著者
安岡 孝一 山崎 直樹 二階堂 善弘 師 茂樹 クリスティアン ウィッテルン 池田 巧 守岡 知彦 鈴木 慎吾
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

古典漢文の白文(句読点や区切りや返り点のない単なる漢字の列)に対し、形態素解析をおこない、品詞情報つきの形態素に分解するシステムを構築した。また、形態素解析に必要な古典漢文コーパスと古典漢文辞書を、汎用の形態素解析エンジンMeCabに即した形式で作成し、WWWで公開した。これらと合わせ、古典漢文コーパスを構築するためのツール群も作成し、同じくWWWで公開した。
著者
鈴木 武晴
出版者
山梨英和大学
雑誌
日本文芸論集 (ISSN:02874679)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.50-83, 1988-03-10
著者
佐藤 健 鈴木 明夫
出版者
東京農工大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

本研究は、マルチメディアを用いた外国語としての英語教育の効果を最大化することを目的とし、文字、音声両方における英語テキストの意味理解を促進するために開発したアプリケーション(2次元/3次元アニメーションを用いた語彙学習アプリケーションと、解答時間制限機能が付いた語彙学習アプリケーション)が、実際に利用者のリーディングやリスニング活動を通した英語テキスト理解を促進するかについて、研究期間中様々な設定の元で実証的に検証を行ってきた。結果としては、1)イメージを用いた語彙学習アプリケーションは、語彙学習そのものを促進するだけでなく、学習した語彙を含むリーディング、リスニング両方のテキスト理解を促進するが、イメージのマルチメディア化による差異(2次元アニメーションと3次元アニメーション)は見られなかった。また、2)英単語の意味想起の自動化を補助する時間制限機能付き語彙学習アプリケーションは、単語の意味想起の自動化を促進するだけでなく、学習した単語を含むリーディングのテキスト理解も促進することが分かった。これらの研究成果は国内外の学会で発表し、また研究論文として公表することができた。実際の教育利用を想定した上での教材開発と効果検証を行った結果、マルチメディアの言語教育が持つ意義を再度認識させることが出来たという意味で、本研究は成功であったと判断することが出来る。
著者
鈴木 利彦 水島 梨紗 辻 建一
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

[I]英語母語話者が用いるスピーチアクト遂行のための語彙、文法、会話レベルの方策の研究を進め、[II]日本の英語教育に応用するための教材と教授法の研究・開発、そして本テーマに関する中高英語教員の現状と意識の調査を行い、[III]大学英語教材と既存の英語コーパスでのスピーチアクトの扱いに関して研究を実施し、[IV]日本人の英語(中間言語)スピーチアクト遂行能力の調査を[II]に付随する形で実施し、[V]日本語スピーチアクトに関してデータを収集し、その特徴を解明するための研究を行った。
著者
神津 武男 黒石 陽子 井上 勝志 久堀 裕朗 鈴木 博子
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

江戸時代・近世期の「人形浄瑠璃文楽」(義太夫節成立以後の人形芝居)の上演記録は、『義太夫年表 近世篇』(八木書店。1979~1990年)の成果を最新とする。しかしその完結から20年余を経て、少なくとも四次の補正更新情報が別々に報告されている点が、利用上の障壁となりつつあった。本研究課題としては最も基本的な資料である「番付 ばんづけ」についてデータベース化を進め、一元的な情報検索を可能とすることに努めた。
著者
杉本 重雄 逸村 裕 佐々木 秀康 永森 光晴 原 正一郎 池内 淳 上保 秀夫 阪口 哲男 新保 史生 鈴木 誠一郎 柊 和佑 森嶋 厚行 吉村 和真
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2010

ネットワーク環境におけるコンテンツ情報基盤に関する総合的取組として(1) ディジタルアーカイブの連携性向上のためのメタデータスキーマレジストリ技術(2) 図書館,文書館等における頑健なディジタルアーカイブのためのメタデータモデル(3) ディジタルマンガ等の新しい形態のコンテンツのためのメタデータモデル(4) これらを総合的にとらえたディジタルアーカイブ間連携等の課題に関する研究を進め, 公開シンポジウム等の機会も通じて, ネットワーク環境におけるディジタルアーカイブの相互運用性, 利用性向上のための情報基盤に関する知見を得た。
著者
鈴木 武晴
出版者
山梨英和大学
雑誌
山梨英和短期大学紀要 (ISSN:02862360)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.1-31, 1988-12-15

1 0 0 0 OA 予作七夕歌論

著者
鈴木 武晴
出版者
山梨英和大学
雑誌
日本文芸論集 (ISSN:02874679)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.41-66, 1989-03-10
著者
鈴木 華代 小宮 一三 池田 弘明
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.61, no.7, pp.1017-1020, 2007-07-01

We present improved practical color filter array interpolation methods that use color correlation for use in digital cameras.Cost-effective digital cameras use a single-chip image sensor and subsequent interpolation processing to produce full-color images.Therefore,many type of sophisticated algorithms have been proposed to create high quality images.Their complicated algorithms make it difficult,however,for them to be implemented in digital cameras due to limited computing capacity or available processing time.Although existing interpolation methods that use a directional color correlation are very cost-effective,they result in color artifact on the edge of color boundaries.We propose two algorithms to resolve this problem.One is a constrained color correlation method that is achieved by adding constrained conditions.The other is the precious color correlation methods that uses a nonlinear filter.The proposed methods can eliminate the artifact regardless of any color correlation of the images.Experimental results confirm the effectiveness of these methods.
著者
鈴木 麻由美 田久 修 楳田 洋太郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.105, pp.55-60, 2009-06-18

近年,ワイヤレス通信において,さらなる高速大容量無線通信システムの検討が進められている.複数の中継局を用いて,空間ダイバーシチを獲得する協力通信では,各中継局が,送信局(Source)から情報を受信後,復調・再変調し,受信局(Destination)へと送信する.このような再生中継では,復調時に生じたビット誤りがDestinationに伝播することを避けるために,中継を中止する.しかし,中継が中止されると,送信信号数が減少するため,ダイバーシチ利得が低下するだけでなく,送信電力が低下する.そのため,Destinationにおける受信SNRは低下し,所要品質を達成できなくなる.本稿では,中継中止によって引き起こされた電力損を補償する方法を提案する.提案法は,他の中継局の中継中止を検波し,中継中止に伴う電力損を他の中継局が送信電力制御にすることで補償する.計算機シミュレーションにより,提案法の有効性を示す.
著者
増村 美佐子 小西 すず 鈴木 秋子 武本 妥賀世 塚本 悦子 西山 由貴子 吉村 有加 南部 征喜
出版者
武庫川女子大学
雑誌
武庫川女子大学紀要. 自然科学編 (ISSN:09163123)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.25-31, 2004

肥満の主婦を対象に減量教室を行なった.受講生の食生活の特徴は,好きな食べ物は「おやつ」「穀類」であった.「油物は控えめ」「うす味」「野菜を多め」に気をつけている人が多いが,実際には野菜の摂取量は不足していた.また,自己流で非科学的なダイエットの繰り返しをしており,健康に強い関心を持ち,断片的な健康情報に振り回され,健康食品を多量に摂取していた.以上を踏まえた指導の結果,体重は5ヶ月間で平均4.9kg減少した(平均減量率7.9%).減量率5%以上を「有効」とした場合の有効群は11名,無効群は4名であった.有効例では講座2回目からバランス型紙に基づいた食の改善がなされ,「三度の食事を大切に」「たんぱく系食品6品目」の実行がおやつの摂取に歯止めをかけていた.併せて「家族の協力」が見られた.減量がQOLの向上につながり,それが更なる「やる気」への動機付けとなっていた.無効例では「家族の協力不足」「調理技術の不足」が減量を妨げていた.しかし受講中の体重減少はわずか1kgであったが,「愁訴」の改善がみられ,受講後の継続指導により半年後に体重が2kg減少した.今後も,以上のような肥満主婦の特徴を踏まえつつ,長期にわたる支援対策,自分の問題点に気づいているが行動に移せない人へのアプローチ法が必要であることが示唆された.
著者
吉野 浩一 大野 範夫 鈴木 貞興 藤井 杏美
出版者
公益社団法人日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, 2008-04-20

【はじめに】<BR>立位バランスまたは歩行時の安定性に大きく関与していると考えられる足趾の機能を評価することは、下肢の疾患に対する理学療法を施行するうえで重要である。臨床上も立位バランス不良の症例において、足趾の開俳運動不全を呈していることをしばしば経験する。そこで今回、足趾開俳機能と足趾把持機能との関連性について検討したので報告する。<BR>【対象と方法】<BR>対象者は測定時に下肢に愁訴のない成人男性22名,44足を対象とした。平均年齢は29.2±4.5歳,平均身長172.3±5.3cm,平均体重66.5±6.6kgであった。足趾の開俳は足関節底背屈0°にて、自動運動で足趾の開俳が可能であるかを評価した。その際、代償運動排除のため足部のMP関節伸展に制限を加えた。可否の判定は足趾間の接触がなく開俳可能なものと定義した。その後、全被験者の足趾屈筋の筋力(把持力)を測定した。測定にはT.A.G.メディカル社製EZフォース(プロトタイプ)を使用し、自作の足趾把持用のバーを取り付け測定した。測定肢位は自然立位とし、片側に対し3回施行し両側の測定を行った。測定された数値(peak)は3回の平均値とし、体重で除し体重比で算出した。尚、測定された筋力は全足趾開俳可能群(以下開俳群)と非開俳可能群(以下非開俳群)に分け、開俳機能と足趾屈筋筋力との関係について比較検討した。統計処理にはマン・ホイットニ検定を用い危険率5%以下を有意とした。<BR>【結果】<BR>22名44足中、11名の両側22足に足趾の開排不全が認められた。開排不全の最も多かったのは4,5趾間で13足、ついで3,4趾間9足、2,3趾間5足、1,2趾間5足であった。尚、2趾間以上重複しての開排不全は10足であった。また、足趾把持筋力(体重比)の平均値は開排群0.146±0.03kg/BW、非開排群0.108±0.02kg/BWで(p<0.05)にて有意差を認めた。<BR>【考察】<BR>今回の実験において足趾開排の差における足趾把持筋力の有意差が確認できた。これは足趾同士が接触せず、足趾間が開排する事により屈筋がより収縮しやすい足趾の肢位に置かれたことによるものと思われる。この結果、足趾の把持能力改善には足趾の開排運動が有効であることが示唆された。また、足趾別の検討として、非開排群においては4,5趾間の開排不可が13足と多く、この影響も考えられたが、重複した開排不全が10足あり、足趾別の把持力貢献度は今回の実験では検討することはできない。今後、足趾固有の機能についても検討していきたい。<BR><BR><BR><BR><BR><BR><BR>
著者
辻 宏之 大堂 雅之 三浦 龍 丸山 正晃 鈴木 幹雄 笹本 尚史
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.680, pp.139-143, 2003-02-26

2002年6月から7月にかけて,米国ハワイ州カウアイ島で実施された高度20kmの成層圏に滞空する無人ソーラープレーンを用いた世界初のIMT-2000通信実験が行われた.この実験で約200km離れたオアフ島からの干渉波による通信品質の劣化が観測され通信障害が発生した.本報告では,この干渉波の解析とアレーアンテナを用いた干渉波軽減について報告する.
著者
鈴木 誠一 金浜 耕基
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.97-101, 2002-06-15
被引用文献数
2 2

シンテッポウユリを種子親, ヒメサユリを花粉親とした交雑で育成されたユリの新品種'杜の乙女', '杜の精', '杜のロマン'の花芽分化と休眠覚醒の時期について調べた.無加温パイプハウス内で栽培した場合, 新球根の形成時期は三品種とも親球根の開花直前であった.供試した三品種とも, 花芽の分化はヒメサユリと同様に萌芽前の新球根内で開始したが, 花芽の分化開始時期は11月1日頃で, ヒメサユリよりも遅かった.供試した三品種の新球根からの萌芽時期はいずれも12月1日頃で, ヒメサユリよりも早かった.供試した三品種には, 萌芽前の新球根内で花芽が分化するというヒメサユリの特性と休眠が浅いというシンテッポウユリの特性が導入されていた.新球根を掘り上げて昼温20℃/夜温16℃で育てると, 7月3日までに掘り上げた場合に花芽は分化しなかったが, 8月1日以降に掘り上げた場合は花芽を分化した.新球根の休眠は浅く, 11月1日以降には三品種とも萌芽した.
著者
鈴木 邦昭 Caballero Juan Alvarez Fredi FACCIOLI Maria GORETI Maria HERRERO Miguel PETRUCCELLI Miguel
出版者
The Japan Society of Veterinary Epidemiology
雑誌
獣医疫学雑誌 (ISSN:13432583)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.46-52, 2009

パラグアイ国における伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス対策に係るワクチン投与プログラムは,海外のワクチン製造業者により提供されたものをそのまま使用するのが一般的である。しかしながら,こうした投与プログラムは当該国における生産現場の実情ないし雛集団における母鶏由来の移行抗体保有状況に必ずしも即していない。本研究では,パラグアイ国のブロイラー鶏群に対する伝染性ファブリキウス嚢病ワクチンの至適投与時期を推定するために,当該移行抗体価の線形混合モデルへの適合を試みること,及び複数置かれた研究対象群ごとのワクチン至適投与時期の相違を比較検討することを目的とした。当該移行抗体価は,全14群,20羽ずつの雛を対象とし,それぞれ1,8,15及び30日齢時に採取した血清を用いて,ELISA法により測定した。移行抗体価の対数値を目的変数とする線形混合モデルの適合には,マルコフ連鎖モンテカルロ法を利用した確率論的推定を行った。これにより,参照群に対するワクチン至適投与時期及び他の群との当該時期(日数)の相違がそれぞれ推定された。孵化時における移行抗体価の対数値は平均12.35(95%ベイズ信用区間 : 12.16-12.53),移行抗体価の対数値についての半減期は3.7日(95%ベイズ信用区間 : 3.5-3.9)であった。調査地域で採用されている,ワクチンメーカーが推奨する抗体価125のワクチン至適投与日(8日令)よりも,本研究による推定至適投与日の方が最短でも約7日遅く,8日令での投与では残存する移行抗体によりワクチンが中和されてしまい十分な予防効果が得られない可能性が示唆された。本研究の結果は,研究対象地域における既存の伝染性ファブリキウス嚢病ワクチン投与プログラムの改善に資すると考えられる一方,各群間の当該時期の相違(最大でおよそ9日間の開き)を考慮すると,可能な限り雛の導入に際し移行抗体価を測定し,その都度ワクチン至適投与時期を推定することがより望ましいと考えられた。
著者
本間 義規 鈴木 大隆 坂本 雄三
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.65, no.530, pp.25-30, 2000
被引用文献数
4 7

To clarify the hygrothermal environment of vertical edge insulation methods in moderate and humid climate region, especially in the summer involving the rainy season, temperature and relative humility of 12 houses have been measured. From the measurement results, the temperature variation in the crawl space tends to slide slightly backward compare to the outdoor air. Evaporation from the drying concrete keeps the humidity in the crawl space rather high, especially in the summer just after completion. But it becomes moderate on condition that it passes through the winter. Daily diurnal range of temperature in the crawl space is smaller, and absolute humidity is lower, than the other construction method, that also ensures against condensation proofing.
著者
鈴木 佑輔 横田 隼 酒井 浩之 増山 繁
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.168-173, 2010 (Released:2010-01-06)
参考文献数
6

We propose a method to extract a lot of correspondences between questions and answers from a Web message board automatically. We use Web message boards as information sources because Web messasge boards have a lot of articles posted by general users. We extract correspondences between questions and answers that can be used in question answering systems to support natural language sentence input. At first, our proposed method classifies messages of a Web message board into either questions or others. Next, our method extracts a set of root-node pairs from the thread tree of a Web message board, where we define the thread tree when the root is an article classified as a question, and nodes are articles classified as answer candidates. Our method finds correspondences between questions and answers using two clues, (1)similarity between their articles, (2)link count between their articles. We experimented the proposed method, discussed results, and analyzed errors.