著者
渡辺 哲矢 西尾 修一 小川 浩平 石黒 浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.94, no.1, pp.86-93, 2011-01-01
被引用文献数
2

遠隔操作型アンドロイドロボットを操作する際,触覚フィードバックがないにもかかわらず,ロボットの身体に触られると自分に触られたように感じることがある.類似の現象として,身体への触覚刺激に同期して身体以外への物体に触覚刺激を与えている様子を観察させると,身体感覚の転移が生ずる「Rubber Hand Illusion」が知られているが,触覚刺激を伴わない身体感覚の転移についての研究事例は少なく,特に対象物を遠隔操作する際の転移に関する報告はこれまでない.本論文ではアンドロイドの遠隔操作時に身体感覚の転移が実際に生じているのかを検証した.その結果,アンドロイドと操作者の動きが同期した場合に,触覚刺激を与えなくても,身体感覚の転移が生ずることが分かった.
著者
小川 武廣
出版者
大日本山林会
雑誌
山林 (ISSN:04872150)
巻号頁・発行日
no.1556, pp.30-37, 2014-01
著者
小川 賢一 佐藤 英毅
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.44, no.4, pp.355-360, 1993
被引用文献数
10 14

群飛しているセスジユスリカの雄の音響応答を音響トラップを用いて野外で調べるとともに, 雌雄の羽音周波数を羽化当日から羽化後4日目まで毎日, 10℃, 15℃, 20℃および25℃の各温度条件下で測定した。群飛は成虫の発生源の河川際の桜の木の幹横および枝下に, 地上0.5mから5m以上の高さに形成された。群飛は平均98.0%が雄で構成されていた。雄は主に周波数180Hzから390Hzの音響に対して応答し, トラップに誘引・捕獲された。しかし, 一定の気温条件下では, 雄が顕著に応答する音響周波数の範囲がかなり狭いことも明らかとなった。この雄の音響応答において, 捕獲に最適な音響周波数と気温との間にきわめて高い正の相関が認められ, 音響周波数の変動は10Hz/℃であった。雌雄の羽音周波数は同一気温条件下で, 羽化当日から羽化後4日目までほぼ一定であった。雄の羽音周波数は同日齢の雌より常に高くて, 1.27倍から1.68倍であった。いずれの日齢においても, 羽音周波数と気温との間にきわめて高い正の相関が雌雄ともに認められた。その羽音周波数の変動は雄で18∿21Hz/℃, 雌で10∿12Hz/℃であった。さらに, 気温に対する雄の音響応答の回帰直線と気温に対する雌の羽音周波数の回帰直線はいずれの日齢においても一致した。これらのことから, セスジユスリカの雄は気温の影響を受けて変動する雌の羽音周波数に的確に同調し, 応答できる聴覚能力を有していることが明らかとなった。
著者
小川 正人
出版者
一般社団法人 日本教育学会
雑誌
教育学研究 (ISSN:03873161)
巻号頁・発行日
vol.80, no.3, pp.309-321, 2013

本論文は、1875年に北海道に強制的に移住させられた樺太アイヌの児童を対象として設置された小学校「対雁学校」の歴史を検討したものである。先ず同校の設立・維持に関する行政の施策をあとづけ、学校設置当初のごく一時期を除けば、行政は樺太アイヌの教育に積極的ではなかったことを明らかにした。また、児童の就学状況を捉え直すことを通して、樺太アイヌは、それまでの生活基盤から切り離された暮らしを強いられた中での余儀の無い選択として、子どもに教育を受けさせることを強く求めていたと考えられることを指摘した。樺太アイヌは、自分たちの暮らしを築くこと、そのための子どもの教育の機会と場を求めたのであり、行政がそれに応えなかったのである。
著者
木谷強 小川 泰嗣 石川 徹也 木本 晴夫 中渡瀬 秀一 芥子 育雄 豊浦 潤 福島 俊一 松井 くにお 上田 良寛 酒井 哲也 徳永 健伸 鶴岡 弘 安形 輝
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.2, pp.15-22, 1998-01-19
被引用文献数
33

日本語情報検索システム評価用テストコレクションBMIR-J2は、情報処理学会データベースシステム研究会内のワーキンググループによって作成されている。BMIR-J2は1998年3月から配布される予定であるが、これに先立ち、テスト版としてBMIR-J2が1996年3月からモニタ公開された。J1は50箇所のモニタに配布され、多数の研究成果が発表されている。BMIR-J2では、J1に対するモニタユーザからのアンケートの回答と、作成にあたったワーキングループメンバの経験をもとに、テストコレクションの検索対象テキスト数を大幅に増やし、検索要求と適合性判定基準も見直した。本論文では、BMIR-J2の内容とその作成手順、および今後の課題について述べる。BMIR-J2, a test collection for evaluation of Japanese information retrieval systems to be released in March 1998, has been developed by a working group under the Special Interest Group on Database Systems in Information Processing Society of Japan. Since March 1996, a preliminary version called BMIR-J1 has been distributed to fifty sites and used in many research projects. Based on comments from the BMIR-J1 users and our experience, we have enlarged the collection size and revised search queries and relevance assessments in BMIR-J2. In this paper, we describe BMIR-J2 and its development process, and discuss issues to be considered for improving BMIR-J2 further.
著者
諸角 誠人 小川 由英
出版者
一般社団法人 日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科学会雑誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.86, no.5, pp.1022-1027, 1995-05-20 (Released:2010-07-23)
参考文献数
16
被引用文献数
1 1

蓚酸前駆物質であるグリコール酸およびグリオキシル酸を Wistar 系雄性ラットに急性単回投与あるいは慢性投与することにより, 蓚酸排泄および結石形成に及ぼす影響について検討を加えた. グリコール酸200mgあるいはグリオキシル酸200mgの急性投与後, 尿中蓚酸濃度は上昇し8時間以内に最高値に達していた. また, 3%グリコール酸添加食あるいは3%グリオキシル酸添加食により飼育されたラットは全実験期間を通して過蓚酸尿症を呈し, 実験開始1週後において組織学的に腎尿細管内に好酸性物質の沈着が認められた. グリコール酸およびグリオキシル酸投与群ともに投与2週後より結晶形成を尿細管内に認め, 時間の経過とともに数, 大きさとも増していた.以上より, グリコール酸あるいはグリオキシル酸の経口投与により数時間以内に尿中蓚酸濃度は上昇し, 2~3週のうちに尿細管内に結晶形成が認められることから, グリコール酸およびグリオキシル酸は蓚酸カルシウム結石症の発生機序に深く関与していることが示唆された.
著者
小川 佳宏
出版者
東京工業大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2011-04-01

チップ増強レイリー散乱法では、試料表面にコンタクトしたAFMチップ(Ptコート)に入射角20-30度方向から励起光を入射すると、チップによる空間対称性の低下により試料表面上に発生した近接場光が散乱される。散乱光強度は、AFMチップー試料間距離に対する非線形性から、Tapping周波数(Ω~70 kHz)の高調波成分を含んでいて、本実験ではチップのArtifactを除くために、その第二高調波(2Ω)を検出した。音響光学素子(AOM)を用いてω’(~40 MHz)だけ周波数シフトさせた参照光を、散乱光と干渉させる。高周波ロックインアンプでω’-2Ω成分を検出すれば、散乱光の振幅Esigと相対位相φsig-φrefを求めることができる。ここで重要なことは、2位相高周波ロックインアンプの振幅と位相がそのまま光の振幅と位相に対応することである。このようにして、金ナノ構造に光照射した際に発生する構造体近傍の電場の振幅と位相の同時検出を行った。その結果ナノ構造体には双極子型の電場分布が出来ており、FDTD法を用いた計算結果と一致することがわかった。また、チップ増強法の起源の解明を行った。チップ増強法は、チップ先端での電場増強効果の他に、Purcell効果に由来する発光効率の増大、チップ金属で熱になる損失の3つの効果が関係しているため、いまだにチップ増強法の明確な起源は明らかとなっていない。そこで、チップ増強発光法とチップ増強ラマン散乱法を用いて、これらの効果がそれぞれどの程度寄与しているかを調べた。試料としてGaAs、ZnSe, GaSe, CdSe量子ドットを用いて増強度と発光寿命の変化を測定した。その結果、いずれの試料においても、電場増強効果による寄与が最も大きいことがわかった。
著者
小川 正 相原 茂夫 森山 達哉 佐藤 文彦
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2000

1,食物アレルギー患者が血清中に保有するIgE抗体の認識する食品素材中のタンパク質成分を、網羅的にイムノブロット法を用いて検出、特定すると共に、Nー末端アミノ酸配列の分析を行って得られた情報を基に、コンピューターデータベースに基づく解析を行い、既知タンパク質成分に帰属し、同定した。これらの情報を基に、植物に特有の感染特異的タンパク質(PR-P)ファミリーに属するものを選択した。(1)患者血清の認識するタンパク質成分として、ニンジンより20kDaアレルゲンとして、cyclophilin(cyclospolin A binding protein)を同定した。(2)ジャガイモより、18kDaアレルゲンとして、シラカバ花粉症の主要アレルゲンBet v 1 homologueを同定した。患者血清は、ピーマンやリンゴ由来の18kDaと交差する。(3)トマトより45kDaアレルゲンとして、コルク質形成関連酸性ペルオキシダーゼを同定した。(4)二十日大根より、37kDaアレルゲンとしてGlutathione S-transferase,25kDaアレルゲンとして,feredoxine/NADH oxidoreductaseを同定した。(5)リコンビナントPR-5dを用いて患者血清をスクリニングしたが、認識抗体を保有する患者は確認することが出来なかった。この事実は、PR-5ファミリーに関しては感作能が低い(アレルゲン性が低い)と考えられる。以上のアレルゲンタンパク質にはPR-Pに分類される物が多いことが判明した。その他の帰属不明なタンパク質も,PR-Pである可能性は高い。これらの事実は、PR-Pがヒトの食物アレルギーの罹患、発症に関わる感作、即ちIgE抗体の産生を特異的に誘導していることを強く示唆するものである。また、これらのアレルゲンは植物界に広く分布し、互いに相同性が70-80%以上あることからパンアレルゲンとして交差反応性が問題となることが示唆された。一方、これらは素材をストレス下で栽培することにより、その含量が変化する事実を確認に下。従って、生産条件の管理が植物性食品のアレルゲン性を大きく左右することを立証した。2,植物性食品素材毎に抽出調製したタンパク質画分を二次元電気泳動を行って、一次元目の情報、等電点、二次元目の情報、分子量をセットとする画タンパク質の戸籍簿を作成する。更に、二次元のイムノブロットにより患者血清の認識するタンパク質成分をマッチングさせ、アレルゲンのとなるタンパク質成分を特定する。この特定成分上に、各種属性を三次元の情報として蓄積し、一食品素材一データベースシートを構築する。日本標準食品成分表と対比出来るようにする。更に、情報として、PR-Pの特徴であるストレス負荷によるアレルゲン性の増減をデータベース上に搭載し、食物アレルギー患者の治療、栄養指導における有効かつ緻密な情報源として提供することが可能である。又、低アレルゲン化の程度、加工食品における混合素材アレルゲンの網羅的解析が可能となるであろう。
著者
猪谷 富雄 小川 正巳
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.73, no.2, pp.137-147, 2004 (Released:2004-09-29)
参考文献数
110
被引用文献数
14 26

赤米とは, 糠層にタンニン系赤色色素を持つイネの種類であり, わが国においては日本型とインド型の2種の赤米が栽培されてきた. 日本型の赤米は古くから日本に渡来し, 7~8世紀には全国各地で栽培されたことが平城京跡などから出土する木簡から推測されている. 14~15世紀には中国からインド型の赤米もわが国へ渡来し, 「大唐米」などと呼ばれ, 近世に至るまでかなりの規模で栽培されていた. 早熟で不良環境や病害虫に強い大唐米は, 最盛期の江戸時代には関東から北陸地方以西において広く栽培され, 特に低湿地や新たに開発された新田などに適していた. 明治時代に入るとこれらの赤米は徐々に駆除され, わが国の水田から姿を消す道を辿った. 例外として, 日本型の赤米の一部が神聖視され, 神社の神田などで連綿と栽培されてきたもの, 雑草化して栽培品種に混生してきたものなどがある. 約20年前から, 赤米は小規模ながら栽培が復活し, 日本各地で歴史や環境を考える教育や地域起こしの素材として利用されている. また, 赤米は抗酸化活性を持つポリフェノールを含む機能性食品としても注目されている. わが国における赤米栽培の歴史と赤米を取り巻く最近の研究状況などについて, 以下の順に概要を述べる. (1)赤米を含む有色米の定義と分類, (2)赤米の赤色系色素, (3)赤米の栽培の歴史, (4)残存した赤米, (5)赤米など有色米が有する新機能, (6)赤米の育種などに関する最近の情勢.
著者
小川 菜穂子 深町 加津枝 奥 敬一 柴田 昌三 森本 幸裕
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.68, no.5, pp.627-632, 2005-03-31
被引用文献数
2 3

The objective of this study is to find a way in which the factors relating to the succession of the village landscape of Sasabuki (thatched roof with dwarf bamboo, Sasa palmata) in the Tango Peninsula, can be determined, by understanding the processes of change occurring within its landscape, the causes of the decreasing number of Sasabuki houses, and the practical difficulties in maintaining them. We chose Kamiseya in Miyazu City, Kyoto Prefecture, analyzed documents concerning Kamiseya and we interviewed local residents, asking them how they maintained and managed Sasabuki roofs, and the reasons why they gave up Sasabuki. Then, we selected 6 other cases of thatched houses, and did the same analysis as the previous. In Kamiseya, management of Sasabuki houses was previously supported by system of mutual assistance. From 1960 to 1970, Sasabuki houses dramatically decreased. The causes were lack of labor due to rapid depopulation and aging, and a reduction of dwarf bamboo resources in both quantity and quality, because Kayaba had been replaced by artificial forests. Of those surveyed, the householder's personal attachment to Sasabuki have allowed for the maintenance. It is significant to devise a system, which manages and utilizes Sasabuki in order to allow the succession of Sasabuki village landscape.
著者
名和 範人 鈴木 貴 小川 知之 石毛 和弘
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2002

名和と石毛が運営メンバーに名を連ねる『語ろう「数理解析」』(http://www.gifu-u.ac.jp/~tisiwata/seminar/ma_seminar.html)を通して,様々な分野の研究者との議論の場を設ける事ができた。この活動などを通して、研究分担者各員は、各々の研究分野で成果をあげ、様々な研究集会など、複数の講演機会や海外への渡航機会も得て、情報交換がより密になされるようになった。名和は、擬共型不変な非線形シュレディンガー方程式の爆発解に対して、その爆発速度と漸近挙動との間の関係性について、ひとつの結果を得る事ができた。これにより、次のステップとして、本格的にネルソン過程と呼ばれる解の背後にある確率過程と爆発速度との関係の追求に移る事ができる。また、微分型非線形シュレディンガー方程式の爆発解に対しても、漸近形に対しては、部分的に同様の結果を得た。さらに、これまでに開発した技術が、超伝導の理論に現れるような、非線形シュレディンガー方程式系の解析にも有効である事を見抜き、古典場ではあるが、クーパー対の生成とも言うべき性質を解が持ち得る事を示した。石毛は、拡散係数が大きな半線形熱方程式の爆発解の爆発集合や漸近形に関する結果や、球の外部領域における線形熱方程式の解の最大点挙動および解の微分の無限遠方での減衰評価を得た。鈴木は、自己双対ゲージ模型におけるある種の自己組織化現象や,走化性方程式系の爆発問題に関して興味深い結果を得た。小川は、自発的パターン形成のモデルである、スイフト=ホッヘンバーグ方程式や,ある電気化学系のモデル方程式などの解に現れる時空パターンについて,力学系や分岐理論を用いた解析を行った。これらの解析の一部は、すでにシュレディンガー方程式の解の解析と精神を同じくしている部分もあり、今後のさらなる共振的な発展が期待される。
著者
小川 泰嗣 喜連川 優
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.39, pp.1110-1111, 1989-10-16

本論文では、スーパーデータベースコンピュータ(SDC)における結合演算の並列実行法を検討する。SDCは複数のCPUが密結合した処理モジュールを相互結合網により疎結合したハイブリッドアーキテクチャを採用した並列ベータベースマシンである。相互結合網には図1のようなオメガネットワークを用いる。また、各リレーションは水平分割され複数の処理モジュールのディスクに格納される。関係データベースの処理のなかで負荷の重い結合演算に対してハッシュを用いたアルゴリズムが有効であることが知られている。ハッシュ結合演算法では、バケットを処理するモジュールを静的に割り当て、バケットをそのバケットに割り当てられたモジュールに集中して格納すること(バケット集中方式)で簡単に並列処理が実現できる。しかし、データ分布が不均一な場合に各処理モジュールの処理負荷も不均一となるため処理の並列度が低下し、データ分布が均一な場合程の性能が期待できない。これに対し、本論文で提案するバケット分散方式では、各バケットを処理モジュールに分散格納し、各バケットを処理モジュールをデータ分布に基づいて動的に割り当てる。そのためデータ分布が不均一な場合でも各処理モジュールの負荷を等しくするように調整することができ、効率的処理が実現される。以下、2章で従来からの方式であるバケット集中方式の問題点を指摘し、3章でバケット分散方式を提案する。4章でシミュレーションによる性能予測の結果を示し、5章で全体をまとめる。
著者
小川 修三
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.90-94, 1996-02-05
参考文献数
14