著者
村上 知嘉子 安田 剛 植木 克彦 中村 英夫
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.44, pp.155-156, 1992-02-24

最近の組み込みシステムでは、リアルタイムOSを用いてマルチタスクのアプリケーション・プログラムを制御するようになってきている。しかし、アプリケーション・プログラムは大規模化の傾向にあり、ひとつのマイクロプロセッサでは処理が困難になっている。そこでターゲットシステムの処理能力を高めるために、複数のマイクロプロセッサを使用し、その上でアプリヶーショシ・プログラムを分散処理するという方法がとられている。そのため、従来から行われているクロスソフトウェア開発手法において、複数のマイクロプロセッサから構成されているターゲットシステムについてもホストマシン上からデバッグを可能にする必要がでてきている。そこで、このようなデバッグ環鏡を整えるために、必要な機能について報告する。
著者
渡辺 正敏 旭 博史 石田 薫 阿部 正 近藤 宗廉 小川 将 天野 一之 斉藤 功 金 直樹 中村 隆二 西成 尚人 森 昌造
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.18, no.8, pp.1753-1757, 1985-08-01

domperidone の gastroesophageal reflux (GER) 対する治療薬剤としての評価について, 健常人18名を対象に, 食道内圧測定 (5名), テレメタリングによる24時間食道 pH 測定 (13名) を行い検討した. lower esophageal sphincter (LES) の圧と長さは domperidone 0.2mg/kg 静注にて15分後から有意の増加を示し, 60分後は最大で対照の約2倍に達した. GER に関しては, 逆流回数では domperidone 投与後に著変を認めなかった. 一方, 逆流時間では24時間中, 日中, 夜間のいずれの1時間当りの逆流時間においても対照と大差は無かったが, 投与後1時間の値では対照群に比べ著明な短縮を示した. 以上より, 本剤は LES 機能, 食道自浄作用を高めることに寄与することが示唆された.
著者
青山 幹雄 清兼 幸雄 中村 正実 川尻 信哉
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.41, pp.361-362, 1990-09-04
被引用文献数
1

通信ソフトウェアなどのリアルタイムシステムを、地域分散した開発拠点で並行開発するための分散CASE環境ICAROS-イカロス-(Integrated Computer-Aided enviRonment for c0operative Software development)を開発している。ワークステーション(WS)上で状態遷移図に基づくリアルタイムシステムの設計を支援する。
著者
右田 雅裕 中村 良三
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.41, no.10, pp.2941-2944, 2000-10-15

2分探索木を通りがけ順になぞる並列アルゴリズムを並列計算機モデルCREW PRAMのもとで提案する.このアルゴリズムでは,はじめにオイラーツアー技法を用いて2分探索木のオイラー閉路を求め,その走査リストから簡潔で効率良く通りがけ順の値を算定する並列アルゴリズムを示す.この並列アルゴリズムの時間計算量は,節点の数を $N$ とすると,$O(N)$ のプロセッサを用いて通りがけ順の値を $O(?log N)$ 時間で求めることができる.We propose an efficient parallel algorithm to number the verticesin inorder on a binary search tree by using Euler tour technique.The proposed algorithm can be implemented in $O(\log N)$ time with $O(N)$ processors in CREW PRAM,provided that the number of nodes in the tree is $N$.
著者
三浦 剛史 沖田 功 江口 誠一 中村 洋 森谷 和子 東 祐一郎 島袋 明子 中西 敬
出版者
日本呼吸器内視鏡学会
雑誌
気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 (ISSN:02872137)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.70-75, 1989-02-20

症例は64歳の主婦, 主訴は血痰である。既往歴としては正常分娩が2回, その後子宮外妊娠で手術が行われている。第2子出産後より月経に一致して血痰が出現し, 10年程前の閉経後も数年に1回くらいの出血があった。2年前より出血はなかったが, 最近再び血痰があったため昭和62年6月9日に岡田病院放射線科を受診した。気管支鏡検査では右底幹の外側壁に中心陥凹を有する低い隆起性病変がみられ, 周辺部は白色調を呈していた。生検鉗子によるbiopsyにて細胞に富む間質に囲まれた子宮腺に類似した腺管組織が認められ, 気管支子宮内膜症と診断された。著者らの調べた限りでは本症例は気管支鏡にて病変部を直視しえた最初の報告例と思われた。今後このような症例に積極的に気管支鏡検査が施行され, 本症の気管支鏡所見が明らかにされることが望まれる。
著者
小林 進 落合 武徳 堀 誠司 鈴木 孝雄 清水 孝徳 軍司 祥雄 剣持 敬 島田 英昭 岡住 慎一 林 秀樹 西郷 健一 高山 亘 岩崎 好太郎 牧野 治文 松井 芳文 宮内 英聡 夏目 俊彦 伊藤 泰平 近藤 悟 平山 信夫 星野 敏彦 井上 雅仁 山本 重則 小川 真司 河野 陽一 一瀬 正治 吉田 英生 大沼 直躬 横須賀 収 今関 文夫 丸山 紀史 須永 雅彦 税所 宏光 篠塚 典弘 佐藤 二郎 西野 卓 中西 加寿也 志賀 英敏 織田 成人 平澤 博之 守田 文範 梁川 範幸 北原 宏 中村 裕義 北田 光一 古山 信明 菅野 治重 野村 文夫 内貴 恵子 斎藤 洋子 久保 悦子 倉山 富久子 田村 道子 酒巻 建夫 柏原 英彦 島津 元秀 田中 紘一
出版者
千葉大学
雑誌
千葉医学雑誌 (ISSN:03035476)
巻号頁・発行日
vol.76, no.5, pp.231-237, 2000-10-01
被引用文献数
1

今回,千葉大学医学部附属病院において,本県第1例目となるウイルソン病肝不全症例に対する生体部分肝移植の1例を実施したので報告する。症例(レシピエント)は13歳,男児であり,術前,凝固異常(HPT<35%)とともに,傾眠傾向を示していた。血液型はAB型,入院時の身長は176.0cm,体重は67.0kgであり,標準肝容積(SLV)=1273.6cm^3であった。ドナーは姉(異父)であり,血液型はA型(適合),身長は148.0cm,体重は50.0kgと比較的小柄であり,肝右葉の移植となった。術後は極めて良好な経過をたどり,肝機能は正常化(HPT>100%)し,術後72病日で退院となった。
著者
檀原 高 岡田 隆夫 建部 一夫 坂本 直人 富木 裕一 案浦 健 鈴木 千賀子 中村 真一郎 津村 秀憲 栗原 秀剛 小林 敏之 諫山 冬実 奥村 彰久 田村 剛 富野 康日己
出版者
順天堂大学
雑誌
順天堂医学 (ISSN:00226769)
巻号頁・発行日
vol.53, no.4, pp.651-656, 2007-12

定例の順天堂医学教育ミニワークショップが,2007年6月1日に開催された.50名以上の教員が参加し適切な試験問題の作成のための討議を行った.午前のセッションでは,予め作成していただいた定期多肢選択問題をスモールグループで検討修正を行った.午後のセッションでは,基礎医学系教員にはCBTにおける順次解答4連問を,臨床医学系の教員には4年次および5年次の臨床実習における口頭試験問題を作成していただいた.
著者
高田 芳博 園田 武 中村 幹雄 中尾 繁
出版者
公益社団法人日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.678-686, 2001-07-15
被引用文献数
4 11

島根県宍道湖の2水域(斐川, 玉湯)で, ヤマトシジミCorbicula japonicaの成長と着底稚貝出現状況を検討した。殻表のリングは年齢形質と認められ, リング数は玉湯で6本, 斐川では3本であり, 斐川では0本群が卓越していた。殻長は1本目のリング形成時に斐川側が大きく, その後の平均殻長にも差が認められた。殻成長は春から秋にかけて大きく冬期間は停滞した。一方, 軟体部成長はリング数2本・3本群で6月から9月にかけて多く, 冬は少なかった。着底量に水域間で明瞭な差は認められなかったが, 斐川では着底後の減耗が著しいことが示唆された。
著者
江口 輝男 植田 利貞 中村 正彦 喜多島 豊三 岩井 重富
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.29, no.11, pp.2116-2121, 1996-11-01
被引用文献数
7

大腸癌イレウスの臨床病理学的特徴とその治療,特に緊急手術の適応について検討した.1976年から1994年までの大腸癌手術症例は252例で,そのうちイレウス症状を呈した症例(イレウス群)は31例(12.3%)であった.イレウス群は非イレウス群に比べ男性に多く,肉眼的には3型,全周性が,組織学的には深達度ss以上,n(+),ly(+),v(+)が多かった.肝転移,腹膜転移も多く,stage IIIa以上の進行癌が多かった.イレウス群のなかで1期的に切除しえた症例は分割手術が施行された症例よりも治癒切除率は高かった.当院ではチューブドレナージによる待期的な1期的吻合治癒切除をすすめているが,左側結腸では症例により緊急手術としている.その基準として,(1)イレウス発症から治療開始までに1週間が経過している,(2)局所に強い圧痛を持っている,(3)4日間のチューブドレナージで効果の現れないものとした.
著者
倉西 誠 小西 稔 大山 永昭 松井 美楯 伊藤 一 中村 衛 嘉戸 祥介 吉田 寿
出版者
公益社団法人日本放射線技術学会
雑誌
日本放射線技術學會雜誌 (ISSN:03694305)
巻号頁・発行日
vol.50, no.11, pp.1830-1838, 1994-11-01
被引用文献数
1

SDF法を使ったフィルム上のID自動認識技術を開発し臨床現場に展開させるためにAPR-SYSTEMの提案を行ったが, この成果を臨床技術として完成させるには次のような課題も残されている.(1)傾斜したり裏返しになっているネームプリント部にある数字を認識する時の対策(2)診療現場で許容される処理時間の検討と, ネームプリント部を検出する時の処理時間の高速化(3)提案したAPR-SYSTEMの開発と実用化(4) PUCK等のように特殊な形となっているネームプリント部への対応紙数の関係から割愛したが, (1)に関しては解決手段をほぼ確立しており, 評価結果を含めて別の機会に紹介したい.今後は(2)と(3)を重点に研究を進める予定でいるが, これらの技術やシステムは放射線診療の発展には不可欠な要素であり, 特許等により排他的, 独占的に一部のメーカーや施設で限られて使われるのではなく, 広く検討され, 多くの人々に普及することを強く期待するものである.最後に, 本研究に対し多大のご協力を賜った東京工業大学像情報工学研究施設・山口雅浩先生, コニカ(株)医用販売事業部・山中康司氏, ご支援を賜った富山医科薬科大学附属病院放射線部長・柿下正雄教授並びに放射線技師各位, さらにRIS(TOSRIM)の開発をお願いした(株)東芝医用機器事業部と東芝メディカル(株)の関係各位に深く感謝申し上げます.なお, 本研究は平成5年度文部省科学研究費補助金奨励研究(B)の補助による成果であり, 報告の要旨は第20回日本放射線技術学会秋季学術大会(山形市, 1992年10月), SPIE's Medical Imaging 1994 (Newport Beach, California U.S.A., 1994年2月)において発表した.
著者
佐藤 智子 荻野 亮吾 中村 由香
出版者
東京大学大学院教育学研究科生涯学習基盤経営コース内『生涯学習基盤経営研究』編集委員会
雑誌
生涯学習基盤経営研究 (ISSN:1342193X)
巻号頁・発行日
no.34, pp.71-86, 2009

論文/Thesis本研究の目的は次の2 点である。1つは,これまでの近代社会教育政策に関する先行研究を整理すること,もう1 つは,明治後期から昭和初期の社会教育政策の成立過程とその要因を,政治的アクターの相互関係の中で通史的に描きなおすことである。先行研究では,社会教育政策の成立や社会教育行政機構の整備・拡充を所与の結果として理解する傾向が強かったため,社会教育政策について,誰が,なぜ大正から昭和初期に成立させたのかという過程や要因を十分に明らかにしてこなかった。よって本研究では,それを時々の内閣やその文部大臣をアクターに位置付け,社会教育政策の成立過程を再構成し,成立の要因を明らかにすることを試みた。The purpose of this paper is as follows. One section is designated to organize the preceding studies on modern social education policies in a comprehensive manner. The other section is to rewrite the dynamics from among some political actors and the factors of how modern social education policies came into existence. In previous studies, the tendency was to regard the formation of modern social education policies and the administrative amplification as given results. Therefore, adequate clarification was not made of the factor that modern social education was realized in the Taisho and the early Showa eras. In this paper, we regard the Ministries and Ministers of Education of the time as some of the key actors, and have tried to describe the factors and reorganize the framework for studies on social education policies.
著者
上谷 宏二 中村 恒善 森迫 清貴 石田 修三
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文報告集 (ISSN:09108025)
巻号頁・発行日
no.445, pp.67-78, 1993-03-30
被引用文献数
7

In the incremental analysis of the critical behavior of an elastic-plastic structure, a conventional iterative procedure for finding the set of element stiffness coefficients consistent with the material flow law may often lead to a pitfall of cyclic process, in which a multiple inconsistent sets of stiffness coefficients are to be alternately or recurrently selected. This is one of the most serious difficulties left unsolved in combined nonlinear analysis. In this paper, the intrinsic mechanism and characteristics of these cyclic processes are clarified for a simple rigid body-spring column model. On the basis of the results, an effective strategy for finding the consistent set is proposed with the use of the eigenvector associated with the smallest negative eigenvalue of system stiffness matrix.
著者
竹井 将紫 中村 俊介
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.37, pp.105-107, 2007-05-11

本稿では,身体の動きを音楽と映像に変える『神楽-KaGuRa-』を応用した合奏システムを提案する.コンセプトは「ヒトとヒトとの協調性」であり,以下3つの小テーマを持 つものである.(1)体験者同士が互いの存在を直接的に意識できること(2)体験者同士が協調しながら身体を動かすことで音楽が生成されること(3)体験者同士の掛け 合いがコンテンツ内容の展開に反映されることThis paper reports the ensemble system that applies "KaGuRa" that changes a motion of the body into audio and visual. The concept is "The player's cooperation", and the one with three small themes hereafter. (1) The player should be able to consider existence each other immediately mutually. (2) Music must be generated with the movement of the player of his body mutually cooperating. (3) Player's negotiation must be reflected in progressing of content.