著者
笹山 雄一 小泉 隆 小黒 千足 神戸川 明 吉沢 英樹 Magtoon Wichian
出版者
日本水産學會
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.57, no.5, pp.851-855, 1991
被引用文献数
1 1

In the Brockmann bodies of the Medaka <i>Oryzias latipes</i> (Teleostei) calcitonin-like immunore-activity was detected immunohistochemically. Many cells in the endocrine tissue of the Brockmann body were stained positively by anti-salmon calcitonin antiserum and anti-eel calcitonin antiserum. Administration of the Brockmann body homogenate to rats caused significant hypocalcemia and hypophosphatemia. However, the calcemic potency of a Brockmann body was rather lower than that of the ultimobranchial gland of the Medaka itself.
著者
Kiuchi Kenta Kyutoku Koutarou Sekiguchi Yuichiro Shibata Masaru Wada Tomohide
出版者
American Physical Society
雑誌
Physical Review D (ISSN:15507998)
巻号頁・発行日
vol.90, no.4, 2014-08-28
被引用文献数
166

連星中性子星の合体とブラックホールの進化過程に新解釈 -スーパーコンピュータ「京」で磁場の増幅機構が明らかに-. 京都大学プレスリリース. 2014-09-01.
著者
麦谷 綾子 林 安紀子 桐谷 滋
出版者
日本音声学会
雑誌
音声研究 (ISSN:13428675)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.62-71, 2000-08-30

Infants prefer native language to foreign language soon after their birth. This experiment aimed to determine whether infants can detect the phonological differences between a native dialect and an unfamiliar dialect, even though both dialects belong to the same language. The subjects are 43 infants, 5 to 8-months-old. All infants came from families speaking Eastern Japanese dialect only, and had had little exposure to Western Japanese dialect. Preferential listening time toward the Eastern and Western dialect was measured by me Head Turn Preference Procedure. The result demonstrated that 8-month-old infants showed greater preference to the native Eastern dialect than the unfamiliar Western dialect, whereas 5,6,7-month-old infants didn't show any significant difference in their listening time. This fact suggests that 8-month-old infants can detect the difference of these dialects, and pay more attention to a native dialect than to an unfamiliar one.
著者
松隈 洋介 松下 雄一 垣上 英正 井上 元 峯元 雅樹 安武 昭典 岡 伸樹
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.138-145, 2006 (Released:2006-04-20)
参考文献数
12
被引用文献数
7 11

地球温暖化の主要な原因の一つになっている,火力発電所からの排ガスに含有されるCO2をハニカム型ゼオライトを充填した回転式吸着塔を用いた,TSA方式で除去・濃縮するための基礎試験,パイロット試験およびシステム最適化のため吸脱着挙動のシミュレーション計算を行った.この結果,CO2の平衡吸着量は濃度と温度の関数としたLangmuir型で,また気–固間の物質移動と熱移動のJ因子はいずれもRe数の関数として一つの式で表示できることがわかった.次いで,実機を模擬した,内径460 mm,充填層高480 mmのパイロット試験により,CO2の回収率は80%以上可能であることを確認した.さらに,物質移動や熱移動などを考慮した回転式吸脱着装置のシミュレーション計算を実施した.まず,基礎試験結果およびパイロット試験結果とシミュレーション計算結果を比較することにより計算の妥当性を確認した.次いで,吸着,加熱再生,パージおよび冷却の各工程におけるCO2の吸脱着挙動を把握し,システム最適化への指針を得た.
著者
花房 正義 小林 収
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1044, pp.72-75, 2000-06-05

問 今年10月1日付で日立リースと合併し、社名も「日立キャピタル」に変更します。日立グループにとって最も重要な戦略分野の1つである金融で、この会社が中核を担っていくことが、形の上でもはっきりしました。 答 「日本最大のリース会社が誕生」という報道が目立ちましたよね。私自身の率直な気持ちを申し上げれば、かなり違和感があるんです。
出版者
日経BP社
雑誌
日経Linux (ISSN:13450182)
巻号頁・発行日
vol.8, no.11, pp.68-74, 2006-11

Windowsでは,ファイルをダブル・クリックすると,ファイルの拡張子ごとにあらかじめ登録されたアプリケーションが起動され,そのファイルを開いてくれます。これが拡張子の関連付けです。Linuxでも同様にファイル拡張子(またはMIMEタイプ)に関連付けられたアプリケーションが起動します。 別のアプリケーションを関連付けたい場合は,次のように設定を変更します。
著者
木村 宣美
出版者
弘前大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

RNR構文ではRNR要素以外の要素に顕在的左方移動が適用されて導かれるわけではない。等位項における対称性が破綻している、RNR要素は本来の位置にあることから、併合による統語物の線形化を適切に捉えることのできるin-situ削除分析が優れている。2種類のBeを仮定することで、法助動詞の根源的意味が好まれることに説明を与えることができる。Beは上昇動詞である、beは小節を補部にとる、動詞のbeと助動詞のbeがあると仮定することで、倒置文の線形化を適切に捉えることができる。動詞句削除におけるbeの振舞いは、beingが動詞で、beとbeenが助動詞であるとする語彙的特性に基づき捉えることができる。
著者
杉 二郎 井上 裕雄 田中 純生 野口 勝一 高倉 直 小穴 敬喜
出版者
Japanese Society of Agricultural, Biological and Environmental Engineers and Scientists
雑誌
生物環境調節 (ISSN:05824087)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.94-99, 1964-04-30 (Released:2010-06-22)

ここに紹介されている小型のファイトトロンの特徴はプラスチック材料を用いることにより太陽光の透過がずっと能率的になっていることと, 材料が軽いので破損の危険が少ないことの2点である.プラスチックの透明な屋根は122/3×163/4ftの広さで, 傾斜角度が23°で北側に13ft, 南側に9.2ftの長さがある.屋根は141/2×2ftのプレキシグラスのパネルを用いて断熱のために二重構造になっている.プラスチックの各層の下側の表面はプリズムになっていて, 太陽光を植物体に投射できるように設計されている.東, 西, 南側の壁も二重のプラスチックでできており, 外側は透明で内側は光を散乱するようピラミッド型の模様がつけられている.自動的に働くスプリンクラーから出る水が1日2回屋根の塵を流し去るようになっている.アルミニウム製の金具がプラスチックの屋根を支えており, 鉄線の張りを調節することにより真直に保てる.この金具によって屋根より入る太陽光の約8%が遮断されるにすぎない.プラスチックでできた両側の壁からは太陽の位置が低い早朝および夕方の光が室内に入るようになっており, とくに冬期にはその効果が著しい.春分, 秋分のとき, 1日平均して屋外の太陽エネルギーの約50%が室内のベンチの面でえられる.室内の日蔭の部分は朝から夕方にかけて平均化されるので, 各部分はほぼ同じ量の太陽エネルギーを受げる.両側面の窓の上下の部分の多くの孔をあけた壁および窓の高さに縦についた溝より, 調節された空気が出て, 東から西へ流れる.水平の溝と方向づけの羽根で室内のどの部分の空気の流通をも調節しうる.このファイトトロンを用いて太陽光の利用度, 調節用の動力経費, 室内での植物の生育状態などが現在調査されている.さらに太陽の位置の変化に応じて自動的に回転する効果的なファイトトロンも考察されている.
著者
シン ユーチン
出版者
政策研究大学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

本研究の主要な成果は以下のとおりである。1. 1994年から2008年にかけての中国の全体的な貿易黒字は100%加工貿易によるものであり、中国とG7諸国及びその他の主要な貿易相手国との二国間貿易収支を決定するものである。2.人民元が上昇すると、中国の加工品輸出だけでなく、加工品輸入も減少する。人民元の上昇が中国の貿易収支にもたらす全体的な効果は限られている。さらに、人民元の上昇は、中国で生産された付加価値商品には影響をもたらすが、「中国製」商品に組み込まれたあらゆる付加価値に影響を与えるわけではない。3.人民元上昇のパススルーは不完全である。日本では、中国からの輸入品価格にパススルー効果は見受けられない。4.現在の貿易統計により、米中の二国間貿易不均衡は大幅に拡大している。中国の対米貿易黒字の大部分は、第三国から移ってきたものである。貿易統計の改革が求められる。
著者
加藤 勝敏
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.361-366, 2011-10-25 (Released:2011-11-01)
参考文献数
9

この研究の目的は、農商工連携事業における産業支援機関の機能強化について明らかにすることである。この研究の結論は以下の通りである。地域振興のための農商工連携事業を進めていく上で、産業立地政策で設立された産業支援機関は重要な役割を持ち、企業を結びつけるコーディネート機能の重要性は益々高まっている。こうした中、事業の担い手である企業行動は、工業技術を核とした技術開発指向から、経営資源のネットワーク化指向に変化し、より広域的な支援が必要になっている。しかしながら、産業支援機関の活動圏域は殆どが同一都道府県内に留まっている。従って、企業行動に対応する形で、産業支援機関のコーディネート機能について、その活動圏域をより広域化していくことが重要である。
著者
小林 泰男 竹中 昭雄 三森 真琴 田島 清 松井 宏樹
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2005

本研究は草食動物消化管の未培養細菌群の生理・生態を明らかにし、繊維質の消化メカニズムも解明に近づこうとするものである。主に反芻家畜(ウシおよびヒツジ)のルーメン細菌に焦点を当て、これまでDNAレベルで存在のみ認識されていた菌群の分離・培養にチャレンジした。またウマやダチョウの大腸微生物の解析も手がけた。ルーメン内繊維付着性菌群U2は独自に開発したFISH法により牧草茎部に多く存在すること、それらはナイロンバック法で茎部をルーメンに浸漬することで容易に簡易集積できること、抗グラム陰性菌用の抗生物質を添加した液体培地内でさらに集積可能なことを明らかにした。その後PCRスクリーニングを活用することで多くの菌株の中からU2に属する2株の単離に初めて成功した。これらはいずれも繊維付着能を有し、マルラーゼは持たないがセロビオヒドロラーゼを、またキシラナーゼのほかに極めて高いアラビノフラノシダーゼ活性を有することをつきとめた。以上のことから、U2に属する細菌は、単独で繊維質を分解するのではなく、セルロース分解者の近傍に位置し、セルロース分解産物を利用すること、またセルロースを取り巻くヘミセルロース、とくにその側鎖を解離することに貢献しているものと推察された。大腸の細菌遺伝子ライブラリーから、ダチョウおよびウマは既知繊維分解菌の系統的近傍に未知の菌群を多く有していること、ウマは和種馬に特有の菌群が多く存在し、それらが和種馬の繊維分解に貢献している可能性があることを示唆できた。また和種馬は軽種馬にはほとんどみられない大型の繊維分解性プロトゾアを大腸に多く有していることを見つけた。これらの結果は、草食を規定する消化管微生物相の多様性とこの研究領域の奥深さを強く示唆するものであり、いっそうの解析の必要性が感じられる。
著者
蟹江 憲史 KABIRI N. KABIRI N KABIRI Ngeta
出版者
東京工業大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2012

当研究の目的は、気候変動ガバナンスと法的拘束力のある地域気候変動レジームの制約についての分析を行いつつ、位置づけていくことにあり、また、当事国の発展の必要性とグローバルな利益に注意を払いつつ、経済的なベネフィットにも寄与することが可能な、地域気候変動レジームのタイプについて形付けることであった。地域統合における、東アフリカ共同体(EAC)と南アフリカ発展共同体(SADC)の気候変動ガバナンスレジームの新興アーティキュレーションは存在する。どちらの共同体も気候変動に焦点を当て主張することができ、政策決定者は、この取組みを推進すべきであると考えられる。しかしながら、2つの共同体には明白な違いがあり、EACにおいては相当な進展を示しており、一方、SADCは、気候変動レジームを形成している段階にある。制度構造が部分的にこの違いの原因となっており、また、このような構造がなぜSADCに欠落しているかという説明が必要となってくる。しかし、EACについても、法的拘束力をもつレジームの達成を妨げる、いくつかの障害も記録されており、プロジェクトやプログラム構成がSADCより進んでいることを除いては、このケースはEACにおいても同じ状況にあるといえる。これら阻害要因を無くすためにより多くの投資が必要であり、共同体の気候変動ガバナンスアジェンダをさらに前進させるためにも、関連する政策手段を講じる価値があると考えられる。当研究により得られた成果により、具体的に国際開発を実現するような目標や指標を同定し、またその実現のためのガバナンスのフレームワークを導き出し、論文、学会発表等を通して、提言することが出来た。JSPSからのFundを通して、アフリカ等での市場調査を行い、様々な国際会議への参加が可能となり、円滑に研究を進めることが出来、十分な成果を導き出すことが出来た。
著者
林 秀弥
出版者
名古屋大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

本研究では、米国における放送・通信分野に関する企業結合規制及び反トラスト法に基づく企業結合規制の内容と両者の競合関係、これまでに多数行われてきた大型合併案件に関する競争当局と規制当局の判断等に着目し、競争当局による競争の実質的減殺要件や問題解消措置、規制当局による公共の利益や視聴者・利用者保護の観点からの問題解消措置など二元規制の要件や運用上の課題を明らかにすることにより、放送と通信の融合・連携が進展していく渦中にある我が国の放送・通信分野の企業結合規制の新たな枠組みのモデルや在り方について検討を行った。
著者
マニエー レミー
出版者
筑波大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

ナレッジ・マネジメントは先行優位性を生み出す源泉としてだけでなく、競争性の初期原動力としても認識されている。しかし、それぞれの組織は、その経験、人、設立環境によって一様ではないので、それぞれの組織はカスタマイズされた解決策を求めている。従って、KMに影響を与える先行要因を的確に指し示しすことができれば、それは企業の生産性を向上することに役立ち、国際情勢の熾烈な競争の中で生き残れるだろう。
著者
簑原 俊洋
出版者
神戸大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究によって政治外交史の分野からは検証が限定的であった戦前日本の暗号解読情報がいかにして政策決定に反映されたかについて一つの光を当てることがた可能となった。これにより、戦前の日米関係が再構成され、新たな視点で太平洋戦争への道を考察することができた。これを踏まえ、アウトプットとしてはプレゼンテーションによる研究成果公表に専念した結果、内外において数多くの報告機会を得ることがでた。その都度、有意義なコメントをフィードバックしてもらったため、今後の課題として残る単著の出版においてこれらを活かしたいと考えている。この他には、編著として英語論文を一つ、そして邦語論文を一つ公表することができた。
著者
橋本良一
雑誌
胸部外科
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.129-133, 1993
被引用文献数
2