著者
大須 泰治 吉田 弘法 岡村 輝一 小西 裕之 小林 敏孝
出版者
足利工業大学
雑誌
足利工業大学研究集録 (ISSN:0287086X)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.47-52, 2003-03-18

In order to understand the effects of an athlete's sleep behavior upon their game results. the relationship between athlete's sleep-wakefulness rhythm and their game results were estimated by both the sleep log and the questionnaire for sleep (named OSA sleep inventory). 24 male gymnasts (aged 20.5±1.32 year) participated in this study. Their results of the games were collected from the following competitions; the international DTB Cup 2000(Germany, December, 2000.), The 54th All Japan Gymnastics Championships in Sendai 2000, The 55th All Japan Gymnastics Championships in Kochi 2001, The 33rd Tohoku and Hokkaido University Gymnastics Championships in Sendai 2000. An athlete, whose subjective sleep length at the night before the game were similar or longer when compared with the average subjective sleep length of the nights from one week age to two days before a game, received good results in their game. An athlete, whose subjective sleep length at the night before the game were shorter than the average subjective sleep length in the week before a game, therefore they could not get good results in their game. An athlete, whose subjective sleep feeling al the night before the game was better than the average subjective sleep feeling in the week, hence they also received good results in their games. These results suggest that their stability of the sleep-wakefulness rhythm and a good subjective sleep feeling are closely related to their game results.
著者
中村 央 吉田 政弘 木村 明生 弓指 孝博 木村 朝昭 上羽 昇 國田 信治
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.275-286, 1999
被引用文献数
1 1

1968∿1997年に畜舎, 主として豚舎で蚊を採集し, コガタアカイエカの発生状況を調べると共に蚊から日脳ウイルスの分離を試みた。その成績に基づき, 環境条件と蚊の発生量及び蚊の日脳ウイルス感染状況との関連性を検討した。その結果, 以下のことが明らかになった。1)水田地帯に2ケ所以上の豚舎がある程度離れて位置しており, 多数の豚が飼育されているような環境条件下では, 毎年, コガタアカイエカの発生量が多く, しばしば, 早い時期に日脳ウイルスの検出が始まり, 感染率も高い傾向が認められた。2)周囲に広く水田が残っていても, 豚舎が1ケ所のみの場合は, 蚊の発生量は1)より少なく, 日脳ウイルスの感染環は必ずしも毎年成立せず, 感染率も低い傾向が認められた。3) 1), 2)と近年における水田面積や家畜飼育農家戸数の激減とを考え併せると, 近年の日脳低流行の一因として, 環境条件の変化, 特に, 1)のような地域の消失, をも考慮すべきであると考えられた。また, なぜ, 1)と2)のような違いが生じるかについて論議した。
著者
吉田 雅裕 大坐畠 智 川島 幸之助
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告システム評価(EVA) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.30, pp.31-36, 2008-03-19

非構造化 P2P ファイル共有ネットワークは,プロトコルにファイル流通制御機能を備えていない場合がある.そのようなネットワークでは,既にネットワーク上を流通しているファイルを制御することが難しい.そのような場合は,ポイゾニングを用いることが有効だと言われている.そこで本稿では,Winny ネットワークを対象に,ポイゾニングによるファイル流通制御を行うための制御ノードを実装し,評価実験によりポイゾニングの効果を確認する.Some unstructured P2P file sharing applications do not have a file eliminate in their protocol. It is difficult to control a file distribution in such networks. In those case, the poisoning is effective. In this report, we implement poisoning system for Winny network, and the resulets of evaluation experiment show effectiveness of poisoning methods.
著者
吉田 稔 中川 裕志
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.23, 2009

Suffix Array索引付けによるWikipedia検索支援システムを提案する。提案システムでは、クエリの連接語や同義語等を動的に抽出し、クエリの入力と同時にインタラクティブに提示する。
著者
波多野 力 枝松 礼 平松 緑 森 昭胤 藤田 勇三郎 安原 多恵子 吉田 隆志 奥田 拓男
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
Chemical & pharmaceutical bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.37, no.8, pp.2016-2021, 1989-08-25
被引用文献数
14 532

The scavenging effects of twenty-five tannins including low-molecular polyphenols on the superoxide anion radical (O_2^-) generated in the hypoxanthine-xanthine oxidase system were estimated by electron spin resonance (ESR) measurements of the adducts formed by 5,5-dimethyl-1-pyrroline-N-oxide (DMPO) and the radical. The scavenging effects of tannins and related polyphenols having ortho-trihydroxyl (pyrogallol) structure [galloyl, hexahydroxydiphenoyl (HHDP) groups in hydrolyzable tannins, galloyl group in acylated proanthocyanidins, and the B-ring of some flavan-3-ols] were stronger than the effects of unacylated proanthocyanidins. The effects of tannins and related polyphenols on the superoxide anion radical were also compared with those on the 1,1-diphenyl-2-picrylhydrazyl (DPPH) radical. Each tannin in an ethanol solution of DPPH radical reduced the intensity of the signal of the DPPH radical, and gave a weak signal assignable to a radical derived from that tannin, in a similar way to the appearance of the signal of dl-α-tocopherol radical, accompanied with reduction of the signal of DPPH radical, in a mixture of dl-α-tocopherol and the DPPH radical. In contrast to the case of the superoxide anion radical, the effects of unacylated proanthocyanidins on DPPH radical were comparable with those of the other types of tannins. The scavenging effects of all of the tannins and related polyphenols tested in the experiments on DPPH radical were stronger than that of dl-α-tocopherol.
著者
吉田 恭子 奥野 温子 森田 悦子 中野 由美子
出版者
武庫川女子大学
雑誌
武庫川女子大学紀要. 自然科学編 (ISSN:09163123)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.53-60, 2002

The seasonal change of clothes was reported based upon the pedestrians pictures taken at Umeda area in Osaka past three years by Yasuda et al. It was discussed between the wearing clothes divided into some patterns and air temperature. In the viwpoint of this study, the change of clothes was investigated to the moisture in air especially hot season. The results were as follows. 1. In the hot season, people change their clothes by the value of water vapor pressure rather than air temperature. 2. In the cold season, the change of clothes mainly depends on the variation of air temperature.
著者
石 明寛 石 政道 吉田 耕治 柏村 正道
出版者
一般社団法人 日本女性心身医学会
雑誌
女性心身医学
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.185-189, 2000

目的:生殖年齢婦人の長期大量飲酒によって続発性無月経,性機能障害,不妊など起きることが報告されている.今回,長期間の不妊治療でも妊娠できないことを悩んでアルコール依存症となった2症例を報告する.症例1:36歳の主婦で0妊,32歳で結婚,夫婦は円満で,結婚2年目から夫の晩酌の相手をして,少量飲酒を始めた.近医で不妊治療を受けても2年間妊娠せず,不安と淋しさから飲酒を始めるようになった.平成5年より月経不順となり,その後続発性無月経となったため当科に受診となった.禁酒と当科での診療約1年2ヵ月後,妊娠に至った.症例2:29歳の主婦 0妊,20歳で結婚.仕事を継続していた.結婚して3年経過しても,妊娠しないため,治療に専念する目的で会社を辞めたが,2年経過しても子供に恵まれなかったことを契機として,飲酒を始めようになった.28歳時,肝機能異常及び無月経などを呈し,近医を経て当科紹介となった.現在禁酒及び不妊治療を受けている.考察:女性がストレスを感じた時のfright反応としての行為は買い物,やけ食い,飲酒などが多い.不妊であることは,女性にとって強いストレスのひとつである.今回の2例の患者はfright反応として飲酒に走ったものである.不妊治療のときには,患者の飲酒歴の検討や心理教育も大切と思われる.
著者
吉田 香 加藤俊一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報学基礎(FI)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.44, pp.65-72, 2001-05-21

本稿では,フルカラー絵画データベースART MUSEUMにおける感性モデルについて考察を行った.WEB上に公開しているART MUSEUMは,1998年4月から2001年3月までの3年間に5000件以上のアクセスがある.これらのアクセスログより,利用者のアクセス傾向を調査した.その結果,利用者のうち約半数がシステムへのフィードバックを行っていたこと,フィードバックを行った利用者は感性検索も積極的に行っていたこと,フィードバック回数は大半の利用者が1?3回だったこと,などがわかった.また,各利用者の感性モデルが,平均モデルからどれだけ変化しているのか比較を試みた.利用者プロファイルを用いて解析を行うにはデータが十分ではなかったため,今後の課題として,特にインタフェース部分の改良が挙げられる.This paper describes a study of Kansei modeling on the image retrieval system ART MUSEUM, which can treat Kansei information. We have had over 5,000 access logs on ART MUSEUM since April 1998 till March 2001, and checked these logs. As a results, it's found that half users have operated feedback to the system, they have repeated Kansei retrieval many times, but most of them have operated feedback only a few times. And we tried to compare each user's Kansei model with an average Kansei model. It's not enough data for data mining still now. It's need to develop user interface to feedback more easily.
著者
吉田 香 加藤俊一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.44, pp.65-72, 2001-05-21
被引用文献数
1

本稿では,フルカラー絵画データベースART MUSEUMにおける感性モデルについて考察を行った.WEB上に公開しているART MUSEUMは,1998年4月から2001年3月までの3年間に5000件以上のアクセスがある.これらのアクセスログより,利用者のアクセス傾向を調査した.その結果,利用者のうち約半数がシステムへのフィードバックを行っていたこと,フィードバックを行った利用者は感性検索も積極的に行っていたこと,フィードバック回数は大半の利用者が1?3回だったこと,などがわかった.また,各利用者の感性モデルが,平均モデルからどれだけ変化しているのか比較を試みた.利用者プロファイルを用いて解析を行うにはデータが十分ではなかったため,今後の課題として,特にインタフェース部分の改良が挙げられる.This paper describes a study of Kansei modeling on the image retrieval system ART MUSEUM, which can treat Kansei information. We have had over 5,000 access logs on ART MUSEUM since April 1998 till March 2001, and checked these logs. As a results, it's found that half users have operated feedback to the system, they have repeated Kansei retrieval many times, but most of them have operated feedback only a few times. And we tried to compare each user's Kansei model with an average Kansei model. It's not enough data for data mining still now. It's need to develop user interface to feedback more easily.
著者
菅原 貴史 今岡 啓一 吉田 力 大賀 壽郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.607, pp.35-39, 2007-03-09
被引用文献数
1

現在のスピーカユニットの評価法はIEC6028-5で定められており、平板バフルや密閉箱を用いて評価を行っている。しかしいずれも大型ユニットを前提としたものであり、近年普及のめざましい小型スピーカユニットを評価する際には実際に搭載される機器との大きさの違いから適しているといえない。ゆえに新しい評価法の標準化を図る必要がある。本研究は音響管と密閉箱を小型スピーカの負荷とし評価を行い、対比したものである。
著者
井坂 茂夫 岡野 達弥 島崎 淳 村上 信之 原 徹 片海 七郎 吉田 豊彦 長山 忠男 和田 隆弘 北村 温 香村 衡一 石川 堯夫 外間 孝夫 座間 秀一 佐藤 信夫 小寺 重行 川地 義雄 並木 徳重郎 梶本 伸一 伊藤 晴夫 皆川 秀夫 高岸 秀俊 村山 直人 真鍋 溥
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.83, no.10, pp.1662-1667, 1992-10-20
被引用文献数
4

日本において近年腎細胞癌患者数が増加してきていることが言われているが,人口動態の変化をもとにした発症率に関して最近の実情を報告したものはほとんどない.人口約500万人,手術設備のある25の泌尿器科を有する千葉県において,過去10年間の腎細胞癌患者の実態を調査した.郵送アンケート方式にて組織学的に確認された症例について検討した.調査項目は,性別,年齢,住所,職業,症状,発見のきっかけとなった検査法,手術日,腫瘍径,臨床病期などであった.22の施設から回答が得られ,1980年から1989年までの間に千葉県在住で560例が報告された.年間10万人当たりの発症率は10年間で0.32から2.07へと増加した.小さくて無症状かつlow stageの癌が急激に増加しつつあることが判明したが,転移病期のものの減少は認められなかった.腎細胞癌増加の主体は診断方法の発達による早期診断症例の増加であると考えられたが,なんらかの発癌因子が関与している可能性も否定できなかった.
著者
池田 徳彦 吉田 浩一 本多 英俊 永田 真一 林 和 坪井 正博 土田 敬明 古川 欣也 奥仲 哲弥 平野 隆 中村 治彦 加藤 治文
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
雑誌
気管支学 (ISSN:02872137)
巻号頁・発行日
vol.24, no.8, pp.612-617, 2002
被引用文献数
2

内視鏡的蛍光診断は中心型早期肺癌,扁平上皮化生などの気管支微小病変の診断に有用と報告されている.当院では肺癌治療前,喀痰細胞診異常,術後の経過観察など600例に本検査を施行,合計997部位を生検し,組織診断と蛍光診断の診断率を評価した.癌病巣では白色光,蛍光に差を認めなかったが,蛍光診断で病巣の進展を客観的に把握し得た.化生病巣においては白色光では発見困難で蛍光でのみ診断された病巣は全体の約40%を占め,蛍光診断の有用性が示唆された.また,喀痰細胞診異常症例に蛍光内視鏡を併用することにより病変の局在同定率は白色光単独の場合の59%から72%へと上昇した.簡易型の蛍光診断装置(System of Autofluorescence Endoscope, SAFE, Pentax)は従来より用いられてきたLight Induced Fluorescence Endoscope(LIFE,Xillx)と同程度の診断能を有すると考えられた.中心型早期肺癌の治療戦略の一環として蛍光診断と超音波内視鏡検査を併用することにより浸潤範囲と壁深達度を正確に評価し適正治療を選択することが行われている.蛍光診断は特別な前処置も必要とせず,従来の内視鏡検査と併用することにより,日常検査の精度向上が期待でき,適応はますます拡大するものと思われる.一方,ラマン分光の応用やOptical Coherence Tomography(OCT)の出現は内視鏡診断にoptical biopsyという新たな進歩をもたらすであろう.
著者
山崎 篤 田中 和夫 吉田 澪 三浦 周行
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.69, no.1, pp.40-46, 2000-01-15
被引用文献数
4 18

ネギの花芽分化に及ぼす温度条件を明らかにすることを目的として, 中生品種の'金長'と'浅黄九条', 晩生品種の'長悦'を用いて, 昼温と夜温の影響を調べた.昼温を20℃として夜温を3∿15℃と変えて20∿60日間の低温処理を行った結果, いずれの品種においても花芽分化は7℃で最も促進され, 次いで3℃で促進された.また, 15℃という比較的高い夜温下でも処理期間を60日まで延長すると, '金長'と'浅黄九条'では50%以上の個体で花芽分化したが, '長悦'では10%の個体でしか分化しなかった.夜温を7.0℃として昼温を7.0∿26.5℃と変えて20∿75日間の低温処理を行った結果, '金長'と'浅黄九条'において, 抽台率は昼温13.5℃と20℃で高く, 昼温7.0℃と26.5℃でわずかに低かった.'長悦'の抽台率はいずれの昼温と処理日数においても'金長'と'浅黄九条'に比べ低かった.それでも, '長悦'の抽台率は昼温7.0℃と13.5℃では75日後に60%以上に達したが, 昼温20.0℃と26.5℃では著しく低く, 特に昼温26.5℃ではほとんど抽台しなかった.したがって, '長悦'では20℃前後で脱春化が起きていると考えられた.以上の結果, ネギの花芽分化最適夜温は, 昼温20℃の場合7℃であること, また'長悦'では20℃前後で脱春化が起こるが, '金長'と'浅黄九条'では26.5℃以下の温度ではほとんど脱春化は起こらないことが明らかとなった.
著者
駱琴 渡邉 豊英 吉田 雄二 稲垣 康善 齊藤 隆夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.31, no.12, pp.1755-1767, 1990-12-15
被引用文献数
13

図書館業務に計算機を導入して より多様な情報サービス より効率的な業務処理を実現することが積極的に試みられているしかし 膨大な書誌情報をいかに効率よく計算機に入力するかが大きな課題となっているこのために 図書目録カードから目録情報を自動的に抽出し 各項目ごとに分類する方法が必要である本論文では 図書目録カードに付帯する様々な知識を活用して目録情報を自動的に分類・抽出するトップダウン的なアプローチを提案する本アプローチの基本的な戦略は書式構造 項目の並び関係 各項目に関する知識を段階的に かつ独立に適用することによって 仮説の生成・検証プロセスの下に項目を順次決定し 処理する今までに報告されている同課題の処理手法と比べて 本アプローチは処理対象の書式構造 論理構造をあらかじめ記述しておくことにより 種々の図書目録カードに対処できるすなわち 構造的な変形 記述形式に変化を有した図書目録カードにも対処でき 応用性 適応性 柔軟性に富んでいる