著者
堀田 和明
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.128, no.10, pp.672-675, 2008-10-01 (Released:2008-10-01)
参考文献数
5

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著者
中島 栄之介 松﨑 泰
出版者
奈良学園大学人間教育学部
雑誌
人間教育 = Online Journal of Humanistic Education (ISSN:2433779X)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.17-26, 2019-01

肢体不自由者教育における対象の変遷と教育的対応上の課題を「重度・重複障害」という言葉に着目して定義とその変遷、学習指導要領上の位置づけを中心に検討した。いわゆる「重度・重複障害」を有する子どもたちの教育は、戦後の福祉制度や特別支援教育の開始時期よりすでに問題になっており制度改革や学習指導要領の改訂ごとに課題とされてきた。特に就学猶予がなくなった養護学校義務化、医療的ケアが話題となっていた特別支援教育の開始時期に課題が顕著になっていた。また、「発達障害」の概念が広がった現行学習指導要領や次期学習指導要領以降には「発達障害」と併せ有する障害、「発達障害」を視野に入れた学びの連続性などが今後「重度・重複障害」を考える上でポイントになると考えられた。
著者
西沢 理 田辺 智明
出版者
信州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

冷えストレスによる下部尿路症状(LUTS)はQOLを低下させることで悩んでいる人が多いが検討は十分とは言えない。基礎的検討では膀胱の尿路上皮に注目し, 前立腺肥大症患者において,自律神経系受容体mRNAの発現を検討したところ,アドレナリンα1D, β3受容体,セロトニン2b, 3a, 7受容体の変化が起こることが示された。臨床的検討では健康講座の受講生を対象として冷え症と冷え性でない2群に区分し,LUTSに対する体操の効果を検討したところ,冷え症群では,体操が蓄尿症状を改善させることが認められた。また,大建中湯が便秘症とLUTSを有する患者に対して冷え症とLUTSに有用なことが示された。
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.436, pp.53-60, 2011-02

チラシやDM、看板に情報を盛り込みすぎないというのは、飲食店が繁盛店になるための基本原則の一つです。しかし、店主の多くは、お客に店を理解してもらうためには、情報が多い方がいいと誤解し、チラシにメニューを載せられるだけ載せるといったことをしてしまいがちです。 看板も同じです。
著者
丸山 拓朗 竹内 大樹 阿久澤 弘 佐藤 薫子 中村 崇
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2015, 2016

【はじめに,目的】近年,職員研修制度の報告ではOff-the-Job TrainingだけでなくOn-the-Job Trainingの有効性が数多くされている。当法人でも,新人理学療法士(以下,新人PT)に対する臨床指導の効率を向上させる目的で,臨床指導を行うOn-the-Job Trainingと講義やcase studyを中心としたOff-the-Job Trainingを相互にリンクさせる新人教育システムを今年度より新たに取り入れた。本調査の目的は,アンケートによる意識調査を行い,今後の新人教育システム運用へ向けた改善策の参考にすることである。【方法】対象は当法人全6施設リハビリテーション科に所属する新人PT18名とした。アンケート回収率は100%で有効回答率も100%であった。質問内容は,学習意欲項目:2問,理学療法評価項目:6問,治療項目:3問,保険制度項目:2問,コミュニケーション項目:2問,リスク管理項目:4問,合計19問のアンケートとした。回答は,1:思わない,2:少し思う,3:思う,4:強く思う,の4段階を選択形式とした。アンケートは,新人教育システムが実施される前(以下,実施前群)と新人教育システム実施6ヶ月経過時点(以下,経過群)の2回行い,各質問項目における2群間の変化を比較検討した。統計解析は,SPSSを使用しWilcoxonの符号付順位和検定にて有意確率は5%とした。【結果】全19問のうち,14問で2群間に有意な差が認められた。有意差が認められなかった質問は,学習意欲項目の「臨床で生じた疑問を解決しようと行動しているか否か」,理学療法評価項目の「問題点の抽出が出来るか否か」,リスク管理項目の「転倒予防」「内部疾患のリスク管理」「感染対策」に関する質問の以上5問であった。【結論】有意差が得られなかった5問のうち,学習意欲項目の「臨床で生じた疑問を解決しようと行動しているか否か」の質問は両群ともに中央値が3.00を示した。これは,新人教育システム実施に関わらず新人PTは臨床で生じた疑問に対する解決意欲を持っていると考えられる。また,理学療法評価項目において「問題点の抽出が出来るか否か」の質問においては,6ヶ月経過後も問題点抽出に対して苦手意識を抱いている新人PTが多い。問題点抽出は,case studyの際に多くの新人PTが指摘される部分であり,新人PT自身が課題として捉えていることが示唆された。今後は,検査測定や理学療法評価の指導だけでなく,問題点抽出からその順位付けの捉え方に至るまでアドバイスを実施していく必要がある。リスク管理項目は,転倒予防,内部障害のリスク管理,感染対策ともに2群間に有意な変化がなく,これらの項目に対して新人PTは知識の不足を感じていることが分かった。よって,今後,新人PTのレベルに合わせた講義内容や実際を想定した研修内容にするといった工夫が必要になると考える。
著者
野崎 与志子
出版者
成蹊大学アジア太平洋研究センター
雑誌
アジア太平洋研究 (ISSN:09138439)
巻号頁・発行日
no.38, pp.39-51, 2013

The present study explores the shifting perspectives of women's labor market participation in relation to gender dynamics of marriage and childrearing in the United States. First, the study looks at U.S. statistical data concerning women's labor participation, career trajectories, and the glass ceiling phenomena to demonstrate that the pattern of U.S. women's labor participation has shifted to the U curve from the M curve of the 1960s, but that very few women reach top executive positions. Although we can describe the situation of the women conceptually by using the term "glass ceiling", it is not clear what the term specifically addresses, which calls for case studies. The present study, then, proceeds to examine the case of former Under Secretary of Defense for Policy, Michel Flournoy, the Pentagon's highest-ranking woman in history, who resigned from her position in order to be at home for her teenaged children. The study analyzes the interview text of Flournoy with National Public Radio (NPR) and the comments made by listeners (these texts are available at the NPR website). The analysis shows that Flournoy made the choice to leave her position not because she was forced to take on childrearing responsibilities at home, but because she regarded it as once-a-life-time opportunity, that she was quite content with her decision, and that she thought that it was not the "end" but a "stop" of her career. The comments of listeners were diverse, including a suggestion for a new life course for women and a question concerning the lack of media interest in working class women. The study concludes by discussing the issues of "time" (or "work-life balance") for working women in general, and women assuming leadership positions in particular.
著者
星野 豊 Hoshino Yutaka
出版者
学事出版
雑誌
月刊高校教育
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.92-93, 2011-01
著者
斎藤 嘉 落合 勝義 松本 五十生
出版者
Japanese Society of Tea Science and Technology
雑誌
茶業研究報告 (ISSN:03666190)
巻号頁・発行日
vol.1978, no.47, pp.56-61, 1978-03-30 (Released:2009-07-31)
参考文献数
2

狭山茶の火入れによる香味の改善策として,和紙利用による火入れ機を開発したので,その使用方法について検討を加た。1) 試作した火入れ機では,毎分胴1回転×扇風機70回転(茶温97℃)と,胴3回転×扇風機70回転(茶温95℃)の火入れ処理が最も火入れ香が良好であり,茶温の推移から良い火入れ香味の発揚を促すためには,茶温で95℃前後が最も適切で,90℃以下では火入れ不足の傾向を認めた。品質の総合的な見知から,攪拌型(胴あぶり式)火入れに比べ試作機による火入れ香味が優れており,焙炉火入れに似た特徴のある香気が得られ,火入れ香の強い中にも柔らかい深みのある香気で,味は甘味を増すことが認められた。2) 試作火入れ機による火入れの目的は,上級茶に応用するため開発したもので,従来の胴あぶり式と比べ,締り度の強い茶ほど外観で色沢をそこなわずに火入れを行い,香味の発揚も容易である。また,茶が大型になるほど白ずれし,色沢を損なう傾向が認められた。おわりに,本試験遂行にあたり,火入れ機の試作については伊達機販株式会社,ならびに同社元埼玉出張所長成岡武司氏に深く感謝の意を表します。また,本試験中の火入れ香など分析および助言をいただいた農林省茶業試験場原利男室長ならびに久保田悦郎技官に深じんなる謝意を表します。
著者
岩堀 源五郎 原 利男
出版者
Japanese Society of Tea Science and Technology
雑誌
茶業研究報告 (ISSN:03666190)
巻号頁・発行日
vol.1975, no.43, pp.39-43, 1975-08-15 (Released:2009-07-31)
参考文献数
2
被引用文献数
3

下級煎茶の最適火入れ条件を究明するため,回転型火入れ機を用い,茶火入れ中の茶温と品質との関係を調査し,凍のような結果を得た。(1) 下級煎茶の火入れ条件としては,取り出し時の茶温が110~120℃が良好な火入れで,温度範囲が狭いことが認められた。(2) 火入れ茶のHead space Vaporの香気成分の分析結果から,火入れによってジメチルサノレファイドが増加し,取り出し時の茶温約120℃くらいの時にジメチルサルファイド含量が最高となるような傾向が認められた。(3) 取り出し時の茶温と茶の表面色の関係を調べた結果,110℃以下ではほ:とんど変化はないが,それ以上に温度が上がると変化が激しく,とくに,120℃を越えると著しく褐変した。なお,この実験に際し,茶温測定の御指導をいただいた申野不二雄機械研究室長ならびにHead space Vaporのガスクロマトグラフによる分析に御助力いただいた土壌肥料研究室の池ヶ谷賢次郎技官ならびに製茶第3研究室の久保田悦郎技官に深く感謝いたします。
著者
石田 孝造
出版者
環太平洋産業連関分析学会
雑誌
産業連関 (ISSN:13419803)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.72-78, 1990
被引用文献数
1

日本経済の発展・成長に伴い政治経済文化情報の一極集中がもたらした巨大都市東京は,経済空間として巨大であるだけでなく,機能的にも構造的にも特異な性質をもっている。東京都産業連関表の作成とそれに基づく分析はこの巨大都市東京の経済的機能と構造の特質を明らかにする。さらには一極集中のメカニズムを明らかにするうえで,多くの示唆をもたらすであろう。
著者
木村 栄理子 深町 加津枝 古田 裕三 奥 敬一 柴田 昌三
出版者
社団法人 日本造園学会
雑誌
日本造園学会 全国大会 研究発表論文集 抄録
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.51, 2007

本研究は、京都市嵯峨嵐山における竹林景観の管理状況の実態と、景観保全施策について明らかにし、景観保全施策が景観を良好に保つためにどのような役割を果たしているか検証した。対象地の竹林の管理状況と景観保全施策とを比較検討した結果、古都保存法による買取制度により、景観上重要な私有地の竹林を行政所有とになり、竹林の消失が抑制されていた。しかし、竹林景観を適正に管理する体制は確立しておらず、一部の地元住民の有志に頼った管理がなされているにすぎなかった。また、厳しい景観保全施策の対象外の地域において、竹材や筍生産林として管理が行なわれ、竹林景観として維持されていること等が明らかになった。
著者
富川 久美子 京都創成大学経営情報学部 Kyoto Sosei University School of Management and Business Administration
雑誌
京都創成大学紀要 = Kyoto Sosei University review
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.125-134, 2008-03-31

福知山市には、短期間の催しで多くの観光者が集まるが、通年型の観光施設も多数存在する。これらの観光施設における利用者の増大を図ることが福知山市の観光振興に繋がる。しかし、これまで市内の観光施設では利用の実態調査がなされてこなかった。本研究では、福知山城において調査を実施し、観光者の特性や観光行動を明らかにした。その結果、旅行の通過地として福知山城を訪問する者が多いが、訪問後は城を高く評価することなどが明らかになった。福知山市の観光振興には、北近畿内での福知山城のPR 強化や、希少性を生かした城づくり、また観光情報の拡充が対策として挙げられ、それによって観光者の回遊行動を促し、滞在時間の延長を図る必要がある。

1 0 0 0 OA 中外医事新報

著者
日本医史学会 [編]
出版者
日本医史学会
巻号頁・発行日
no.381, 1896-02
著者
竹橋 洋毅 樋口 収 尾崎 由佳 渡辺 匠 豊沢 純子
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.89, no.6, pp.580-590, 2019 (Released:2019-02-25)
参考文献数
25
被引用文献数
4 12

Grit refers to a non-cognitive trait that is characterized by perseverance and passion for long-term goals. In this study, we developed a Japanese version of the Grit Scale and examined its reliability and validity. A confirmatory factor analysis indicated that the Japanese version of the Grit Scale had two factors corresponding to the original version (study 1, 2, and 3). The results indicated that the scale has high reliability (study 1 and 3). Grit was positively correlated with conscientiousness (study 2 and 3) and self-control (study 3). Nonetheless, grit demonstrated predictive validity of longitudinal persistence and success measures over conscientiousness, self-control, and intellectual ability (study 3). These results are consistent with previous studies and support the reliability and validity of the Japanese version of the Grit Scale.