著者
村上 清明 松永 奈美子 赤松 亜弥 大川 高司 山本 俊一郎 マツナガ ナミコ アカマツ アヤ ヤマモト シュンイチロウ Matsunaga Namiko Akamatsu Aya Yamamoto Shunichiro
出版者
熊本大学
雑誌
熊本大学政策研究 (ISSN:2185985X)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.167-176, 2015-03-31

熊本市中心市街地へ通勤する人々が「もっと楽しく!もっと元気に!もっと健康に!」朝を過ごせるような通勤方法「通勤班」を提言する。小学校時代に誰もが経験した集団登校のように、勤務先が同一または近い者同士が集まり、コミュニケーションを図りながら一緒に通勤することで、気軽に楽しく運動ができ、朝から元気になれるのではないだろうか。そこで、熊本市役所周辺を目的地として通勤する「通勤班」を提言する。
著者
中里 トシ子 長谷川 千佳子 村上 智子 横田 聖子
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.381-386, 2000-08-20 (Released:2013-04-26)
参考文献数
15

Gomadango was made by adding 10,20 or 30% of wheat starch or wheat flour to glutinous rice flour. The effect of those additions on the formability and taste of gomadango were examined.The breaking stress of the dough was initially decreased by the addition of wheat starch and wheat flour, but after steaming, increased to a higher value than the control with no addition.The percentage weight loss of gomadango was increased with increasing amo unt of added wheat starch and wheat flour. This weight loss was larger with wheat flour than that with wheat starch.The formability of gomadango was enhanced by the addition of wheat starch and wheat flour to result in a better appearance than that with no addition. The color of gomadango added with wheat flour was deeper, this depth of coloratin increasing with the amount of wheat flour added.A sensory test showed that gomadango samples with 10% wheat starch and 10% w heat flour were preferred to the control sample without either of these additives in the total evaluation, while the sample with 10% wheat flour had the most favourable color and flavor.
著者
百田 真史 射場本 忠彦 宮良 拓百 山田 博 村上 浩 今井 智将
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会 論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
vol.26, no.83, pp.11-20, 2001
参考文献数
15
被引用文献数
3

地域冷房にブロックアイス(25mm角)を用いた氷水搬送による高密度熱搬送システムを提案した.このシステムは需要家からの還水と地域主配管内の氷を直接配管内で熱交換させるもので,従来の二管式と比較して管路が短縮できるという利点を持つ.このシステムのかなめとなる氷水圧力損失特性把握,管内IPFの非可動・オンライン計測手法,及び管内氷粒径の推測手法について検討を行い,提案システムの可能性を示した.氷水圧力損失特性については流速,IPF,管径を変えた時の圧力損失特性が予測を基に最適制御が可能なことを,また管内IPF計測については超音波濃度計を用いたオンライン計測が可能であることを確認した.
著者
大木 義朗 原 明博 中川 徹 北川 一 村上 勝彦
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.44, pp.137-138, 1992-02-24

本学では、同一のEthernet内における論理的に独立した複数の通信プロトコル本系を相互接続する方式としてInner-netway(以後INWayと称す)を提案している。当初のINWayは,ネットワーク層が存在しない学内開発のプロトコルを対象としており,ルータを経由した通信を実現していなかった。本研究では,INWay方式を発展させてTCP/IPとOSIの相互接続を実現した。具体的には,コネクションレス形のプロトコルを変換対象として,ネットワーク層レベルでプロトコル変換を行う装置を開発し,これを用いて実際に変換性能の測定を行い,数種のアプリケーションを動作させることに成功した。
著者
平川 浩文 木下 豪太 坂田 大輔 村上 隆広 車田 利夫 浦口 宏二 阿部 豪 佐鹿 万里子
出版者
日本哺乳類学会
雑誌
哺乳類科学 (ISSN:0385437X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.155-166, 2015 (Released:2016-01-28)
参考文献数
26
被引用文献数
1

北海道における在来種クロテンMartes zibellinaと外来種ニホンテンM. melampusの分布の現状を明らかにするために,2000年から2015年にかけて生息記録を収集した.その結果,ニホンテンは北海道の南西部,クロテンはそれ以外の地域に広く分布していることが明らかとなった.二つの分布地域の間には石狩低地帯(石狩湾から太平洋にかけて帯状に延びる平野部)があり,クロテンの記録は石狩低地帯内の3地域でも得られた.ただし,この3地域とも石狩低地帯中心部を流れる河川を基準としてすべて低地帯の西側に位置した.今回の結果に数例の古い生息記録を合わせて,次のことが推察された.1)ニホンテンはクロテンを駆逐しながら分布を拡大したこと,2)石狩低地帯の分水嶺より南側では,低地帯の西縁部にニホンテンがまだ到達していない可能性があるが,そうであったとしても到達は間近であること,3)今後,石狩低地帯の分水嶺より南側ではニホンテンが低地帯を超えて,さらに分布拡大が進む可能性があること.
著者
三輪 正人 中山ハウリー 亜紀 大久保 公裕 飯島 史朗 村上 亮介
出版者
順天堂大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2017-04-01

ドライスキンと同じく、ドライノーズの病態がアレルギー性鼻炎の前駆段階である可能性を実証するため、スギ花粉抗原鼻誘発前後の鼻粘膜上皮バリア機能の非侵襲的生理学的検査である鼻粘膜水分蒸散量、鼻粘膜上皮間電位差の測定、鼻汁浸透圧、pHの測定、鼻および口呼吸時の呼気凝集液中の過酸化水素濃度の測定、鼻粘膜上皮擦過細胞の糖鎖解析をおこなった。また、ドライアイの成因として、涙液の高浸透圧が考えられている。高浸透圧溶液のモデルとして5%の高張食塩水の点鼻誘発刺激をおこない、同様の検討を実施した。抗原特異的鼻誘発後、非特異的刺激である高張食塩水点鼻の両者とも、鼻粘膜水分蒸散量は増加、鼻粘膜上皮間電位差は減少し、鼻粘膜上皮バリア機能は低下したことが示された。抗原刺激後、呼気凝集液中のpHは上昇したが、高張食塩水刺激では有意な変化はみられなかった。両者共刺激後の呼気凝集液中の過酸化水素濃度も増加したが、異なる経過をたどった。鼻粘膜上皮擦過細胞の糖鎖の解析では、ABA, LCA, SSA lectinの反応性が、スギアレルギーの被験者で特異的ならびに非特異的誘発刺激後、減少していた。ドライノーズの病態とアレルギー性炎症、高浸透圧環境の関連性について引き続き解析中である。
著者
真田 樹義 宮地 元彦 山元 健太 村上 晴香 谷本 道哉 大森 由実 河野 寛 丸藤 祐子 塙 智史 家光 素行 田畑 泉 樋口 満 奥村 重年
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.68, no.3, pp.243, 2019-06-01 (Released:2019-05-18)

理由:体力科学 第59巻 第3号 291-302(2010)掲載論文における身体組成データ収集の過程で,資格を持たない者がX線骨密度測定装置を操作したことを理由とした著者からの掲載論文撤回の希望を受け,本誌より撤回する. 一般社団法人日本体力医学会 編集委員長 田中 喜代次
著者
八島 加八 北本 真一 小笠原 康雄 沖川 正善 村上 直美 古川 なおみ 山崎 琢磨 馬場 逸志
出版者
一般社団法人日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.27, no.3, pp.298-302, 2001-06-10 (Released:2011-08-17)
参考文献数
5

PCA (Patient Controlled Analgesia) by Fentanyl citrate is used as a method of pain control after orthopaedic surgery and NSAIDs is prescribed after PCA at Hiroshima City Asa Hospital. There are many cases in which the effect by NSAIDs is insufficient, even if the analgetic effect by PCA is sufficient. In addition, the use of Opioid's adaptation is limited, because it is designated as a narcotic in Japan. Thus we examined the analgetic effect, for the purpose of early rehabilitation, by relieving the pain that patients experience when moving their bodies by using Codeine phosphate tablets which are both effective and can be orally administered.Codeine phosphate 20mg tablets were administered at a dosage of 80mg just after PCA and thereafter 60mg every 4 hours until bedtime. Patients were next administered 80mg when they got up in the morning and 40mg of each every 3 hours until bedtime from the 2 nd day after the operation. We classified the analgetic effect of Codeine phosphate into 5 grades by using a face scale pain score.Codeine phosphate had no effect on the pain when the patients lay quietly in bed. However the pain score significantly decreased to less than 3 (painful) after operation after the administration of Codeine phosphate when they moved their bodies. The pain score on males decreased significantly in comparison with females. Accordingly, it seems that the administration of Codeine phosphate is an effective means to reduce pain when patients move their bodies after operations in the field of orthopaedic surgery.
著者
渡邉 暢浩 高橋 真理子 宮本 直哉 村上 信五 井上 ひとみ 出口 正裕 関谷 芳正 井脇 貴子
出版者
耳鼻咽喉科展望会
雑誌
耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
巻号頁・発行日
vol.49, no.6, pp.354-359, 2006-12-15 (Released:2011-03-18)
参考文献数
9

HiRes 90K® Bionic Ear implantは米国アドバンスト・バイオニクス社の新しい機器であり, 米国食品医薬品局の承認を受け, 本邦以外の世界で採用されている。特徴として柔らかくしなやかで, 薄い形状であり, 手術侵襲が軽減されていることやこれまでの8チャンネルから16チャンネルに倍増していること, 新しいコード化法を取り入れていることなどが挙げられる。今回4名の中途失聴成人 (男性3名, 女性1名, 年齢64歳から74歳) に本機器を手術する機会を得, 特に術中, 術後に問題はみられなかった。軽度の浮遊感が続いた患者が1名みられたが, まもなくそれも消失した。4名のうち2名においてMAIS (Meaningful auditory integration scale) を行ったところ, 従来のプログラムであるContinuous Interleaved Sampler (CIS) やPaired Pulsatile Stimulation (PPS) よりもHiRes-SやHiRes-Pにおいて明らかに高い値を示した。結果として4名の患者はすべて新しいHiRes® sound processingを選択され, 従来のコード化法を選んだ患者は一人もいなかった。短期観察期間ではあるが, HiRes 90K® Bionic Earimplantは, 欧米での評価もあわせて効果の面でも安全性の面でも現在認可されている人工内耳より優れていると考えられた。
著者
村上嘉実著
出版者
平樂寺書店
巻号頁・発行日
1974
著者
細井 由彦 村上 仁士 上月 康則
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.1992, no.456, pp.83-92, 1992-11-20 (Released:2010-08-24)
参考文献数
8
被引用文献数
5 8

流速の変動する感潮部において堆積した底泥による酸素消費を, 定量的かつ一般的に評価する方法について検討した. 浮遊させた底泥による酸素消費特性について検討した後, その結果を用いて, 河床に堆積した底泥による酸素消費を, 浮遊時の酸素消費特性, 堆積状態, 底泥上の流水の特性により評価する方法を, 実験とモデルにより考察した.
著者
村上 智見
出版者
奈良大学大学院
雑誌
奈良大学大学院研究年報 = Annual reports of the Graduate School of Nara University (ISSN:13420453)
巻号頁・発行日
no.21, pp.43-54, 2016

中央アジアのウズベキスタン共和国フェルガナ地方に位置する4~7世紀のムンチャク・テパ遺跡では、複数の墓から衣服が出土した。ムンチャク・テパ遺跡から出土したこれらの衣服は、有機質が残存しにくい当該地域において希少な実物資料となっている衣服を構成する織物の種類は、平織物、平地綾文綾、緯錦であり、材質は一部に付着している棉の平織物を除いて、全て絹であった。織物の種類や糸の撚りなどの技法、繊維材質、そして文様などから、中国製や現地製と考えられる織物の特徴が確認できた。
著者
石橋 隼 村上 昌志 加藤 俊一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.47-49, 2011
参考文献数
9

本論文では音同士を重ねることで聴者に心理的に影響を与えられるのか、その効果を探った。環境音など元々存在している音は、音自体を調整する事は難しい場合が多い。そして音が、聴者に対して心理的な負荷となっている場合がある。本研究では、マスキング効果にみられる騒音の低減のように、環境音にBGM等の別の音を重ねて流し心理的負荷を低減させられるのではないか仮定し、その原因となる特徴量の分析を実施した。
著者
細谷 紀江 荒井 康晴 原 節子 村山 ヤスヨ 三木 治 村上 正人 桂 戴作
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.31, no.7, pp.583-586, 1991

We reported a case of 35-year-old male motorman who was suffering from work-related IBS. His symptoms were eased by a psychosomatic approach we provided while he was away from work for a half-year. The specific therapies were as follows : 1. Antidepressant medication, anti-anxiety drugs, drugs for the bowel. 2. Counseling and autogenic training conducted not only fro self-evaluation and relaxation but also for understanding the correlation between body and mind. 3. SD in order to ease anxiety while operating a train. Regarding the process of SD, the patient told us about a fatal accident which he had witnessed previously. SD, intended to remove the anxiety caused by observing the fatal accident, rapidly eased the patient's physical symptoms, and he became able to return to his job.
著者
堀 高志 藤岡 利生 村上 和成 首藤 龍介 末綱 純一 寺尾 英夫 松永 研一 糸賀 敬 村上 信一 柴田 興彦 内田 雄三
出版者
Japan Gastroenterological Endoscopy Society
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.27, no.12, pp.2775-2781_1, 1985-12-20 (Released:2011-05-09)
参考文献数
27

胃憩室は消化管憩室の中では比較的稀なものであり,胃憩室の発生頻度は一般に0.01%から0.20%との報告が多い.胃憩室の多くは,噴門部小彎後壁寄りに発生し,体部大彎に発生するものは極めて稀である.また,大きさについては,広田らによれぼ2.1cmから3.0cmのものが最も多く,5.1cmを超えるものは6.9%にすぎない.更にその壁構造については,一般に真性憩室が多いとされている. 症例は48歳女性,胸やけ,心窩部痛,体重減少を主訴として入院した.上部消化管X線検査にて胃体部大彎側に巨大な憩室を認め,内視鏡検査にても同様の所見であった.保存的療法にても自覚症状改善しないために手術が施行された.憩室は11.5cm×8.0cmの大きさで,組織学的には仮性憩室であった.