著者
大塚 裕之 西井上 剛資
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿児島大学理学部紀要 地学・生物学 (ISSN:03854019)
巻号頁・発行日
no.13, pp.p35-76,図4p,図3枚, 1980-12
被引用文献数
3
著者
荒川 文男 小沢 基一 西井 修 服部 俊洋 吉永 健 林 伴一 清重 賢一 岡田 崇 西堀 雅和 児玉 征之 亀井 達也 石川 誠 入田 隆宏 新田 祐介 平岡 徹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.67, pp.13-18, 2004-05-14
参考文献数
12

SuperHアーキテクチャの組込みプロセッサコアを130 nm CMOS プロセスで開発した.ワースト条件で400MHz動作し, 250mWで720MIPSのドライストーン性能, 2.8GFLOPSの浮動小数点ピーク性能,及び36Mポリゴン/秒の基本グラフィクス性能を達成した.プロセッサコアは2命令同時発行の7段パイプライン構成で,前世代の5段パイプライン構成の約1.5倍の動作周波数を達成しながら,前世代と同等の方式性能1.8MIPS/MHzを達成した.また,様々なアプリケーションの幅広い要求に応えることができる柔軟性を持ち,特に携帯電話,デジタルカメラ,カーナビゲーションシステム等のデジタル家電に適している.
著者
宗村明子 藤崎公達 成田雄一 鈴木拓也 馬場玲子 毛利悦子 西井優瑠
出版者
社団法人 日本理学療法士協会関東甲信越ブロック協議会
雑誌
関東甲信越ブロック理学療法士学会 (ISSN:09169946)
巻号頁・発行日
vol.35, 2016

<p>【はじめに】症例は夜勤業務に就労しており,治療継続に問題が山積していた.症例に対し多職種が関わることで,身体機能や治療へのモチベーションの向上と治療効果の一助となったので報告する.</p><p>【症例・経過】50 歳代男性.健康診断で高血糖を指摘され当院受診,血糖コントロール不良にて糖尿病と診断され,初めての糖尿病教育入院となる.症例は夜勤業務に就労しており,昼夜逆転の生活を約20 年続けていた.入院初期より運動や治療に対するモチベーションが低く受動的であった.理学療法介入,多職種との情報共有,各職種による個別指導を行った.なお,症例に対し主旨を文章にて説明し記名による同意を得た.</p><p>【方法】運動指導,生活スタイルの聴取により退院後の運動プランの作成を行った.また,看護師によるインスリン自己注射指導,栄養士による栄養指導,薬剤師による薬剤指導,作業療法士による精神・心理面への介入,カンファレンスで多職種と情報共有を行った.そして,退院後は外来受診時に経過確認を行った.</p><p>【結果】入院時体重:63kg から60kg へ減量,入院時HbA1c:9%から6.6%へ改善し,3kg の減量,血糖コントロールの改善の一助となった.また,作業療法士の介入により,精神・心理面の変化があり,治療へのモチベーションの向上がみられ,運動介入においても自らプランを立て,退院後継続することが出来た.</p><p>【考察】理学療法介入に加えて,多職種との情報共有,各職種による個別指導を行った.結果,治療へのモチベーションの向上が確認され,自ら夜勤帯から昼間の仕事へ変更するなど,治療に前向きに取り組む姿勢が見られた.多職種協同で関わることで,専門的視点から,患者の異なる生活スタイルに合わせたアプローチが可能となる.そして,身体機能の変化や血糖コントロールの改善,治療へのモチベーションの向上により,患者自身も生活スタイルの変更を行い,治療へ前向きに取り組むことが出来,多職種協同で関わる重要性を再確認する一例となった.</p>
著者
西井 一郎
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, pp.176-184, 2009-03-01 (Released:2011-06-27)
参考文献数
31

きれいな球状をした緑藻ボルボックスは,生物の教科書にもよく掲載されており,名前と形を連想できる方は多いかもしれない.現在,モデル生物としてゲノム配列の解析が行なわれているボルボックスの発見は,レーウェンフックまで遡る.ここでは,この種の研究の歴史と生活環を紹介し,そしてボルボックス胚の形態形成運動の分子機構について紹介する.
著者
佐川 元保 中山 富雄 芦澤 和人 負門 克典 小林 健 櫻田 晃 佐藤 雅美 澁谷 潔 祖父江 友孝 竹中 大祐 西井 研治 原田 眞雄 前田 寿美子 丸山 雄一郎 三浦 弘之 三友 英紀 村田 喜代史 室田 真希子
出版者
特定非営利活動法人 日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.60, no.7, pp.929-935, 2020-12-20 (Released:2020-12-28)
参考文献数
2
被引用文献数
1

「肺がん検診の手引き」は2020年に大幅な改訂を行った.この稿では特に重要と思われる「胸部X線検診の読影医の条件」と「症例検討会の実施」に関して背景とねらいを解説する.2017年版の読影医の基準はわかりにくいという批判が多くの自治体職員から寄せられており,改訂が必要であった.2020年版では,「症例検討会等におおむね年に1回以上参加すること」を条件とするとともに,上級医には読影経験も条件とした.「症例検討会」を実施する場合の留意点に関しても併せて述べた.本稿が今後の肺がん検診の精度管理に役立つことを望みたい.
著者
タァンクァン ファン 山本 純一 西井 一輩 福井 知宏
雑誌
第81回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, no.1, pp.285-286, 2019-02-28

昨年のGallup社の従業員エンゲージメント調査レポートの発表以降、産業界では従業員エンゲージメントへ注目が高まっている。我々の先行調査では、感謝が従業員エンゲージメントを向上させる要因であることが示唆された。本研究では、感謝と従業員エンゲージメントの関係を分析するための実験を行った。実験では、企業にて感謝を送受信できるアプリを3か月間利用してもらい、その前後で独自の調査票(働きがい・上司関係・同僚関係・組織文化の4因子)でエンゲージメントを測定した。結果として、感謝の送受信データと従業員エンゲージメントの上司関係の変化に相関が見られた。
著者
西井 稜子 松岡 憲知
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集 2008年度日本地理学会春季学術大会
巻号頁・発行日
pp.114, 2008 (Released:2008-07-19)

はじめに 重力性変形地形として認識されている山向き小崖や山上凹地は,大規模崩壊・地すべりの前兆現象の一つとして指摘されており,災害対策の点からも注目されている.しかし,前兆現象として認識されているこれらの地形が崩壊へ移行する過程は,観測事例が少なく,詳細はわかっていない.本研究では,崩壊発生直後に形成されたテンションクラック群を含む岩盤斜面を対象に,変形過程を明らかにすることを目的とする.調査地 調査地は,赤石山脈・間ノ岳の東斜面に位置するアレ沢崩壊地頂部である.一帯の地質は,四万十累帯白根層群の砂岩頁岩互層からなる.主稜線周辺には,岩盤の重力性変形を示す山上凹地や山向き小崖が数多く分布している.一部の山向き小崖を切って存在するアレ沢崩壊地では,2004年5月に岩盤崩壊(推定約15万m2)が発生した.この崩壊によって,崩壊した斜面の直上部とその周囲には多数の小規模なテンションクラックが形成された.観測を行っているのは,崩壊地頂部にあたる標高約3000 mの岩盤斜面上である.調査方法 岩盤斜面に27の測点を設置し,2006年10月~2007年10月までの計5回,トータルステーションによる測量を行った.幅約10 cmのクラックには変位計を設置し,降水量,地表面温度の通年観測も同時に行った.結果および考察 変位計の観測結果から,幅約10cmのクラックは,融雪期にのみ3mm程の急激な変位が認められ,季節変動を示した.一方,岩盤斜面全体の変形は,大きく2タイプに分かれる.岩盤斜面上に存在する比高3~5m,長さ60m程の谷向き小崖を境に,下部斜面では,崩壊地へ向かって加速的に変位が進行しており,年間変位量は約50 cmを示した.小崖より上部斜面では,年間変位量は約10cmを示した.したがって,谷向き小崖を境にスライドが生じ,割れ目が拡大していることが推定された.また,ひずみが大きいことから,近い将来崩壊する可能性のある不安定領域が拡大していると推測される.
著者
廣安 知之 西井 琢真 吉見 真聡 三木 光範 横内 久猛
雑誌
研究報告数理モデル化と問題解決(MPS)
巻号頁・発行日
vol.2010-MPS-80, no.24, pp.1-6, 2010-09-21

本研究では,2 本以上の時系列データに対して類似部分の抽出手法を提案している.提案手法は,時系列データを再量子化し,文字列検索アルゴリズムを用いて類似部分を抽出する方法である.文字列検索アルゴリズムには,相同性検索を利用する.相同性検索を利用することで,将来,既存の並列アルゴリズムを利用することで高速に処理が可能である.数値実験を通じて,再量子化手法の違いによって抽出される類似部分にどのような差異が生まれるか検討した.また,既存の時系列データの距離測定手法である DTW とどの程度一致する類似部分を抽出するのかについて検討した.実データへの適用として,fNIRS を使った脳機能実験を行い,提案手法による時系列データの抽出を試みた.
著者
松岡 憲知 今泉 文寿 西井 稜子
出版者
公益社団法人 東京地学協会
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.122, no.4, pp.591-614, 2013-08-25 (Released:2013-09-11)
参考文献数
127
被引用文献数
5 6

This review paper synthesizes geomorphic dynamics, sediment transport and resulting natural hazards in mountains of the southern Japanese Alps and their drainage basins, where climatic and geological situations produce highly active landform dynamics. In alpine areas above the timber line, shallow diurnal freeze-thaw action operating in the thin topsoil produces small-scale periglacial forms, and gravitational spreading leads to numerous sackung features where snow-melt and heavy rain in places promote rockslides. In subalpine and montane areas, deep-seated landslides originate from fractured sedimentary rocks, deep V-shaped valleys, and heavy rain, while shallow landslides continue with historical forest clearance. Continuous slope failures prevent vegetation recovery and maintain debris input to valleys. Steep valleys contribute to high-density debris flows. Frequent or repetitive occurrences of these mass movements promote continuous denudation of slopes, rockfall accidents along hiking trails, and sedimentation at artificial dams. They occasionally cause significant hazards to villages further downstream. Predicting and mitigating slope hazards require distinguishing among annual, low-magnitude processes, episodic high-magnitude processes and geomorphic changes associated with long-term climate change.
著者
細谷 和海 西井 啓太
出版者
近畿大学農学部
雑誌
近畿大学農学部紀要 = Memoirs of the Faculty of Agriculture of Kinki University (ISSN:04538889)
巻号頁・発行日
no.36, pp.73-130, 2003-01-01

Biological articles about so-called black basses, viz., the largemouth bass Micropterus salmoides and smallmouth bass M dolomieu, were compiled in a bibliography. Black basses are typical invasive alien fishes transplanted from North America, and constitute a serious biohazard in Japanese freshwaters. The bibliography lists approximately 500 articles including scientific papers, reports, and other miscellaneous printed materials, which are classified into seventeen specifically ordered subjects both in English and Japanese. This bibliography aims to provide necessary information to the persons such as scientists, conervation officers, and volunteers concerned about the bass problem, to help them to understand it the problem objectively, and to promote the eradication or control of alien basses in Japan.
著者
中村 匡孝 任 智美 西井 智子 前田 英美 阪上 雅史
出版者
日本口腔・咽頭科学会
雑誌
口腔・咽頭科 (ISSN:09175105)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.67-71, 2019 (Released:2020-03-31)
参考文献数
7

症例は65歳,男性.味覚異常を主訴に当科受診,味覚機能検査において左側に優位な味覚機能低下を認めた.左顔面の知覚低下,舌のしびれを認め,頭痛の増悪もあったため頭部造影MRIが施行された結果,肥厚性硬膜炎と診断された.ステロイドパルス療法を施行され,開始後数日で味覚異常は消失し,味覚検査も正常範囲となった.画像所見や症状,味覚検査より本症例では左側の鼓索神経と舌咽神経の障害と判断された.一側性味覚閾値上昇,かつ複数の脳神経症状が認められる場合は中枢性疾患を積極的に疑う必要があり,本症例では頭部造影MRIが有用であった.
著者
土井 勉 三星 昭宏 北川 博巳 西井 和夫
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.565-570, 1994
被引用文献数
6

<p>THE PURPOSE OF THIS PAPER IS TO IDENTIFY IMAGES OF THREE PRIVATE RAILROAD LINE AREAS IN KANSAI; HANKYU, KINTETSU, AND NANKAI RAILS. WHILE IMAGE OF THE AREA IS DETERMINED BY A VARIETY OF COMPONENTS CONCERNING NOT ONLY NATURAL BEAUTY BUT ALSO SOCIO-ECONOMIC ACTIVITY, THESE RAILS ARE REGARDED TO PLAY AN IMPORTANT ROLE ON THE IMAGE FORMATION. IN THIS PAPER, FORCUSING ON THE IMAGES ASSOCIATED BY THE COMMON AND PROPER NOUNS, HOMOGENEITY AND HETEROGENEITY IN IMAGE AMONG THREE RAIL AREAS ARE EXAMINED EMPIRICALLY THROUGH THE IMAGE MAPPING. SEMETIC DIFFERENTIAL METHOD WILL BE ALSO APPLIED TO DESCRIBE THE FACTORS AFFECTING THE FORMATION OF THE AREA IMAGE.</p>
著者
梅崎 健夫 河村 隆 河野 剛志 河崎 彰 野村 忠明 大寺 正志 藤森 徳雄 細野 武久 西井 淳 境 大学 松永 斉 岡村 昭彦 近藤 誠二
出版者
国際ジオシンセティックス学会 日本支部
雑誌
ジオシンセティックス論文集 (ISSN:13446193)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.119-126, 2008 (Released:2008-12-13)
参考文献数
14
被引用文献数
1 1

湖沼などの閉鎖性水域では富栄養化に伴う水質汚濁や悪臭などが問題となっており,その対策として,排水中の窒素・リンの規制や下水道の整備が推進されているが,あわせて水域内の浄化対策がさらに必要である.本文では,ジオテキスタイルと天然ゼオライトを用いた人工なぎさを提案する.人工なぎさは,天然ゼオライトとそこで生成される生物膜の浄化効果を期待して,天然ゼオライトもしくは玉砂利を充填したジオテキスタイル製大型土嚢と透水シートにより湖岸に囲繞堤を築造し,堤内に天然ゼオライトを敷設するものである.諏訪湖湖岸において実施した実証実験について論じ,現地調査および水質調査の結果に基づいて,提案法の有効性を示した.
著者
土田 一樹 石田 貴子 石川 哲夫 齋藤 理 西井 亜紀
出版者
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
雑誌
医学検査 (ISSN:09158669)
巻号頁・発行日
vol.66, no.2, pp.110-116, 2017-03-25 (Released:2017-03-29)
参考文献数
11

国内の糖尿病患者数が増加傾向にある中,血糖自己測定(self-monitoring of blood glucose;以下,SMBG)器は患者自身による日常的な血糖コントロールの手段として,ますます重要性を増している。メーカー各社から販売されているSMBG器の多くは,2013年に改訂されたISO15197に準じて精度向上が図られているが,それらの測定値には機種間差が存在することが報告されている。そこで今回,医療スタッフが正しい知識を基に機種選択を行い,患者が安心してSMBG器を使用できる環境整備に貢献するべく,SMBG器7機種を用いて精度試験を実施し,新ISO15197(2013年)の基準に沿って基本性能を評価した。