著者
小山内 康徳 桂 志保里 佐藤 大峰 木村 礼志 児玉 啓史 高杉 公彦 櫻井 秀彦
出版者
日本社会薬学会
雑誌
社会薬学 (ISSN:09110585)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.72-80, 2015-12-10 (Released:2015-12-25)
参考文献数
17
被引用文献数
1

The purpose of this study was to assess the negative effects of some factors on medicine-taking behavior. For the patients taking oral medication who visited a health insurance pharmacy, we enacted the actual situation of medication and conducted an attitude survey on the feeling of burden and resistance of taking the drugs. The survey also covered the factors that can influence medicine-taking behavior and the extent of the influence. For differences in each factor such as patient characteristics, lifestyle, and medication status, we used the 2 test to analyze the association with medicine-taking behavior. We found significant differences in age, dietary habits, occupation, periodic consultation with the pharmacy/doctor, and unpleasant experiences. In addition, in patients with multiple factors that cause noncompliance with medication, we observed a strong influence of age and occupation. From the factor analysis, we obtained data on time, quantity, and pharmaceutical factors (three factors called regular factors). These factors negatively influenced the use of medication by the patients. Next, in the covariance structure analysis, the influence of time and the quantity factor on medication-related stress was the observed to be the strongest, whereas the influence of the regular factors was not significant. Furthermore, there were differences in the influence of these factors depending on patient characteristics.
著者
土谷 信高 柴田 知之 芳川 雅子 足立 達朗 中野 伸彦 小山内 康人
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2014, 2014

オマーンオフィオライト中の珪長質岩類は,海嶺期のもの,後期火成岩類に伴われるもの(衝上開始期),オフィオライト層序の下部に貫入する花崗岩質小貫入岩類(大陸衝上期)の3種類に区分できる.本報告では,これらのうちワジ・フィズ上流ザイミ付近のマントルかんらん岩中に貫入するものと,南部のハイレイン・ブロックのワジ・ハイミリアのマントルかんらん岩に貫入する大陸衝上期の花崗岩質小貫入岩体について,年代と岩石化学的特徴を述べる.これらの珪長質岩類の年代は,これまでに得られていた海嶺期および衝上開始期のものとほぼ同じかやや若い.また全岩化学組成は,海嶺期および衝上開始期のものと著しく異なることから,これらとは全く起源物質が異なることが分かる.詳細な検討から,ザイミのものは基底部変成岩類の白雲母を含むものの脱水分解溶融で,またワジ・ハイミリヤのホルンブレンドを含む岩石は角閃岩の部分溶融で説明可能である.
著者
大野 健次 高畠 一郎 桐山 正人 上野 敏男 竹田 康男 羽柴 厚 小山 信
出版者
一般社団法人 日本消化器がん検診学会
雑誌
日本消化器がん検診学会雑誌 (ISSN:18807666)
巻号頁・発行日
vol.49, no.5, pp.613-617, 2011 (Released:2011-10-15)
参考文献数
6
被引用文献数
1

胃内視鏡多施設検診における至適生検率について検討を行なった。至適生検率とは見逃しが少なく(=癌発見率が高い), 最も効率がよい(=陽性反応適中度が高い)生検率と定義した。対象は08年, 09年に金沢市内視鏡検診を受けた17,280名で各医療機関の生検率を, 5%毎5群に分けて, 胃癌発見率と陽性反応適中度(以下PPV)について検討した。胃癌発見率とPPVは各々生検率5%未満で0.23%, 9.18%, 5~10%未満0.36%, 5.16%, 10~15%未満0.58%, 4.92%, 15~20%未満0.32%, 2.00%, 20%以上で0.59%, 2.21%であった。生検率が高いとPPVは低くなる傾向があるががん発見率は高くなる傾向が見られた。今回の検討では10%~15%未満から生検率を上げていっても癌発見率が上がることがなく, その中で最も陽性反応適中度が高いのは10~15%未満であり至適生検率は10~15%未満と考えられた。
著者
小山 義徳
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.32, no.4, pp.351-358, 2009-02-20 (Released:2016-08-05)
参考文献数
23
被引用文献数
2

英文速読指導が大学生の英語リスニング能力の伸長に効果があるか検討を行った.まず,予備実験を行い,英語リスニング得点高群と低群の英文読解時の読み戻り数を比較した.その結果,高群は低群と比較して読み戻り数が少ないことが明らかになった.本実験では速読訓練を行うことで読み戻り数が減少し,入力情報を継時的に処理するスキルが向上することで英語リスニング能力の伸長につながるのか,ディクテーション訓練との比較検討を行った.8週間の間,速読群(24名)には週1回10分間の英文速読訓練を行い,ディクテーション群(18名)には8週間の間,週1回10分間のディクテーション訓練を行った.その結果,ディクテーション群のリスニング能力は伸びなかったが,速読群のリスニング成績が向上し,英文速読訓練を行うことで読む速さが向上するだけでなく,副次的に英語リスニング能力も伸長する可能性があることが明らかになった.
著者
小山 直樹 Naoki KOYAMA
出版者
甲南大学経済学会
雑誌
甲南経済学論集 = Konan economic papers (ISSN:04524187)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.103-115, 2020-12-20

本稿においては,甲南大学で実施されている授業改善アンケートデータを用いて,複数クラスが開講されている同一科目における,学生の授業評価に関する共通性を統計的に検証する。各設問の選択肢を授業評価として「肯定的」か「非肯定的」かに集約し,クラス横断的に共通する分布形状を読み取ることができるかどうかで共通性の有無を判断する。分析の結果,開講された4クラスのうち3クラスについて各設問に関し8割以上の肯定的評価が観察され,同一科目の複数クラス間で学生の授業評価に共通するパターンを見い出すことができた。
著者
武田 廉 五十嵐 達也 大熊 彩 小山 智寛 星野 雄哉 宮田 一弘
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
pp.11785, (Released:2020-08-11)
参考文献数
32

【目的】急性期脳卒中患者におけるMini-Balance Evaluation Systems Test(以下,Mini-BESTest)の妥当性,信頼性,反応性,解釈可能性を検討した。【方法】対象は脳卒中患者 42 名とした。Mini-BESTest と他の評価尺度の相関関係,内的一貫性,既存のバランス評価尺度との変化量の相関関係,および歩行自立度の判別精度を検討した。【結果】バランスおよび他の類似概念の評価尺度と有意な相関(r=0.36 ~0.83)を示し,内的一貫性も良好(α=0.88)であった。Mini-BESTest と既存のバランス評価尺度の変化量は有意な相関(r=0.84)を認めたが,歩行自立の判別精度は低かった。【結論】Mini-BESTest は妥当性,信頼性,反応性,解釈反応性を示し,急性期脳卒中患者に対するバランス評価尺度として妥当な尺度であることが示唆された。
著者
野口 知里 小林 身哉 小山 洋一
出版者
特定非営利活動法人 日本栄養改善学会
雑誌
栄養学雑誌 (ISSN:00215147)
巻号頁・発行日
vol.70, no.2, pp.120-128, 2012 (Released:2012-04-24)
参考文献数
25
被引用文献数
3 5

【目的】サプリメントとしてのコラーゲンの経口摂取による効果に関する報告は多いが,食事から摂取したコラーゲン量の詳細に関してはほとんど報告されていない。そこで,男性に比べてコラーゲンの効果に関心が高いと思われる女性を対象にして,食事由来のコラーゲン摂取量を明らかにすることとした。【方法】対象者は20代から50代までの女性61名とし,平日2日間の全食事内容を目安量記録法により調査した。動物性食材中のコラーゲン量は,コラーゲンに特徴的なアミノ酸であるヒドロキシプロリン量から算出した。【結果】20代から50代女性の1日あたりのコラーゲン摂取量は平均 1.9 gであった。全対象者が2日間で摂取した食材ごとの摂取量を算出したところ,肉類からのコラーゲン供給率が60.5%と多く,その中でも特に豚肉由来のコラーゲン摂取量が全体の33.4%と高く,摂取頻度も最も高かった。一方,魚類の摂取頻度は豚肉の7割程度で,摂取量も豚肉の約6割であり,全体として魚類からのコラーゲン摂取量が少ない結果となった。コラーゲンを多く含む魚の皮の摂取率は54.0%であった。さらに,コラーゲンの摂取量は米を主食とした食事で有意に高く,パンと麺を主食とした食事では低かった。この主食別のコラーゲン摂取量の差は,副食の品数に関係していることが明らかとなった。【結論】今回調査した成人女性の1日あたりのコラーゲン摂取量は平均 1.9 gであった。食事からのコラーゲン摂取量には,食材の選択だけでなく主食の種類と副食の品数も関与していることが示唆された。
著者
小山 雄将
出版者
奈良学園大学人間教育学研究会
雑誌
人間教育研究 = The Humanistic Education Journal (ISSN:24333832)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.73-89, 2017-12-01

要旨:学校教育では、「あいさつ」の大切さが長らく語られ、実践が行われてきている。「あいさつ」は定型句として定型化されることによって日常習慣となりやすい側面があるがゆえに、形だけになってしまうという現象も起こしやすい。ここでは、「あいさつ」のもつ意味や効果を考察し、しっかりとした裏付けに基づいた人間教育としての「あいさつ」を記したい。また、学級づくり・関係づくりの基礎としての「あいさつ」についても考えることにより、所属感や自己受容を高めることで、多様な人々が共存する社会を生き抜く力につなげたい。
著者
江⽊ 盛時 ⼩倉 裕司 ⽮⽥部 智昭 安宅 ⼀晃 井上 茂亮 射場 敏明 垣花 泰之 川崎 達也 久志本 成樹 ⿊⽥ 泰弘 ⼩⾕ 穣治 志⾺ 伸朗 ⾕⼝ 巧 鶴⽥ 良介 ⼟井 研⼈ ⼟井 松幸 中⽥ 孝明 中根 正樹 藤島 清太郎 細川 直登 升⽥ 好樹 松嶋 ⿇⼦ 松⽥ 直之 ⼭川 ⼀⾺ 原 嘉孝 ⼤下 慎⼀郎 ⻘⽊ 善孝 稲⽥ ⿇⾐ 梅村 穣 河合 佑亮 近藤 豊 斎藤 浩輝 櫻⾕ 正明 對東 俊介 武⽥ 親宗 寺⼭ 毅郎 東平 ⽇出夫 橋本 英樹 林⽥ 敬 ⼀⼆三 亨 廣瀬 智也 福⽥ ⿓将 藤井 智⼦ 三浦 慎也 安⽥ 英⼈ 阿部 智⼀ 安藤 幸吉 飯⽥ 有輝 ⽯原 唯史 井⼿ 健太郎 伊藤 健太 伊藤 雄介 稲⽥ 雄 宇都宮 明美 卯野⽊ 健 遠藤 功⼆ ⼤内 玲 尾崎 将之 ⼩野 聡 桂 守弘 川⼝ 敦 川村 雄介 ⼯藤 ⼤介 久保 健児 倉橋 清泰 櫻本 秀明 下⼭ 哲 鈴⽊ 武志 関根 秀介 関野 元裕 ⾼橋 希 ⾼橋 世 ⾼橋 弘 ⽥上 隆 ⽥島 吾郎 巽 博⾂ ⾕ 昌憲 ⼟⾕ ⾶⿃ 堤 悠介 内藤 貴基 ⻑江 正晴 ⻑澤 俊郎 中村 謙介 ⻄村 哲郎 布宮 伸 則末 泰博 橋本 悟 ⻑⾕川 ⼤祐 畠⼭ 淳司 原 直⼰ 東別府 直紀 古島 夏奈 古薗 弘隆 松⽯ 雄⼆朗 松⼭ 匡 峰松 佑輔 宮下 亮⼀ 宮武 祐⼠ 森安 恵実 ⼭⽥ 亨 ⼭⽥ 博之 ⼭元 良 吉⽥ 健史 吉⽥ 悠平 吉村 旬平 四本 ⻯⼀ ⽶倉 寛 和⽥ 剛志 渡邉 栄三 ⻘⽊ 誠 浅井 英樹 安部 隆国 五⼗嵐 豊 井⼝ 直也 ⽯川 雅⺒ ⽯丸 剛 磯川 修太郎 板倉 隆太 今⻑⾕ 尚史 井村 春樹 ⼊野⽥ 崇 上原 健司 ⽣塩 典敬 梅垣 岳志 江川 裕⼦ 榎本 有希 太⽥ 浩平 ⼤地 嘉史 ⼤野 孝則 ⼤邉 寛幸 岡 和幸 岡⽥ 信⻑ 岡⽥ 遥平 岡野 弘 岡本 潤 奥⽥ 拓史 ⼩倉 崇以 ⼩野寺 悠 ⼩⼭ 雄太 ⾙沼 関志 加古 英介 柏浦 正広 加藤 弘美 ⾦⾕ 明浩 ⾦⼦ 唯 ⾦畑 圭太 狩野 謙⼀ 河野 浩幸 菊⾕ 知也 菊地 ⻫ 城⼾ 崇裕 ⽊村 翔 ⼩網 博之 ⼩橋 ⼤輔 ⿑⽊ 巌 堺 正仁 坂本 彩⾹ 佐藤 哲哉 志賀 康浩 下⼾ 学 下⼭ 伸哉 庄古 知久 菅原 陽 杉⽥ 篤紀 鈴⽊ 聡 鈴⽊ 祐⼆ 壽原 朋宏 其⽥ 健司 ⾼⽒ 修平 ⾼島 光平 ⾼橋 ⽣ ⾼橋 洋⼦ ⽵下 淳 ⽥中 裕記 丹保 亜希仁 ⾓⼭ 泰⼀朗 鉄原 健⼀ 徳永 健太郎 富岡 義裕 冨⽥ 健太朗 富永 直樹 豊﨑 光信 豊⽥ 幸樹年 内藤 宏道 永⽥ 功 ⻑⾨ 直 中村 嘉 中森 裕毅 名原 功 奈良場 啓 成⽥ 知⼤ ⻄岡 典宏 ⻄村 朋也 ⻄⼭ 慶 野村 智久 芳賀 ⼤樹 萩原 祥弘 橋本 克彦 旗智 武志 浜崎 俊明 林 拓也 林 実 速⽔ 宏樹 原⼝ 剛 平野 洋平 藤井 遼 藤⽥ 基 藤村 直幸 舩越 拓 堀⼝ 真仁 牧 盾 增永 直久 松村 洋輔 真⼸ 卓也 南 啓介 宮崎 裕也 宮本 和幸 村⽥ 哲平 柳井 真知 ⽮野 隆郎 ⼭⽥ 浩平 ⼭⽥ 直樹 ⼭本 朋納 吉廣 尚⼤ ⽥中 裕 ⻄⽥ 修
出版者
一般社団法人 日本集中治療医学会
雑誌
日本集中治療医学会雑誌 (ISSN:13407988)
巻号頁・発行日
pp.27S0001, (Released:2020-09-28)
被引用文献数
2

日本集中治療医学会と日本救急医学会は,合同の特別委員会を組織し,2016年に発表した日本版敗血症診療ガイドライン(J-SSCG2016)の改訂を行った。本ガイドライン(J-SSCG2020)の目的は,J-SSCG2016と同様に,敗血症・敗血症性ショックの診療において,医療従事者が患者の予後改善のために適切な判断を下す支援を行うことである。改訂に際し,一般臨床家だけでなく多職種医療者にも理解しやすく,かつ質の高いガイドラインとすることによって,広い普及を目指した。J-SSCG2016ではSSCG2016にない新しい領域(ICU-acquiredweakness(ICU-AW)とPost-Intensive Care Syndrome(PICS),体温管理など)を取り上げたが,J-SSCG2020では新たに注目すべき4領域(Patient-and Family-Centered Care,Sepsis Treatment System,神経集中治療,ストレス潰瘍)を追加し,計22 領域とした。重要な117の臨床課題(クリニカルクエスチョン:CQ)をエビデンスの有無にかかわらず抽出した。これらのCQには,日本国内で特に注目されているCQも含まれる。多領域にわたる大規模ガイドラインであることから,委員24名を中心に,多職種(看護師,理学療法士,臨床工学技士,薬剤師)および患者経験者も含めたワーキンググループメンバー,両学会の公募によるシステマティックレビューメンバーによる総勢226名の参加・協力を得た。また,中立的な立場で横断的に活躍するアカデミックガイドライン推進班を2016年版に引き続き組織した。将来への橋渡しとなることを企図して,多くの若手医師をシステマティックレビューチーム・ワーキンググループに登用し,学会や施設の垣根を越えたネットワーク構築も進めた。作成工程においては,質の担保と作業過程の透明化を図るために様々な工夫を行い,パブリックコメント募集は計2回行った。推奨作成にはGRADE方式を取り入れ,修正Delphi法を用いて全委員の投票により推奨を決定した。結果,117CQに対する回答として,79個のGRADEによる推奨,5個のGPS(Good Practice Statement),18個のエキスパートコンセンサス,27個のBQ(Background Question)の解説,および敗血症の定義と診断を示した。新たな試みとして,CQごとに診療フローなど時間軸に沿った視覚的情報を取り入れた。J-SSCG2020は,多職種が関わる国内外の敗血症診療の現場において,ベッドサイドで役立つガイドラインとして広く活用されることが期待される。なお,本ガイドラインは,日本集中治療医学会と日本救急医学会の両機関誌のガイドライン増刊号として同時掲載するものである。
著者
小山田 耕二
出版者
公益財団法人 日本学術協力財団
雑誌
学術の動向 (ISSN:13423363)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.4_73-4_77, 2019-04-01 (Released:2019-08-23)
参考文献数
5
被引用文献数
2
著者
青山 隆彦 小山 修司 川浦 稚代 杉本 成人 藤井 啓輔 瀬口 繁信 川崎 稔生
出版者
日本保健物理学会
雑誌
保健物理 (ISSN:03676110)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.270-281, 2012 (Released:2013-12-17)
参考文献数
17
被引用文献数
1

Data are presented on radiation doses to infant, child and adult patients undergoing head, chest and abdominal CT examinations with recent multi-detector row CT scanners (MDCT). Also presented are dose data in CT coronary angiography(CTCA) observed with Toshiba 320MDCT and Siemens 64MDCT. The doses were measured using newborn, 6-year-child and adult anthropomorphic phantoms, in which photodiode dosimeters were implanted at various tissue and organ positions. Measured doses were used to evaluate organ and effective doses. Organ doses in the scan region obtained in head CT were 20-40 mGy for infants and children, and 40-70 mGy for adults. Effective doses in head CT were 2.1-3.3 mSv for infants,and 1.0-2.0 mSv for children and adults. These doses in chest CT were 3-9 mGy and 2-6 mSv for infants, 2-12 mGy and 1-7 mSv for children, and 5-35 mGy and 7-14 mSv for adults. In abdominal CT they were 3-14 mGy and 2-10 mSv for infants, 4-18 mGy and 3-12 mSv for children, and 10-48 mGy and 9-21 mSv for adults. In CTCA radiation doses for helicalscan without using dose modulation were reduced to less than 1/6 and 1/10 by using prospectively gated axial scan of Toshiba320MDCT and “Flash Spiral” scan of Siemens 64MDCT, respectively.
著者
小山 高正
出版者
THE JAPANESE SOCIETY FOR ANIMAL PSYCHOLOGY
雑誌
動物心理学研究 (ISSN:09168419)
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.255-259, 2000-12-25 (Released:2009-10-13)
参考文献数
10
著者
藤原 正彦 小木曽 啓示 堀江 充子 浅本 紀子 榎本 陽子 小山 敏子
出版者
お茶の水女子大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1993

代数多様体上の小さな領域(box)に含まれる、有理点の個数を評価した。exponential sumとこの個数との橋渡しとして、“Fujiwaraの方法"と呼ばれるものがあるが、その方法に依り、これまでより弱い条件下での、整数点の個数の上限を与えた。diagonalなものへの応用もした。ただし、有限体上の評価から、整数点へ移行する際のロスについては、革新的アイデアを得たが、まだ証明を完了していない。引き続き研究してみる予定である。一方、堀江充子は、ハッセのノルム定理を、部分体との関係から研究し、榎本は、有限群のp-ブロックを惰性剰余群の視点から研究し、小木曽は、最止、物理学との接触で興味を呼んでいるCalabi-Yau多様体について、3次元の場合の精細な研究を行なった。
著者
小山内 秀和 古見 文一 北島 美花 近藤 千恵子 所 歩美 米田 英嗣 楠見 孝
出版者
日本認知科学会
雑誌
認知科学 (ISSN:13417924)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.108-120, 2019-03-01 (Released:2019-09-01)
参考文献数
39

The concept of immersion into stories refers to the degree to which readers focus their attention fully on a story and experience the situation in the story like a real world. During such an experience, readers project the representations of the story onto the text itself. Although researchers have investigated whether reading narrative fiction is positively associated with social ability, empirical studies do not provide consistent results. We hypothesized that individual differences in story immersion can influence the relationship between reading stories and mindreading. In Study 1 (with adults) and Study 2 (with children), we measured participants’ exposure to stories, their proneness to story immersion, and mindreading. In contrast to previous studies, we did not find significant correlation between exposure to stories and mindreading. Story exposure,however, was associated with the story immersion in both adults and children. Furthermore, the result of Study 1 showed significant correlation between story immersion and mindreading. These results suggest an important role for story immersion on the enhancement of mindreading. This possibility is discussed in light of the methodology used to measure story immersion and developmental changes in reading experience.
著者
渡邊 敬子 森下 あおい 大塚 美智子 諸岡 晴美 丸田 直美 石垣 理子 持丸 正明 小山 京子
出版者
京都女子大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01

3Dでスキャンした人体形状や類型化されたグループの平均形状のデータをそのままボディとして用いるのではなく、ドレスボディのようにゆとりの入った形状に変換したものを用いると、より効率良くパターン設計ができると考えられる。そこで、a)ヌードボディとドレスボディを3D計測し、断面を比較するb)ボディ制作者・ボディメーカー等の聞き取りを行うc)研究室所蔵の体表の伸縮データを再検討するなどして、ゆとりを入れる場所と量について検討した。この結果を参考に、LookStailorXで既存のヌードボディに対して、適量のゆとりを入れたガーメントを作成した。このヌードボディとガーメントデータの差分を利用して、HBM-Rugleでモーフィングによる変形を試みた。腕付根位の周囲長で2cm、5cm、8cmのゆとりが入るように変換したボディを基に、タイトフィットのパターンを作成し、厚地のトワルで実験着を作成した。モーフィングで変換した断面図を観察すると、意図した箇所にゆとりを付与できていた。また、製作した実験着の外観には不自然なつれや余り皺はなく、衣服圧の検討からは、ゆとり2cmでも日常の小さな動作には対応できることが分かった。さらに、体格が違う男性や子どもにも同様にモーフィングを行ったところ、意図した箇所にゆとりを付与できており、汎用性があることが予想された。一方、昨年度までは、体型の分類のため、体幹部と下肢部に分けて相同モデルを作成し、解析してきた。全身のモデルは腋下や股下の欠損があり、計測器に付属したソフトの補間では、この部位が実際の位置よりも下方でつながれ、寸法算出や着装シミュレーションの際に問題が生じていた。そこで、ジェネリックモデルやランドマーク位置を工夫することで、これらの位置が正しく表現できる相同モデル作成が可能にした。この方法を用いて、今までに計測したデータをモデル化している。
著者
飯尾 淳 鵜戸口志郎 小山 欣泰 長谷川 祐子
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.53, no.11, pp.2624-2634, 2012-11-15

健康維持を支援するウェブアプリケーション「イートスマート」は,会員(ユーザ)のダイエット活動をサポートする機能として食事や運動の記録はもとより日記やコメントといったユーザ同士のコミュニケーション機能を提供する.これらの機能はダイエットに効果的な影響を及ぼす.しかし同コミュニティに参加しているユーザの間でも,ダイエットに成功したユーザと成功していないユーザに分かれているという状況が見られる.そこで本研究では,それぞれのユーザによる情報の記録内容を分析することによって,効果的にダイエットを成功させるためには何が重要かを明らかにすることを試みた.その結果,やはりダイエットの成否を分ける潜在的な意識や意欲は記録に明示的に現れること,および,ダイエット支援サービスをより効果的なものとできる可能性が明らかになった.