著者
中村 哲 岩坂 英巳 根來 秀樹 サクリアニ サクティ 戸田 智基 Neubig Graham 田中 宏季
出版者
奈良先端科学技術大学院大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2014-04-01

自動ソーシャルスキルトレーナと題して,ソーシャルスキルトレーニング(SST)の過程を人間と対話エージェントの会話によって自動化する研究を進めてきた。これまでに開発したシステムは、自閉スペクトラム症での効果測定をしていなかったという問題があった。最終的な実験的評価として、自動ソーシャルスキルトレーナを使用し、10 名の自閉スペクトラム症者における訓練の効果を調査した。50 分間のシステムを使用した訓練実験により、有意に話のスキルが向上していることを示し、自動ソーシャルスキルトレーニングが有効であることを示してきた。これからも希望者がいつでもどこでも手軽に使用できる SST を目指していく。
著者
中村 弘樹 木下 博明 広橋 一裕 久保 正二 田中 宏 塚本 忠司 藤尾 長久
出版者
日本胆道学会
雑誌
胆道 (ISSN:09140077)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.22-28, 1994-02-25 (Released:2012-11-13)
参考文献数
17

最近3年間の肝胆道手術症例213例の肝門部胆管合流形式を検討したところ, 総肝管より肝内に向かって第1次および第2次分枝の合流形式は, 2枝合流型149例(70%), 3枝合流型30例(14%), 後枝独立合流型11例(5%) および左肝管に後枝が合流する型23例(11%)であった. 2枝合流型のうち, 右肝管に第3 次分枝の右前枝と右後枝が別個に合流する破格が2例(1%), 第4次分枝以降の肝管枝が肝門部に合流する破格が2例(1%) みられた. これらの肝管枝は, 後枝独立合流型の右後枝や左肝管に後枝が合流する型の右前枝とともに, 副肝管とされることがある. しかし, 帰納的に類推すると, 諸家が従来副肝管と呼称した胆管枝が実は, 肝管の第 2, 3, ……n次分枝 (ある肝領域の唯一の胆汁排出枝) の破格と考えられた. 「副」は付随的な意味ゆえ, 機能的に同等な肝管枝が形態上「副肝管」とされるのは不適当で, この場合「異所性肝管」と呼称すべきである.

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著者
田中 宏
出版者
Japan Association for Wind Engineering
雑誌
日本風工学会誌 (ISSN:09121935)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.105, pp.421-421, 2005
被引用文献数
1
著者
田中 宏幸
出版者
JAPANISCHE GESELLSCHAFT FUER GERMANISTIK
雑誌
ドイツ文学 (ISSN:03872831)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.142-150, 1963 (Released:2009-01-30)

Im Deutschen gibt es ziemlich zahlreiche Konsonantenverbindungen, während solche im Japanischen sehr selten sind. Deshalb scheint es nicht nur theoretisch, sondern auch praktisch sehr fruchtbar, deren Typen und Regeln zu untersuchen. An Hand des Duden (Bd. 1, 141958) und Siebs (181961) habe ich hier versucht, einen Abriß mitzuteilen.Im Anlaut des Wortes gibt es etwa 25 zweigliedrige (meistens Geräusch-+Sonorlaut) und nur 3 dreigliedrige Verbindungen (/šp/ špr štr/). Im Auslaut erscheinen über 50 zweigliedrige (meistens Sonor-+Geräuschlaut), etwa 60 dreigliedrige (/KKs, KKt/-Typus) und 25 viergliedriee Verbindungen (/KKst/-Typus). Der stimmhafte Geräuschlaut erscheint im Auslaut weder einzeln noch gruppenweise. Der Inlaut-Typus ist gewöhnlich dem Auslaut-Typus gleich (z.B /lp, rt/) oder ähnlich (z.B. /lb, rd/). Bei dem anderen Typus, der aus dem ersten Quasi-Auslaut-Typus und einem Sonorlaut besteht (z.B. /fn, tm, rtn, ndl/), ist die Silbengrenze vor dem Sonorlaut eindeutig zu finden. Bei den übrigen ist die Silbentrennung aus dem phonotaktischen Gesichtspunkt manchmal etwas willkürlicher.
著者
須藤 隆 田中 宏和 杉本 千佳 河野 隆二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SIS, スマートインフォメディアシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.465, pp.91-96, 2013-02-28

近年予防医療のニーズが高まり,家庭向けの医療機器が普及してきており,ディジタル聴診器も登場してき1ている.本研究では,ウェアラブルデバイスに内蔵されたディジタル聴診器によってユーザの心音をいつでもどこでも採取することを目指している.この場合にディジタル聴診器による心音採取をすると,周囲からの環境雑音が入り混んだり,体の動きにより雑音が重畳したりすることが予想される.本研究では,こうした周囲環境雑音や体動に起因する突発的な非定常性雑音を1チャネルの聴診器信号から抑圧する方法を検討した.線形予測分析を用いて白色化された残差信号を非定常性雑音成分として推定し,残差信号のパワーと入力信号のパワーの比のよりスペクトルを補正する処理を加えた方式を提案した.結果,常に雑音スペクトルを更新するスペクトルサブトラクション法に比べて,平均SNROdB 以下の条件でスペクトル歪みを2.2dB,雑音抑圧量を3.4dB改善した.
著者
田中 宏幸
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.70, no.4, pp.230-235, 2007-08-25 (Released:2011-02-17)
参考文献数
13

筆者らのグループは原子核写真乾板の技術を用いて火山体内部の透過像を撮影する全く新しい測定技術を開発した. 対象から1km程度はなれた位置に測定器を設置, 2ヶ月間の観測で現火口底の下を高い空間分解能でイメージングすることに成功した. 火山体という厳しい環境下における観測を行うに当たり, 軽量, 安価, そして電力消費を要しない写真フィルムが担う役割は極めて大きい.
著者
佐々 尚美 加藤 佐千子 田中 宏子 貴田 康乃
出版者
日本家庭科教育学会
雑誌
日本家庭科教育学会誌 (ISSN:03862666)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.226-233, 2003-10-01
被引用文献数
7

The purpose of the investigation is to explain the influence of meals with adults on elementary students' food consciousness, the food attitudes and the food knowledge. It was carried out with elementary school students in the fifth and the sixth grades, and answers were obtained from 667 elementary students. The results of the investigation were as follows. The rate of eating both staple foods and the side dishes is higher in meals with adults. The elementary school students who had meals with adults had many conversations, felt the meals were pleasant, were very satisfied, looked forward to them, were careful of their health, and helped preparing for the meal. Their food knowledge was also high. Most of the elementary school students that had meals alone complained about the defects of the physical condition. It became clear that meals with adults influenced elementary school students' food consciousness, food attitudes and the food knowledge. It was important that there was an adult at the time of the meals, and that food education in the family was important for elementary school fifth and sixth grade students.
著者
片山 昭宏 田中 宏一良 押野 隆弘 田村 秀行
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.79, no.5, pp.803-811, 1996-05-25
被引用文献数
19

本論文では, 実写画像の立体表示システムにおいて, 観察者の視点移動に伴って, 表示される画像が滑らかに変化する視点追従型立体画像表示方式を提案する. この方式は, 想定できる視点位置の画像をすべて用意し, これを観察者の視点位置に応じて切換表示するという考えに基づいている. しかし, 想定される視点位置すべての画像を得ることは, あらゆる位置にカメラを配置し撮影することとなり困難である. そこで, 本手法ではこの問題を限られた視点位置の実写画像に対して補間・再構成処理し, 任意視点位置の画像を生成することにより解決した. この方式は, 表示デバイスに依存しないので, メガネ式, レンチキュラ式, ホログラフィックステレオグラム式などの多様な3次元画像ディスプレイ方式に適用可能である.
著者
近藤 功 アンドレア クティチ 田中 宏征 坂野 鋭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.573, pp.13-18, 2005-01-14

画像検索性能向上を目的とした, スティーラブルフィルタによるテクスチャ記述方法を提案する.従来のテクスチャ記述方法として, ガボールフィルタリングにより得られる画像の方向・空間周波数構造を利用したテクスチャ記述方法がある.ただし, ガボールフィルタリングにより得られる方向性は, 実用上, 特定の方向に限定される.そのため, 従来のガボールフィルタによるテクスチャ記述方法は, 方向性特徴を十分に活用できていない問題を持つ.この問題を解決するため, 我々は, 任意方向に指向性を持つスティーラブルフィルタを採用した.また, テクスチャ記述性能の向上のため, 方向に加え, 空間周波数, エッジ種類の解析を行った.予備的な実験により, 提案手法の可能性を検討した.
著者
木村 昌弘 小林 俊三 田中 宏紀 江口 武史 工藤 淳三 杉浦 弘典 杉戸 伸好
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.33, no.9, pp.1729-1732, 2000-09-01
被引用文献数
2

症例は64歳の男性.腹痛を主訴に近医を受診し, 腹痛が増強, 嘔吐も出現したため当院緊急入院.来院時腹部は平坦, 軟であったが全体に圧痛を認めた.腹部単純X線, 小腸造影にて絞扼性イレウスを疑い開腹術を施行した.術中所見は, 回盲弁より約5cmの回腸に狭窄を認め, 狭窄した回腸の腸間膜前葉および後葉にそれぞれ索状物が存在した.索状物の切除により狭窄は解除された.病理検査で, 索状物内の脂肪織に動静脈を認め, 卵黄動静脈の遺残によるmesodiverticular bandと診断した.左右の卵黄血管の遺残によるイレウスの本邦報告例は今回検索した範囲では本症例を含めて2例のみで, 極めてまれと考えられた.
著者
首藤 太一 広橋 一裕 久保 正二 田中 宏 山本 隆嗣 竹村 茂一 大場 一輝 上西 崇弘 井上 清俊 木下 博明
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.34, no.9, pp.1387-1394, 2001-09-01
被引用文献数
3

肝細胞癌(肝癌)切除後の他臓器転移(Distant metastasis:DM)例が増加し, 対応に苦慮することも多い.今回DM例の再発後生存率(R-SR)に関与する臨床病理学的因子の解析を行い, DM例に対する治療のあり方を検討した.対象と方法:1999年12月までの10年間に教室で初回肝切除の施された肝癌386例中227例が再発した.このうちDM例は61例(27%)であったが, DM例のR-SRに関与する臨床病理学的因子の単変量, 多変量解析を行った.結果:残肝単独再発166例およびDM例の再発後1, 3, 5年生存率はそれぞれ77, 48, 19%および61, 31, 15%(p=0.0042)であった.DM61例中43例に残肝再発が併存したが, DMの内訳は骨28例, 肺20例, リンパ節11例, 脳7例, 副腎7例, 胸腹壁4例, 腹膜3例であった.今回検討した因子中単変量解析でR-SRに関与する因子は初回肝切除時AFP陰性(n=39), Stage III以下(n=53), 再発時若齢(n=32), 残肝再発治療(n=34), DM巣切除(n=14)の5因子であった.多変量解析ではstage III以下, 残肝再発治療, DM巣切除が独立因子であり, 再発時肝機能因子や初回治療因子は関与しなかった.結語:DM例のR-SRは不良であるが, 残肝再発が治療可能な場合にはDM巣切除がR-SR向上に関与する可能性があるため, 切除も含めた他臓器転移の治療を継続すべきであると思われた.
著者
田中 宏幸
巻号頁・発行日
2013

筑波大学博士 (環境学) 学位論文・平成25年3月25日授与 (甲第6532号)
著者
西脇 巨記 本多 弓[ジ] 岸川 博隆 田中 宏紀 谷脇 聡 成瀬 博昭 伊藤 和子 梶 政洋
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.789-793, 1997-03-01
被引用文献数
19 29

症例1は75歳の男性で, 粘血下痢便を主訴として他院に入院, 潰瘍性大腸炎の診断にて諸検査施行し, 大腸に穿孔を認め緊急手術を施行した. 摘出標本よりアメーバ虫体を認め当院転院となった. 症例2は28歳の男性で, 粘血下痢便を主訴とし他院通院し潰瘍性大腸炎の診断にて投薬を受けていたが改善しなかったため, 当院を紹介され便培養にてアメーバを認め入院となった. 入院後2日目に腹痛増強し, 腹部単純写真にてfree-airを認め緊急手術を施行した. アメーバ赤痢は男性間の同性愛行為により伝播し近年増加傾向にある疾患である. いったん穿孔すると非常に予後の悪い疾患となるため粘血下痢便を主訴として来院する患者に対しては本疾患を念頭にいれる必要があると考え報告した.
著者
加藤 直樹 田中 宏 中川 正樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-情報処理 (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.84, no.2, pp.203-212, 2001-02-01
参考文献数
9
被引用文献数
7

本論文は, 手書きメッセージの読み書き, 送受信, 重ね書き, 筆記者・筆記時刻確認, 筆記再生などの機能を有する手書き電子メール環境について述べる. 我々は, 初心者にも自然な手書きをUIに採用し, 簡単に表現豊かなメッセージをインターネット上で送受信できるシステムを実現した.本システムは手書きメッセージが送受信できる点で, 近年急成長している携帯型情報通信端末に先行するものである.更に, 手書きの筆跡や図形, コード文字を表現できるように提案したフォーマットHandsDrawに従い, 手書きのメッセージを読み書き, 送受信する機能はもちろん, 受信メールへの上書き, 筆記者・筆記時刻確認機能, そして, 筆記再生機能を提供する.対話技法としては, ペン入力の良さを生かした囲み選択と, ペン入力の弱点を解決したボタンインタフェースを採用した.本システムを実際に使用してもらった上でアンケート調査を行い, また, 2年半にわたるインターネットでの公開や研究室内での使用によって多くの意見を収集した.その結果, 提供するすべてに機能に対して総じて肯定的な意見が得られた.その一方で, 手書きの文字をそのまま送りたくないとの意見も得られ, 文字認識機能の必要性が示された.
著者
緒方 博司 林 泰夫 上村 光治 泉 清治 外園 不二夫 小糸 博文 伊達 徹 田中 宏明 高木 茂
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.1197-1202, 1991-03-25 (Released:2010-02-25)
参考文献数
8

Since 1984, we have performed osteosynthesis for intertrochanteric fracture of the femur using CHS method.79 Compression Hip Screws and 12 Captured Hip Screws were used for 46 stable and 45 unstable intertrochanteric fractures of the femur.The mean age was 77.9, ranging from 61 to 96 years.Among 91 patients, 8 patients could not walk even before the injury. 62 patients out of the remaining 83 patients (74.7%) were discharged with one cane gait.The major symptoms of 62 patients who could walk postoperatively were knee pain (25.8%) and thigh pain (9.7%).The major radiographic findings of those 62 patients were shortening of the neck more than 5mm (25.8%). But the shortening of the neck and the knee pain don't seem to correlate to each other.21 patients out of 83 patients (25.3%) were not able to walk on one cane. But systemic complications seemed to be the main causes in more than half of those 21 patients.
著者
谷口 弘一 田中 宏二
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大学教育学部紀要. 教育科学 (ISSN:13451375)
巻号頁・発行日
vol.75, pp.45-52, 2011-03-01

This study examined the effects of support reciprocity in the relationships with principals and colleagues on self-efficacy and burnout among teachers. The respondents wore 122 school teachers (51 elementary school teachers, 9 junior high school teachers, 44 senior high school teachers, 17 teachers of school for the disabled, and 1 unidentified by school). They completed measures of social support exchange in the relationships with principals and colleagues, measurements of self-efficacy in student guidance, course instruction, and job relations, and a burnout assessment with a Japanese version of the Maslach Burnout Inventory. Teachers, support reciprocity in the relationships with principals related significantly to their self-efficacy in course instruction and job relations, and marginally significantly to their self-efficacy in student guidance. Results also indicated that teachers, support reciprocity in the relationships with colleagues correlated significantly with their self-efficacy in course instruction and marginally significantly with emotional exhaustion.
著者
田中宏 著
出版者
子安農園出版部
巻号頁・発行日
1923