著者
志賀 隆 横川 昌史 兼子 伸吾 井鷺 裕司
出版者
日本生態学会
雑誌
保全生態学研究 (ISSN:13424327)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.33-44, 2013-05

シモツケコウホネNuphar submersa Shiga & KadonoとナガレコウホネN.×fluminalis Shiga & Kadonoは残存集団がそれぞれ4集団のみであり、絶滅が危惧されている水生植物である。それぞれの生育面積はわずかであるにもかかわらず、近年、群落の一部を根こそぎ持ち去るような、園芸目的の盗掘と思われる被害が確認されるようになった。本研究では、形態形質の調査とマイクロサテライトマーカー15遺伝子座の遺伝子型解析を行うことにより、市場に流通しているシモツケコウホネ、ナガレコウホネ、これに加え「ナガバベニコウホネ」の流通名で販売されている植物についてC社とT社から購入し、産地の特定を試みた。ナガレコウホネについては現存個体の多座位遺伝子型を明らかにするために、全ての現存集団から合計59サンプルを得て遺伝子型解析を行った結果、19種類の多座位遺伝子型が確認された。流通株の形態形質を調査した結果、T社の「シモツケコウホネ」(T1)はシモツケコウホネであったのに対し、C社の流通株(C1〜C9)は全てナガレコウホネであった。また、流通株の遺伝子型を決定した結果、2種類の多座位遺伝子型が確認された。流通株から得られた多座位遺伝子型に対応するものが野生集団で確認されるか検討したところ、T1は日光市(NIK)のシモツケコウホネ(NIK-25)と、C1〜C9は同一クローンであり、佐野市(SAN)のナガレコウホネ(SAN-10)と多座位遺伝子型が完全に一致した。日光市と佐野市の各集団において、NIK-25とSAN-10と全く同じ多座位遺伝子型を持つ別個体が集団内の任意交配により生じる確率(PG)はそれぞれ0.00034と0.00030であることから、日光市および佐野市において採集された2種類の株が流通していたことが示唆された。全個体遺伝子型解析に基づく遺伝子型データの整備は流通や盗掘に対して抑制的な効果をもたらすことが期待できる。
著者
苫米地 英人
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告.IM, [情報メディア]
巻号頁・発行日
vol.96, no.29, pp.25-32, 1996-03-15

近未来型エンターテイメントのキーワードの一つは超臨場感であると考えられる。現実世界の体感と同等か場合によってはそれを超えるような臨場感の生成である。これを可能であることを予想する仮説がホメオスタシス仮説である。過去3年間にわたって当該仮説による記憶融合型仮想現実等が研究されているが、本稿では当該仮説の具体的な紹介と、これにより構築される近未来型エンターテインメントシステムについて紹介する。
著者
遠藤 由紀子
雑誌
昭和女子大学女性文化研究所紀要 = Bulletin of the Institute of Women's Culture,Showa Women's University (ISSN:09160957)
巻号頁・発行日
no.45, pp.13-36, 2018-03-31

Yamakawa was the chief retainer of the Aizu Domain at the end of the Edo Period. TheYamakawa family comprised seven siblings, of whom the first son Hiroshi, second son Kenjiro,and fifth daughter Sutematsu were famous. This paper clarified the life of the second daughter Miwathat has remained unknown to date. Miwa moved to the border of the Shimokita Peninsula when theAizu Domain was reconstructed as the Tonami Domain after the Boshin War. Her husband MasaeiSakurai worked as the principal of an elementary school. In 1886, all members of her family settledin Nemuro as a colony because her first son Yasuhiko was recruited as militia settlement. Miwadelivered five sons and five daughters. As she was education-obsessed, she sent most of them toTokyo from Nemuro and let them live in the Yamakawa family home as students. All brothers andsisters of the Yamakawa family maintained harmonious relations and supported each other wellinto adulthood. Miwa was an ideal, dutiful wife and devoted mother who always stayed with herhusband and educated her children over the course of her lifetime, though she taught sewing at onetime in her life.
著者
佐藤 信
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 (ISSN:09150900)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.63-95, 2015-03

本稿は、近代日本の典型的な権力者である山県有朋とその館を事例として、空間と政治の連関を研究したものである。椿山荘(東京)や無隣庵(京都)、古稀庵(小田原)といった山県の邸宅はその庭によってよく知られているが、それらの館がどのように使われていたか明らかではないところも多い。本稿は、山県有朋関係文書や田中光顕関係文書などの政治史史料を用いることで、この問題に取り組んだ。本稿はまず、館の変遷と変遷の理由を明らかにした。1880年代に大磯が「政界の奥座敷」として活性化すると、そこから隠れるためにさらに東京から遠隔な館が必要とされるようになり、無隣庵はこうした静養の地として設定された。この無隣庵は同時に幕末維新期の記憶装置でもあった。やがて山県は無隣庵に籠って上京を拒否するという政治技術を用いるようになったが、それでも無隣庵会議に代表されるような政治活動は稀な事例に過ぎなかった。一方、1907年、無隣庵に代わる静養の地として建設された古稀庵は、山県の政治的影響力の拡大によって予想以上に「政治化」され、椿山荘に代わって主たる館として利用されるようになった。これに伴って椿山荘や小淘庵の必要性は急激に低下した。このように、山県は政治的意図に基づいて館を移動させたわけではなかったが、館の地理的移動によって生じた政治的効果を最大限利用したと言える。また、本稿では無隣庵の洋館を出発点として、山県の空間の使い方についても考察した。そこでは、山県が自身の館の操作可能を確保することで、訪問客との主客関係を固定化していた可能性を指摘した。山県が空間のこのような作用を重視したことは、山県の政治的性格をも浮き彫りにするものでもあり、空間の使い方に注目した政治的人格の比較研究の可能性を示すものである。
著者
村上 興匡
出版者
東京大学文学部宗教学研究室
雑誌
東京大学宗教学年報 (ISSN:02896400)
巻号頁・発行日
no.19, pp.1-14, 2001

Nakae Chomin is well known for translating Jean Jacques Rousseau's Du contrat social into classical Chinese. He was a scholar of French thought, a statesman, and a businessman in his later years. At the end of his life, Nakae announced that he was dying of cancer. His final works, Ichinen yu han and Zoku Ichinen yu han were presented as posthumous documents, thought they were published while he was still alive. These books were read by many people, and clearly demonstrated his atheistic and materialistic ideas about life and death. His thought attracted a great deal of attention, and there was a great deal of speculation as to whether or not Nakae's actual manner of dying would conform to his stated principles. Nakae's funeral was held as "a farewell ceremony" without religious content. It is known as the first "kokubetu-shik? to have been held in Japan. Despite the protests of those close to him, Nakae insisted that his funeral be held without religious ceremony. Some at the time described his request as selfish. In the Meiji era, with some exceptions, people generally did not accept Nakae's ideas about the funeral ceremony. However, in the 1970s some thinkers, particularly those concerned with medical issues, began to express the opinion that one's funeral is a final expression of one's life. These ideas have become more publically accepted in the last decade.
著者
酒井 利信
出版者
Japanese Academy of Budo
雑誌
武道学研究 (ISSN:02879700)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.36-44, 1990

The thought that recognizes swords to be transcendent existed in the ancient times, and the swords had the character of ceremonial outfit. In the Middle Ages, common swords that were used as a practical weapon, also had this thought.<br>The purpose of this study is to consider a view of swords in the Middle Ages from &ldquo;GUNKIMONOGATARI&rdquo;, and to make it clear what existed in the bottom of people's consciousness that formed this view, and what is features of this view.<br>The results can be summarized as follows.<br>1. Image of the myth, that existed in the bottom of people's consciousness, formed a view of swords in the Middle Ages.<br>2. In the Middle Ages, swords themselves suggested the metaphorical God that existed behind.
著者
竹綱 誠一郎 齋藤 寿実子 吉田 美登利 佐藤 朗子 瀧沢 絵里 小方 涼子
出版者
学習院大学人文科学研究所
雑誌
人文 (ISSN:18817920)
巻号頁・発行日
no.10, pp.85-92, 2011

本研究の目的は、作文学力と算数文章題学力との関係を吟味することである。小学5 年生児童75 名を対象に、第2 学期に作文学力を測定するテストを実施し、第3 学期に文章題学力を測定するテストを課した。作文学力は5 つのカテゴリー(反論への考慮、段落構成、つながり、わかりやすさおよび論理性)ごとの下位得点の合計得点によって算出された。文章題学力は5 つの問題タイプ(通常問題、過剰情報問題、無意味問題、情報不足問題および不合理問題:通常問題以外は、不完全な文章題)ごとの得点の合計得点によって算出された。 分析の結果、2 学期に測定した作文学力と3 学期に測定した文章題学力との間に有意な相関がみられたことから、作文学力を伸ばすことが文章題学力を高める可能性のあることが明らかになった。また、論理性得点や反論への考慮得点の高い児童が、現実的で論理的な思考力を必要とする不合理問題において高得点を示すことも明らかにされるなど、教育実践への有用な示唆が得られた。研究論文
著者
長谷川 章 ХАСЭГАВА Акира
出版者
秋田大学教育文化学部
雑誌
秋田大学教育文化学部研究紀要 人文科学・社会科学 = Memoirs of Faculty of Education and Human Studies, Akita University. The humanities & the social sciences (ISSN:24334979)
巻号頁・発行日
vol.73, pp.69-75, 2018-02-23

О персонах советской анимации, как Чебурашка, Карлсон, Винни-Пух, русскими и зарубежными зрителями часто указываются свойственное настроение, как грусть, заброшенность. Автор раньше попробовал объяснить о причинах такого настроения с точек зрения одиночества детей, живущих в 60-70-ые годы, и чувств разочарования шестидесятников, которые нашли надежду в оттепели. В настоящей статье автор снова пересматривает о связи между анимацией и советским обществом, включая рассмотрение о вопросах идентичности еврейских аниматоров, которые американский исследователь Кац недавно ставит в своей монографии « Закрывать занавеску: Евреи и золотой век советской анимации »(2016).
著者
木下 健
出版者
同志社大学
雑誌
同志社政策科学研究 (ISSN:18808336)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.79-92, 2012-09

研究ノート・資料(Note)本稿は、過去20年間の衆参予算委員会において議事運営に関する与野党の対立構造を明らかにしたものである。分析対象期間は1992年から2011年の20年間とし、与野党対立を三つの尺度を用いて分析を行った。一つ目の尺度は審議空転であり、日程協議を主な分析の対象にしている。残る二つの尺度は、委員会審査内における与野党対立を対象としたものであり、一つは委員長の理事会協議をする旨の発言回数であり、もう一つは速記が止められた回数を分析対象としている。予算委員会における議事運営の与野党対立を分析することを通じて、参議院予算委員会の審議機能の検証を試みた。一つ目の尺度からは国会審議における空転割合が大きくなる一因が政治倫理問題の多寡によることが改めて確認された。その他、2000年及び2008年に関しては与党が強行採決したことに対し、審議拒否がなされ空転が生じていることから、与党の強硬姿勢が空転割合を増やす要因となっている。審議空転に関しては衆議院での審議段階において、審議拒否がなされ空転することが主となっているが、参議院での審議段階において93年、08年及び09年に審議空転が生じている。参議院においては30日ルールの制約があるため、93年以降政治倫理問題に関して空転は生じていない。参議院段階における93年の空転は佐川急便事件であり、証人喚問を強く求めるものであったが、効果は限定的であった。他方08年の参議院段階での空転はガソリン税の暫定税率延長のつなぎ法案に関して、期限切れを目指すものであり、09年は定額給付金などに反対し、集中審議を求めたものであり、倒閣や政権交代を狙っての野党戦術となっている。残る二つの尺度に関して、理事会協議回数については20年間を通してみると衆議院予算委員会の方が参議院予算委員会よりも多く理事会協議回数が現れており、委員会審査から理事会協議へ影響を及ぼしていたことがうかがえる。他方で速記中止回数については参議院予算委員会の方が多くなっており、徹底した追及がなされているといえる観測結果が得られた。その他、重回帰分析により空転割合が増えるほど、速記中止回数が増えることが判明した。また野党が参議院で過半数を占めている場合、速記中止回数は減ることがわかった。衆参の審議機能を考えるにあたっては、衆議院で追及しきれなかった場合、参議院で追及がなされるため、衆参を一体のものとして評価する必要がある。衆参一体のものと評価したうえで、参議院予算委員会は片道方式を採用したことに起因して、二院制が行政府監視機能を強めていると考えられる。
著者
安形 輝 安形 麻理
出版者
三田図書館・情報学会
雑誌
Library and information science (ISSN:03734447)
巻号頁・発行日
no.61, pp.1-23, 2009

原著論文【目的】 未解読文書に関する研究は、文書内容の解読に焦点を当てたものが多い。 しかし、長年にわたって解読不能である文書は、何らかの意図で作成された意味をなさない「捏造文書」 であり、そもそも解読自体ができない可能性もありうる。 本研究の目的は、文書構造の有無から解読可能性そのものを判定する手法を提案することである。 【方法】 既存の多くの言語に応用可能なテキスト処理技術は未解読文書に対しても有効であるという前提に基づき、未解読文書の部分文書同士の類似度をクラスタリング手法によって分析することにより、首尾一貫した文書構造の有無を検証する。 次に、本書構造と、図表やページ順など他の手がかりから導かれる構造との対応関係を比較 分析することによって、「捏造文書」を判定する 。 【結果】 提案手法を用いて有名な未解読文書であるヴォイニッチ写本を分析した結果、本文の構造と挿図・ページから推測される構造が一致することが明らかになった。つまり、ヴォイニッチ写本は一貫性のある構造を持つ文書であり、「捏造文書」ではない可能性が高いと判定できる。実験により提案手法の適用可能性を示すことができた。
著者
西頭 知子 佐々木 くみ子 末原 紀美代
出版者
日本母性衛生学会
雑誌
母性衛生 (ISSN:03881512)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.81-88, 2012-04

本研究は,過疎認定地域に住む中学生の性行動と性意識の実態について明らかにすることを目的に実施した。過疎認定地域にある中学校の生徒を対象に自記式質問紙調査を行い,有効回答が得られた171名(71.3%)を分析対象とした。質問紙の内容は,属性,性行動について,性意識について,その他性行動・性意識に関連すると考えられた要因で構成した。得られた結果は,以下のとおりである。1.好きな人がいる割合,デート経験率,初デートの平均年齢において全国規模の調査と同様の結果が得られ,男女差がないという特徴も共通していた。2.今までに受けた性教育は,身体の生理や性感染症の病態的側面に関することが多かった。3.生徒たちは,家族,友人など周囲の人々と親密な関係を築いていることがうかがわれた。4.性に関する情報源は"友人"が多く,その他"雑誌"や"ビデオ"などのメディアがあげられた。5.生徒の約6割が友人と性に関する会話をしており,性に関する会話をしている生徒では友人の性的な行動や経験への関心が高かった。
著者
植田 康孝
出版者
江戸川大学
雑誌
江戸川大学紀要 = Bulletin of Edogawa University
巻号頁・発行日
no.27, pp.1-34, 2017-03

「シンギュラリティ(技術的特異点)」とは,人工知能が人間の能力を超える時点を言う。ヒトは自らの学名を傲慢にもホモ・サピエンス(賢明なヒト)と名付けたが,ホモ・スタルタス(愚かなヒト)になる瞬間である。近年の急激な技術進化により「シンギュラリティ」はもはや夢物語とは言えなくなっている。英オックスフォード大学のニック・ボイスロム教授の調査では,「シンギュラリティ」が到来しないと回答した人工知能分野の研究者は僅か10% に過ぎなかった。厚生労働省発表に拠れば,2016 年に生まれた子供の数(出生数)が98 万1,000 人となり,初めて100 万人を割り込んだ。出産に携わる20 ~ 39 歳の女性は2010 年(1,584 万人)から2014 年(1,423 万人)の4 年間で160万人以上減るなど構造的な問題であり,今後も進展する。団塊世代のピーク1949 年には269 万,第2 次ベビーブームのピーク1973 年には209 万人もいたから,半分以下の激減である。猛スピードで少子高齢化が進展する日本では,特定職種における労働力不足が深刻化している。人手不足を解消する,という社会的要請に応じる形で,人工知能の浸透が進む。人工知能に置き換えられる労働人口の割合はアメリカ(47%)やイギリス(35%)と比べて,日本(49%)が最も高い。これは,労働者が比較的守られて来た日本で,置き換えが遅れていたためである。人工知能の進化によって,産業構造や人の働き方が激変する。伴って,近い将来,私たち生活者の価値観や生き方が大きく変わるようになる。人工知能によって労働や生活における問題の大半が解決された場合,人間はどのような悩みを持つ存在になるのか。人工知能の進化は,人間の拠って立つ軸,例えば,信念や価値観,行動の判断基準を変えることを迫る。日本人は子供の頃から「働かざるもの食うべからず」と教えられ,「勤勉」を尊ぶ価値観が日本人の精神には深く根付いて来た。しかし,2016 年女性人気が爆発した深夜アニメ「おそ松さん」は,6 人の兄弟が揃って定職に就かず,遊んで暮らす「脱労働化生活」を送る。全員同じ顔と性格を持つ6 つ子が登場していた原作に対し,それぞれに細かくキャラクタを設定し声優の割り当てを別としたことにより,キャラクタごとに「推し松」と呼ばれる熱狂的な女性ファンが続出し,社会現象となった。人間は,2030 年に到来すると予想される「シンギュラリティ」以降には,仕事を減らすための人工知能が増え,「おそ松さん」的脱労働化生活を送るようになる。「おそ松さん」的ライフスタイルとは,ある程度,物質的な欲望を満たした場合,「モノ」の充足を超えて,文化や芸術,旅行,あるいは自分自身の想い出など,「コト」についての関心を増やすことである。政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るために必要とされる現金を支給する「ベーシック・インカム」制度の導入により,お金のために労働する,お金を使って消費するという生活から少しでも自由になることを可能にする。社会のために必要な「仕事」を人工知能が肩代わりしてくれるのであれば,賃金が支払われるだけの「労働」を行うことを中心とした生き方よりも,個性を大切にする生き方の方が余程「人間らしい」と言える。過去の常識に振り回されることを防いで,創造的な行動を行うことが,「おそ松さん」的「脱労働化生活」を実現することである。歴史家ホイジンガが説いた「人間はホモ・ルーデンス(遊ぶ存在)」の体現である。
著者
山田 康弘
出版者
吉川弘文館
雑誌
日本歴史 (ISSN:03869164)
巻号頁・発行日
no.730, pp.96-104, 2009-03