3 0 0 0 OA 新吉原百人斬

著者
桃川燕林 講演
出版者
金桜堂
巻号頁・発行日
1896
著者
高橋 優太 今泉 洋 狩野 直樹 斎藤 正明 加藤 徳雄 石井 吉之 斎藤 圭一
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.57, no.6, pp.375-383, 2008 (Released:2008-06-28)
参考文献数
13
被引用文献数
7 5

2003年12月から2006年11月にかけて,日本海に面した立地である新潟市にて降水中に含まれるトリチウムと各種陽イオン濃度の測定を行った。これにより本研究では,これらの関連性を明らかにすることで,気団移動の解析への有効性について検討した。サンプルとなる月間降水は擬似浸透水型の採水装置を用いて集められた。この結果,以下のことが明らかとなった。(1)降水中のトリチウム濃度とカルシウムイオン濃度との間に相関性がある。(2)季節によって,降水起源気団の持つトリチウム濃度が異なる。(3)この傾向は大陸性気団において顕著に現れる。(4)降水中のトリチウム濃度は大陸性気団の降水と海洋性気団の降水との混合比によって決まると推定できる。
著者
塚原 一秋
出版者
国公私立大学図書館協力委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.109, pp.2004, 2018-08-31 (Released:2018-09-08)

Facebookページ「コクダイマルケン」の投稿に,いつ誰が「いいね」を付与したかを調査した。研修会の参加者と突合したところ,参加者が研修会前に「いいね」を付与した数はわずかであることがわかった。また,「いいね」を付与したユーザーの半数以上が1回限りの「いいね」付与である一方で,東京地区協会会員館の所属者を中心に10回以上「いいね」を付与するユーザーも存在することがわかった。それらを踏まえ,今後のFacebookページの活用方法を,一方的な広報手段としてではなく,研修会参加対象者以外との情報交流を目的としたものとすることを提案する。
著者
真部 真里子
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.191-192, 2011 (Released:2014-07-25)
参考文献数
2
被引用文献数
2
著者
菊地 洋右
雑誌
研究報告アルゴリズム(AL)
巻号頁・発行日
vol.2010-AL-131, no.7, pp.1-4, 2010-09-15

単純グラフ G のすべての辺を含む路をオイラー路、オイラー路が閉路となっているものをオイラー回路という。オイラー路をもつグラフを semi-eulerian とよび、オイラー回路をもつグラフをオイラーグラフとよぶ。オイラーグラフの特徴付けはグラフ理論の教科書に必ず載っていると言っていいほどよく知られている。オイラーグラフが与えられたときに、オイラー回路の数え上げは #P-完全であることが知られている。本研究は、単純グラフ G がオイラー路をもつとき、重複も抜けもなく、そのオイラー路を列挙するアルゴリズムを提案する。本研究のアルゴリズムではまず Fleury’s Algorithm を用いて単純グラフ G のオイラー路を求める。このオイラー路から順次、オイラー路を求めていくことで列挙を行う。提案するアルゴリズムは、Fleury’s Algorithm を適用した後に、すべてのグラフ的列を 1 つあたり O(m) 時間で列挙する。
著者
鄭 栄桓
出版者
緑蔭書房
雑誌
在日朝鮮人史研究 (ISSN:09120637)
巻号頁・発行日
no.33, pp.5-20, 2003-10
著者
堀込 孝二 Koji Horigome
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.135-150, 2019-03-31

I visited the West coast of America, Los Angeles, home of the sports business. There are a variety of professional sports teams in Los Angeles. Baseball (Major League Baseball), Soccer (Major League Soccer) and American football (National Football League) among others. The purpose of this study is to learn about the sports business in America, where participants are able to enjoy sports and attract clients.
著者
四十九院 成子 福場 博保
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.108-114, 1977-04-20 (Released:2010-03-09)
参考文献数
10

プリンスメロン汁液添加ゼリーが凝固しないことからプロテアーゼ活性のあることを見いだし, 粗酵素液を調製してその酵素化学的諸性質および精製法について検討した.至適 pH 10.9, 至適温度60℃, 至適基質濃度0.8%, 熱安定領域は60℃10分間加熱まではほぼ安定で90℃で完全に失活した, 銀, 鉄, 水銀イオンなどの重金属イオンは酵素活性を減少させた.緩衝液にマグネシウム, カルシウムイオンを添加すると透析時の酵素の安定化と比活性の上昇に役立っていた.またEDTAで影響を受けずPMSFによる阻害効果が大であることから, 本酵素がセリンプロテアーゼであることが示唆された.透析, CM-セルロースおよびセファデックス G-100 グロマトグラフィーによって粗酵素液の11.4倍に精製した。分子量はゲルろ過法により約47,500と推定された.
著者
大村 智 小畠 りか 田端 典子 砂塚 敏明 供田 洋
出版者
(社)北里研究所
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1995

糸状菌Asperbllus fumigatus FO-1289の培養液中より19種のピリピロペン(pyripyropene A から R まで)と命名した一連の新しい化合物群を、アシル-CoA:コレステロールアシル転移酵素(ACAT)阻害剤として発見した。NMR測定(HMQC、^1H-^1HCOSY、HMBCなど)、X線結晶解析や改良Mosher法などにより絶対立体配置も含めた構造を明らかにした結果、ピリピロペンはピリジン、α-ピロンとセスキテルペンから構築されたユニークな共通骨格を有することが明らかとなった。各種前駆体化合物の取り込み実験や分解反応実験により、ピリピロペンAの生合成も明らかにした。ラット肝ミクロソームを酵素源としたACAT活性の測定から、成分A、B、C、D、L、Jは天然物の中で最も強力なACAT阻害活性を示すことが明らかとなった。天然由来ピリピロペンの構造活性相関を基盤に、約300の誘導体を合成し、そのACAT阻害活性が10倍以上向上した化合物を得た。また、ピリピロペンAとEについては異なったルートで全合成を達成した。誘導体について経口投与によるハムスターの消化管からのコレステロール吸収に対する影響を比較したところ、ピリピロペンAは投与量依存的にその吸収阻害が認められ(ED50は約100mg/kg)、さらに誘導体PR-86の活性(ED50は10mg/kg)はピリピロペンAより約10倍上昇した。今後、ピリピロペンについてさらに医薬品としての検討が加えられることを期待すると同時に、未だ不明な点が多いACAT酵素自身の生化学的解析の道具としての利用が期待される。
著者
吉川 弘之 小野里 雅彦 KUMAZAWA Masami
出版者
東京大学
雑誌
一般研究(B)
巻号頁・発行日
1985

一般設計学は、多くの産業分野で行なわれている多様な設計に関して、その本質を明らかにし、またその際に共通に成立するモデルを樹立することを目的として、理論・実験の両面より研究する学問である。本研究は、それの理論的測面の展開を目的として行なわれた。本研究においては、まず、従来の一般設計学である位相幾何学を用いた数学的モデルの精緻化を行ない、各定義・定理間の整合性を高めた。さらに概念の位相の構成を考えることによって、知能の発達・学習のモデルをこのモデル上で考察できることが明らかとなった。また、現実の設計を説明するために、メタモデルという概念を導入し、それによって現実の設計過定のモデル化を行うことで、現実の設計過程との対応をとることが可能となった。このことにより、一般設計学の設計過程モデルをCADシステムの構築に際しての脂導原理として用いることができた。以上、本研究の成果を要約すると以下のようである。1.人間の概念を位相空間としてモデル化することが可能である。2.知能の発達,学習を含め、記憶,推論などが、知能の位相空間モデル上で記述可能である。3.概念に関する基本的な性質を公理として設定すると、公理から演繹される諸定理が現実の設計行為をよく説明する。4.位相空間上で記述された設計過程モデルは、そのまま設計を支援する情報処理技術法を生み出すものではないが、システム作成の指導原理として有効であることが確認された。今後の研究課題は、これら理論的な研究による知見を実験的な面からその正当性・有効性を立証することである。
著者
桐山 孝司 吉川 弘之 冨山 哲男 桐山 孝司
出版者
東京大学
雑誌
一般研究(B)
巻号頁・発行日
1992

本研究ではまず、機械設計の知識表現のためのオントロジーの分類を提案した。知識表現のオントロジーとは、現実世界に関する知識を特定の形式で記述するために、そもそもどのようなものが個体や物質として存在するかという捉え方や、そこで捉えた内容を表現するための語彙の集合を指す。機械に関する知識にはさまざまな見方や抽象化のレベルがあり、知識表現に必要なオントロジーも多岐にわたる。本研究ではオントロジーを、抽象化(現実世界と記述のための語彙との対応)、簡略化(抽象化された表現同士の間の簡略化の関係)、領域(力学、電磁気学など知識がカバーする範囲)、粒度(存在物を切り分ける大きさ)、範囲(世界の中から注目する部分を切り取る大きさ)の軸で分類した。次に本研究では、フィジカル・フィーチャー収集のためのツールを作成した。フィジカル・フィーチャーとは、機械設計に用いられる物理現象と、それを起こさせるのに必要な属性の組である。フィジカル・フィーチャーは機械の機能と構造とを関連づけるものとして、特に機械の概念設計段階の知識の表現に適する。本研究では機械の機能、挙動、構造を一般的に表現するシステムSYSFUND(System for Functional Design)を開発し、それを用いてフィジカル・フィーチャーを収集した。最後に本研究では、設計知識の共有化のためのデータベース環境を開発した。フィジカル・フィーチャーのデータベースは、対象とする物理現象の種類を増やすと大規模なものになり、個人のデータベースを超えた共有データベースの考え方が必要になる。本研究ではオブジェクト指向データベースを共有のためのデータベースとして用い、必要に応じて個人のデータベースにフィジカル・フィーチャーを取り込める環境を構築した。
著者
新井 健生 小嶋 勝
出版者
電気通信大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2019-04-01

液体内における微小生体対象の非接触6自由度マニピュレーションを実現し,その原理の解明と限界値を究明し,応用を示す.駆動原理は,微小旋回流が生ずる回転運動と並進運動に基づく.微小旋回流は高速回転する針状棒を駆動源として生成される.6自由度の運動は,この単一旋回流を複数組み合わせて生ずる複合旋回流による方法と,単一駆動源の方向を直接制御して多様な回転や並進を生成する方法の二者を提案する.駆動源の回転速度や振幅等が微小対象の運動に及ぼす影響を実験と理論より解析し,非接触マニピュレーションのダイナミックスを解明する.単一細胞の高速高精度位置決め制御と,スフェロイド3Dモデル構築の応用に資する.
著者
新井 健生 小嶋 勝 前 泰志 小椋 利彦
出版者
電気通信大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2016-04-01

局所刺激計測を実現する可搬型マイクロハンドシステム,渦流を用いた非接触マニピュレーション,連続的力学刺激を与えるマイクロ流路,長時間追尾可能な観察システム,並びに蛍光画像と明視野画像を同時に取得できる顕微鏡を実現し,以下の新たな生物学的知見を見出した.細胞と細胞核への力学刺激応答計測により,細胞核は剛性が高く,複数の細胞内骨格の存在が示唆された.核刺激の強弱にともない遺伝子の発現パターンが変化することを見出した.線虫移動時の各部位の曲率を計測し,運動パターンの相違を定量的に明らかにした.連続的な力学刺激を正常細胞とがん細胞に与え,細胞変形能の相違を定量的に明らかにした.
著者
水野 紀子 嵩 さやか 鳥山 泰志 石綿 はる美 池田 悠太 渡辺 達徳 大村 敦志 得津 晶 早川 眞一郎 小粥 太郎 森田 果 藤岡 祐治 中原 太郎 久保野 恵美子 吉永 一行 澁谷 雅弘 今津 綾子 金谷 吉成
出版者
白鴎大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2018-04-01

2018年度は、高齢者財産管理に関する諸問題を、.死亡時の財産処理、生前の財産保全・運用、消費者被害の分野ごとに、社会問題班が、具体的な社会問題について、A. 手続班、B. 後見班、C. 消費者班ごとに検討し、カテゴリ班Iが、公的介入の在り方についての総論的検討を行った。具体的には、A. 手続については今津が近時話題となる子の引渡事件を中心に家事事件について公的介入の要否・在り方を検討し、B. 後見班では、国家の後見的介入についてインプットの代表例の税制について分担者渋谷、藤岡が相続税及び資産税を検討し、かかる税制・国民負担の関係を踏まえた上で、アウトプットの代表例である社会保障について分担者嵩が所得保障や医療・介護保障の問題点の分析を行った。また、A.,B.両面にわたる問題として、分担者石綿が近時の相続法改正における生存配偶者の保護を素材に、遺産分割の交渉のスタートとなり、かつ、「後見的保護」となる民法のルールについて分析を行った。C. 消費者班では、消費者法のみらず消費者保護を一部取り込んだ民法(債権法)も含めて分担者渡辺が総論的な検討を示し、分担者中原が具体的なトピックを素材に検討を深め、分担者得津は投資商品(金融商品)の売買契約のプロセスの瑕疵について検討を行った。これらの諸問題の分析手法について、分担者森田が、法制度の現実社会に与える影響(相関関係・因果関係)の析出の検討を深め、その具体的な成果を海外で公表した。これに対して、総論的検討を行うカテゴリ班Iでは、代表者水野が、A.手続、B.後見、C.消費者のすべてにわたる高齢者の財産管理を保護する制度的インフラの不存在を指摘し、諸外国を参考に、いかなるインフラが不足しているのか、国家的保護の「類型」の候補を指摘した。そして、水野、中原、石綿は2019年度比較法学会のシンポジウム報告の準備を進めた。
著者
栗田 禎子 長澤 榮治 水島 多喜男 阿久津 正幸 小林 春夫 鈴木 規夫 阿久津 正幸 清水 学 千代崎 未央 平野 淳一 湯川 武
出版者
千葉大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

従来、現代中東の社会運動をめぐる研究では、専らいわゆる「イスラーム主義」運動のみが脚光を浴びる傾向があったが、本研究では中東におけるマルクス主義の問題に着目し、その展開過程の特質を、運動、思想、歴史的・社会的背景という角度から分析した。研究の結果、中東のマルクス主義はこの地域の置かれた社会的・経済的現実と対峙し、地域に根ざした「知」の伝統(アラブ・イスラーム哲学の蓄積等)とも対話・格闘しながら発展してきたものであり、欧米からの単なる「移植」の産物ではないことが明らかになった。また、中東の社会・政治のあり方に関する従来の固定的・静態的イメージの見直しを行なうことができた。
著者
Cui Songkui
出版者
奈良先端科学技術大学院大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2017-04-01

寄生植物は他の高等植物に寄生し、栄養と水を奪う植物である。宿主植物に寄生するために、吸器という特殊な器官を形成する。しかし、吸器がどうやって宿主を認識するのかは未だに未解明である。本研究ではモデル寄生植物コシオガマを用いたエチレン突然変異体の同定および宿主-寄生植物相互作用におけるエチレンシグナル伝達の役割を解析した。寄生植物側のエチレンシグナル伝達は吸器形成過程において、吸器先端細胞の分裂や分化の調節により、宿主感染の有無を決定することを明らかにした。また、宿主植物側のエチレンは寄生に一部寄与することを明らかにした。これはエチレンによって寄生植物の有する宿主感受性をあげていると考えられる。
著者
CUI Songkui
出版者
独立行政法人理化学研究所
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2013-08-30

真核生物の細胞では、貯蔵脂肪を代謝して、成長に必要なエネルギーとなるスクロースを合成するため、オイルボディとペルオキシソームが協調的に機能すると考えられているが、その生物学的な意義は明らかでなかった。本研究では、オイルボディとペルオキシソーム間の膜付着を制御する遺伝子を発見し、脂肪分解とこれら細胞小器官どうしの相互作用について生物学的なリンクを初めて明らかにした。私たちの結果から、植物細胞は最終産物であるスクロースをシグナルとして、オイルボディとペルオキシソームの物理的相互作用を制御することにより脂肪分解ひいては脂肪酸の移動を微調整する新規のメカニズムを明らかにした。