1 0 0 0 OA ムッソリニ伝

著者
沢田謙 著
出版者
講談社
巻号頁・発行日
1938
著者
中村 純一
出版者
一橋大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2012-08-31

本研究は、1990年代以降の日本経済の長期低迷の原因とも指摘された、いわゆる「ゾンビ企業(金融支援を受けて存続している企業)」の発生・復活の実態とその影響について実証的に分析・考察した。その結果、(1)ゾンビ企業の多くは2000年代前半に復活したが、リストラに依存した縮小均衡であったこと、(2)その傍ら「優良企業」の側の投資行動には、ゾンビ企業の復活後も企業統治要因と関連した過小投資・過大投資の共存など固有の歪みがあったことを示し、それぞれがマクロ経済の本格回復の妨げとなった可能性を指摘した。
著者
クレイセル ベルネル 瀬崎 薫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.564, pp.13-18, 2005-01-13

ユーザが保持する端末群によって自律分散的に構築される無線マルチホップネットワーク(モバイルアドホックネットワーク)では, 各端末の移動によりネットワークトポロジの変化が頻繁に発生する. そのため, 各端末が自律分散的に経路制御を行うことが困難となり, 現在まで経路制御手法に関して多くの研究が行われている. そのような背景の下, 近年, 各端末及びその隣接端末の位置情報に基づいてパケットの転送先を決定する, いわゆる地理情報を用いた経路制御手法に注目が集まっている. 従来提案されている多くの地理情報を用いた経路制御手法では各隣接端末の現在地情報を用いるが, 本稿では新たに隣接端末の将来位置を用いた経路制御手法を提案する. 移動軌跡の実データに基づいた予測アルゴリズムによって算出された将来位置を経路制御に利用することにより, 従来に比してさらに信頼性の高い経路制御手法が可能となる. 本稿では, さらに計算機シミュレーションによって, これらの優位性について検証を行う.
著者
篠田 哲史
出版者
大阪市立大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

希土類イオンと遷移金属イオンからなる複核錯体を合成し、両種の金属イオンの特性を活かしたアニオン認識や、希土類イオンからの増感型近赤外発光を実現した。また、希土類錯体ライブラリーやタンパク質-希土類錯体など、様々な金属錯体系において溶液中での近赤外発光やアニオン性基質に対する応答性を明らかにした。これらの分子は優れた近赤外発光プローブとして生体イメージングの高感度化に向けた応用が見込まれる。
著者
伏本 佳織 上田 修一
出版者
三田図書館・情報学会
雑誌
Library and information science (ISSN:03734447)
巻号頁・発行日
no.62, pp.167-192, 2009

短報【目的】テレビニュースは,ニュースメディアの中で中心的な役割を果たしている。娯楽化とセンセーショナリズムへの移行は,常に批判されている。しかしながら,テレビのニュースの変化について調査がなされていないので,ソフトニュースの上昇率,およびニュースに対する過度の演出効果の導入について検証するために映像の分析と視聴者調査を行った。【方法】2008 年6 月に放送された100 のニュース番組を記録した。これらの番組は,日本のNHK と5つの放送局の1,697 のニュース項目からなっている。これらのニュース項目に対して,ニュースカテゴリ,ニュースのテーマ,ニュースのタイプ,キャスター,インタビュー形態,音響効果,映像効果,テロップによってコード化した。また,視聴者のテレビニュースに対する意識を知るために利用者調査(質問紙調査)を行った。【結果】ニュース項目の分析から,(1) デイリーニュースが過半数を占める,(2) バイオレントニュースは42.8%,(3) ソフトニュースは37.2%,(4) メインキャスターとサブキャスターがニュースを読むスタイルが大多数,(5) BGM は48.5%のニュースで使用されている,(6) テロップがよく使われている,(7) 発話の文字化のためにテロップが使われている,(8) テロップの文字の大きさやフォント,色の変更が頻繁になされている,ことが明らかになった。1997年に行われた先行調査と比べると,音響効果,映像効果,テロップの使用が増えた。この10年間にソフトニュースの割合は減ったが,過剰な演出は増加した。質問紙調査では,回答者は,日常的にテレビニュースをよく視聴し,現在のテレビニュースに満足していると回答した。しかし,自由回答には批判的な意見が多く,テレビニュースに対する潜在的な不満があると考えられる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.844, pp.84-88, 2013-10-03

ミサワホームは現在、年間約1万棟の戸建て住宅を建築・販売している。消費税増税前の駆け込み需要もあり、2014年3月期の売上高は4250億円(前期比7.7%増)、営業利益は142億円(同14.2%増)を見込んでいる。今でこそ勢いはあるものの、これまでの10年はシステム…
著者
谷田 創 七木田 敦 望月 悦子 木場 有紀 森元 真理
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究は,「CoP-AAE:動物介在教育のための実践コミュニティ」の構築による心と体を育む動物介在教育プログラムの開発を目指すものである。日本では、幼稚園などで動物を飼育して、子供達の情操教育に生かすという伝統があるが、実際には、幼稚園の教育の知識不足などから、効果的な教育が実施されず、その結果、飼育動物の福祉も脅かされている。そこで本研究では、Copの構築を通した異分野の共同研究と相互交流により、幼稚園のための動物介在教育プログラムを完成させた。
著者
吉田 昭子
出版者
三田図書館・情報学会
雑誌
Library and information science (ISSN:03734447)
巻号頁・発行日
no.62, pp.145-165, 2009

原著論文【目的】本研究の目的は,新潟県加茂市立図書館が所蔵する坪谷善四郎関係資料の概略と特色を把握し,その図書館史研究上の意義を明らかにすることにある。坪谷善四郎は大橋図書館(現三康図書館)の図書館長を務め,東京市議会議員として,東京市立日比谷図書館の設立に貢献した人物として知られている。【方法】加茂市立図書館所蔵坪谷善四郎関係資料の調査を実施し,その資料種別,各種別の内容および特色,保存状態を検討した。さらに,現在三康図書館が所蔵する坪谷善四郎関連資料と比較し,現存する坪谷関係資料の全容を推定した。【結果】加茂市立図書館坪谷善四郎関係資料とは,坪谷が郷里加茂に寄贈した自筆資料や坪谷収集資料類である。自筆日記,雑稿類,加茂町立図書館寄贈台帳,写真集・アルバム・旅手帳,回顧録,絵葉書集,名士書簡類などからなる。たとえば,日記と雑稿類は,坪谷自筆の活動日誌や雑誌などに掲載した原稿類を集めたものである。それぞれ推敲や修正の形跡がみられ,図書館史上の歴史的事実を確認することや,坪谷の思考のプロセスをたどることができる。今回の調査の結果,坪谷善四郎関係資料は,現在未整理のままではあるが,豊かな内容を持ち,東京市立図書館をはじめとする,わが国図書館史研究の第一級史料であることが明らかになった。
著者
松岡 延浩 今 久
出版者
千葉大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2010

超音波風速温度計から得られた気温が湿度の影響を受けることを利用して,超音波風速計と細線K熱電対温度計を用いた潜熱フラックスの簡単な評価方法を提案し,その実現を試みた。このシステムのコストダウンを図るためには,安価な高速サンプリングデータロガーの分解能に合わせて熱電対の出力を増幅するためのアンプ(熱電対アンプ)の開発が必要となった。このシステムを屋外に取り付け,応答特性,ノイズの分離,零点補償部分の精度の検討を行った。
著者
村上 真一 川村 智浩 二村 文章 打矢 聡 天白 竜一 谷治 行夫 中柴 康隆 摺澤 雄治 川上 幸也 中野 隆 武藤 信彦 繊原 弘三 河野 明啓 織田 英嗣
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.20, no.23, pp.49-54, 1996-03-19
被引用文献数
2

A 2/3-inch 760k pixel interline transfer CCD (IT-CCD) image sensor has been developed, which includes twice as many vertical pixel numbers as the conventional 380k pixel CCD image sensor within the same image format, and independent 8 vertical bus lines. These features enable the sensor to be applicable not only to NTSC system (525-line interlace mode), but also to vertical high resolution TV system (525-line progressive mode and 1049-line interlace mode). Furthermore, various application, such as dynamic range expansion mode and smear elimination mode, can be realized for its high driving flexibility.
著者
須藤 守夫 小林 仁 中澤 次夫 可部 順三郎 堀内 正 佐野 靖之 刑部 義美 秋山 一男 宮城 征四郎 城 智彦 上田 暢男
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.45, no.12, pp.1262-1269, 1996
被引用文献数
1

喘息死および致死的高度発作救命例(以下, 救命例)についてアンケート調査により比較検討した. 喘息死は67例, 救命例は80例である. 喘息死は51.9歳と救命例の44.3歳より8歳高齢であるが, 病型, 重症度, 過去の高度発作歴など差を認めなかった. 高度発作の起こり方は急速型は喘息死で救命例より多く, 不安定急変型は喘息死で救命例より少なかった. 喘息死は在宅〜来院途中の死亡が76.2%を占めていた. 高度発作をおこした因子では受診の遅れが喘息死で救命例より有意に多く, また不適当な治療, 仕事・勉強の優先などがみられた. 死亡例と救命例の致死的高度発作前の状況では両群とも酸素吸入, 救急車の利用, 夜間外来受診, 入院歴などが目立つが差を認めない. 以上のごとく喘息死と救命例は, 基本的には同一のハイリスクグループに属し, 受診の遅れによりDOAになる前に救急施設に到着するかどうかの差であった. また喘息死の解明には救命例の分析が有力であることが判明した.
著者
堀場 清子
出版者
法政大学
雑誌
沖縄文化研究
巻号頁・発行日
vol.14, pp.387-424, 1988-03-05
著者
田村 憲治 小野 雅司 安藤 満 村上 正孝
雑誌
日本生気象学会雑誌 (ISSN:03891313)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.111-114, 1995-08-01
被引用文献数
9