著者
中村 伸一
出版者
日本家族社会学会
雑誌
家族社会学研究 (ISSN:0916328X)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.38-48, 2017-04-30 (Released:2018-06-18)
参考文献数
2

家族療法家である著者が,家族をどのようにとらえているかを述べ,家族療法の発生の歴史と基本的な特徴を紹介した.さらに適応疾患や問題行動を列挙した.さらに代表的な3つのモデルであるシステム論に基づいたコミュニケーションモデル,家族構造を把握し変化させる家族構造モデル,ジェノグラムを用いて家族の歴史を紐解くことで治療を行う多世代家族療法モデルについて実例をまじえながら述べた.
著者
松島 伸代 加藤 舞斗 中村 敦樹 石井 晴人
出版者
日本プランクトン学会
雑誌
日本プランクトン学会報 (ISSN:03878961)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.46-57, 2021-08-25 (Released:2021-09-02)
参考文献数
38

Mass occurrences of scyphozoan jellyfish, such as Aurelia coerulea, have been reported in various waters; however, little is known about the hydrozoans and ctenophores in Tokyo Bay. In this study, the abundance of these jellyfishes was monitored for four years(April 2015–November 2016, April 2018–July 2019)in Tokyo Bay. Thirteen hydrozoan species and three ctenophores were observed. The dominant hydrozoan species identified were Cytaeis uchidae, Podocoryne minima, Rathkea octopunctata, Diphyes chamissonis, and Liriope tetraphylla, while Bolinopsis mikado was the most dominant among the ctenophores. Cytaeis uchidae, P. minima, and R. octopunctata appeared for a short period with extremely high abundance. Cytaeis uchidae occurred when the salinity was low, but P. minima occurred under high water temperature and high salinity conditions during summer. The abundance of R. octopunctata increased with decreasing water temperature during winter. On the other hand, D. chamissonis and L. tetraphylla presented prolonged abundance during most of the studied period. Diphyes chamissonis occurred in summer when the water temperature was high, and L. tetraphylla was observed at low temperatures and high salinities in autumn. It was suggested that these two species, without polyp stages, had entered from the adjacent waters in Sagami Bay. Diversity for the species composition of hydrozoans and ctenophores is very low, with some species dominant in Tokyo Bay; the occurrence of these dominant species is greatly affected by water temperature and salinity in the ambient seawater. These species play an important role in the gelatinous plankton ecosystem in Tokyo Bay.
著者
中村 真理
出版者
関西大学国文学会
雑誌
國文學 (ISSN:03898628)
巻号頁・発行日
vol.100, pp.257-276, 2016-03-31
著者
中村 英代
出版者
関東社会学会
雑誌
年報社会学論集 (ISSN:09194363)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.19, pp.165-176, 2006-07-31 (Released:2010-04-21)
参考文献数
29

In this study, I interviewed people who recovered from eating disorders. This revealed that individual understanding of their illness experiences had changed before recovery and after recovery. Heretofore, the research emphasis in the field of medical anthropology and medical sociology has been on “Illness Narratives” by individual suffering. In contrast, this study has focused on “Healing Narratives” by individual recovery. By showing the sociological research issues found in these “Healing Narratives”, I give meaning to hear the voices of people who have recovered from illness and difficulties.
著者
田中 ふみ 井上 潤一 中村 武人 松村 陽子 前田 倫
出版者
一般社団法人 日本ペインクリニック学会
雑誌
日本ペインクリニック学会誌 (ISSN:13404903)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.341-344, 2017-10-25 (Released:2017-11-08)
参考文献数
12

がんへの放射線治療により発生する口内炎などの粘膜炎の薬物治療には,抗炎症薬や局所麻酔薬の含嗽,非ステロイド性抗炎症薬や麻薬などの鎮痛薬があるが,その効果は十分といえない.粘膜炎による痛み,感染,栄養状態の悪化のために放射線治療を中断することは予後に直結するため,新たな治療薬が期待されている.今回,放射線治療による肺腺がん患者の食道粘膜炎と頬粘膜がん患者の口内炎に対し,桔梗湯を使用することで症状の改善を認め,放射線治療を完遂した症例を経験した.桔梗湯は桔梗と甘草からなる漢方薬であるが,桔梗・甘草それぞれに抗炎症,抗潰瘍効果があることが報告されており,桔梗湯にも同様の効果があると想定され,放射線性粘膜炎に対する有効な支持療法になりうると考えられる.
著者
中村 正人
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.131, no.4, pp.220-225, 2011-04-01 (Released:2011-04-01)
参考文献数
5

本記事に「抄録」はありません。
著者
池添 冬芽 小林 拓也 中村 雅俊 西下 智 荒木 浩二郎 市橋 則明
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.43 Suppl. No.2 (第51回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.0376, 2016 (Released:2016-04-28)

【はじめに,目的】近年,低強度の筋力トレーニングであっても疲労困憊までの最大反復回数で行うと,高強度と同程度の筋力増強・筋肥大効果が得られることが報告されている。しかし,疲労困憊までさせずに最大下の反復回数で低強度トレーニングを実施した場合,高強度と同等の筋力増強・筋肥大効果が得られるかどうか,また筋の質的要因に対しても改善効果が得られるかどうかについては明らかではない。本研究の目的は,健常若年男性を対象に低強度・高反復および高強度・低反復の膝関節伸展筋力トレーニングを8週間実施し,1)低強度・高反復トレーニングは高強度と同程度の筋力増強や筋肥大・筋の質改善効果が得られるのか,2)各項目の経時変化に両トレーニングで違いはみられるのかについて明らかにすることである。【方法】対象は下肢に神経学的・整形外科的疾患の既往のない健常若年男性15名とした。対象者を無作為に低強度・高反復トレーニング群(低強度群)と高強度・低反復トレーニング群(高強度群)に分類した。膝関節伸展筋力トレーニングは筋機能運動評価装置(BIODEX社製System4)を用いて,低強度群では30%1RM,高強度群では80%1RMの強度で週3回,8週間実施した。8回の反復運動を1セットとし,低強度群では12セット,高強度群では3セット実施した。介入前および介入2週ごとに1RM・最大等尺性筋力,超音波測定を行った。1RM・最大等尺性筋力測定には筋機能運動評価装置を用い,膝伸展1RMおよび膝関節70°屈曲位での最大等尺性膝伸展筋力を測定した。超音波診断装置(GEメディカルシステム社製LOGIQ e)を用いて,大腿直筋の筋量の指標として筋厚,筋の質の指標として筋輝度を測定した。なお,筋輝度の増加は筋内の脂肪や結合組織といった非収縮組織の増加を反映している。トレーニングの介入効果を検討するために,各項目について分割プロット分散分析(群×時期)を行い,事後検定にはBonferroni法による多重比較を行った。【結果】分割プロット分散分析の結果,1RM・最大等尺性筋力,筋厚および筋輝度のいずれも時期にのみ主効果がみられ,交互作用はみられなかったことから,いずれの項目も2群間で効果の違いはないことが示された。事後検定の結果,両群ともに1RMおよび最大等尺性筋力はPREと比較して2週目以降で有意な増加がみられた。また両群ともに筋厚はPREと比較して4週目以降で有意に増加し,筋輝度は8週目のみ有意に減少した。【結論】本研究の結果,両トレーニング群ともに筋力増強,筋肥大,筋の質の改善がみられ,その変化の程度や経時変化に違いはみられなかったことから,低強度であっても12セットと反復回数を増やすことによって,高強度3セットのトレーニングと同様の筋力,筋量,筋の質の改善効果が得られることが明らかとなった。
著者
石多 猛志 大石 英人 飯野 高之 佐藤 拓也 濱野 美枝 中村 努 新井田 達雄
出版者
日本外科系連合学会
雑誌
日本外科系連合学会誌 (ISSN:03857883)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.102-106, 2015 (Released:2016-02-29)
参考文献数
11

症例は75歳女性.普段より便秘気味で5日間の無排便期間の後に大量の排便を認めた後に下血を生じたため当院救急外来受診となった.診察時臍周囲の軽度圧痛を認めるも,腹膜刺激症状なく腹部レントゲンにても特に所見を認めなかった.しかし腹部造影CT(computer tomography)にて直腸(Rb)背側に巨大な穿孔部認め緊急手術となった.開腹時腹腔内に汚染認めず,穿孔部も認めなかった.S状結腸にて人工肛門造設し,穿孔部が巨大なため経肛門的に直腸内ドレーン留置の方針となった.術後画像検査にても穿孔部から周囲への炎症の広がりを認めなかった,術後11日目に直腸内ドレーン抜去して術後17日目に退院となった.直腸穿孔は稀な疾患であり,緊急手術にてHartmann手術もしくは,穿孔部単純閉鎖後人工肛門造設を行うことが多い.直腸穿孔に対して人工肛門造設行い,経肛門的直腸ドレーンにて症状軽快した1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
著者
美馬 秀樹 中村 覚 中澤 敏明
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.6, no.3, pp.127-130, 2022-08-01 (Released:2022-10-05)
参考文献数
5

本稿では、ビヨンドブック(以下、BBと略)機能を支える要素技術の設計と開発について述べる。BBのプロトタイプ制作にあたっては、必要な要素技術について検討を行い、実験、評価を目的として可能なものの実装を進めた。具体的には、1)コレクション機能、2)カテゴライズ機能、3)テーマ抽出機能、4)マイクロコンテンツの最適配置機能、5)コンテンツ間のリンク推定機能、6)インターネット情報の取り込み機能、7)翻訳/著者と読者の共同編集機能、及び8)ユーザーアクションからの自動知識獲得機能、が挙げられる。これらの技術はいずれもデジタルアーカイブ全体の機能向上に役立つことを念頭において設計し、開発を進めたものである。
著者
樋口 富彦 湯山 育子 中村 崇
出版者
日本サンゴ礁学会
雑誌
日本サンゴ礁学会誌 (ISSN:13451421)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.47-64, 2014 (Released:2014-09-02)
参考文献数
93
被引用文献数
1

サンゴ礁生態系は近年,人為起源によると考えられる様々なストレスに晒されており,その衰退が危惧されている。造礁性サンゴ類(以降略してサンゴと記載)はストレスを受けた際,『白化現象』をはじめ様々な応答を示す。サンゴはストレスに対する防御機構を備え持つと考えられているが,その機能の多くが解明されていないのが現状である。造礁性サンゴのストレス防御機構を知ることは,白化現象等,環境変化により生じる変化に対処する方法を探索することにもつながるため重要となる。近年,遺伝子解析技術の向上により,造礁性サンゴの一種であるコユビミドリイシの全ゲノム解読が完了したことから,今後サンゴのストレス防御機構についての研究が飛躍的に進むことが期待されている。本総説では,高水温や強光など環境ストレスに対する造礁性サンゴのストレス応答について,遺伝子,生理および生態の多角的な視点から理解の現状をまとめる。また,抗酸化物質やマイコスポリン様アミノ酸,蛍光タンパク質などサンゴの持つストレス防御機構についての知見をまとめ,今後サンゴのストレス耐性や防御に関する研究を進める上での展望を述べる。
著者
立岡 修治 中村 登 九玉 輝明 本高 浩徐 永田 彩子 濵田 信男
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.76, no.6, pp.1509-1514, 2015 (Released:2015-12-28)
参考文献数
23

症例は42歳,女性.2年前にS状結腸憩室炎を認め,保存的治療にて軽快した.今回,臍部の疼痛と発熱を主訴に来院.CTにて尿膜管膿瘍を認め,膀胱およびS状結腸との交通が疑われた.高度の炎症所見を認めたため,抗菌薬投与およびドレナージを施行し炎症を沈静化させた後,S状結腸,尿膜管および膀胱部分切除術を施行した.S状結腸憩室炎の穿通による尿膜管膿瘍は極めてまれであり,国内で自験例を含め4例,海外で11例に報告されているのみである.若干の文献的考察を加えて報告する.
著者
中村 徳仁
出版者
日本シェリング協会
雑誌
シェリング年報 (ISSN:09194622)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.117-126, 2020 (Released:2020-10-13)

Die vorliegende Arbeit versucht die Eigenart des politischen Denkens Schellings zu untersuchen. Vor dem Erscheinen des wichtigen Werkes „Philosophie und Revolution“ von Marthin Schraven wird Schelling üblicherweise in der politischen Ideengeschichte als apolitisch oder reaktionär erwähnt. In meiner Arbeit wird seine Staatstheorie besonders aus den 1800er Jahren, der Zeit nach der französischen Revolution, analysiert, da von diesem Zeitraum oft als dem Anfang einer Wende Schellings zum Reaktionären die Rede ist. Während dieser Zeit erörtert er zwar kritisch die Auswirkungen der Revolution, doch er verneint nicht die Revolution selbst, sondern lediglich ihre Verkehrung in Despotismus sowie Jakobinismus. Durch eine genaue Textanalyse lässt sich einsehen, dass Schelling der Freiheitsverwirklichung konsequent in seinem Denken gefolgt ist.
著者
中村 俊夫
出版者
Japan Association for Quaternary Research
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
vol.40, no.6, pp.445-459, 2001-12-01 (Released:2009-08-21)
参考文献数
34
被引用文献数
7 9

1940年代末にLibby(1955)によって開発された放射性炭素(14C)年代測定法は,現在では高精度化が進み,考古学や地質学の研究には不可欠なものとなっている.開発当初は,放射能測定法により14Cの濃度が測定されてきたが,1970年代の終わりに加速器質量分析(AMS)による14Cの直接検出法が開発された.AMS14C測定の最大の特徴は,炭素試料の量が放射能測定で用いられる量の1/1,000以下の数mgCですむことである.現在では,測定試料の状態に応じて両者が使い分けられている.名古屋大学の最新型タンデトロン2号機(HVEE社製AMS14C測定システム)は,ルーティンの年代測定において誤差が±20~±40年,測定の正確度はほぼ±0.5%(年代値の誤差で±40年)と高性能を示す.14C年代測定の正確度が高くなるにしたがって,年代値の取り扱いに注意が必要となる.14C年代測定により考古学・地質学イベントの暦年代を決めるためには,14C年代から暦年代への較正が不可欠である.単に14C年代値を,起点である西暦1950年から数え直すだけでは暦年代は得られない.また,高性能AMS14C測定システムを用いて14Cウイグル・マッチングの研究が進んでいる.この方法では,14C年代-年輪年代較正データに示される14C年代値の凸凹を,年代が未知の巨木について測定した100年分以上の14C年代値-年輪番号の変動曲線と絵合わせすることにより,樹木試料の最外殻年輪の暦年代(伐採年代)を高い正確度で決定できる.
著者
儀間 裕貴 黒宮 寛之 渡辺 はま 中村 友彦 多賀 厳太郎
出版者
一般社団法人日本理学療法学会連合
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.90-98, 2019 (Released:2019-04-20)
参考文献数
22

【目的】極低出生体重児のフォローアップ健診で1 歳6 ヵ月・3 歳時に実施した問診評価の結果と,6 歳時発達の関連を検討する。【方法】極低出生体重児212 例を対象とした。6 歳時フォローアップ健診の結果に基づき,対象を4 群(定型発達,非定型発達,自閉症スペクトラム障害,脳性麻痺)に分類し,問診の各選択肢において,定型発達群と比較した各群における回答割合の差とリスク比を検討した。また,自由記載欄への回答について単語の出現頻度を検討した。【結果】3 歳時問診において,それぞれの群に回答割合が有意に高い設問を認め,リスク比も高値であった。自由記述の割合は,非定型発達群,自閉症スペクトラム障害群,脳性麻痺群で高い傾向があった。【結論】フォローアップ健診における問診評価は,その後の発達と関連する情報を多く含み,その傾向は1歳6 ヵ月時点に比べ3 歳時点の評価結果で高かった。
著者
樋口 匡貴 荒井 弘和 伊藤 拓 中村 菜々子
出版者
一般社団法人 日本健康心理学会
雑誌
Journal of Health Psychology Research (ISSN:21898790)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.71-81, 2022-08-17 (Released:2022-08-19)
参考文献数
28

This study examined changes in COVID-19 preventive behaviors, including social distancing and hand washing behaviors and related cognitive variables derived from the protection motivation theory and the focus theory of normative conduct. We examined the relationships between preventive behaviors and cognitive variables. We conducted eight panel surveys among Tokyo residents via the internet, each targeting approximately 1,000 people between April-May 2020 and January 2021. The panel survey data indicated that social distancing behaviors decreased immediately after the first state of emergency has been lifted compared to during the emergency period. Moreover, there was no increase in social distancing behaviors during the second emergency period. Hierarchical multiple regression analyses showed that injunctive norms were associated with the social distancing behaviors at all assessment time points. Furthermore, the effect of risk perception was not large. We have discussed the relationship between emergency declarations and behavioral changes.
著者
南 駿介 髙取 宗茂 白山 洸 沖田 歩樹 中村 柚咲 髙橋 希元
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
pp.20-00014, (Released:2020-08-28)
参考文献数
53
被引用文献数
2 8

寿司店で提供されている13-31日間長期熟成したカンパチ,アオリイカ,マカジキおよびシマアジの熟成前後における呈味成分とテクスチャーの変化を検討した。その結果,イノシン酸(IMP)含量,硬さ,水分含量および圧搾ドリップ率が低下し,遊離アミノ酸含量は増加していた。またK値は46.7-76.5%を示し,SDS-PAGEによるタンパク質分解が観察された。本研究結果は,熟成魚介類が鮮度を重視する既存の生食用魚介類の知見とは大きく異なる特徴を有し,新たな水産食品として利用できる可能性を示唆した。