean salinity about 34 ppt) with a beam trawl (from 3.5 to 30m depth). We collected no C. kazika larvae and juveniles by oblique tows of alarva net in coastal areas of 10 to 50m depth. In wading areas of the surf zone, many larvae and juveniles were collected, particularly at the lowest salinity (mean about 26 ppt) station nearest to a river mouth. Mean size of larvae and juveniles were greater in the surf zone than in the 5 m depth areas. Food habits changed with growth, and differed between habitats. Pelagic larvae fed on copepods in 5m depth areas. Settled larvae and juveniles chiefly fed on mysids in 5 m depth areas, and gammarids in the wading areas of the surf zone. Thereafter, juveniles fed on tanaidaceans and trichopteran larvae in the estuary.
著者
伊藤 周男 原田 亮介
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1240, pp.102-105, 2004-05-03

問 今年はアテネオリンピックがあり、薄型テレビなどが景気の牽引役になると期待されています。 答 我々は薄型テレビの中でもプラズマテレビに特化しています。まず、プラズマテレビの日本市場だけを見ると、2002年はワールドカップがあって非常に良かった。ところが昨年は、期待していたほどは伸びなかった。別に悪かったわけじゃなくて、あまりにも期待が大きすぎたんですね。
著者
原田三夫 著
出版者
誠文堂
巻号頁・発行日
vol.2 (電車の巻), 1923
著者
原田 和典 西山 峰広 山崎 雅弘 權 寧璡
出版者
京都大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

火災時の高強度コンクリートの爆裂は,発生機構が未解明の厄介な現象である。本研究では,空隙圧力と熱応力が複合して発生する応力が爆裂発生の原因であるとの仮説を立て,これを検証することを目的とした。外周圧縮実験と耐火加熱実験を行い,部分加熱時のように不均一な温度分布下で爆裂が起こりやすいこと、また爆裂に先立って亀裂が生じて空隙圧力が低下しても爆裂が生じることを示し、空隙圧力よりも熱応力の方が影響が大きいことを実験的に明らかにした。並行して熱伝導解析と弾性熱応力解析を行い、爆裂が生じた部分における熱応力の集中傾向を考察した。