著者
中里 浩明 井上 徹 田中 国夫
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.109-117, 1975-07-30 (Released:2010-07-16)
参考文献数
17
被引用文献数
2 2

The determining effect of personality similarity upon interpersonal attraction was investigated. (1) As for extraversion, 60 Ss assigned as extraverts or introverts rated 2 standard strangers, one extraverted and the other introverted on interpersonal judgment scales. They all were attracted the extraverted stranger as a whole. (2) As for need, complementarity as well as similarity hypothesis was examined. Another 80 Ss rated 2, nurturant and succorant strangers. Similarity effect was evident on nurturance, but not explicit on succorance. And complementary effect was only slightly found. Thus, the mediating factors underlying between personality similarity and attraction are reasoned. The functioning of the affective value of infomation is such.
著者
田中 幹子 黒川 大輔 村上 安則
出版者
東京工業大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究では、古代魚の鰭が四肢へと進化したプロセスを解明することを目的として研究を行った。その結果、鰭から四肢への過程において、前側領域と後側領域のバランスが大きくシフトして「後側化」すること、この過程には前後軸パターンを制御する Gli3 の発現制御領域の機能の変化が関連することを明らかにした。さらに、サメの鰭を人為的に「後側化」すると、鰭の3本の基骨が 1本になることを実証した。神経パターンについては、神経ガイダンス因子のSema3A の発現様式の変化が四肢神経の多様性を生み出すことが示された。筋肉パターンについては、従来報告されていた形式とは異なる形式で、鰭の筋肉が進化したことが示された。
著者
末丸 克矢 山下 梨沙子 武市 佳己 山口 巧 公平 恵崇 岡本 千恵 五十崎 俊介 井門 敬子 田中 守 三好 裕二 守口 淑秀 池川 嘉郎 荒木 博陽
出版者
日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.139-145, 2006
参考文献数
8
被引用文献数
11 18

We have been conducting a four-week practical hospital training course incorporating experience-oriented programs for fourth-year undergraduate students at Ehime University Hospital. There are 17 such programs in the curriculum among them instruction in the self-administration of insulin and bronchial asthma inhalers, nutrition support, drug counseling training using case-based learning procedures and role-play practice (CBL practice), and evidence based medicine (EBM practice) based on the provision of drug information. Self-learning exercises were devised for CBL and EBM practices. At the end of the practical hospital training course, we conducted a questionnaire survey concerning understandability, extent of previous understanding, training time, necessity of each program and degree of satisfaction with it. Analysis of the responses showed that student satisfaction with the practical training program was positively and significantly correlated with understandability (r=0.756, p<0.01) and degree of experience received (r=0.538, p<0.05). However, there was no correlation between satisfaction and previous understanding, training time or necessity. These results suggest that the experience-oriented programs enhanced students' understanding of the hospital practical training and also increased their satisfaction with it.
著者
梶原 裕二 山川 さやか 田中 渚
出版者
京都教育大学
雑誌
京都教育大学紀要 (ISSN:03877833)
巻号頁・発行日
vol.109, pp.1-8, 2006-09
被引用文献数
1

組織の観察実習は生物の体制を理解するのに必要な実習である。今回,新たにハツカダイコンの発芽種子を用いて,双葉の組織を観察する実習を開発した。軟らかい双葉をブロッコリーの茎に挟んで薄切した後,プロピディウム・イオディンで核を蛍光染色して観察した。発根種子はほぼ播種3 日後には子葉は本来の大きさになり,6 日後には幼軸の成長を終える。播種12 日後には,子葉が一部黄色化し始め,15 日後には本葉が出現する。組織の観察から,播種5 日後の子葉では約10% の細胞が核を含んでいなかった。核をもたない細胞の割合は増加し,播種後25 日では約50%,播種後30 日には約90% の細胞で核が確認できなかった。本研究から,植物の生活史の時間経過に伴う組織の動的な変化を,子葉の老化という視点で捉える身近な実習が開発できた。Observations of the tissues in living organisms is important to study their own structures. Using the seedings of Japanese radish, we have developed an experiment to observe the tissues of the cotyledons. Soft cotyledons are inserted into the stem of the broccoli, then the cotyledon are sliced into thin sections. The nuclei of the sections stained with propidium iodine are observed under a fluorescent microscope. Cotyledons and seeding are grown within 3 days and 6 days after sowing, respectively. Cotyledons changed their color at 12 days after sowing, a leaf appeared at 15 days after sowing. Histological observations showed that 40 % of cells without nucleus at 3 days after sowing, the rates of those were increased with days. Finally, all cells of the cotyledon had no nuclei. Thus, the present experiment was good for the histological observations of the senescence in the plants.
著者
芦澤 清音 浜谷 直人 田中 浩司
出版者
一般社団法人 日本発達心理学会
雑誌
発達心理学研究 (ISSN:09159029)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.252-263, 2008
被引用文献数
2

本研究は,ある自治体における発達臨床コンサルテーション理論(浜谷,2005)に基づいて行った巡回相談を対象として,幼稚園への巡回相談の支援機能と構造を明らかにし,支援モデルを提示することを目的とした。その際,保育園への巡回相談を参照しながら,幼稚園と保育園の支援ニーズの違いによって,支援機能にどのような違いがあるかを明らかにし,その違いによる支援のあり方を考察した。研究1で,教諭らへのインタビューによる巡回相談の評価をもとに33項目からなる質問紙を作成した。教諭等の巡回相談に対する評価を因子分析した結果(N=110),「保育方針」「関心意欲」「対象児理解」「保護者理解」「協力」の5つの支援機能が見出され,幼稚園独自の機能と保育園と共通の機能が明らかになった。研究2で,典型的な一事例に関して,担任らと園長に対して行ったグループインタビューを分析し,対象児理解に基づく関心意欲の高まり,及び,園内協力体制の形成が幼稚園巡回相談の支援構造の中核をなし,それを支援する相談員の専門性が考察された。
著者
柳井 啓司 田中 哲朗 武市 正人
雑誌
情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.13(1995-ARC-116), pp.55-60, 1996-01-26

関数型言語向きアーキテクチャを持つプロセッサを,1万ゲート相当のFPGAを用いて実現した.本プロセッサは通常命令を実行するノーマルモードと関数型言語実行のためのリダクションモードの2種類の実行モードを持つ.リダクションモードでの実行を使用頻度の高い5つコンビネータにとどめ,他のコンビネータをノーマルモードで実行するという方針で設計をした結果,少量のハードウェアの追加で製作でき,ノーマルモードのみの実行と比較して5倍程度の速度の向上が確認された.
著者
新井 智 田中 政宏 岡部 信彦 井上 智
出版者
日本獸医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.60, no.5, pp.377-382, 2007-05-20
参考文献数
20

世界保健機関(WHO)の勧告によると、犬の狂犬病は流行している地域の犬の70%にワクチン接種を行うことによって排除または防止できるとされている。近年、Colemanらは米国、メキシコ、マレーシア、インドネシアで報告された犬の狂犬病流行事例を利用した回帰分析の結果から犬の狂犬病流行を阻止できる狂犬病ワクチン接種率の限界値(Pc)の平均的な推定値を39-57%と報告している。しかしながら、上限95%信頼限界でのPcの推定値は55-71%であり、ワクチン接種率が70%の時に96.5%の確率で流行を阻止できるとしている。理論的にはPcが39-57%の場合でも流行の終息が可能と報告されているが、公衆衛生上の観点から流行を長引かせないで被害の拡大を最小限に押さえるためには、狂犬病の発生を的確に発見して流行を迅速に終息させる追加施策が必要になると考えられる。
著者
土田 紀之 大倉 誠史 田中 孝明 田路 勇樹
出版者
一般社団法人 日本鉄鋼協会
雑誌
鉄と鋼 (ISSN:00211575)
巻号頁・発行日
vol.103, no.10, pp.597-605, 2017 (Released:2017-09-30)
参考文献数
39
被引用文献数
3

High-speed deformation behavior and their strain rate dependence on mechanical properties of 1 GPa-grade TRIP-aided multi-phase (TRIP) steels were studied. The strain rate range in this study was between 3.3×10–6 and 103 s–1, and the effect of retained austenite (γR) shapes on TRIP effect in the 1 GPa-grade TRIP steel was also focused on. The effects of strain rate on tensile strength and flow stress in the TRIP steels were small whereas that on uniform elongation was large. The strain rate dependences on tensile strength and uniform elongation in the TRIP steels were more closely to those of the metastable austenitic stainless steels than the conventional TRIP and dual-phase steels. The 1 GPa-grade TRIP steel with the γR shape of needle-like showed better tensile properties and absorbed energy in the present strain rate range. The volume fraction of γR more than 20% and the matrix microstructure of martensite seem to be important factors in the high-strength TRIP steels.
著者
荒井 克俊 田中 敦 楠 忠夫 鈴木 亮
出版者
日本水産増殖学会
雑誌
水産増殖 (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.42, no.4, pp.585-591, 1994-12-20 (Released:2010-03-09)
参考文献数
23

シマドジョウ四倍体種族, 二倍体種族, およびドジョウ間の雑種のPGM, IDHP-2, LDH-1, AAT-1遺伝子座におけるアロザイム発現を調べ, 雑種性と倍数性を検討した。その結果, シマドジョウ四倍体種族と他二者との種族間, 属間交雑の子孫は, 三倍体に特有な異型接合遺伝子型を示し, 三倍体雑種であることが判った。一方, シマドジョウ二倍体種族とドジョウとの属間交雑子孫は二倍体型の異型接合遺伝子型を示し, 二倍体雑種であることが判明した。
著者
田中 純
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

ヴァルター・ベンヤミンやアビ・ヴァールブルクといった思想家たちが草稿などにおいて用いた、学術的言語表現と図像との中間的存在であるダイアグラムについて比較研究を行ない、徴候的知の表われとしてのダイアグラムが共通して有する規則性やその文化的背景を分析した。また、W・G・ゼーバルトの小説に数多く挿入されている写真を一種のダイアグラムとして考察し、それらが徴候的知としての歴史的記憶を喚起していることを明らかにした。

1 0 0 0 OA 燕窩集説

著者
田中, 芳男
出版者
巻号頁・発行日
1865
著者
田中 綾乃
出版者
東京女子大学
雑誌
東京女子大学紀要論集 (ISSN:04934350)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.23-39, 2008-09

This article considers the relationship between faith and knowledge in Kantian philosophy in the 18 century. Philosophy in the early stages was regarded as anchilia filia (maidservant) to theology. But in the modern age, a wedge was driven between philosophy and theology, and the former established itself as an independent field. As a result, the faith-knowledge problem became a new issue comprehended within the realm of philosophy.Kant argued, in his introduction to the 2nd version of Critique of Pure Reason (1787), that "Ich musste also das Wissen aufheben, um zum Glauben Platz zu bekommen" (I have therefore found it necessary to deny knowledge, in order to make room for faith). In order to explore the significance of this statement, I will first focus on the relationship between faith and knowledge in The Impossibility of an Ontological Proof of the Existence of God in Critique of Pure Reason, where Kant exposes the fallacies in all the theoretical proofs of God's existence, and shows that God's existence cannot be demonstrated. Then, I will analyse the concept of Kant's Vernunftglauben (reason-faith), and clarify the issues of christianity and knowledge in Kantianism. Finally, I will distill Kant's concept of religion and Christianity from Religion, written in 1793.本稿では、18世紀のドイツの哲学者カントにおける信仰と知の関係を考察する。かつて哲学は「神学の侍女」と呼ばれていたように、哲学は神学の手段として機能していた。だが、近代に入り、神学と哲学の間に楔が打ちこまれ、信仰と知の問題は哲学内部の問題として新たに呈示されることになる。カントのこの言葉は一体どのようなことを意味するのであろうか。本稿では、このことを明らかにするために、まず、1) カントの「神の存在論的証明」の批判を概観することで、『純粋理性批判』において示された信仰と知の関係を確認する。次に、2) カントの「理性信仰」の内実を明らかにし、カントにおける信仰と知の問題を考察する。最後に、3) カント自身は、宗教およびキリスト教をどのように捉えていたのか、そのことを『単なる理性の限界内の宗教』(1793年)から導く。
著者
福岡 岳美 花岡 農夫 李 力行 大内 慎一郎 田中 雄一 瀬戸 泰士
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.61, no.7, pp.1816-1819, 2000-07-25 (Released:2009-02-10)
参考文献数
10

81歳の女性で, 1年前から痴呆症状がみられていた. 10日前から腹痛があり,腹満感が増強してきたため当院を受診した.腹部の筋性防御が著明で,腹部単純X線写真,腹部CT検査で遊離ガス像を認めた.消化管穿孔の診断で緊急開腹術を行い,腹腔内には混濁した腹水を認め,下行結腸からS状結腸にかけて異物により多発穿孔を起こしていた.左結腸切除,洗浄ドレナージ,および横行結腸人工肛門造設を行った.切除した結腸にはビニール製の紐が充満しており,後に,患者がビニール製のゴザを蕎麦と思い食べたことがわかった.異食は痴呆の1症状であるが,痴呆患者は訴えが乏しく,重篤な状態になってから受診するため注意を要する.痴呆老人が腹痛を訴えて受診した場合は,異食の可能性も念頭に入れて,診察にあたる必要があると思われた.
著者
松本 弘紀 角田 初恵 夏堀 裕之 原田 利佳子 田中 光郎
出版者
一般社団法人 日本小児歯科学会
雑誌
小児歯科学雑誌 (ISSN:05831199)
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.405-411, 2007

少子化と齲蝕罹患者率の減少という社会状況において当小児歯科に求められている役割の現状を把握し,的確に対応する方策を検討するために,平成13年4月から平成17年年3月までの5年間に本学小児歯科外来を受診した全初診患児の初診時の問診表およびカルテをもとに実態調査を行い,以下の結果を得た.<BR>1.初診患児数は3歳から7歳が多かった.これは,歯科疾患実態調査の結果に比べて,一人平均齲蝕歯数が多い年齢層であり,また齲蝕を主訴として来院する比率も高かったことから,治療に対する協力性が乏しく,治療が困難であるために当科を受診した患児が多かったためと推測された.<BR>2.患児の居住地は盛岡市内と近郊で62.6%を占めていたが,その他の地域から来院する患児では50.8%と紹介率が高く,当科の北東北地区における二次・三次医療機関としての役割を示唆していた.<BR>3.当科への紹介患者は全初診患者の38.7%であり,平成13年度から平成17年度にかけて,21.6%増加した.開業医からの紹介と医学部からの紹介に増加傾向が認められ,この結果も当科の二次・三次医療機関としての位置づけが示されていた.<BR>4.初診時の主訴は齲蝕処置が40.6%で最も多く,次いで歯列咬合18.4%,診査希望13.0%,外傷10.6%の順であった.これは大学病院小児歯科にはいまも低年齢児や非協力児に対しての齲蝕処置が患者からも開業歯科医師からも求められているためと考えられた.<BR>5.年齢別一人平均齲蝕歯数(乳歯)は,平成17年歯科疾患実態調と比較して,殆どの年齢において実態調査の一人平均齲蝕歯数を上回っており,5歳以下ではその傾向がさらに明確に認められた.年齢別一人平均齲蝕歯数(永久歯)は,平成17年歯科疾患実態調査と比較して,10歳以上の年齢において実態調査の一人平均齲蝕歯数を上回っていた.また未処置歯分類(乳歯)ではC2,C3を持つ者の割合が多かった.
著者
田中 翔 柳澤 政生 戸川 望
雑誌
研究報告システムLSI設計技術(SLDM)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.4, pp.1-6, 2012-02-24

半導体の微細化技術の向上に伴い,ソフトエラーによる信頼性低下が問題となっている.そのため,LSI にエラー検出機能を組み込むフォールトセキュア設計の必要性が高まっている.一方,微細化技術の向上によりゲート遅延より配線遅延が支配的となったため,高位合成段階で配線遅延を予測する必要が生じている.配線長が不定である従来のレジスタ集中型アーキテクチャに対し,レジスタをチップ内に均等に配置することで配線長を一定とする RDR アーキテクチャが提案されている.本稿では RDR アーキテクチャを対象とした,部分 2 重化によるフォールトセキュア高位合成手法を提案する.提案手法では入力 CDFG の演算ノードを一部 2 重化することで,レイテンシ制約内で信頼性を最大化する.RDR アーキテクチャで生じる空き領域をフォールトセキュア設計に利用することで面積効率を向上させると同時に,2 重化可能な演算ノード数を増加させる.続いて,挿入比較ノード数を最小化するスケジューリング・バインディングを行うことで余分な演算器動作を抑制し,信頼性向上を図る.計算機実験により提案手法は,フォールトセキュア設計を利用しない手法と比して最大 57% 信頼性を向上させるフォールトセキュア高位合成が可能であることを確認した.As device feature size decreases, the reliability improvement against soft errors becomes quite necessary. A fault-secure system, in which concurrent error detection is realized, is one of the solutions to this problem. On the other hand, the average interconnect delay exceeds the gate delay which leads to the timing closure problem. By using regular-distributed-register architecture (RDR architecture), we can estimate interconnection delays very accurately and influence of their interconnect can be much reduced even in the behavioral level. In this paper, we propose a partial redundant fault-secure high-level synthesis algorithm for an RDR architecture. In fault-secure high-level synthesis, a re-computation CDFG a part of normal-computation CDFG must be scheduled and bound to functional units. Firstly, our algorithm re-uses vacant areas on RDR islands to allocate new function units additionally for the re-computation CDFG.Secondly, we propose a scheduling algorithm which minimize the number of insert comparator nodes. We show the effectiveness of the proposed algorithm through experimental results. Our algorithm reduces the soft error rate by an average of 57% compared with the non fault-secure approach.