著者
清水 潮 相磯 和嘉 清水 亘 望月 篤
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.109-115, 1969-01-25 (Released:2008-02-29)
参考文献数
4
被引用文献数
1

Microbiological examination of a curing brine of Kusaya showed that a species of halophilic corynebacteria which was given the name Corynebacterium kusaya predominated in the brine. A description of the species was given. An experiment with an artificial Kusaya brine suggested that the preserving effect of the Kusaya brine could be ascribed to the presence of this organism.
著者
望月 智也 古澤 靖彦
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集G(環境) (ISSN:21856648)
巻号頁・発行日
vol.77, no.1, pp.1-6, 2021 (Released:2021-01-20)
参考文献数
18

TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)は,2017年6月の最終報告書において,企業等に対して,事業や資産が気候変動により将来受ける影響(リスクと機会)の把握と開示を勧告した.現在,国内では,気候変動リスクをClimate VaRにより分析する動きがある.気候変動リスクは様々であるが,我が国では,今後水害リスクに着目したClimate VaRの開示が求められる可能性が高い.但し,Climate VaRの算定手法は,明確になっていない状況にある.本報ではClimate VaRに係る各種文献を紐解き,その指標の数理的意味や他のリスク指標との違いを考察した.さらに,別途工学的に求めた水害リスクをClimate VaRの分析に反映させる場合の考え方を示し,今後の具体的評価に向け試算を行った.
著者
小塚 明弘 舘 佳彦 望月 能成
出版者
一般社団法人 日本臨床栄養代謝学会
雑誌
学会誌JSPEN (ISSN:24344966)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.60-69, 2019 (Released:2019-10-30)
参考文献数
26

【目的】胃がん患者に対して胃切除術後の外来栄養指導による体重減少防止効果について検討した.【対象と方法】1)胃切除患者に対して継続的に体重減少防止のための外来栄養指導を前向きに行った55例(以下,指導群)と胃切除患者で外来栄養指導が未受講で術後6カ月の体重を後ろ向きに評価できた53例(以下,対照群)を対象として,術後6カ月の体重減少率を検討した.2)指導群と対照群108例を対象として,術後6カ月の体重減少率10%未満に関する臨床的背景を多重ロジスティック回帰分析にて検討した.【結果】1)術後6カ月の体重減少率は,指導群9.6%,対照群13.3%と指導群が有意に少なかった(p<0.005).2)多重ロジスティック回帰分析にて,栄養指導の受講有(Odds ratio;以下,ORと略 3.495, p=0.007),ステージI(OR 2.823, p=0.027),胃部分切除(OR 8.078, p<0.001)が術後6カ月の体重減少率10%未満の独立した因子であった.【結論】胃がん切除後の外来栄養指導を行った結果,栄養指導介入群で体重減少防止効果が認められた.

1 0 0 0 自叙伝

著者
望月 信亨
出版者
古代学協会
雑誌
古代学 (ISSN:04522524)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, 1956-03
著者
望月 秀紀 谷内 一彦
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.127, no.3, pp.147-150, 2006 (Released:2006-05-01)
参考文献数
17

ポジトロン断層影像法(PET)など脳機能画像法が開発されたことによって,これまで研究することが困難だった中枢レベルの痒みの研究が可能となった.現在,中枢における痒みのイメージング研究において2つの展開がある.ひとつは“痒み”という感覚が脳内でどのように作り出されているのか,そして,もうひとつは,中枢神経系を介した痒みの抑制システムの存在についてである.痒みと痛みは同じ末梢神経線維によって伝達されるにもかかわらず,私たちはそれらを異なる体性感覚として知覚する.その違いが脳内でどのように作り上げられているのかが最近のPET研究によって明らかにされつつある.痒みと痛みの脳内ネットワークは非常によく似ているがいくつかの相違点があると考えられている.例えば,痛みの認知に関係する視床や二次体性感覚野は痒み刺激を与えてもあまり反応しない.このような脳内ネットワークの違いが,痒み・痛みといった感覚の違いを作り出している可能性がある.アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患は,現在,国民の3割が患う国民病として知られており,その治療法の開発が強く望まれている.特に,アトピー性皮膚炎患者の場合,掻きむしる行為が原因で症状が悪化する.痒みの治療法として,抗ヒスタミン薬など薬剤治療が一般的に用いられるが,それでも痒みの治療は多くの問題を抱えている.その問題のひとつは,心理的ストレスによる痒みの悪化である.逆に,趣味に没頭しているときなどは痒みが軽減される.このような現象から,脳内に痒みを増減するようなシステムが存在する可能性が指摘されている.我々は痒みに関するPET研究から,中脳中心灰白質を中心とした痒みの中枢性抑制システムの存在をヒトにおいて証明した.今後,中枢性痒み抑制メカニズムによる痒みの新たな治療薬の開発が期待される.
著者
大塚 静英 及川 哲郎 望月 良子 早崎 知幸 小曽戸 洋 伊藤 剛 村主 明彦 花輪 壽彦
出版者
社団法人日本東洋医学会
雑誌
日本東洋醫學雜誌 = Japanese journal of oriental medicine (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.60, no.1, pp.93-97, 2009-01-20
参考文献数
8
被引用文献数
1 1

難治性の顔面の皮疹に葛根紅花湯が著効した3症例を経験したので報告する。症例1は39歳男性。20歳頃より鼻に限局して丘疹が出現し,以後,塩酸ミノサイクリンの内服にて寛解,増悪を繰り返し,いわゆる酒さ鼻となったため,2007年5月に当研究所を受診した。葛根紅花湯(大黄0.3g)を服用したところ,3週間後,鼻全体の発赤が軽減し,丘疹も減少,額・頬部の発赤も消失した。症例2は,56歳女性。鼻,口周囲を中心としたそう痒感を伴う皮疹にて2006年10月に当研究所を受診した。ステロイド外用剤にて軽減するものの中止すると増悪を繰り返していたことより,酒さ様皮膚炎と診断した。葛根紅花湯(甘草0.8g,去大黄)を服用し,ステロイド外用剤は同時に中止したところ,3週間後,全体的に紅斑は鼻と口周囲のみとなり,8週間後には症状はほぼ消失した。症例3は,26歳女性。鼻口唇部の紅斑,アトピー性皮膚炎にて当研究所を受診した。黄連解毒湯にて全体的には症状が軽減するも,鼻口唇部の紅斑は不変であったため,葛根紅花湯(大黄1g)に転方したところ,2カ月後,鼻口唇部の紅斑は消失し,6カ月後には鼻口唇部の色素沈着がわずかに残るのみとなった。葛根紅花湯は,従来,いわゆる酒さ鼻に用いられてきたが,鼻だけでなく,顔面・鼻周囲の皮疹にも応用が可能であると考えられた。
著者
望月 俊明 石松 伸一
出版者
一般社団法人 日本脳卒中学会
雑誌
脳卒中 (ISSN:09120726)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.217-221, 2009 (Released:2009-08-14)
参考文献数
10
被引用文献数
1 1

【背景と目的】本邦の若年性脳卒中は虚血を原因とするものが最も多い.本研究では若年性脳梗塞のデータを示し,診療上の問題点を検討する.【対象と方法】対象は3年間に当施設に入院した50歳以下の脳梗塞26例とした.これらを病型分類し,施行検査,入院期間,転帰を示す.【結果】50歳以下の脳梗塞は全体の9.8%で,病型分類では,1.lacunar 7例(27%),2.atherothrombotic 5例(19%),3.cardioembolic 3例(12%),4.other 6例(23%),5.undetermined 5例(19%)だった.otherの内訳は,脳動脈解離が3例,卵円孔開存,大動脈解離,腫瘍に伴う塞栓がそれぞれ1例ずつだった.入院期間は平均15日,転帰は,ADL自立退院例が14例(54%),死亡例は1例だった.【結語】45歳以下発症の脳梗塞は脳血管異常,特に脳動脈解離に起因する頻度が高い.若年性脳梗塞では,脳血管病変の精査が必要であり,早期血栓溶解療法を行う際は十分な注意が必要である,
著者
望月 菜穂子 宇治川 正人 平手 小太郎 安岡 正人
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.61, no.479, pp.17-25, 1996-01-30 (Released:2017-01-28)
参考文献数
12
被引用文献数
1 5

An experimental study to evaluate task-ambient lighting systems was carried out in a laboratory which varied in 4 types of lighting. After experiences for a total of 40 days ; ten days at a time, in a room for each type of lighting, fourteen subjects were asked to fill out a questionnaire relating to the visual satisfaction and six activities observed in the room. The evaluation of the task-ambient lighting depended on the work being performed. With increasing ambient illuminance, subjects were satisfied for reading and writing, or meetings. At an ambient illuminance of 200 lux, over 60% of the subjects were satisfied for accomplishing creative work. The low illuminance ambient lighting thus enabled them to concentrate on their creative work.
著者
望月 将志 浅田 昭
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.67, no.3, pp.202-205, 2013 (Released:2015-03-03)
参考文献数
5
被引用文献数
1
著者
小野寺 昇 望月 精一
雑誌
川崎医療福祉学会誌 (ISSN:09174605)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1-1, pp.9-14, 2020

「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づく,川崎医療福祉大学(以下,本学と略す)における研究倫理研修への取り組みを述べる.本学の学術研究の信頼性及び公正性を確保することを目的に「川崎医療福祉大学における研究者等の行動規範」と「川崎医療福祉大学研究倫理基準」が施行されている.これら2つの規程に基づき,本学の研究費不正防止計画が施行されている.文部科学省が定める「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準)」が要請する公的研究費の管理・監査にかかる取り組みを「研究費不正使用防止計画」として具体化し,11項目の計画が示されている.平成28年度から e-ラーニングを導入した.研究倫理への理解深化と周知徹底を目的に外部講師を招聘し,コンプライアンス研修会(大学の取り組み・不正使用防止計画に関する事項, 利益相反,安全保障輸出管理に関する事項,知的財産に関する事項など)を開催している.特に,公的研究費(科学研究費等)執行に関する不正使用に関して注意を喚起している.理解不足(知らないこと)から生じる不正使用の案件が生じないように取り組んでいる.社会の研究に対する認識の流動性を鑑み,最新情報を提供する取り組みを継続する.
著者
立石 貴之 渡部 琢也 脇田 瑞木 藍原 由紀 勝田 若奈 早乙女 貴子 小林 庸子 望月 久 村田 美穂
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.227-232, 2019 (Released:2019-04-26)
参考文献数
17

〔目的〕外来のパーキンソン病(PD)患者への個別的理学療法を数組同時に行うことで集団的要素を取り入れたプログラムの実施結果について検討した.〔対象と方法〕外来PD患者26名に,集団的要素を含む60分間のプログラムを週1回,12週間実施し,実施前後のPD患者の運動機能およびQOLの変化を評価し,本プログラム実施後の運動習慣獲得状況を調査した.〔結果〕10 m歩行の歩数,6分間歩行距離,PDQ-39の2項目に有意な改善を認めた.運動習慣は実施後6ヵ月時点でも維持されていた.〔結語〕今回実施したプログラムはPD患者の身体機能およびQOLの改善,運動習慣の獲得に寄与する可能性がある.
著者
鵜久森 将隆 島野 達雄 望月 久稔
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第70回, no.人工知能と認知科学, pp.509-510, 2008-03-13
著者
望月 葉子 竹内 千仙 大迫 美穂 湊川 みつ子 柴田 直美
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.279-281, 2019 (Released:2019-05-28)
参考文献数
6
被引用文献数
1 1

小児期発症神経系疾患を有する患者の移行期医療における神経内科での課題を検討するために,当院内科患者の移行期医療の現状を調査した.移行例は近年増加しており,その多くは小児科医の勧めに因った.多くの患者にてんかんが合併し,また,神経難病患者もあったので,この移行期医療は神経内科医が必要とされる領域である.移行期医療には十分な診療時間が必要で,小児科と成人診療科での医学管理料が異なっていた.日本神経学会や関連学会は移行期医療改善のための対応が必要と考えられた.

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著者
望月 滉太郎
出版者
渋沢栄一記念財団
雑誌
青淵 (ISSN:09123210)
巻号頁・発行日
no.860, pp.30-32, 2020-11