著者
松村 幸子
出版者
公益財団法人がん研究会
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2012-04-01

標的とするがん細胞上での複数の相互作用と協同的な効果を利用することで、がん細胞を効率的に検出することを目指した。標的に結合するリガンドと、ペプチドの構造形成能力を組み合わせることで、リガンドを多数含むナノサイズのペプチド集合体を作製した。この集合体は、標的の膜タンパク質を発現するがん細胞に特異的に結合することができ、がん細胞を蛍光によって検出することができた。

1 0 0 0 植物名彙

著者
松村任三編著
出版者
丸善
巻号頁・発行日
1897

1 0 0 0 OA 植物名彙

著者
松村任三 著
出版者
丸善
巻号頁・発行日
1895
著者
杉村 龍也 吉村 公博 井木 徹 松村 弥和 蟹江 史明 今川 智香子 梶原 佳代子 龍樹 利加子
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会学術総会抄録集 (ISSN:18801749)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.79, 2006

<b><緒言></b>医療法の改正や診療報酬の改定、社会福祉基礎構造改革で介護保険法を主とした社会保障領域における福祉制度の改正や新設などにより、患者を取り巻く医療供給体制がここ数年目まぐるしく変化してきている。急性期病床の加茂病院においても、退院や転院に関する援助件数が、年々飛躍的に増加している。そこで、医療供給体制の変化と当地域医療保健福祉連携室における相談実績の統計資料とを比較検討し、豊田市(人口40万)における今後の地域医療のあり方を考察する。<BR>〈<b><方法></b>〉平成7年度から平成17年度の加茂病院の地域医療保健福祉連携室の相談実績の統計や豊田市周辺の医療・介護提供施設の状況と、第2次医療法改正から現在までの医療供給体制の推移を比較検討する。<BR><b><結果></b>加茂病院の地域医療保健福祉連携室における対応件数は開設当時から現在に至るまで年々増加の一途をたどってきている。その内訳を見ると、全体的に増加傾向であるが、中でも退院・転院に関する相談は顕著である。平成7年当時と比べると、退院・転院相談の実件数は平成12年で2倍強、平成16年では4倍強となっている。<BR> 転院の例として平成9年当時の医療・介護提供施設を見てみると、転院先として挙げられるのは老人病院と長期療養型病床群、老人保健施設しかなく、特に豊田市では、平成9年当時は長期療養型病床群が無く、老人病院も市内には一ヶ所のみであり、周辺市町村への転院が殆どであった。そのため、施設待機の1ヵ月から2ヶ月を加茂病院での入院継続を余儀なくするケースも多かった。<BR> しかし、現在の医療・介護提供施設を見ると、施設がそれぞれ専門分化してきている。急性期病院では、急性期加算をとるための平均在院日数を意識しながらの退院指示や、受入れ施設に併せた形での退院指示が増えている。回復期リハビリテーション病棟では、入院日数や入院までの日数に制限が設定されるようになり、早期での転院を求められるようになった。以前のように施設待機を急性期病院で過ごすことが難しくなり、早期での退院指示に不安を抱える患者・家族が多くなったのである。つまり、単独の医療機関では、治療から療養・介護までの一連の医療の提供ができないのである。<BR> この現状は、国の医療費抑制政策が大きな要因となっている。特に平成12年の介護保険法施行や平成14年の急性期入院加算の設置などは、専門特化しないと病院が生き残っていけない現状を作り出したと言える。それ以上に影響を被ったのは患者・家族である。社会構造や家族形態の変化による家庭介護力不足が深刻な中で、医療依存度が高い患者でも退院指示が出されるようになり、高額な施設への転院や、充分な準備の無い中での退院を迫られる状況となった。以上のことが退院相談増加に繋がっていると言える。<BR> 結論として、今後の地域医療では、単独の医療機関だけで充分な医療の提供はできない。そのため、患者・家族に不安の無い充分な医療を提供するには、医療費抑制政策の中で専門分化した複数の医療機関が、相互の特性を活かした密接な連携を図り、地域の中で一つの大きな医療機関として機能する必要があると考える。
著者
岡崎 好秀 東 知宏 田中 浩二 石黒 延技 大田原 香織 久米 美佳 宮城 淳 大町 耕市 松村 誠士 下野 勉
出版者
有限責任中間法人日本口腔衛生学会
雑誌
口腔衛生学会雑誌 (ISSN:00232831)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.310-318, 1998-07-30
被引用文献数
11

カリオスタットと齲蝕の関係について数多くの報告があるが,歯周疾患との関係については少ない。学童期における歯肉炎の多くは,不潔性歯肉炎であり,齲蝕と同様プラークが原因である。そこで中学生437名を対象に,齲蝕活動性試験カリオスタット^[○!R]および唾液潜血テストサリバスター潜血用^[○!R]を行い,齲蝕歯数(D歯数)・歯肉炎との関係について調査した。1)カリオスタット24時間判定結果(24H)においては,D歯数・歯肉炎と高度の相関関係が認められた(p<0.001)。また,歯肉炎の程度より3つに群分けし,カリオスタット(24H)との関係をみたところ,有意な分布の差が認められた(χ^2検定p<0.001)。2)カリオスタット48時間判定結果(48H)においては,D歯数・歯肉炎との間に相関関係が認められた(p<0.05p<0.001)。しかし歯肉炎の群分けにおいては,カリオスタット(48H)に有意な分布の差が認められなかった。3)サリバスターはD歯数と有意な関係は認めなかった。しかし歯肉炎とは相関関係が認められた(p<0.05)。歯肉炎の群分けにおいては,サリバスターには,有意な分布の差が認められなかった。4)カリオスタット(24H)とサリバスターの間には,有意な関係が認められなかった。5)カリオスタット(24H)を用い, 1.0以上を基準として歯肉炎をスクリーニングし敏感度・特異度を算出すると,それぞれ0.34,0.83となった。サリバスターで+以上をスクリーニング基準とすると0.55,0.55であった。歯垢を試料とするカリオスタットは,口腔衛生状態を反映し,齲蝕だけでなく,歯肉炎とも関係が深いことが考えられた。
著者
新森 加奈子 木村 琢磨 松村 真司
出版者
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
雑誌
日本プライマリ・ケア連合学会誌 (ISSN:21852928)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.18-23, 2018-03-20 (Released:2018-03-23)
参考文献数
21
被引用文献数
1

近年,我が国では患者の“ケア移行”(患者が医療サービスを受ける医療機関や療養の場を移行し,ケア提供者が変わること)が増加しているが,我が国では「ケア移行という概念」や「ケア移行に伴う望ましくない患者アウトカム」について不明な現状である.我が国において「ケア移行」について考慮する際には,患者背景(年齢,基礎疾患,介護力),やりとりされる臨床情報,臨床情報をやりとりするツール,を考慮する必要がある.欧米では「病院を退院した患者の診療所外来へのケア移行」の際に,「薬物に関する有害事象」「入院中の検査結果が確認されない」「患者に予定されていた診療方針が実行されない」などの望ましくない患者アウトカムが退院患者の19%から50%で発生しているという.今後,我が国でも,ケア移行の現状把握がなされ,我が国の医療システムをふまえた対策について検討される必要がある.
著者
中川 佳弥子 塩見 昌裕 篠沢 一彦 松村 礼央 石黒 浩 萩田 紀博
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 A (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.J95-A, no.1, pp.136-145, 2012-01-01

近年,教育や福祉の分野において,ロボットを利用した様々なサービスに関する研究開発が進んでいる.これらの分野において,ユーザとのインタラクションの中で,学校の宿題や,健康のための運動などといった,日々のタスクに対するモチベーションを向上させるようなロボットの働きかけが有用である.接触がロボットの印象にポジティブな効果があることは過去の研究において示されているが,ロボットの能動的接触が行動にどのように影響するかは明らかにされていない.ロボットの能動的接触の効果を調べるために,我々は,非接触/受動的接触/能動的接触の3条件で,ロボットが被験者に退屈なタスクを依頼する実験を行った.実験の結果,能動的接触による依頼を行った場合,他の条件に比べてタスクパフォーマンス(達成量及び継続時間)が有意に向上した.一方で,ロボットへの印象とタスクパフォーマンスに相関は見られなかった.これらの結果より,ロボットの能動的接触がユーザのモチベーションを向上させる可能性が示された.ロボットとの接触を伴うインタラクションが想定される様々なサービスにおいて,本知見はロボットの振舞いのデザインに役立つと我々は考える.
著者
山田 佳那 松村 佳子
出版者
奈良教育大学教育学部附属教育実践総合センター
雑誌
教育実践総合センター研究紀要 (ISSN:13476971)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.61-70, 2006-03-31

This research aims at preventing accidents during experiments in science classes. For the purpose we investigated various accidental instances that happen in past time. And in order to make survey of the kind of accidents that students have met, we sent questionnaires to the students of junior and senior high school, and those of the Nara University of Education. The results indicate that there is a coincidence between the accidents that can potentially happen when performing experiments and the safety guidelines which students suppose to follow. In addition, there are several differences for the students with respect to their grades, because of various surroundings, in the image for science, the safety perception and the dangerous experience. This fact may be due to the conditions which students are living in and the reduction in the science class experiments contents caused by changes in the course curriculums. Considering the current measures taken by the Board of Education and the information gathered about accidents during science experiments, we propose how accidents should be prevented when executing experiments in science classes.
著者
小石 良和 柳田 廣明 田上 直美 松村 英雄 熱田 充 中村 光夫
出版者
日本接着歯学会
雑誌
接着歯学 (ISSN:09131655)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.62-67, 2003

装着用レジン強化型グラスアイオノマーセメントと金銀パラジウム合金の接着強さを評価した. 1種は機能性モノマーとして6-メタクリロイルオキシヘキシル2-チオウラシル-5-カルボキシレート (MTU-6) を含む材料 (イオノタイトF) であり, 残りの5種は在来品 (クシーノセムプラス, ビトレマールーティングセメントファストセット, フジリュート, フジリュートBC, フジルーティングS) である. 金属試料を50μmのアルミナでサンドブラスト処理を行った後に6種の装着材料で接着し, 熱サイクル0回および20,000回後にせん断試, 験を行った. いずれの材料も熱サイクル後は有意に接着強さが低下した (p<0.05). イオノタイトは熱サイクル前後ともに6種の材料中で最も高い接着強さを示した (50.4, 14.3MPa). また, この材料は熱サイクル後において, 熱サイクル前のフジリュート, フジリュートBCと同等の接着強さを示した.
著者
松村 一志
出版者
東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻
雑誌
相関社会科学 = Komaba Studies in Society (ISSN:09159312)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.3-16, 2019-03-01

In this paper, I examine the transformation of rhetorical strategies in experimental reports in the late nineteenth century. Steven Shapin and Simon Schaffer’s canonical work Leviathan and the Air-Pump (1985) has demonstrated that early experimental scientists such as Robert Boyle had to adopt the “rhetoric of trial,” a lost literary technique with which experimental reports were compared to testimony in court, due to the lower status assigned to observation and experiments. While subsequent researchers have analyzed how this sort of rhetoric was used in the seventeenth century, the era of “scientific revolution,” few have focused on the rise and fall of the“ rhetoric of trial” afterward. In response, I try to show when and how this rhetoric disappeared. For this purpose, I focus on a branch of experimental science called psychical research. Though psychical research is now seen to be a typical example of pseudoscience, it attracted many famous scientists in the fin de siècle, inspiring huge debates on the reliability of experimental reports. Psychical researchers frequently used the “rhetoric of trial” to justify their reports. However, this rhetoric began to lose its persuasiveness with the rise of experimental psychology and statistical testing. From this episode, I reconsider the origin of current norms in scientific experiments such as reproducibility.
著者
松村 恵司
出版者
独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は、全国の和同開珎出土遺跡(784遺跡、出土総数6362点)の正確な分布図を古代の国単位に作成し、駅路、駅家、国府などとの位置関係から、和同開珎出土遺跡の性格を探り、古代銭貨の流通が都城と畿内周辺国に限られたとする従来の通説的理解の検証を試みた。その結果、出土遺跡が駅路沿いに分布する傾向が明確になり始め、畿外における銭貨流通が駅路沿いに展開した可能性が高まった。また、藤原宮出土の木簡の分析を通して、和同開珎の銀銭1文が銅銭10文の価値であることを明らかにし、江戸時代から続く銀・銅銭の法定比価をめぐる論争に終止符を打つことができた。
著者
辻 澄子 松村 郁子 中村 優美子 外海 泰秀
出版者
[日本食品衛生学会]
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.41, no.6, pp.357-363, 2000-12-25
参考文献数
17
被引用文献数
2 7

食用黄色5号 (Y-5) 中の副成色素, 未反応原料及び反応中間体などの有機性不純物の分離・定量に当たりHPLC条件を検討した. その結果, 0.02mol/L酢酸アンモニウム溶液とアセトニトリル-水混液 (7 : 3) との濃度勾配系を用いるHPLC条件を変化させることにより, 4,4'-(ジアゾアミノ) ジベンゼンスルホン酸=二ナトリウム塩とスルファニル酸アゾG塩色素との分離定量を確立した. 本HPLC条件を用いて平成10年度Y-5製品検査合格品39検体中の有機性不純物の実態調査を行った. その結果, 検体中の副成色素の総量は規制値の五分の一未満であり, 未反応原料及び反応中間体の総量は規制値の半分以下であった.
著者
山田 正紀 松村 季樹 山下 博之
雑誌
情報処理学会研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.87, pp.19-24, 2003-08-28

「バスと鉄道の時刻検索を連動させたい」,「シングルの曲を集めてマイベストアルバムを作りたい」等,要素コンテンツ及びサービスを利用者が望んだ形に再構築し,要素コンテンツ及びサービスの価値をいっそう高める可能性を持つ"シナリオ"という概念を提案・分析すると共に,シナリオを処理する系を論理モデルとして一般化した.また,その論理モデルを具体化した,シナリオによるサービス連携システム,及び同コンテンツ連携システムに関して詳細を述べる.本提案を通し,人間が本質的に有する参加意欲を満たすための社会基盤構築に向けた課題を明らかにする.This paper proposes the concept of the inter-object cooperation controlled by scenarios, which means that editing scenarios enables users to rearrange services and contents as high-valued services and contents that users desire. Prototype systems are described, which include an information delivery mechanism and content display mechanism with SMIL script generating.
著者
鈴木 秀人 松村 亜紀子 福永 久雄 原口 忠男
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集. A編 (ISSN:03875008)
巻号頁・発行日
vol.62, no.603, pp.2501-2505, 1996-11-25
参考文献数
15
被引用文献数
9

Influences of the recycling process on the fatigue crack propagation (FCP) property of glass fiber-reinforced PEEK were examined. In the present research the influence of the recycling process on the property of matrix resin was focused on. The main results were as follows: (1)It was noted that the FCP property of recycled PEEK/GF materials were as superior to that of virgin material. (2)The length of glass fibers in PEEK resin as not markedly reduced during the recycling process, due to the good fluidity of PEEK resin. (3)FCP curves on a da/dN-&Delta;K diagram for virgin and recycled PEEK/GF materials were expressed as one curved line on a da/dN-&Delta;K/E diagram. It was found that the elasticity modulus had been improved by repeated melting and crystallization during the recycling process.
著者
松村栄子著
出版者
福武書店
巻号頁・発行日
1993