1 0 0 0 加賀市史

著者
加賀市史編纂委員会編
出版者
加賀市
巻号頁・発行日
1975
著者
満永拓邦 おまーるいすまいる 久野祐介 田所成久 近藤伸明 藤木裕之 五十嵐寛
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.443-445, 2011-03-02

近年、クラウドコンピューティングが脚光を浴びている一方で、<br />利用者は企業内のデータをクラウドサービス提供企業に預ける必要があり、<br />サービス提供企業の管理者が保管しているデータを窃用・漏洩する危険性が存在する。<br /><br />この内部からの情報の窃用・漏洩に対し、利用者が暗号化してデータを保管するという対策が考えられるが、<br />既存の公開鍵方式では、多数のユーザの鍵の管理に問題があり、クラウドサービスには適しておらず、新たに属性ベース暗号方式が提案されている。<br />今回、鍵管理効率を向上させるため、退職者などの鍵を無効化させる鍵失効機能を追加した属性ベース暗号方式の実装し、性能評価を行った。
著者
清田 公保 尾島 潤 山本 眞司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.37, no.10, pp.1821-1828, 1996-10-15
参考文献数
14
被引用文献数
1

視覚障害者のためのオンライン手書き漢字認識システムの第1段階として 漢字の部分構造情報を用いた大分類法を提案する. 視覚障害者の書く文字は視覚情報の欠如のために 晴眼者の文字と比べてストロークや部分パタン間で分離や重なりが著しく生じやすく 全体のバランスがとれていない. しかし文字変形分析の結果 局所的な部分 たとえば偏や冠 構え 旁などの部分パターン内では比較的安定であった. そこで偏 旁などの部分集合になりやすい 連続した3つのストロークに着目し 各ストロークの代表点の移動方向を特徴量として用いる方法を検討した. 3つのストロークの抽出法としては 文字の書き始めから3ストローク(偏 冠 構え系) および書き終わりから逆方向に3ストローク(旁系)を選んだ. またストローク代表点としては 始点 中点 終点のいずれかを動的に選ぶことにより特徴抽出の安定化を図った. 視覚情報欠如状態で書かれた教育漢字1005文字に対して個人学習辞書を用いた分類実験の結果 候補文字を被験者12名の平均で8.4個 最大でも38個にまで絞り込むことができた. このときの分類率は平均98.5% 最高100%に達し 本手法の大分類応用への見通しが得られた.This paper presents a classification method of on-line handwritten Chinese Characters of visually disabled persons. In general, the handwritten characters of visually disabled persons show significant shape distortions. However, the relative position of each partial structural strokes can be observed to be stable. Based on this characteristic a new concept is presented; the classification of on-line handwritten Chinese characters based on the relative positions of partial structural strokes. In this method, the feature parameters are extracted from the relative direction of vectors between two stroke representative points which represent the partial structure of handwritten Chinese characters. It is shown that the satisfactory classification accuracy and efficiency can be obtained using this method in the classification of Chinese characters written by visually disabled persons.
著者
ベンツ ヴォルフガング 矢崎 紘一
出版者
東海大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

深非弾性レプトン・ハドロン散乱過程におけるクォークの破砕関数についての理論解析を行った。クォークのスピンおよび横運動量を取り入れ、多重破砕過程を記述した。その際、3次元の運動量保存側およびアイソスピン保存側を表している和側を満たしている理論の枠組みを作り上げた。クォークのスピンに依存しない破砕関数をスピンに依存する破砕関数 (Collins 関数)が互いに連立していることが分かった。クォークのダイハドロン破砕関数に関して、破砕チェーンの中間状態におけるベクトル中間子の寄与を取り入れ、数値解析を使ってダイハドロンの破砕関数を定量的に予言した。ハドロン中の分布関数、形状因子および応答関数も求めた。
著者
加納 大聖 芳賀 実 関沢 泰治
出版者
日本農薬学会
雑誌
日本農薬学会誌 (ISSN:03851559)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.325-332, 1993-11-20
被引用文献数
5

前報に続き, イネ葉身細胞の膜情報伝達系に共役するO_2^^.^-生成酸素系およびホスホリパーゼA_2(本研究における二つの指標)の活性化反応に係わる細胞内情報伝達系を探査した.分子プローブとしてW-7, オフィオボリンA, TPA, H-7, およびスタウロスポリンなどを用い, 前報と同様の計画の下で探査を行ない, Ca^<2+>調節タンパク質(CaMあるいはCDPK)が両指標の活性化反応に重要な役割を果たすこと, プロテインキナーゼが関与するならCa^<2+>-CaM依存性プロテインキナーゼあるいはCa^<2+>CDPKによるものと推定した.なお, ホスホリパーゼA_2の活性化反応の制御には未知の制御経路が介在している可能性を推考した.1, 2-ベンツイソチアゾール-3(2H)-オン1, 1-ジオキシドは早期相においてO_2^^.^-生成を高進させ, α-リノレン酸放出を後期相で著しく高進させた.プロベナゾールがプライミング効果剤として付与する全身獲得抵抗性での両指標が, エリシター刺激のみによる型と異なることが注目された.同様の機能を有するNCIはPIターンオーバを加速することが最近報告されたので, 前報および本報による知見とともに, 総合考察し, この種の非殺菌性防除剤の作用部位はイネ葉身細胞の膜情報伝達系(ホスホリパーゼC系)に存在すると推定された.
著者
河村 葉子 六鹿 元雄
出版者
国立医薬品食品衛生研究所
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2002

昨年度の本研究において、ベンゾフェノン類のエストロゲン活性を酵母Two-Hybrid試験により試験したところ、ベンゾフェノン水酸化体19化合物中15化合物で活性がみられ、そのうち4化合物はビスフェノールAよりも強い活性を示した。そこで今年度は、チャイニーズハムスター卵細胞にヒトエストロゲンレセプターα(ERα)あるいはヒトアンドロゲンレセプター(AR)を組み込んだレポータージーンアッセイ系であるERα-およびAR-EcoScreen(大塚製薬)を用いて、ベンゾフェノンおよびその水酸化体のエストロゲン活性および抗アンドロゲン活性を調べた。その結果、ベンゾフェノンを含む18化合物でエストロゲン活性が見られ、中でも2,4,4'-trihydroxybenzophenone、2,4-dihydroxybenzophenone、3-hydroxybenzophenone等ではビスフェノールAとほぼ同等の活性であった。3または4位に水酸基をもつと活性が強く、2位のみでは活性が低い構造活性相関がみられた。本法と酵母Two-Hybrid試験で得られた活性強度には相関が見られた(r=0.79)が、両環に配位した水酸基の影響に相違がみられた。また、誘導された発光強度がエストラジオール(E_2)を上回るスーパーアゴニズムが多くの化合物で観察された。一方、抗アンドロゲン活性においては17化合物で活性が見られた。2,4,4'-trihydroxybenzophenone、2,2',4,4'-tetrahydroxybenzophenone等の活性が強く、これらはp,p'-DDEとほぼ同程度であり、IC_<50>の前後の化学物質濃度で細胞活性は70%以上あり、細胞毒性の影響はほぼみられなかった。これらのエストロゲン活性と抗アンドロゲン活性の強度には相関がみられた(r=0.68)。これらのベンゾフェノン水酸化体のうち、食品用器具・容器包装の紫外線吸収剤として使用される2-hydroxy-4-methoxybenzophenone、2,2'-dihydroxy-4-methoxybenzophenoneについて、製品中の残存実態を調査したところ、ポリエチレン50検体、ポリプロピレン39検体、ポリスチレン25検体、ポリ塩化ビニル39検体、ポリ塩化ビニリデン7検体からは検出されなかった。しかし、ところてんの包装容器(ポリ塩化ビニル製、1997年購入)から前者が70μg/g検出された。このほか、ベンゾフェノン水酸化体は日焼け止めや化粧品に使用され、またベンゾフェノンが体内で代謝されて生成することから、内分泌かく乱作用および人への暴露についてさらに検討が必要であろう。
著者
大谷 行輝 廣政 幸生
出版者
明治大学農学部
雑誌
明治大学農学部研究報告 (ISSN:04656083)
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.119-136, 2009-03

本論の目的は、ガーデニング向け肥料の市場構造を明らかにし、食品循環資源の肥料化によって造られた肥料のマーケティング戦略を構築することにある。肥料市場は農家向けとガーデニング向けの2つに分けることができこと、ガーデニング肥料の流通はホームセンターが主となっていることを指摘した。本論においては、2つの課題を設定した。一つは店頭にある肥料の属性と肥料購入者の意向との関係を考察すること。もう一つは、循環型社会形成を促進するために、食品廃棄物あるいは食品汚泥によって造られたガーデニング向け肥料のマーケティング戦略を具体的に作成することある。本論の研究手法は、調査データを元にしたクロスセクション分析であり、分析手法として数量化III類を用いた。得られた主要な結果は以下の通りである。1)店頭のガーデニング向け肥料は属性(ネーミシグ、説明文)と価格によって、5グループに分類される。2)肥料購入者の意向は、決まった製品があるか否かによって2グループに分類される。3)1)と2)の分析結果とコトラーのマーケティング理論を組み合わせることによって、食品汚泥から造られる肥料のターゲットは1)の結果のIIとIIIのグループにあること。重要なポイントは少し高めの価格を設定することと食品廃棄物から造られた肥料成分を含んでいることを強調することである。
著者
河野 秀俊 リ ツェンハイ
出版者
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2013-06-28

本研究では、ヌクレオソームにおける翻訳後修飾やヒストンバリアントの影響を全原子分子動力学シミュレーションで解析し、ヒストンH3のテール領域がアセチル化やメチル化されると、DNAが解離しやすくなることを見出した。また、新規のヌクレオソーム構造(ヒストン6量体のヌクレオソームとヒストン8量体のヌクレオソームが重なった構造)の構造を決定した。さらに、クロマチンの構造多様性は、H4テールの相互作用の仕方によって生み出されることを示した。
著者
金井 成行 谷口 典正 川本 正純 遠藤 宏
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.241-244, 2001-03-25 (Released:2010-02-25)
参考文献数
6

A pathohysiological study of frozen shoulders was carried out by assessing thermography and deep body thermometry results together with the patients' subjective and objective symptoms. Active and dummy magnets were randomly assigned to patients (18 males and 20 females) in a double-blind study. All patients were magnets for three weeks, and subjective and objective symptoms were observed to be improved significantly 1 week after the application of the active magnets. The skin and deep body temperatures in the painful portion significantly increased with exposure to the active magnets at 2 weeks and 3 weeks after the application.These findings suggest that the static magnetic fields might gradually increase blood circulation.
著者
能見 祐理
出版者
新潟薬科大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

アミノ基を有するビタミンはカルボニル化合物と競合的に反応することでメイラード反応を抑制するが、反応生成物の化学構造に関する報告は少ない。ビタミン由来メイラード反応生成物の探索を行った結果、ピリドキサミンとキシロースとの反応で生成する主要な化合物 (XP-1)を見出した。構造解析により、XP-1はキシロースとピリドキサミン各1分子から、水2分子、アンモニアと水素各1分子が脱離した構造に相当する新規物質であることが確認された。XP-1の生成条件の検討した結果、高温・短時間の加熱で生成しやすいこと、キレート剤の添加により生成量が増加すること、五炭糖だけでなく六炭糖からも生成することが明らかとなった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経メディカル (ISSN:03851699)
巻号頁・発行日
vol.32, no.8, pp.50-52, 2003-08

診療報酬の減少を背景に、ここ数年、整形外科医と柔道整復師との争いが激化している。経営に長け、患者を集める接骨院に対して、整形外科医の不満は募る一方だ。いさかいを乗り越え、共存共栄の道を見いだすことは可能なのだろうか。 現在、関節症、肩凝り症、腰痛症の筋骨格疾患で理学療法などを受けている通院患者は約430万人。この数は高血圧患者に匹敵する。
著者
原崎 俊介 斎藤 英雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.85, no.1, pp.46-55, 2002-01-01
参考文献数
17
被引用文献数
5

本論文では, 拡張現実感における実画像と仮想物体との幾何学的整合性を解決するために, 2台の未校正カメラから定義される射影グリッド空間と, 視点間のエピポーラ幾何を表すF行列を用いて, 未校正カメラにより撮影された任意視点画像に仮想物体像をオーバレイ表示する手法を提案する.本手法では, 仮想物体を定義するオブジェクト座標系と基底画像間で5点以上の対応点を与えることにより, オブジェクト空間と射影グリッド空間の座標変換を算出する.そして, 任意視点のカメラ画像と基底画像間で8点以上の対応点からF行列を算出し, 任意視点画像とオブジェクト空間を座標変換することによって, 仮想物体を任意視点画像にオーバレイ表示する.本手法は, 射影カメラを用いているので仮想物体の奥行や視点から仮想物体までの距離に関しての制限がない.また, 実装時には, 幾何学的位置合せのための特徴点の3次元位置や幾何学的特徴が不要であるため, 特殊なマーカ等の設置が不要となる.更に, 8点以上の対応点のトラッキングを行うことにより実現できるので, 仮想物体を実画像にオーバレイ表示する処理が軽く, 実時間処理に向いている.本手法に基づいて拡張現実感表示を行う実験システムを構築したところ, 良好な結果が得られ本手法の有効性が確認できた.
著者
宮下 國生
出版者
関西外国語大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究の主な目的は、アジアの主要7か国・地域に適用可能な物流競争力指標を新たに構築することによって、日本の輸入物流拠点の優劣を特定することである。そのために、2000-2011年パネルデータを用いて、計量経済学的方法によって、日本のフォワーダーのアジアローカルビジネスにおける高度物流事業である3PL事業の発展指標を把握するとともに、高度な先進国型物流に追いつくためにアジアのローカルビジネスを支えてきた環境的競争指標を数値化した。推定結果は、日本の支配的輸入物流ハブの優位が、韓国、タイ、マレーシアの順であること、一方WTO加盟後の中国は3PL事業発展指標において劣位にあることを実証している。
著者
堀 哲夫
出版者
山梨大学
雑誌
教育実践学研究 : 山梨大学教育学部附属教育実践研究指導センター研究紀要 (ISSN:13454161)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.64-71, 2009

近年,大学における授業改善に対する関心は高まりつつあるが,具体的にどのような方法で行ったらよいのか,明確な提案がない.本研究では,大学の講義の中で,毎時間学習した最重要事項を学生に書かせ,自分自身の学習履歴をふり返らせ学ぶ意味を伝えるというOPPA(One Page Portfolio Assessment:一枚ポートフォリオ評価)を採用し,実践を行ってみた。OPPA の内容を確認することにより,教師自身は,自らの授業が適切であったのか否かを判断できる。その結果,学生は授業内容の最重要事項は何かを考えながら受講するようになる,受講内容の意味を明確にすることができる,授業評価が可能になるなどの効果を確認できた。しかし,講義時間が長い場合には最も重要なことが不明確になるなどの課題も明らかになった。
著者
徳永 健
出版者
工学院大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

従来のコンピュータに使用されている中央演算処理装置(CPU)に代わる次世代デバイスとして、4核Ru混合原子価錯体を用いた分子型量子ドットセルオートマトン(MQCA)論理回路に注目し、その実用可能性を探った。4核錯体の周辺に3組の入力を配置したモデルで論理回路としての動作をシミュレートしたところ、全16パターンの論理回路のうち10パターンで理想的に動作することが分かった。本モデルの論理演算時間は1 fs以内(THzオーダーのクロック周波数に対応)であることから、MQCAデバイスが従来型のCPUを上回る演算性能を有する可能性があることを明らかにした。
著者
太田 好乃 牛山 素行
出版者
日本自然災害学会
雑誌
自然災害科学 (ISSN:02866021)
巻号頁・発行日
vol.28, no.3, pp.249-257, 2009-11-28
参考文献数
12

This paper is intended as a fundamental study of disaster prevention education based on the actual education that is occurring in different regions. A survey was administered in 426 elementary schools, 198 junior high schools and 93 high schools in Iwate prefecture and 588 schools completed the questionnaire form. This study compared disaster education in inland areas to that in coastal areas. The results showed a clear difference between the disaster education programs in inland areas and those in coastal areas. Coastal area schools are aware of the risk and conduct more aggressive disaster prevention education than inland area schools. Furthermore, schools located nearer a coast line are active in providing disaster prevention education. Coastal areas are at risk for being hit by tsunamis. However, there is no difference in the risks from other hazards, such as earthquakes, flood and sediment disasters, between inland and coastal areas. Unreasonable risk perception and regional differences in providing disaster education are undesirable from the standpoint of disaster prevention. The perception of risk by schools needs to be assessed, to see if their perceptions match the actual risks faced.
著者
山崎 博之 船越 哲
出版者
東京慈恵会医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1996

本来Bリンパ球系の表面マーカーであるCD40を介したsignalが、ヒト悪性リンパ腫細胞の増殖を抑制する事が知られているこのが,我々はCD40刺激がヒト前立腺癌細胞の増殖も抑制するのではないかと考え、以下の実験を施行した.ヒト前立腺癌細胞株であるPC3及びLNCaPの細胞表面でのCD40の発現を,抗CD40抗体を用いて、flow cytometryにて検索した.これらがCD40陽性である事を確認した後,遺伝子組み替えにより作られた可溶性CD40ligandを用いて,MTT assayにてその抗腫瘍効果を検索した.PC3及びLNCaPは可溶性CD40ligandとともに培養する事により,その増殖が抑制された.このメカニズムを解明するため,現在TUNEL assay,電顕等にてアポプトーシスの存在の有無を検討中である.またin vivo studyのための基礎実験として,我々はこの細胞株の,severe combined immunodeficiensy(SCID)mouseへの移植実験を行った.まず,5X10^6個のPC3をマウスの腹腔内に注入したところ,第25-30日目で腹腔内播種または肝転移にて死亡した.これらの担癌マウスを,腫瘍接種3日後より可溶性CD40ligand10μgにて治療したところ,コントロール群に比べ,有意な生存期間の延長が得られた.今後はこのin vivoのデータを追試し,確認した後に論文とする予定である.
著者
柿崎 淑郎 前田 陽二 辻 秀一
雑誌
研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.2013-IS-124, no.1, pp.1-7, 2013-05-31

本稿では,属性を集約して管理する属性プロバイダ [1] において,ユーザの代理人として属性交換を制御する e-執事を提案する.e-執事は属性プロバイダの一機能として,サービスプロバイダからの属性要求に対して,属性交換の可否を判断したり,属性開示の粒度を設定したりする.また,e-執事は属性交換の履歴を記録することで,ユーザが把握しきれない属性交換の全容を管理し,ユーザを支援する.