著者
田原 総一朗 小林 収
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1069, pp.172-176, 2000-12-04

問 森喜朗内閣不信任決議案を巡る加藤紘一氏らの造反劇は、結局、「未遂」に終わってしまいました。それもあって、不信任案の採決直前の日曜日(11月19日)に生放送されたテレビ朝日系の番組、「サンデープロジェクト」は話題を呼びましたね。
著者
堀内 将人 小林 剛志 近藤 利洋
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集G(環境) (ISSN:21856648)
巻号頁・発行日
vol.73, no.7, pp.III_175-III_183, 2017 (Released:2018-04-01)
参考文献数
17

名古屋市の平和公園射撃場跡地の中で,高濃度の鉛汚染が明らかとなっている地点において,10 m×10 mの区域を25メッシュに分割し,各メッシュの中心で深さ0~5 cmと5~10 cm,区域の中心で深さ90 cmまでを10層に分けて土壌を採取した.土壌中鉛濃度の平面・鉛直分布を得ることで平面的な濃度のばらつきや深さ方向への鉛の動態を評価した.平面分布については,5地点混合法が射撃場のような鉛弾を原因とする汚染土壌で地点代表値を得るための方法として妥当かどうかを評価した.鉛直分布では,全量鉛濃度,溶出量,含有量の分布について比較考察するとともに,土壌への保持形態別鉛濃度比の深さ方向変化から,鉛弾を起源とする鉛の下方移動の動態について考察した.さらには,平和公園散策道利用者の健康リスクについても言及した.
著者
小林 紀之 上原 貴夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.43, no.10, pp.3056-3063, 2002-10-15
被引用文献数
5

ブリッジは,他のプレイヤーのハンドが見えない不完全情報ゲームであるため,チェス,将棋などの完全情報ゲームとは異なる難しさがある.最近のコンピュータブリッジでは,モンテカルロシミュレーションを基本としたアルゴリズムが主流である.すなわち,見えていないカードの可能な配置(世界)を多数生成し,各世界でダブルダミーブリッジ(すべてのハンドを見て完全情報ゲームとしてプレイをする)として,ゲーム木におけるミニマックス値を求め,次に出すカードを選ぶ.現在,コンピュータブリッジの実力は中級者レベルにとどまっている.その原因の1つは,このアルゴリズムが,見えている自分Pのハンドと矛盾しない世界のみを対象としている点にある.本論文では,上級者のプレイテクニックの1つとして知られるディセプティブプレイを発見するアルゴリズムを提案する.敵を騙すプレイを可能にするためには,出されたカードを観察した敵がどのようなハンドを想定するかをモデル化する必要がある.著者らは,経験則に基づいて推論を行うエージェントAを敵のモデルとし,敵から見た世界を生成した.この世界は多くの場合,自分Pのハンドと矛盾する.ディセプティブプレイを発見する方法として,敵Aから見た世界では敵に有利であり,かつ,自分Pから見た世界では自分に有利なプレイを探索することを提案した.このアルゴリズムを実装して,典型的な例題でその機能を確認した.The Contract Bridge is an incomplete information game,that is, a player cannot look at the other player's hands.Its difficulty is different from that of complete information games such as Chess and Shogi.The Monte Carlo simulation is the most popular technique for modern Computer Bridges.Many random deals (worlds) are generated.The best card to play is selected according to minimax value of a complete information game-tree search as the double dummy Bridge in each world.Computer Bridges have never win the game against top players.It is partially because the algorithm does not generate a deal inconsistent with the hand of the player P.This paper proposes an algorithm to find a deceptive play that is one of the techniques used by top players.An opponent is modeled as an agent A who guesses P's hand by rule-based knowledge.Worlds generated by A may be inconsistent with the P's hand.The proposed algorithm finds a play line that is the best for opponent in the worlds generated by A and also good enough for P in the worlds generated by P.The algorithm is implemented and tested for some typical examples.
著者
小泉 進次郎 小林 史明 村井 英樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1889, pp.28-32, 2017-05-01

小泉進次郎氏 2015年末に高齢者に3万円の臨時給付金を配る議論が持ち上がりました。予算総額で4000億円もの規模です。一方で、少子化対策には財源がないと言う。
著者
小林 隆
出版者
佛教大学教育学部
雑誌
教育学部論集 = Journal of the Faculty of Education (ISSN:09163875)
巻号頁・発行日
no.24, pp.21-33, 2013-03

「知識基盤社会」では、「知識の消費者」ではなく「知識の創造者」を育てることが求められる。このような基本的視座から、本小論では子どもと切り離された現実社会を知識として転移するのではなく、現実と結びついた経験に基づいて子どもと教師・子どもと子ども・教室と地域社会などの社会的関係性の中で知識を構築している「社会科の初志をつらぬく会」実践を再評価した。そして、「知識は社会的に構成される」との構成主義の立場から、実践における集団思考と知識構築の様相を読み取った。研究の結果、集団思考において頑なに認識を変えない子、柔軟に認識を変容する子、集団思考が深まる場面でキーとなる子どもが存在することが明らかになった。そして、これらの子どもの意見を中心として、集団思考による知識の調整や再構成が行われ、概念的知識が社会的に構成されたことが明らかになった。社会科の初志をつらぬく会構成主義集団思考知識構築
著者
栗本 桂二 磯島 修 直良 有香 穴田 高 小林 芳友 小林 充治 新井 英雄 高柴 正悟 難波 秀樹 横山 雅之 光田 由可 水島 ゆみ 野村 慶雄 村山 洋二 上田 雅俊 寺西 義浩 藤原 一幸 橋爪 彰子 釜谷 晋平 細山 陽子 上羽 建二 大西 和久 白井 健雄 大橋 哲 東 浩介 木岡 慶文 南林 繁良 田中 真弓 北村 卓也 牧草 一人 山岡 昭 浦口 良治 萩原 さつき 福田 光男 小田 茂 林 成忠 竹蓋 弥 米良 豊常 峯岸 大造 梅田 誠 中元 弘 稲富 洋文 ラーシイシン ナロンサック 野口 俊英 石川 烈
出版者
特定非営利活動法人 日本歯周病学会
雑誌
日本歯周病学会会誌 (ISSN:03850110)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.191-205, 1988-03-28 (Released:2010-08-25)
参考文献数
17
被引用文献数
5 2

塩酸ミノサイクリン (MINO, 日本レダリー, 東京) を用いて歯周炎の局所治療法を確立するための研究を行なってきた。本研究は, MINOを2% (力価) に含有する軟膏製剤 (LS-007) を臨床的に用い, その有効性, 安全性ならびに有用性をもとに用法を検討したものである。4mm以上のポケットを有する辺縁性歯周炎患者45名の119歯を被験歯とし, LS-007とそのプラセボ, および市販のミノマイシン錠 (日本レダリー) を用い, 微生物学的および臨床的に用法を検討した。その結果, LS-007の局所投与は歯周病治療において, 臨床的有効性, 安全性および有用性があると結論した。
著者
吉川 亮平 小原 香耶 三浦 士郎 小林 信周 吉田 光宏
出版者
公益社団法人 日本栄養士会
雑誌
日本栄養士会雑誌 (ISSN:00136492)
巻号頁・発行日
vol.63, no.7, pp.381-386, 2020 (Released:2020-07-01)
参考文献数
27

認知症高齢者は認知機能の障害とそれに伴う行動心理症状により転倒リスクが高く、転倒による骨折が患者の生活の質のみならず、認知症進行への関与が予想されることからも、骨量の評価は極めて重要と考えられる。本研究では、独立行政法人国立病院機構北陸病院の認知症外来受診者における骨量の実態を調査するとともに、栄養状態等との関連性について検討を行った。骨量の評価には超音波骨密度測定装置を用い、踵骨部における音響的骨評価値(OSI)を測定した。対象者の平均OSIは、男女ともに若年成人平均値よりも著しい低値を示した。OSIを目的変数とした重回帰分析の結果、男性ではBMIとヘモグロビン濃度、女性では年齢、赤血球数、手段的日常生活動作が寄与因子として認められた。認知症外来受診者のOSIが低値であることを認め、骨粗鬆症対策や転倒予防の重要性が示唆された。また、男性は骨量と栄養状態に関連性を認めたが、女性は外来受診時の骨量と栄養状態に顕著な関連性は見られず、若年時からの一次予防が重要であると考えられた。
著者
宿輪 哲生 陳 文雅 小林 亜紀子
出版者
日本皮膚科学会西部支部
雑誌
西日本皮膚科 (ISSN:03869784)
巻号頁・発行日
vol.64, no.4, pp.477-482, 2002-08-01 (Released:2010-09-02)
参考文献数
37
被引用文献数
3 2

1999年1月から2000年12月までに佐世保市立総合病院皮膚科を受診した帯状疱疹患者について統計的観察を行った。男119例,女157例,計276例で外来新患総数の4.1%を占めた。年齢別では60歳台が最も多く,20歳台に小さなピークがみられた。76.8%が基礎疾患を有し,疾患別では悪性腫瘍が最も多かった。発症3週前までの疲労を認めた患者は55.8%にみられ,20,30歳台では80%以上を占めた。発生部位は躯幹上部,頭頚部,躯幹下部の順に多く,発症より初診までの平均期間は6.0日であった。疼痛の改善率はプレドニゾロン81.6%,アミトリプティリン80.3%,柴苓湯76.8%,ロフラゼプ酸エチル52.6%だった。皮疹の改善率はトレチノイントコフェリル軟膏93.2%,スプロフェン軟膏83.3%であった。発症から皮疹消失までの平均期間は18.4日,疼痛消失までの期間は39.0日だった。発症後3日以内に抗ウイルス剤を投与された群はそれ以降の投与群に比べ皮疹及び疼痛消失までの期間が有意に短縮していた。帯状疱疹の再罹患例は22例(8.0%)であった。
著者
小林 伸一
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1294, pp.121-124, 2005-06-06

5月18日、老舗ソースメーカー・イカリソース(大阪市)の会長(当時)、木村敏容疑者らが詐欺の疑いで大阪地方検察庁特捜部に逮捕されました。もともと財務的に苦しい状況でしたが、会長逮捕によって店頭から商品が撤去されたことが引き金となり、5月24日、イカリソースは大阪地方裁判所に会社更生法の適用を申請しました。 私は、昨年4月2日に同社に社長として入社しました。
著者
一條 佑介 小林 光 野﨑 淳夫 成田 泰章 吉野 博
出版者
一般社団法人 日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.25, no.60, pp.777-781, 2019-06-20 (Released:2019-06-20)
参考文献数
11
被引用文献数
1 2

This study explored the changes of space radiation dose rate both indoor and outdoor associated with a decontamination operation for a wooden house in a low dose area. As a result, the maximum space radiation dose rate measured at 1 m height from the floor inside the house before the decontamination operation was 0.19 µSv/h. The maximum space radiation dose rate after the decontamination operation was 0.12µSv/h. Furthermore, the results of a comparison of the space radiation dose rate between pre- and post-decontamination operation indicate a decrease in the rate at most measurement points, and the average reduction rate of the space radiation dose rate in the post-decontamination operation condition was around 20%.
著者
小林 聡子
出版者
新潟大学大学院現代社会文化研究科
雑誌
現代社会文化研究 (ISSN:13458485)
巻号頁・発行日
no.74, pp.71-88, 2022-02

Ophelia, Shakespeare's heroine, has been painted in British and other countries from the 19th to the 20th century. The features of most of them are the water which will bury her and a glance which did not cross with the viewers. J.W. Waterhouse also painted Ophelia three times. In his pictures of Ophelia, Waterhouse did not paint the water, and the presence of Ophelia is more foregrounded than the water. Therefore, Ophelia leaves from the literary source in which she will drown, and is presented as the woman who has will. Moreover, Waterhouse painted Ophelia who communicates with viewers. One of the factors is a glance. Ophelia forces viewers to notice her by exchanging glances with each other or devote their attention to her by turning her eyes away from them and showing her concentration. As a result, Ophelia becomes a woman who has will and a sense of existence. While Ophelia is the existence who will drown by facing misfortune in literary sources, she becomes a woman who is living and acting in Waterhouse's paintings. Therefore, paintings of Ophelia by Waterhouse represent the praise of living.
著者
大西 幸美 磯村 有希 田中 生雅 荒武 幸代 小林 則子 田中 優司
出版者
愛知教育大学健康支援センター
雑誌
Iris health : the bulletin of Center for Campus Health and Environment, Aichi University of Education (ISSN:13472801)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.11-14, 2017

健康支援センターでは学生や職員の自己健康管理を促すきっかけをつくるため健康講座を行っている。2016年4月の学生定期健康診断時に健康管理医によるメンタルヘルス状況調査が行われ、その中で健康講座へのニーズを尋ねる質問をした。その結果「リラックス法」が最も多かったことからアロマテラピーとリラックス法を兼ねた「アロマキャンドルづくり講座」を実施し好評を得られた。今後も学生のニーズを反映させた講座を企画し健康管理のひとつの手段として役立て頂けるような講座を検討していくことが重要だと考えた。
著者
齋藤 岳人 樋口 大樹 井上 和哉 小林 哲生
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
2022

<p>Perimetric complexity, which is a simple metric of character (letter) complexity defined by an image's area and peripheral length, has been widely used, especially in alphabetic orthographies. We examined whether perimetric complexity is also a valid index for Japanese <i>kana</i> characters (<i>hiragana and katakana</i>) by comparing it with subjective complexity. We obtained evaluations of subjective complexities from Japanese and English speakers and calculated the mean of each character for each type of speaker for character-based analyses. The analyses revealed three main findings: (a) Perimetric complexity was highly correlated with subjective complexity (<i>r</i>s > .85), and its correlation was higher than that between the subjective complexity and other measures for character complexity (i.e., stroke count). (b) The perimetric complexities were highly correlated across different typefaces, except for significantly different typefaces. (c) Subjective complexity was highly correlated between Japanese and English speakers. These findings suggest that perimetric complexity can also be used as an index for Japanese <i>kana</i> character complexity.</p>