著者
秋間 弘貴 後藤 春彦 山村 崇
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.644-649, 2015

本研究では、わが国の代表的なアニメ産業集積地である東京西郊を分析の対象地として、アニメ制作企業における立地選好の変化をデジタルに伴う作業工程の変化に着目して分析を行う。具体的には次の2点を明らかにする。(1)デジタル化に伴う作業工程の変化 。(2)デジタル化前後における立地要因の変化。近年、コンテンツ産業はその高い成長性から注目されている。その中でも、アニメ産業地域経済の牽引役として期待されている。デジタル化に伴うアニメ産業の立地要因とその変化を分析することは、産業集積の展開を推定する事になるほか、ポスト工業化時代における地域経済の牽引役として重要性を高めつつある、コンテンツ産業の立地特性を理解するためにも重要である。
著者
加藤 貞臣 後藤 知美 法邑 勲
出版者
愛知県農業総合試験場
巻号頁・発行日
no.27, pp.351-353, 1995 (Released:2011-03-05)
著者
豊田 淳 後藤 達彦 友永 省三
出版者
国際タウリン研究会
雑誌
タウリンリサーチ (ISSN:21896232)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.42-44, 2017 (Released:2019-11-11)

日本はストレス社会であり、うつ病患者数が増加 傾向にあるが、抗うつ薬の開発は苦戦していると言 われる。私共は食によるうつ病予防法を確立するた め、うつ病の栄養および代謝特性の解明を目指して おり、うつ病モデルである慢性社会的敗北モデルを 用いて研究している。本研究では、社会的敗北モデ ルマウスやラットのメタボローム解析を中心に行っ た。その結果、社会的敗北ストレスはタウリン代謝 に影響する可能性が示唆された。そこでラットへタ ウリンを 4 週間投与したところ、海馬の MAP キナ ーゼなどのリン酸化シグナルが影響を受け、行動実 験では抗うつ作用が認められた。よって、本研究に より、うつ病発症とタウリンの関係が推察された。
著者
加藤 和生 丸野 俊一 田嶌 誠一 笠原 正洋 後藤 晶子 田代 勝良 大隈 紘子
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2001

3年間を通して,以下の一連の研究を行った.(1)一般サンプル(大学生)を対象に,潜在的児童虐待被害の実態およびその心に及ぼす影響を検討した.その結果,多くの潜在化した被害者が存在すること明かとなった.(2)これまでに開発してきた「多重性児童虐待目録」の併存的妥当性を検討した.その結果,理論的に予想される方向の結果が得られ,妥当性が確認された.また「多重型児童虐待目録」を養護施設に措置された被虐待児に面接形式で実施し,臨床的妥当性の探索的検討を行った.本目録が,これらの子どもの体験した虐待経験を概ね測定していることが確認された.(3)F県3市の保育園に在園する幼児について,親による虐待の実態の大規模調査を保育士に実施した.その結果,約1.5%の潜在的被虐待児が存在することが明らかなった.また同時に,1-3歳児用・4-5歳児用の「幼児用児童虐待症状尺度」を開発した.(4)保育士の被虐待児の早期発見と対応に伴う問題点に関する質問紙調査を行い,その結果を質的に分析した.この結果をとおして,潜在化する被虐待児の早期発見と対応のための対策を考案する上で,今後の研究の手がかりを得た.(5)保育士による園内での児童虐待の実態を,大学生の回想報告の調査を行うことで明らかにした.(6)大規模な精神科医療機関に通院する患者における潜在的児童虐待被害の実態を調査した.(7)虐待通報が十分に行われていない理由として考えられる「虐待・しつけの認知」に関するズレを,13の職種の人たち(児童相談所職員,医師,検察官,保育士,教師,その他の職種,主婦,大学生など)について調査し,比較検討した.その結果,児童相談所の児童虐待に専門性をもつ人たちは,一般人(主婦,他の職種,大学生)よりも,虐待的行為をより非虐待的に見なしていることが明らかとなった.また他の職種の人の評定値は,これら2群の間にくることがわかった.
著者
池松 秀之 鍋島 篤子 山路 浩三郎 角田 恭治 李 文 林 純 後藤 修郎 岡 徹也 白井 洸 山家 滋 柏木 征三郎
出版者
一般社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.72, no.9, pp.905-911, 1998-09-20 (Released:2011-09-07)
参考文献数
19
被引用文献数
1 1

高齢者における不活化インフルエンザワクチンの連続接種の際の, ワクチン接種回数とワクチン効果との関連について, 血清HI抗体価より検討した.60歳以上の長期入院患者146名 (男性28名, 女性118名, 平均年齢82.4歳) に不活化インフルエンザワクチンを接種した.69名は前年度インフルエンザワクチンの接種を受けており, 77名は前年度未接種者であった.2年連続ワクチン接種者中, 35名が今回1回のみ, 34名が今回2回, ワクチン接種を受けた.接種前, 1回接種後, 2回接種後, 流行後のInfluenza A/H1N1, A/H3N2, 及びBに対する血清HI抗体価を測定した.各インフルエンザウイルスに対するワクチン接種前のHI抗体価は, 2年連続接種者が前年度未接種者より有意に高かった.ワクチン接種後のHI抗体価は, 2年連続接種者で今回2回接種を受けた群が最も高かったが, 3群間に統計学的な有意差は検出されなかった.ワクチン接種後に, HI抗体価の4倍以上の上昇が見られる率は, 2年連続接種者で低かったが, これはワクチン接種前のHI抗体価が高いためと考えられた.ワクチン接種後のHI抗体価128倍以上の割合は, 2年連続接種者で今回2回接種を受けた群が他の群より高かったが, 3群間に統計学的な有意差は認められなかった.2年連続接種者では, 2回目接種により, HI抗体価が128倍未満から128倍以上に上昇した者は認められなかった.以上の成績より, 高齢者では, 不活化インフルエンザワクチンに対する抗体反応は, 前年度接種の有無に係らず良好で, 連続接種の際には, 接種回数1回でも2回接種と同等の予防効果が期待できると考えられた.
著者
大島 栄司 後藤 忠則 佐藤 倫造
出版者
北海道農業試験場
雑誌
北海道農業試驗場彙報 (ISSN:00183415)
巻号頁・発行日
no.83, pp.87-99, 1964-03

当場のトマト圃場のモザイク斑紋,糸状葉あるいはシダ葉状奇形などを生じた株から分離接種試験を行った結果,55例中51例からトマトの病徴に関係なく,サムスンタバコに斑紋と灰白色や褐色の壊疽,N. glutinosaとN. sylvestrisに局所病斑を生じ,菜豆「大手亡」には生じないウイルスが分離された。この外,空知や函館地方から採集されたモザイク病のトマトからも同様のウイルスが分離された。これらはその感染植物から病徴のTMVの特殊な系統群と思われた。上記の系統の一つであって,不明瞭な黄色斑紋を示すトマトから分離され,局所病斑をとおして純化された系統(TMV-L)について普通系統のTMV(TMV-O)と比較研究を行なった。その結果このウイルスは既述の特徴の外にChenopodium amaranticolorやC. muraleにTMV-Oと異なる病状を発生し,トマトにはTMV-Lを分離したトマトと同様の病状の外に葉先がとがり,シダ葉状の奇形を生じた。これはトマトの生育段階の相異が病徴に影響を与えたためと思われる。またタバコ「アンバレマ」「ジャバ」「ホワイト・バーレー」およびツクバネアサガオに局所病斑のみを生じた。キャベツ「サクセッション」および寄居カブには感染せず,TMV-Cと区別された。この外,トウガラシ「札幌大長なんばん」,シロバナヨウシュチョウセンアサガオ,N. glutinosa,N. glauca,タバコ「キサンチ」にはTMV-Oとほぼ同様の症状を発生した。TMV-Lは85℃,10分処理で不活性化し,1,000,000倍希釈でも完全には不活化せず,180日以上室温で活性を保った。また電子顕微鏡で観察した結果,ウイルス粒子は棒状で,長さ280~300mμであった。TMV-LとTMV-O間の交互免疫作用をトマト,N. gylvestris,タバコ「ホワイト・バーレー」およびツクバネアサガオで試験した結果,いずれの場合も保護作用は不完全であったが,TMV-L単独感染の場合よりいずれも軽い病徴を呈した。また,菜豆「大手亡」に両ウイルスを混合接種した結果,TMV-Oによる局所病斑数は対照の15~30%に減少し,TMV-Lによる保護作用は明らかに認められた。トマト葉とサムスンタバコ葉のディスク内のTMV-LとTMV-Oの接種48時間後の増殖を調べたところ,前者ではTMV-Lの増殖がまさり,後者ではTMV-Oがわずかによく増殖した。以上の結果からTMV-Lは特にトマトに親和性のあるTMVの一系統と判定された。
著者
後藤 暁彦 黒木 真理 森田 健太郎
出版者
一般社団法人 日本魚類学会
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.241-245, 2020-11-05 (Released:2020-11-14)
参考文献数
20

A non-native brown trout Salmo trutta (407 mm in fork length, 717 g in body weight) was collected from the Otsukushinai River, southern Hokkaido, Japan, in 2019. This specimen was an immature male (0.4 g in gonad weight). The otolith Sr:Ca ratio profile and annual rings suggested that the specimen had migrated to the sea at the age of 4+ years and ascended the Otsukushinai River in the year of the seaward migration. This study is the first record of invasion of anadromous brown trout through the sea in Japan.
著者
鎌田 佳伸 比嘉 紗希 亘 麻希 江端 美和 後藤 真由美
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.60, pp.210, 2008

目的:ミシン刺繍で重要な因子である光沢は、刺繍糸と縫い方により左右される。ミシン刺繍の光沢に関して、前報(第59回大会研究発表要旨集p.201)では、縫いパターンと光沢の関係、刺繍糸の繊維素材・糸の構造と光沢との関係を検討し、より高い光沢を得るには異形断面(三角断面)で、撚りは少なく、より細い繊維を利用して均整で平滑な刺繍糸を用いることであると結論した。本研究では、これらの結果の中で、縫いパターンと光沢の関係にのみ注目して、その関係を詳細に明らかにすることを試みた。方法:刺繍ミシンはジャノメメモリークラフト10001、設計用ソフトはデジタイザープロを使用。刺繍糸は#50ポリエステル(白)、縫い方はサテン縫いとたたみ縫いの2パターンとし、5_cm_×5_cm_の試料を作成し、光沢を測定した。測定パラメータは縫いパターン、ステッチの長さ、糸密度、刺繍方向に対する見る角度、受光角度の5つとした。結果:(1) 「サテン縫い」と「たたみ縫い」という縫い方の違いのみでは光沢値に大きな差異は認められなかった。(2)ステッチの長さが増大すると、8mmまでは光沢度は増大するが、それ以上になると変化が小さくなり、飽和状態に移行する。(3)「刺繍方向に対する見る角度」が変わると、光沢は受光角に依存して変化する。受光角45~60度では、刺繍方向で高い光沢度をもつが、その後急激に低下する。受光角75~85度でも類似の傾向を示すが光沢度は低くなる。しかし、受光角が20度のように小さい場合には、刺繍方向よりもそれに直交する方向で光沢は高くなり、受光角が大きい場合とは逆の結果となった。
著者
真山 享 赤井 裕輝 渡辺 力夫 阿部 茂樹 門伝 昌巳 本郷 道夫 豊田 隆謙 後藤 由夫
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.11, pp.1017-1022, 1987-11-30 (Released:2011-08-10)
参考文献数
15
被引用文献数
1

糖尿病性自律神経障害による胃排出能の異常が食事摂取後のインスリン需要動態および血糖コントロールに与える影響について検討した. 胃排出能正常な糖尿病者 (N群) 4名, 胃無力症 (胃排出能高度異常) の糖尿病者 (G群) 7名の計11名を対象とした.胃排出能は99m-Tc-Tin colloidにより標識した試験食摂取後のアイソトープ胃内残存量をガンマカメラにて経時的に測定し, 全例に人工膵島 (Biostator®) によるfeedback controlを行い, インスリン注入動態を観察した.G群では食後のアイソトープ胃内残存率がN群に比較して高値であり, 150分後ではG群, 74.1±7.4%(M±SD), N群21.3±5.4%であった (p<0.01). 食後インスリン需要量はN群でG群よりも高値であり, 150分後ではN群11.7±5.3単位, G群5.6±2.1単位であった (p<0.05).prokinetic agentの投与により, 胃排出能が著明に改善した6例では, 血糖日内変動, HbA1ともに明きらかに改善し, 良好なコントロールが得られた.胃排出能の異常は血糖の不安定性の原因の1つであり, インスリン需要動態に大きな異常をもたらす. 胃排出能の改善により, 食後インスリン需要量が適正化し, 良好な血糖コントロ一ルを得ることが可能となる.
著者
安藤 玲音 松野 崇 松田 知子 山下 典理男 横田 秀夫 後藤 健太 渡邊 育夢
出版者
一般社団法人 日本鉄鋼協会
雑誌
鉄と鋼 (ISSN:00211575)
巻号頁・発行日
vol.106, no.12, pp.944-952, 2020 (Released:2020-11-30)
参考文献数
21

Herein, we investigated the local preliminary hardening of ferrite near the ferrite–martensite interfaces in a dual-phase (DP) steel. Geometrically necessary dislocations (GNDs), generated due to interfacial misfit between different phases, may cause preliminary hardening of ferrite around such interfaces. However, for nano-hardness distribution, the hardened zone was not evidently detected by scattering measurement. Thus, we factorized nano-hardness scattering to estimate the actual ferrite hardness near ferrite–martensite interfaces.First, nano-hardness was measured around a martensite island using a conical nano-indenter in the DP steel containing 10% martensite by volume. Taking into account the scattering, the nano-hardness measurement converged to the hardness of ferrite, exceeding the distance corresponding to the nano-indenter radius. Thus, a preliminary hardening zone was not detected. Subsequently, the surface of the nano-indented microstructure was polished and observed using scanning electron microscopy (SEM) by analyzing electron back scattering diffraction (EBSD). This analysis confirmed the presence of the nano-indented microstructure under ferrite. Moreover, it established that the majority of the irregularly higher nano-hardness was caused by the buried martensite under ferrite. The value of the kernel average misorientation (KAM), which is proportional to the GND density for other irregularly higher nano-hardness points, was higher for the nano-indented microstructure as compared to that of the buried martensite. On the other hand, the ferrite was expanded under the nano-indented points for the majority of the irregularly lower nano-hardness, with some exceptions. Further, soft martensite was observed to induce irregularly lower nano-hardness locally around the interface.
著者
佐藤 啓一 多田 十兵衛 後藤 源助 田村 安孝
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第71回, no.アーキテクチャ, pp.9-10, 2009-03-10
著者
鈴木 郁 後藤 剛史 滝口 俊男 徳本 匠
出版者
日本人間工学会
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.105-111, 2001-06-15
参考文献数
14
被引用文献数
4
著者
浅川 和美 小田切 陽一 依田 純子 中田 弘子 後藤 茂美 狩野 英美 斉藤 寿美 浅川 和美 小田切 陽一 依田 純子 中田 弘子 後藤 茂美 狩野 英美 斉藤 寿美 ASAKAWA Kazumi ODAGIRI Youichi YODA Junko NAKATA Hiroko GOTOU Shigemi KARINO Hidemi SAITOU Sumi アサカワ カズミ Asakawa Kazumi オダギリ ヨウイチ Odagiri Yoichi ヨダ ジュンコ Yoda Junko ナカタ ヒロコ Nakata Hiroko ゴトウ シゲミ Goto Shigemi カリノ ヒデミ Karino Hidemi サイトウ スミ Saito Sumi
出版者
山梨県立看護大学短期大学部
雑誌
紀要 = Bulletin of Yamanashi Junior College of Nursing (ISSN:13420097)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.41-48, 2004-03-01

【目的】易感染者が増加している在宅ケアにおいては、訪問看護師が感染媒体とならないような感染対策が必要であるが、訪問看護師が実際に行っている一連のケア内容と感染媒体としてのリスクの関係を実証的に検証した研究は僅少である。本研究では、訪問看護師のケア内容と感染予防行為における、看護師の身体部位ならびに伝播媒体となりうる物品等について、細菌学的汚染の状況を調査し、在宅看護における感染予防対策の有効性について検討した。【方法】平成14年5月から平成15年2月に、Y訪問看護ステーションの訪問看護師の訪問時に、訪問看護師の手指、手首、全胸部、足底、マンシェットの各部位の細菌を採取した。調査時は研究者が同行し、訪問看護師の実施したケア内容と感染予防行為を時系列に記述し、ケア前と後(最終手洗いの直前)の付着細菌をスタンプ法にて採取し、菌数を測定した。細菌検査はペタンチェック20cm(栄研器材)を用いて、一般細菌およびブドウ球菌の菌数を測定した。【倫理的配慮】訪問対象には、訪問看護から事前に、文書を用いて、研究の目的や方法、拒絶しても不利益が生じないこと等を説明し、同意が得られた事例宅において、調査を行った。データは個人が特定されないような配慮を施すとともに研究者による管理を保証した。【結果及び考察】延べ30事例の訪問時の看護ケアについての実態調査と細菌検査を行った。ケア内容は、生体物質への直接接触を含むケア(High Risk Care:HRC)と含まないケア(Low Risk Care;LRC) に分類された。訪問看護師の感染予防対策の主なものは、(1)石けんと流水による手洗い(2)持参した手拭きの使用(3)HRC時(ケア毎)の手袋の着用、等であった。手首においては、ケア数が多いほど、汚染が高く、排泄ケアや陰部ケアを含む場合に、とくに高くなる傾向が認められたが、ケースを越えた汚染と考えられた例は少数例にとどまった。マンシェットは、一部でケースを越えての細菌汚染の蓄積効果も認められた。本研究の結果より、訪問看護師による療養者間の細菌伝播の可能性は低いと推測され、現状の訪問看護師の感染予防行為が有効に機能していることが確かめられた。
著者
後藤 致人
出版者
吉川弘文館
雑誌
日本歴史 (ISSN:03869164)
巻号頁・発行日
no.799, pp.64-73, 2014-12
著者
後藤 幸 加藤 聡之 橋本 理恵 榊原 隆志 足立 守
出版者
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
雑誌
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (ISSN:18817319)
巻号頁・発行日
vol.18, no.3, pp.236-241, 2008-12-29 (Released:2016-12-28)
参考文献数
8

吸入薬を使用中の呼吸器疾患症例では吸入再指導が重要である.今回,吸入継続中にどういう点ができなくなるのかを検討した.その結果,(1)吸入器の一連の操作を確認し,できていない点のみを是正する,(2)「吸入前の深呼気」,「吸入後の息止め」を再徹底する,(3)薬剤の効果と病態を再教育する,が再指導時の重要ポイントと考えられた.多忙な日常業務のなかではこれらに重点を置けば有効な再指導につながると思われる.