著者
猪狩 忠 菅原 正信
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.8, no.10, pp.622-625, 1954 (Released:2011-10-19)
参考文献数
2
著者
松任 麗華 森下 郁子 菅原 正孝
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
環境工学研究論文集 (ISSN:13415115)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.109-114, 2002-11-14 (Released:2010-06-15)
参考文献数
7

The collaboration among administrator, citizens and specialists is needed to approach stream environmental management in Japan. The society's attitude towards streams has changed from flood control and effective utilization of water resources to restoration of biological conditions. In this study, we conclude that biomonitoring based on indicator biology and habitat diversity index such as MILFm97 and HIMm98 effectively assesses the whole aspects of stream environment.
著者
犬飼 望 田中 伸治 中村 文彦 有吉 亮 三浦 詩乃 小根山 裕之 柳原 正実
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.74, no.5, pp.I_1327-I_1338, 2018 (Released:2019-01-10)
参考文献数
17

交差点の平面幾何構造と交通制御を工夫し,右折車と対向直進車の交錯を減らすAlternative Intersections(以下,AI)と呼ばれる新しい交差点概念が海外にて提案されている.本研究ではAIが我が国でも交通制御の選択肢の1つになり得るという仮説のもと,適用に向けた知見を得ることを目的とする.日本に存在する交差点からAIの適用可能性があると考えられる交差点を選定し,観測データを基本入力値としたシミュレーションを用いてAIを仮想再現し,交差点処理性能評価を行った.また,従来型交差点と構造が大きく異なるAIを日本人ドライバーが迷いや違和感なく運転できるかどうかドライビングシミュレータを用いて検証した.その結果,我が国におけるAIの適用領域の目安を示し,日本人ドライバーにとってAIは工夫次第で受容性があることを明らかにした.
著者
伊崎 輝昌 緑川 孝二 柴田 陽三 緒方 公介 原 正文
出版者
日本肩関節学会
雑誌
肩関節 (ISSN:09104461)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.5-11, 1994-09-01 (Released:2012-11-20)
参考文献数
12

PurposeBiceps labrum complex (BLC) lesions most commonly occur during sports activities in which the arm is frequently held in an overhead position. Among the available literature there are few histological studies about BLC. The purpose of this study was to demonstrate the anatomy of BLC and its attachment to the glenoid and to evaluate the results of our treatment for BLC lesions.Materials and MethodsAnatomical Study: Sixty shoulders from 30 cadavers were studied. We recorded the appearance of the glenoid labrum and the LHB. Then, we removed the glenoid process from the scapula leaving all of the capsular insertion intact. Sections were each cut along the cornal plane and along the sagittal plane at 200-300 p m thickness on a rotary milling saw, and then ground to a 20 p m thickness. The sections were stained with Cole's hematoxylin and eosin and examined via light and polarized light microscopy.Clinical Cases:Thirty shoulders of 29 patients with BLC lesions underwent arthroscopic debridement of the superior labrum.ResultsAnatomical Study: The LHB inserted directly to the superior glenoid and its attachment extended to the middle of the posterior glenoid. The LHB was firmly attached to the superior glenoid from the edge of the glenoid rim. The attachment was gradually loose toward the middle of the posterior glenoid. The LHB was attached to a large surface of the glenoid.Clinical Cases:All patients were able to return to competitive sports.DiscussionsBased on our anatomical study, the LHB has a larger attachment area on the glenoid than had been previously reported. Therefore, we believe debridement of the superior labrum for BLC lesions preserves the LHB functions.
著者
中尾 武久 二宮 英彰 藤原 正博 池田 暉親
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.935-939, 1981-09-15

抄録 逆さ眼鏡を使用した場合,逆転してみえる外界への適応の過程,すなわち,知覚的,行動的適応の機序をより詳細に検索するために,4人の被検者を用いて各種実験を行なった。 まず適応の過程についてみると,実験第1日では視野の動揺が著明で,外界はゆれ,現実性(reality)を失ない,書字・文字の判読は不能である。また自分の目的とする行動をなしとげるまでの時間が長く,拙劣であった。しかし,これらは実験日を追うごとにほぼ回復し,実験最終日には普段に行なっている行動はほぼ支障なくでき,自転車にのる程度までに回復した。また,視野の動揺による不快感,外界の異和感などは経時的に減少するのに対し,逆さ眼鏡を除去して歩行した場合にみられる船酔に似た眩暈感は次第に増強する傾向を示した。以上の所見の外に,眼球運動の経時的変動の所見をあわせ,適応の過程の神経生理学的意義について考察を加えた。
著者
光永 臣秀 平石 哲也 宇都宮 好博 三原 正裕 大川 郁夫 中川 浩二
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.726, pp.131-143, 2003
被引用文献数
3

1999年の台風18号は, 山口県の周防灘沿岸に甚大な被害を及ぼした. 本研究では, Myers の傾度風モデルおよびマスコンモデルにより風域場を再現し, 被害発生に至るまでのこの台風による高潮と波浪のシミュレーションを行い, 山口県周防灘沿岸代表11地点の被災時における各施設への波力等の外力を推定した. これにより, 現行の設計方法を用いて護岸や防波堤の被災メカニズムについての検討考察を行った結果, 防災基準の設定時の想定を越えた異常潮位や波浪の発生により, 護岸においては基準を超えた越波による裏埋土砂の洗掘と, 想定を越えた引き波による負圧発生, 防波堤においては浮力の増大により堤体が不安定化が生じ被災に至ったものとの結論を得た.
著者
田中 研太郎 杉原 正顯 須田 礼二
雑誌
情報処理学会研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.49(2001-HPC-086), pp.13-17, 2001-05-25

ニューラルネットの学習において、学習の停滞期(プラトー)が起きて、なかなか学習が進まないことがある。そのプラトーを避け、もっと速く学習する方法として、自然勾配学習法が甘利らによって考えられた。本論文では、この自然勾配学習法がうまくいかない場合があることを示し、その解決策として、普通の勾配学習法と自然勾配学習法を組み合わせることを提案し、数値実験で有効性を示す。
著者
日山 亨 田中 信治 茶山 一彰 吉原 正治
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.60, no.8, pp.1437-1443, 2018 (Released:2018-08-20)
参考文献数
22

判例データベースで検索可能で,かつ,判決文が入手可能な上部消化管内視鏡・X線検査が関係した民事訴訟事例は,13事例(内視鏡検査関連9事例およびX線検査関連4事例)認められた.内視鏡検査が関係した9事例の内訳は,前処置後のショックが関係したものが4事例,胃癌の見落としおよび生検後の大量出血に関係したものがそれぞれ2事例,鎮静後の交通事故に関係したものが1事例であった.X線検査が関係した4事例の内訳は,胃癌の見落としとバリウムによる腸管穿孔に関係したものがそれぞれ2事例であった.5事例で医療機関側が勝訴しており,患者に悪い結果が生じたからといって,必ずしも医療機関側の責任とされてはいなかった.医療機関側の責任が認められるためには,3つの要件(患者側の損害,医療機関側の過失,因果関係)が揃う必要がある.事故時には,速やかに上記3要件について検討し,患者側に対する医療機関側の態度を決定する必要がある.
著者
尾崎 博明 山田 修 菅原 正孝 濱崎 竜英 林 新太郎
出版者
大阪産業大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2005

本研究では、新機能を有するナノセラミックスを微量有害有機物の処理に適用するための新規水処理技術の開発を行った。まず、TiCあるいはTiCにイリジウム(Ir)を分散させた粉末を原料として、燃焼合成法により透水性を有する多孔質セラミックスを合成した。同セラミックスは導電性と溶質吸着能を有することから、これを電極として微量有害有機物の分離(吸着)と分解を同時に行う処理法について検討した。医薬品類18種類の混合溶液について試験したところ、12種類については5分から120分の処理時間で分解し、本法が医薬品類のような難分解性物質の分解に有効であることが明らかになった。超難分解な有機フッ素化合物(PFOA:Perfluorooctanoic AcidとPFOS:Perflu-orooctane Sulfonate)に対して同法を適用したところ、各々84%と99%の除去率が得られた。排水中のこれらの物質について既報分解例はほとんど無く、本法がPFOAおよびPFOSの除去に有力な新手法となりうる重要な知見を得た。また、同セラミック多孔体をフィルター状に加工し、微量有害有機物の分離・分解同時処理を行う「ろ過型電気分解装置」を初めて開発し、医薬品類について処理試験を行った。その結果、溶質の約20%がセラミックスに吸着しながら電気分解が進行し、多くの医薬品類について高除去率が得られことがわかった。さらに、ナノセラミックスが有する光触媒機能に着目し、高強度光触媒繊維による微量有害有機物分解特性について考究し、2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-D)についてCO_2までにいたる分解機序を明らかにするとともに、医薬品類の分解にも適用可能であることを明らかにした。上述した成果の内、とくにろ過型電気分解装置に関する研究は特許申請にもつながり、新しい水処理技術の開発に道を拓くものとして特筆できる。
著者
三好 扶 佐藤 秀太 佐々木 誠 明石 卓也 小笠原 正勝 津田 保之
出版者
一般社団法人 日本食品工学会
雑誌
日本食品工学会誌 (ISSN:13457942)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.173-184, 2018-09-15 (Released:2018-09-27)
参考文献数
6
被引用文献数
1

食品加工業は労働集約型産業であり,原材料処理工程に近いほどその作業工程は人手に頼らざるを得ないのが現状である.しかしながら人手不足,後継者不足が顕在化している昨今では,ロボットシステムによる人手不足解消が喫緊の課題となっており,作業工程をロボット化することで省人化・省力化を図る意義は高い.本研究では缶詰製造工程の定量充填作業を具体の事例とし,作業者によって実施される「定量となる適正な組み合わせ判別」を機械学習によって判別アルゴリズムとして構築し,このアルゴリズムを実装した定量充填作業用ロボットシステムの試作機の開発を目的とする.適正な組み合わせ判別アルゴリズムは焼成切身の3次元特徴量(平均高さ,水平投影面積,およびこれらの積として得られる体積)を教師データとし,その正答率は約95%を得た.このアルゴリズムを実装したロボットシステムは,1缶分(焼成切身腹部および尾部1対を充填)を30秒程度で把持・搬送・充填を可能としたが,現時点では75%の作業精度(達成率)となった.作業者が1缶あたり5秒程度で充填することから,動作速度向上ならびに作業精度の向上といった課題を残すが,作業者による定量充填作業の作業代替となるロボットシステム化が可能であることが示唆された.
著者
茂木 智洋 永田 浩一 藤原 正則 村岡 勝美 飯田 直央 那須 智子 増田 典子 小倉 直子 島本 武嗣 光島 徹
出版者
公益社団法人 日本人間ドック学会
雑誌
人間ドック (Ningen Dock) (ISSN:18801021)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.22-28, 2013 (Released:2013-09-30)
参考文献数
14
被引用文献数
1

目的:大腸3D-CTを異なる一定線量あるいは自動露出機構で撮影し,適正撮影条件を被ばく線量と画質から比較検討した.方法:任意型検診として大腸3D-CTを受診した836名を対象とした.64列CTの撮影条件を一定線量のA群:50mAs,B群:75mAs,C群:100mAs,そして自動露出機構のD群:Volume EC,SD20の4群とし,各群の平均被ばく線量を算出した.各群をさらにBMI(20未満,20以上25未満,25以上30未満,30以上)別に分けて平均被ばく線量と線量不足による画質劣化の有無を評価した.結果:各群の平均被ばく線量はA群で10.7mSv,B群で16.0mSv,C群で20.7mSv,D群で5.4mSvとなり,撮影線量を一定線量としたA~C群よりも自動露出機構のD群で平均被ばく線量が低かった.A~C群の各群では,BMIが高くなるにつれ撮影範囲が長くなることにより平均被ばく線量が高くなる傾向にあった.D群ではさらに体厚に合わせて線量が自動調整されるためBMIの違いによる変化が大きくなった.線量不足による画質劣化のために読影不能となる症例は全群で認めなかった.結論:自動露出機構群は一定線量群と比べると,読影に支障を来すことなく個人に適した線量が自動調整されることにより,平均被ばく線量を抑えることができた.適切な自動露出機構を設定し撮影することは臨床上有用であると考えられた.
著者
上原 正巳
出版者
日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
雑誌
皮膚の科学 (ISSN:13471813)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.65-75, 2014 (Released:2014-08-01)
参考文献数
56

アトピー性皮膚炎患者に主要アレルギー性食物(卵,牛乳など)の経口投与試験をおこなうと,湿疹の悪化が起こる患者は少数(10%以下)であることから,食物は本症の重要な悪化因子ではないと考えられてきた。最近筆者らは従来の研究を補完するつもりで,患者が摂取するすべての食物を研究対象に含めて投与試験をおこなった。その結果,不定期的湿疹悪化を示す成人患者の44%と小児患者の75%,および母乳栄養の乳児患者の73%において,主要アレルギー性食物以外の食物(とくに木の実食品と発酵食品)が湿疹を悪化させていることが判明した。以上から,食物(とくに木の実食品と発酵食品)は本症の重要な悪化因子であると考えられる。(皮膚の科学,13: 65-75, 2014)
著者
浅原 正幸
出版者
一般社団法人 言語処理学会
雑誌
自然言語処理 (ISSN:13407619)
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, pp.635-652, 2019-09-15 (Released:2019-12-15)
参考文献数
30

ヒトの文処理のモデル化として Hale によりサプライザルが提案されている.サプライザルは文処理の負荷に対する情報量基準に基づいた指標で,当該単語の文脈中の負の対数確率が文処理の困難さをモデル化するとしている.日本語において眼球運動測定を用いて文処理の負荷をモデル化する際に,統語における基本単位である文節単位の読み時間を集計する.一方,単語の文脈中の生起確率は形態素や単語といった単位で評価し,この齟齬が直接的なサプライザルのモデル化を難しくしていた.本論文では,この問題を解決するために単語埋め込みを用いる.skip-gram の単語埋め込みの加法構成性に基づき,文節構成語のベクトルから文節のベクトルを構成し,隣接文節間のベクトルのコサイン類似度を用いて,文脈中の隣接尤度をモデル化できることを確認した.さらに,skip-gram の単語埋め込みに基づいて構成した文節のベクトルのノルムが,日本語の読み時間のモデル化に寄与することを発見した.
著者
中津 美智代 押川 渡 篠原 正
出版者
公益社団法人 腐食防食学会
雑誌
Zairyo‐to‐Kankyo (ISSN:09170480)
巻号頁・発行日
vol.68, no.8, pp.212-219, 2019
被引用文献数
1

<p>カーボンをカソード電極としたFeCセンサを試作し,屋外環境および恒温恒湿環境におけるセンサ出力挙動について調査をおこなった.屋外試験にて,FeCセンサは,FeAgセンサとほぼ同等出力を示すが,暴露開始数日間と降雨期間に出力低下となる.FeCセンサは,その<i>I</i>-<i>RH</i>曲線が海塩付着量および湿度増加に伴い電流増加を示すことから,FeAgセンサと同様に腐食センサとして機能する.FeAgセンサに対するFeCセンサの出力は,W<sub>s</sub>=10 g/m<sup>2</sup>,RH>70%で0.2倍に低下,同W<sub>s</sub>のRH<60%で0.5~2倍の同等,また,W<sub>s</sub>=0.01~1 g/m<sup>2</sup>の全湿度域で0.5~2倍の同等,W<sub>s</sub>=0.001 g/m<sup>2</sup>では全湿度域で検出限界以下である.人工海水中,FeCセンサの<i>E</i><sub>corr</sub>は,FeAgセンサと同程度の-0.65 Vであるが,<i>I</i><sub>gal</sub>は90μAと,FeAgセンサ<i>I</i><sub>gal</sub>の1/3以下に低下する.C電極は,Ag電極に比べてカソード電流低下,また,EIS解析から,<i>R</i><sub>ct</sub>増加と<i>C</i><sub>dl</sub>低下が確認される.C電極/液界面における溶存酸素の還元反応において電子授受等に反応抵抗があるものと考えられる.</p>
著者
石原 正
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測と制御 (ISSN:04534662)
巻号頁・発行日
vol.33, no.5, pp.382-389, 1994-05-10 (Released:2009-11-26)
参考文献数
30