著者
星 博幸 岩野 英樹 檀原 徹
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.128, no.1, pp.143-152, 2022-07-06 (Released:2022-07-06)
参考文献数
46

守屋層は北部フォッサマグナ南縁部の中新世古環境や伊豆弧衝突に関連した地殻運動を記録していると推定されるが,その上部を構成する変質火山岩類の年代がよくわかっていなかった.今回,守屋層最上部の唐沢川酸性火山岩部層から15.5±0.2<sub>(2σ)</sub> MaのジルコンU-Pb年代を得た.この結果より,本部層の火山岩類の形成は15.5 Ma頃だったと考えられる.守屋山地域の火山活動はN8帯の下限年代である17.0 Ma以降に始まり15.5 Ma頃まで継続したと考えられ,15.5 Ma以降も火山活動が継続していた可能性はある.守屋層は下部の砕屑岩部分が北部フォッサマグナの内村層に対比されているが,上部の火山岩類も含む守屋層全体が内村層に対比可能と考えられる.この火山岩類の活動は設楽火山岩類の主要活動(約15-13 Ma)に先立って起こったが,設楽火山岩類の一部である津具火山岩類の活動とは同時期だった可能性がある.
著者
沼崎 誠 松崎 圭佑 埴田 健司
出版者
日本グループ・ダイナミックス学会
雑誌
実験社会心理学研究 (ISSN:03877973)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.119-129, 2016 (Released:2016-09-07)
参考文献数
38
被引用文献数
1

身体感覚が社会的知覚や行動に影響を与えることが近年多くの研究で示されている。本研究では,持つものの柔らかさ-硬さによって生じる皮膚感覚が対人認知と自己認知に及ぼす効果を検討した。身体的温かさが性格的温かさと連合して表象していることを示す研究とHarlow(1958)の研究から,柔らかさ-硬さ感覚が性格的温かさ-冷たさと連合して表象されていると予測した。女性的ポジティブ特性,女性的ネガティブ特性,男性的ポジティブ特性,男性的ネガティブ特性の自己評定をあらかじめしていた21名の女子大学生が実験に参加した。参加者は,対人認知課題及び自己認知課題を行う間,柔らかい軟式テニスボールか硬い針金のボールを握り続けるように教示された。結果として,他者認知では,柔らかいボールを持った参加者は硬いボールを持った参加者に比べ,刺激人物が女性的ポジティブ特性を持っていると評定し,刺激人物に好意を示した。一方,自己認知では,柔らかいボールを持った参加者は硬いボールを持った参加者に比べて,男性的ネガティブ特性を持っていると評定するようになることが示された。これらの結果は,持つものの柔らかさ-硬さによって生じる皮膚感覚が,対人認知と自己認知に対して,それぞれ異なった影響を与えることを示唆する。
著者
落合 恵美子
出版者
日本家族社会学会
雑誌
家族社会学研究 (ISSN:0916328X)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.39-51, 2004-02-29 (Released:2009-08-04)
参考文献数
30
被引用文献数
2 2

本論文の目的は, 徳川日本社会において結婚とは何であったかを明かにし, その基本的な特徴を示すことである。徳川時代の宗門人別改帳のデータベースを用いた歴史人口学的分析をその主たる方法とする。本論文は, 日本の結婚の三つの目立った特徴を描き出した。さまざまな側面における地域的多様性, 頻繁な離婚と再婚による流動性, そして一連のイベントからなる過程としての結婚という性格である。離婚はほとんど例外なく移行期に起きるので, 第2番目と第3番目の特徴は互いに関係している。移行期には嫁あるいは若夫婦は潜在的な両属性を保持していると考えられる。
著者
井上 芳光
出版者
日本生気象学会
雑誌
日本生気象学会雑誌 (ISSN:03891313)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.61-66, 2004 (Released:2004-11-12)
参考文献数
9
被引用文献数
8

本論文では,なぜ熱中症が子どもや高齢者で多発するのか,そのメカニズムを体温調節から概説するとともに,その予防策を提案した.思春期前の子どもは,未発達な発汗機能を頭部や躯幹部の皮膚血流量の大きな増加により代償する熱放散反応特性を有する.そのため,環境温が皮膚温より低い条件下では,この熱放散反応特性と熱放散に適した体格特性(大きな体表面積/質量比)が相俟って,子どもは深部体温を若年成人と同等に調節できる.しかし,汗が唯一の熱放散手段となる環境温が皮膚温より高い条件下では,子どもの大きな体表面積/質量比が熱獲得を促進するとともに,未発達な発汗機能が大きく影響し,子どもの深部体温は若年成人より大きく上昇する.高齢者の熱放散反応は,老化に伴い皮膚血流量→単一汗腺あたりの汗出力→活動汗腺数と順次低下し,その一連の低下が下肢→躯幹後面→躯幹前面→上肢→頭部と進行する.子どもや高齢者も運動トレーニングや暑熱順化で熱放散反応を改善できるが,その程度は若年成人ほどではない.さらに,これらの特性や熱中症予防ガイドブック(日本体育協会,1993)基づき,適切な水分補給・練習時の休息・着衣などの面から年齢に応じた熱中症の予防策を提案した.
著者
針山 孝彦 堀口 弘子
出版者
公益社団法人 日本表面科学会
雑誌
表面科学 (ISSN:03885321)
巻号頁・発行日
vol.31, no.6, pp.290-293, 2010-06-10 (Released:2010-06-18)
参考文献数
7

The semi-terrestrial isopod, Ligia exotica, lives on the seashore among jetties and rocks. It shows poor resistance to desiccation and cannot live without seawater. When it is exposed to dry conditions, its body weight decreases to 90% of the initial weight within three hours. When subsequently presented with wet paper, legs VI- and VII-th of the animal are firmly apposed and stationed for a while. Since the body weight had increased after this behaviour, a pair of caudal legs seemed to play an important role to absorb water. Morphological observations of those caudal legs revealed that there is a series of thin cuticler protrusions, oriented in several parallel lines, which is developed on from 2nd to 5th podite of the VI-th preiopod and 6th podite of the VII-th pereiopod. When we immersed each leg from the tip, the water flows along those series of thin cuticler protrusions. The animal absorbs water along those surface structures of the caudal legs.
著者
亀崎 豊実
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.103, no.7, pp.1599-1608, 2014-07-10 (Released:2015-07-10)
参考文献数
10
被引用文献数
4

自己免疫性溶血性貧血(AIHA)の診断は,貧血と黄疸があり直接クームス試験が陽性であると比較的容易であり,ステロイド治療への反応性も良好である.クームス陰性AIHAや低力価寒冷凝集素症,発作性寒冷ヘモグロビン尿症などの非典型的な特殊な病型では診断に苦慮することが多いため,臨床病態やクームス試験結果の解釈に注意を要する.ステロイド不応性や不耐性の症例への対応では,近年,抗体療法が注目されている.
著者
林 盛 山﨑 康造 木村 俊明 権藤 智之
出版者
一般社団法人 日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.25, no.60, pp.935-940, 2019-06-20 (Released:2019-06-20)
参考文献数
7
被引用文献数
1 5

This paper reports the design and construction process of 3D curved reinforced concrete roof in a recent project. In design process, “base model” based on NURBS was used to make consensus on the shape between designers and contractors. In construction, it was utilized for high precision construction and rationalization.
著者
湯川 雅紀
出版者
美術科教育学会
雑誌
美術教育学:美術科教育学会誌 (ISSN:0917771X)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.523-533, 2014-03-20 (Released:2017-06-12)

ゲルハルト・リヒターの抽象絵画は美術教育に貢献することができるのか。本研究は,この点に関して考察を行う。絵画の終わりが喧伝される現代美術において,突然変異的に出現したリヒターは,今までのモダニズム絵画を百科事典的に網羅するスタイルによって,現代を代表する芸術家になった。本論考では,彼の様々なスタイルによる幅広い表現の奥に潜むコンセプトに迫りつつ,それが現代の美術教育にどういった意味をもたらすかを明らかにする。そして,授業実践を通じて彼の絵画は,抽象絵画を体験的に理解させるための有効な手段であることが確認され,さらに抽象絵画全般の理解につながる題材開発の可能性を示唆し,さらなる教育的広がりを予感させるものとなった。
著者
西田 清一郎 土田 勝晴 佐藤 廣康
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.146, no.3, pp.140-143, 2015 (Released:2015-09-10)
参考文献数
31
被引用文献数
2 1

ケルセチン(quercetin)は代表的なフラボノイドのひとつで,有益なフィトケミカルとして食品では玉葱やワインに,また多数の漢方生薬に含まれている.臨床上,抗動脈硬化作用,脳血管疾患の予防,抗腫瘍効果を発揮することが知られている.ケルセチンは強い血管弛緩作用を表し,多様な作用機序が解明されているが,まだ不明な点も多く,現在議論の余地が残っている.我々はケルセチンの血管緊張調節作用を研究してきたが,ラット大動脈の実験から血管内皮依存性弛緩作用,血管平滑筋に対する複数の作用機序(Ca2+チャネル阻害作用,Ca2+依存性K+チャネル活性作用,PK-C阻害作用等)を介して,血管弛緩作用を発揮していることを明らかにしてきた.また,ラット腸間膜動脈の実験から,ギャップジャンクションを介したEDHF(血管内皮由来過分極因子)による血管弛緩作用も示すことを解明した.本稿では,ケルセチンの血管弛緩作用機序の総括と今後の研究課題をまとめた.

17 0 0 0 OA 除草剤の分解

著者
宗像 桂
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.1, no.4, pp.183-188, 1963-06-25 (Released:2009-05-25)
参考文献数
19
著者
工藤 君明
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌ATOMOΣ (ISSN:18822606)
巻号頁・発行日
vol.52, no.8, pp.468-472, 2010 (Released:2019-09-06)
参考文献数
4

地球温暖化というと,暑い夏がさらに暑くなることだと思われがちであるけれども,どちらかというと寒い冬が暖かくなって年間平均で気温が高くなるなど,年々の長期的変化に伴い,様々な現象の変動パターンがこれまでになく激変するということである。地球環境の変動をこれまでに蓄積してきたデータから単純に予測することはますます困難になっている。予測もつかないようないことを予測することが求められており,その予測技術を確立していくために,全球における高精度,広域,そして継続した観測がますます必要とされている。
著者
樋口 知之
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.2-11, 2013-04-01 (Released:2013-04-01)
参考文献数
10
被引用文献数
3 5

ビッグデータの活用によりイノベーションを引き起こすことが産業界からアカデミアまで幅広く期待されている一方,その成功の鍵となる人材の不足についてはあまり真剣に議論されていない。データ・サイエンティストと呼ぶ,統計学や機械学習の高度な知識と,ビッグデータの取り扱いに関する十分なスキルを持った人材の養成は焦眉の急である。すでに産業界においては優秀な人材の争奪戦が相当激しいものとなっている。国際的競争力の維持の観点から日本の人材育成上の問題点を指摘するとともに,アメリカで始まった新しいポスドク・インターンシップ制度を紹介し,データ・サイエンティストを増やす方策を考えてみる。
著者
Keiko Ishii
出版者
The Japanese Group Dynamics Association
雑誌
実験社会心理学研究 (ISSN:03877973)
巻号頁・発行日
pp.1909, (Released:2019-10-02)
参考文献数
13

Previous research has demonstrated that when people have to choose a product for which they do not have a preference and can observe their partners’ choices in advance, they are more likely to imitate their partners’ choices when choosing privately, whereas they are likely to choose differently when they are with their partners. The present study extends this evidence by testing Japanese participants and examining individual differences in the need for uniqueness. Despite the Japanese cultural norm of interdependence, which is positively associated with conformity, less than half of the participants imitated their partners’ choices, whether they chose privately or publicly. Moreover, people with a high need for uniqueness tended to choose a different option when choosing in front of their partners. Implications for the consequences of social influence are discussed.
著者
木山 博資
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.142, no.5, pp.210-214, 2013 (Released:2013-11-11)
参考文献数
11
被引用文献数
1

持続的なストレスは恒常性の維持機構を破綻させ,精神的あるいは器質的な障害を引き起こす.慢性的なストレスなどによって引き起こされると考えられている慢性疲労症候群や線維筋痛症などの機能性身体症候群に属する疾患の病態生理を明らかにするために,私たちは比較的類似した症状を呈するモデル動物の確立をめざしている.いくつかの慢性ストレスモデルのなかで,ラットの低水位ストレス負荷モデルは比較的安定した慢性的複合ストレスモデルであり,睡眠障害や疼痛異常など,機能性身体症候群の代表的な症状を示す.このモデルを用いて,脳や末梢臓器の組織的な変化を検討したところ,視床下部での分子発現の変化が起点となって,下垂体の一部に細胞レベルで器質的な変化が起こることが明らかになった.中間葉ではメラノトロフの過剰活動と細胞死,前葉ではソマトトロフの分泌抑制と萎縮が見られた.これらの変化は全て視床下部での分子発現の変化が引金となっていた.また,視床下部以外にも海馬での神経新生も影響を受けていた.この他,胸腺などの免疫系の臓器も影響を受けており,恒常性の維持機構である神経,免疫,内分泌系の臓器に細胞や分子レベルでの多様な変化が生じていた.これらの知見の解析は,今まで器質的な変化が明確に検出されていない機能性身体症候群の診断マーカーの確立や,疾患の分子メカニズムの解明に繋がると期待される.
著者
森 浩一
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.123, no.9, pp.1153-1160, 2020-09-20 (Released:2020-10-01)
参考文献数
39

吃音は, 呼吸と発声・構音器官に器質的な障害や可動制限が原則としてなく, 吃音中核症状 (繰り返し, 引き伸ばし, 阻止・ブロック) を生じる発話障害である. ほとんどは幼小児期に発症する発達性吃音である. 獲得性吃音としては成人後の心因性が多いが, まれに脳損傷 (神経原性) と薬剤性もある. 診断基準は, 吃音検査で中核症状が100文節あたり合計3以上あることである. しかし, 自分の名前のみ吃る症例等も見られ, 頻度は絶対基準ではない. 発話に際しての渋面や手足を動かすなどの随伴症状は, 吃音にかなり特異的である. 鑑別疾患として, 言語発達遅滞・異常, 構音障害, 発声障害, チック, 場面緘黙, 脳損傷等がある. 早口言語症 (クラタリング) は, 鑑別も必要であるが, 吃音との併発もある. 発達性吃音は3歳前後に好発し, 幼児の1割程度に発症する. 発症要因の7割以上が遺伝性であり, 育て方が原因という「診断原因説」は否定されている. 発吃から2~3年程度までの経過で7割以上が自然治癒する. したがって, 幼児期には楽に話せる環境を整えながら経過を追い, 発話に苦悶・努力や悪化傾向があるか, 就学1年前頃になっても改善傾向がない場合に言語治療を開始する. 幼児期の言語訓練は有効率が比較的高い. 8歳頃以降は自然治癒が少なくなる一方, 独り言ではほぼ吃らなくなり, 状況依存性が強くなる. 学齢期に約半数がいじめやからかいを経験するので, 対策が重要であり, 診断書等で対応する. 学齢後期以降には, 吃音を隠そうとして多彩な, しばしば不適切な対処行動を発達させ, 思春期以降は社交不安障害やうつ等の精神科的問題も併発しやすい. 言語訓練は単独では長期的な有効率が低く, 心理面・社会面のサポートも必要である. 就学・就労支援として, 診断書によって差別解消法に基づく合理的配慮を求めることができる. 発達性吃音であれば発達障害者支援法に基づき, 精神障害者保健福祉手帳の取得が可能である.
著者
大島 範子
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.89, no.6, pp.178-183, 2016-06-20 (Released:2016-09-20)
参考文献数
11
被引用文献数
1

魚の体色は皮膚に存在する特別な細胞“色素胞”によって発現する。色素胞は,細胞内に含有する色素物質の色を呈する光吸収性色素胞と,色素は存在せず,細胞内構造により光を反射して構造色を生じる光反射性色素胞に区別される。多くの色素胞は細胞膜に神経伝達物質やホルモンの受容体をもち,これらの物質が作用すると運動性を示す。魚の体色や模様の素早い変化は色素胞の運動によって誘起される。音声を発することのできない魚は体色や模様で仲間を認識し,それらの変化を利用してコミュニケーションを図っている。さらに派手な色彩を誇示して外敵から身を護る魚もいれば,逆に背景の色に溶け込んで自分の存在をカムフラージュすることにより,捕食者や被食者の目を逃れる魚種もいる。このように,魚にとって行動学的に重要な意義をもつ体色とその変化は,究極の生き残り戦略と言える。
著者
孫 大輔 密山 要用 守本 陽一
出版者
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
雑誌
日本プライマリ・ケア連合学会誌 (ISSN:21852928)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.136-139, 2018-09-20 (Released:2018-09-26)
参考文献数
5
被引用文献数
1

地域志向性ケアの一つのあり方として「モバイル屋台de健康カフェ」プロジェクトを紹介する.家庭医・医学生である筆者らは,東京の「谷根千」地域と,兵庫県豊岡市でモバイル屋台による健康生成的なダイアローグを実践した.モバイル屋台は健康無関心層へのアプローチや多世代がつながる場として,「小規模多機能」な機能を発揮する可能性がある.