著者
北尾 直也 八幡 剛浩 松本 孝朗 岡松(小倉) 優子 大町 麻子 木村 和弘 斉藤 昌之
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.69, no.10, pp.1065-1068, 2007-10-25

脱共役蛋白質UCP1は熱産生組織である褐色脂肪に特異的に発現し,寒冷下における体温調節に寄与している.高原性ナキウサギ(Ochotona dauurica)はモンゴルや中国北方の寒冷高地帯に生息する小型の非冬眠動物であり,同環境への適応にUCP1の関与が示唆されている.本研究では,高原性ナキウサギのUCP1 cDNAをクローニングし,ヌクレオチド配列を決定した.予想されるアミノ酸配列は他の動物種のUCP1と高い相同性を示し,UCPファミリーに共通するいくつかの配列が確認された.また,様々な組織におけるUCP1 mRNAおよび蛋白質を調べたところ,肩甲骨間の皮下脂肪組織に発現が認められたが,他の部位の脂肪組織や心臓,骨格筋,脳などには発現が認められなかった.これらの結果は,高原性ナキウサギのUCP1が褐色脂肪組織での熱産生に貢献していることを示唆する.
著者
大倉 典子 後藤 さやか 肥後 亜沙美 青砥 哲朗
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第52回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.126, 2009 (Released:2010-01-22)

「かわいい」という感じ方に差のある人工物の画像をバーチャル環境で被験者に提示して、それをかわいいと感じた場合とそうでない場合の被験者の生体信号を比較した。 その結果、かわいいと感じた場合とそうでない場合とで、心拍やMidα波に差のあることがわかった。
著者
三倉 康博
出版者
日本イスパニヤ学会
雑誌
HISPANICA / HISPÁNICA (ISSN:09107789)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.55, pp.135-154, 2011

El autor anónimo del diálogo del siglo XVI, el <I>Viaje de Turquía</I>, afirma que su obra es un informe sobre el Imperio Otomano. <BR>Después de que exhaustivos análisis documentales confirmaron que el autor utilizó varias obras antecedentes y ajenas sobre el Imperio Otomano, algunos críticos han llegado a negar la experiencia turca del autor, quitando importancia a su intención de difundir las noticias sobre Turquía. Otros siguen sosteniendo que el autor anónimo conocía directamente el Imperio Otomano y recurrió a las fuentes solamente para refrescar la memoria. <BR>Sin embargo, en la Europa de aquel momento el valor de los textos sobre el Imperio Otomano no descansaba sobre la experiencia directa de sus autores. Para situar el <I>Viaje</I> en el contexto cultural de la época en que fue escrito, tenemos que compararlo, temática y estructuralmente, con otros textos informativos contemporáneos sobre Turquía. El resultado de la comparación es que el <I>Viaje</I> tiene muchos puntos en común con éstos. Un lector de ese momento lo habría aceptado como un informe válido, independientemente de si la información había sido recopilada o no como resultado de una experiencia personal.
著者
三倉 康博
出版者
日本イスパニヤ学会
雑誌
HISPANICA / HISP&Aacute;NICA (ISSN:09107789)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.55, pp.135-154, 2011

El autor an&oacute;nimo del di&aacute;logo del siglo XVI, el <I>Viaje de Turqu&iacute;a</I>, afirma que su obra es un informe sobre el Imperio Otomano. <BR>Despu&eacute;s de que exhaustivos an&aacute;lisis documentales confirmaron que el autor utiliz&oacute; varias obras antecedentes y ajenas sobre el Imperio Otomano, algunos cr&iacute;ticos han llegado a negar la experiencia turca del autor, quitando importancia a su intenci&oacute;n de difundir las noticias sobre Turqu&iacute;a. Otros siguen sosteniendo que el autor an&oacute;nimo conoc&iacute;a directamente el Imperio Otomano y recurri&oacute; a las fuentes solamente para refrescar la memoria. <BR>Sin embargo, en la Europa de aquel momento el valor de los textos sobre el Imperio Otomano no descansaba sobre la experiencia directa de sus autores. Para situar el <I>Viaje</I> en el contexto cultural de la &eacute;poca en que fue escrito, tenemos que compararlo, tem&aacute;tica y estructuralmente, con otros textos informativos contempor&aacute;neos sobre Turqu&iacute;a. El resultado de la comparaci&oacute;n es que el <I>Viaje</I> tiene muchos puntos en com&uacute;n con &eacute;stos. Un lector de ese momento lo habr&iacute;a aceptado como un informe v&aacute;lido, independientemente de si la informaci&oacute;n hab&iacute;a sido recopilada o no como resultado de una experiencia personal.
著者
倉田 毅 高阪 精夫 小島 朝人 佐多 徹太郎 山西 弘一 岩崎 琢也
出版者
国立予防衛生研究所
雑誌
一般研究(B)
巻号頁・発行日
1991

1989年にフィリピンから米国へ輸入された非人類霊長類(NHP-Non Human Primates)(カニクイザル)が、検疫中に大量に死亡した。解剖材料よりエボラウイルスに電顕上形態的に酷似し、抗原性が高度に交差するフィロウイルスが分離された。このウイルスは、ヒトに感染性はあるが、現在まで、ヒトに疾患を起こしてはいない。またNHPに全く触れたことのないヒトでも、約2.4%に交差反応があることがわかっている。次の結果を得た。【.encircled1.】1992年9月ザイールにゴリラ見物に出掛け、サル(種不明)と接触し、帰国した45歳の男性が高熱を発し、頭痛、下痢、脱水症状で死亡した。血清抗体検査でエボラウイルス(ザイール株)抗原に対し、IFで1:10の弱い価がみられた。因みに同行者、他の正常人3名では全く上昇はなかった。エボラウイルス感染の疑で、米国防疫センターへ血清等を送付したが、最終的にエボラウイルス感染性と結論された。この例は明らかに交差反応によるものと考えられた。解剖材料からウイルス抗原、ウイルス粒子は検出されなかった。【.encircled2.】インドネシア産の抗体強陽性で長年経過したカニクイザルの各種臓器で、エボラウイルス関連抗原の検出を試み、潜伏持続感染の可能性を検討中である。【.encircled3.】輸入カニクイザルを取扱っているヒトの11名中に1名、抗体陽性がみられてはいるが、病気は起こしてはいない。
著者
藤坂 尚登 倉田 隆之 坂本 政祐 森末 道忠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CAS, 回路とシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.693, pp.49-54, 2000-03-16

シグマ・デルタ変調をアナログ・インターフェースとし, 内部信号形態が1ビットのストリームである信号処理回路を提案する.ナイキスト・サンプリングレートのマルチビット信号処理システムと比較すると, 信号配線領域が小さい, シングルビット / マルチビット変換が不要, 演算・処理回路の構成が簡単という特徴がある.この演算・処理回路はビット・ストリーム信号を直接的に加算または乗算する新規に考案した回路を基本とする.これらの加算および乗算回路とビット・ストリーム信号を積分するためのアップ・ダウンカウンタを用いれば広範な信号処理システムを実現できる.その例としてQPSK信号の復調回路を構成した.
著者
戸倉 清一 西 則雄 西村 紳一郎 ソモリン オイン
出版者
The Society of Fiber Science and Technology, Japan
雑誌
繊維学会誌 (ISSN:00379875)
巻号頁・発行日
vol.39, no.12, pp.T507-T511, 1983
被引用文献数
25

キチン及び化学修飾したキチン誘導体を繊維化し,それらのひっぱり糸質及びリゾチームに対する受容性を調べた。部分脱アセチル化キチンの繊維は特に湿強度の点で最もすぐれていた。一方,カルボキシルメチル(CM)基やジヒドロキシプロピル(DHP)基のような親水的なアルキル基を導入すると繊維強度は低下したが,リゾチーチの作用は受け易くなった。また, N-アセチルグルコサミン残基のC<sub>6</sub>水酸基を修飾する限り,かさ高いアルキル基を導入してもリゾチームの作用を受け易くなる事がわかった。顕微鏡による観察で,リゾチーム受容性の増大は繊維表面の親水性増加によりおこる事が明らかとなった。
著者
両角 祐子 佐藤 聡 佐藤 治美 原田 志保 宮崎 晶子 小倉 英夫
出版者
特定非営利活動法人日本歯科保存学会
雑誌
日本歯科保存学雑誌 (ISSN:03872343)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.23-31, 2007-02-28
被引用文献数
3

プラークコントロールは歯周病の予防,治療において最も重要である.本研究では,親指ストッパーを設けた現行型の歯ブラシのヘッドと柄に改良を加えた歯ブラシを作製し,現行型との比較を刷毛のこわさおよび柄の強度で行うとともに,プラーク除去効果に及ぼす影響についても比較検討を行った.また,対照に市販歯ブラシを用い,歯ブラシの種類によるプラーク除去効果および使用感についても比較検討を行った.その結果,以下の結論を得た.1. 刷毛のこわさは2.14〜2.39N/cm^2であった.歯ブラシ柄の衝撃試験ではすべての歯ブラシに破断は認められなかった.2. 歯ブラシの刷毛のこわさおよび柄の柔軟性の違いによるプラーク除去率に有意な差は認められなかった.3. 全顎のプラーク除去率は,改良型歯ブラシが最も高い値を示した.部位別のプラーク除去率では,親指ストッパーを設けた改良型,現行型ともに臼歯部において高い除去率を示した.特に,改良型歯ブラシでは,隣接面,舌側,下顎臼歯において高い除去率を示した.4. アンケート調査の結果では,改良型歯ブラシが全体的に高い得点を示した.親指ストッパーを設けた歯ブラシでは,奥歯の磨きやすさで高い値を示した.以上の結果から,ブラッシングの困難な臼歯部では,グリップに2種類の親指ストッパーを設けることにより,ブラッシング圧を含めた歯ブラシの操作性が向上し,プラーク除去率が高くなることが示唆された.また,改良型では柄に柔軟性をもたせたことにより,より臼歯,舌偏,隣接面へのブラシの到達が可能になったと考えられる.
著者
丸 光惠 田中 千代 倉山 英昭 藤澤 洋子
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学看護学部紀要 (ISSN:03877272)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.49-57, 1998-03
被引用文献数
2

慢性腎疾患をもつ青年期患児37名を対象に,喫煙飲酒の実態とそれに関連する要因を明らかにする目的で,質問紙と面接による調査を行った.質問容は1)人口統計学的データ,2)自覚的健康度,3)学校・社会生活,4)現在行っている治療・処方の内容,5)療養行動,6)病気や治療に関する気持ち,7)両親,きょうだい,友人の喫煙行動,および8)飲酒・喫煙行動,であった.過去一ヶ月間で20本以上喫煙した者は4名で,喫煙は習慣化していた.過去1ヶ月に飲酒したと答えた者は19名(男11名,女8名),過去1週間では12名(男7名,女5名)であった.週飲酒者は一週間に外食する頻度と有意に多かった.病気に関連した気持ちでは,「食事のきまりを守ることはむずかしい」.「人から外見で判断されている」と「血尿やタンパク尿がいつもより多くでるのではないかと気になる」でCramer's Vが0.3以上を示した.喫煙する友人がいる場合では,カイ二乗検定で有意に週・月飲酒経験が多かった.喫煙・飲酒ともに病識,健康観,療養行動,友人関係,親の関わり,との関連が示唆された.
著者
市川 俊英 倉橋 伴知 幾留 秀一
出版者
香川大学農学部
雑誌
香川大学農学部学術報告 (ISSN:03685128)
巻号頁・発行日
vol.63, pp.43-59, 2011-02 (Released:2012-12-03)

香川県内の自生植物および栽培植物の花とその周辺で活動中のハナバチ類(ミツバチ上科)の成虫を3年間(1996年~1998年)に亘って観察・採集した.その結果、導入種のセイヨウミツバチとセイヨウオオマルハナバチを含む6科22属54種のハナバチ類が採集された.土着種の中で年間6ヶ月以上の長期に亘る活動はニホンミツバチ(9ヶ月間)およびキムネクマバチ(7ヶ月間)で確認された.また、確認された訪花植物種数はキムネクマバチが最も多く、14科18種、次いでコマルハナバチが9科13種、それに続いてニホンミツバチとトラマルハナバチがそれぞれ8科9種であった.訪花中の雌成虫による盗蜜行動がキムネクマバチとクロマルハナバチで、振動授粉がキムネクマバチ雌、コマルハナバチ雌、トラマルハナバチ雌およびクロマルハナバチ雌でそれぞれ観察された.雌雄異株木本植物のアカメガシワ雄株でキムネクマバチ雌が振動授粉すると花粉が空中に飛散することと、同種雌株で訪花昆虫が確認されないことから、アカメガシワではキムネクマバチが飛散させた花粉によって授粉される可能性が高いと推測された.このため、振動空輸授粉(buzz and airborne pollination)と名付けたこの仮説的な授粉様式の可能性を、熱帯に多い雌雄異株木本植物の授粉様式と対比させながら考察し、訪花活動に関連したクマバチ属の進化過程についても若干推論した.
著者
大西 佳子 細川 豊史 坪倉 卓司 深澤 圭太 上野 博司 権 哲 原田 秋穂 深澤 まどか 山代 亜紀子 谷口 彩乃 波多野 貴彦 田中 萌生 仲宗根 ありさ 岡田 恵
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.509-513, 2015 (Released:2015-04-16)
参考文献数
10
被引用文献数
1

転移性脳腫瘍による頭痛は,腫瘍による脳血管の偏位や頭蓋内圧亢進に基づく硬膜の緊張,痛覚神経が存在する頭蓋内部位の牽引などで生じる.また,腫瘍の髄腔内播種やがん性髄膜炎による髄膜刺激症状などによっても生じる.頭蓋内圧亢進による頭痛の治療は,通常,高浸透圧輸液とステロイドの投与により脳浮腫の軽減と頭蓋内圧を下げることで行うが,内圧が下がらず頭痛治療に難渋することも少なくない.今回,頭蓋内圧亢進に基づく頭痛に対し,高浸透圧輸液とステロイド投与が奏功せず,オピオイドの増量が奏功した2 症例を経験した.痛覚神経への浸潤に対してはオピオイドが有効であるが,頭蓋内圧亢進による頭痛に対してオピオイドが有効であるという報告は過去にない.高浸透圧輸液やステロイドで頭蓋内圧が下がらず頭痛のコントロールが不十分な際は,NSAIDs やオピオイドの投与あるいは増量で対処を試みることは臨床的に十分価値があると考える.
著者
池田 彩夏 小林 哲生 板倉 昭二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.412, pp.89-94, 2013-01-17

オノマトペとは、音、動き、質感など様々な感覚表現を表す言葉であるが、その一部に複数の感覚に由来するものが存在する。例えば、「ざらざら」は視覚と触覚の両方のイメージを喚起するが、このことを幼児も大人と同じように理解できるかはよくわかっていない。本研究では、視触覚表現を表すオノマトペを対象に、日本人4歳児がオノマトペの示す視覚表現及び触覚表現をどの程度理解しているかをクロスモーダルマッチング法を用いて検討した。その結果、4歳児はオノマトペと視覚及び触覚のマッチング課題に成功し、両課題に正答する幼児も多かった。また課題成績は対象年齢内でも月齢とともに上昇し、その個人差は幼児の語彙力や母親の言語入力との関連を示した。これらの結果から、4歳児はオノマトペの示す視触覚表現とそのクロスモーダルな表現をすでに理解しているが、この時期にそれらの理解をより精緻なものに向上させていることが示唆された。
著者
大倉 計美 杉山 雅英 嵯峨山 茂樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.76, no.12, pp.2469-2476, 1993-12-25
参考文献数
17
被引用文献数
34

混合ガウス分布型HMMにおける話者適応方式である「移動ベクトル場平滑化話者適応方式」を提案する.本手法は,話者適応の問題を少量学習音声資料を用いたHMMの再学習による分布の移動問題としてとらえ,学習前後のHMMのガウス分布の平均ベクトルの差分(移動ベクトル)が構成する一つの場(移動ベクトル場)の連続性の拘束条件に基づく移動ベクトルの補間と平滑化により,不十分な学習資料しか得られない場合に生じる(1)未学習モデルの問題と,(2)モデルの推定誤差の問題,に対処するものである.本論文では評価話者に男女各1名を用いた23音素認識実験により,平滑化はモデルの推定誤差を吸収するために有効な手法であることを示した.また,文節音声認識において,本手法の発話様式適応への応用と不特定話者モデルに基づく話者適応への応用を検討し,本手法の有効性を示した.
著者
三好 史隆 倉本 到 渋谷 雄 辻野 嘉宏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.89, no.10, pp.831-839, 2006-10-01
被引用文献数
5 5

ユーザがPCを用いて作業を行っているときに,優先的に行われている作業のことをメインタスクと呼ぶ.そして,そのメインタスクに割り込んで表示される情報のことを周辺情報と呼び,その提示方法のことを周辺表示法と呼ぶ.周辺情報により,ユーザは効率的に作業を進めることが可能になるが,周辺表示法が適切でなければ,ユーザは周辺情報を見逃したり,逆にメインタスクを邪魔され,効率良く作業を行うことができない.つまり,"メインタスクを邪魔しない"ということと"情報提示を気づかせやすい"ということが周辺表示法に求められている.しかし,この二つはトレードオフの関係にあり,両方を同時に満たすことは困難である.そこで,ユーザが周辺情報を受け取りながら作業を効率的に進めるためには,周辺表示法がユーザの作業に与える影響を知ることが重要となる.本研究では,"メインタスクへの妨害の度合"の指標として「タスク集中度」を提案し,これに加えて,"気づかせやすさ"の指標である認知時間を用いて周辺表示法を評価する.