著者
小林 重雄 山本 孝子
出版者
NPO法人 日本自閉症スペクトラム支援協会 日本自閉症スペクトラム学会
雑誌
自閉症スペクトラム研究 (ISSN:13475932)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.81-87, 2012

<p>知的に境界線レベルにある幼児(年長クラス)が、発達予測(つまづき予測)も含む「アセスメント」に基づいて、発達センター(大学)・幼稚園(半年)・小学校(3 年)・家庭とのチームワーク下で積極的・計画的な支援を受けてきた経過をまとめたものである。「後追い」教育を廃し、「先取」教育を強力に導入した。結果として、少なくとも小学校3 年までアカデミックスキルに遅れを示すことなく学校生活を送ってきた。4 年生では、それ以降の課題克服に取り組んでいる。該当児の場合、「他者とのかかわり形成への支援」、「言語刺激からのイメージ化の促進」、「数の概念学習」が主要な補強ポイントであった。</p>
著者
山本 理奈 石川 栄作
出版者
徳島大学
雑誌
言語文化研究 (ISSN:13405632)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.19-78, 2008-12

Rosemary SUTCLIFF, englische Schriftstellerin, verfesste 1971 ein Werk Tristan and Iseult, das auf den uberlieferten Tristansagen beruht. Um die Charakteristik ihres Werks klar zu machen, brauchen wir zuerst den Stammbaum der Tristansagen zu verfolgen. Die Stoffquelle der Tristansagen geht auf die altkeltischen Sagen in Wand zuruck. Sie wurden in der zweiten Halfte des 11. Jahrhunderts ubers Meer nach Wales uberliefert, wo das Urbild der Tristansagen entstand, unabhangig von den irlandischen Entlaufen -sagen. Das Urbild wurde danach von manchen Dichtern in ganzem Europa umgearbeitet Der Stammbaum der Tristansagen wird gewohnlich in 3 Gruppen geteilt: Berol-, Thoma- und Prosa-Tristan. Im Gegensatz zu der erzahlenden Beschreibung des Berol-Tristans hat der Thoma-Tristan als Merkmal die vertiefte Innerlichkeit der Hauptpersonen. Und die Charakteristik des Prosa-Tristans besteht darin, dass er in die Arthus-Dichtungen eingeflochten ist Unter den 3 Gruppen benutzte Rosemary SUTCLIFF als Stoff hauptsachlich Berol-Tristan, aber er schuff selbstverstandlich ein neues Tristanwerk, das von den traditionellen Tristansagen selbstandig ist. In der letzten Halfte der vorliegenden Arbeit vergleichen wir das Werk ISHIKAWA Volksbuch Tristrant und Isalde (als Berol-Tristan), und auch mit dem mittelalterlichen hofischen Epos Tristan und Isolde Gottfrieds von Strassburg (als Thoma-Tristan), um das charakteristische Merkmal ihres Werks deutlich zu machen. Das auflallendeste Merkmal zeugt vor allem, dass Rosemary SUTCLIFF den mystischen Liebestrank wegnahm, der traditionell nicht nur in Berol-, sondern auch in Thoma-Tristan eingeflochten war. Damit schildert die Schriftstellerin die Liebe zwischen Tristan und Iseult nicht als die kunstliche, sondern als die naturliche Liebe, die ja wirklichkeitstreu und lebendig ist. Nach diesem Konzept bearbeitete sie durch das ganze Werk den Tristanstoff. Also ist es auch ihr auffallig, dass sie uberall die den Lesern leicht verstandlichen Erklamngen gibt. Ausserdem entwickelt sie ursprunglich zu komplizierte Liebesgeschichte zwischen Tristan und Iseult kurz und knapp, indem sie die unnotigen Elemente der bisherigen Uberlieferungen beiseitelegte. Damit konnte sie die ahkeltischen Entlaufen -sagen und die mittelalterlichen Tristanuberlieferungen in ein modernes Werk umarbeiten.
著者
山本 幹男
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.3-4, 2010

国際生命情報科学会(ISLIS)の1995年創立から2010年春までの14年半の活動と「潜在能力の科学」の推進について報告する。設立趣意は、物質中心の科学技術から、こころや精神を含んだ21世紀の科学技術へのパラダイム・シフト(枠組革新)のための、実証的科学技術研究の発展を通じて健康、福祉、教育と社会および個人の心の豊かさを増進させ、自然と調和した平和な世界創りに寄与する事である。創設以来、生命情報科学シンポジウムを年2回、計29回主催と国際学会誌Journal of International Society of Life Information Science(Journal of ISLIS)を年2号発行してきた。2002年には「潜在能力の科学国際シンポジウム」を、2004年8月には韓国ソウルで「Mind Body Science国際会議」を主催した。2004年には単行本「潜在能力の科学」を発行した。現在世界の9ヵ所に情報センターを、約10ヵ国に約270人の会員を有す。2010年8月には富士山近くで合宿をする。
著者
山本 賢太 井上 昂治 河原 達也
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会 93回 (2021/11) (ISSN:09185682)
巻号頁・発行日
pp.09-14, 2021-11-20 (Released:2021-11-20)

ロボットなどの音声対話システムにおいて人間らしい対話を実現するために重要な要素としてキャラクタ表現がある.状況やユーザに応じてキャラクタを使い分けることで,ユーザの対話に対する満足感が向上することが期待される.先行研究では,システムのキャラクタは事前に設定されている.本研究では,ユーザのパーソナリティに応じてシステムのキャラクタを使い分けるユーザ適応の実現を目指す.キャラクタはパーソナリティ尺度を用いて定義する.はじめに,WOZ法で収録したロボットと人間との1対1対話のデータに対する印象評定実験を実施した.対話動画を視聴して,ロボットと人間に対してそれぞれのパーソナリティと両者の相性の印象評定をしてもらった.パーソナリティの評定結果をクラスタリングし,分類結果と相性評定結果との関係を分析した.その結果,ユーザのパーソナリティに対して相性のよいキャラクタの組み合わせがいくつか確認された.
著者
鈴木 健太 山本 正伸 入野 智久 南 承一 山中 寿朗
雑誌
日本地球惑星科学連合2016年大会
巻号頁・発行日
2016-03-10

氷期の急激な気候変動やイベントとして,ダンスガード・オシュガーサイクル(DOサイクル)とハインリッヒ・イベント(HE)が知られている.HEの氷山流出がDOサイクルの温暖化を引き起こしたという考えが有力であるが,すべてのDOサイクルの温暖化がHEに対応しているわけではない.またDOサイクルの寒冷化速度は時期によりさまざまであり,その速度の支配因子は不明である.このような疑問を明らかにするには,ローレンタイド氷床の北極セクターの崩壊と氷山流出イベントを復元する必要がある. 本研究では,過去7万6千年間の西部北極海堆積物層序を確立し,堆積物の起源と運搬過程を推定した.これにもとづきカナダ北極諸島側からの氷山流出イベントを検出し,氷山流出が起きる条件を考察した.また,西部北極海への氷山流出イベントと温暖化との関係,ローレンタイド氷床北極セクターの崩壊と寒冷化速度の関係を考察した.この目的のため,2011年と2012年に韓国極地研究所の砕氷調査船ARAONによって西部北極海チュクチボーダーランドから採取された5本の堆積物コアについて,IRD含有量と鉱物組成,粒度分布,色,GDGT濃度と組成,有機物量の分析を行った. IRD含有量と鉱物組成が西部北極海チュクチボーダーランドの堆積物層序の確立に有用であることが示され,イベント層としてドロマイト濃集層とカオリナイト単独濃集層が認められた.ドロマイト濃集層は9,000年前と11,000年前,42,000~35,000年前,45,000年前,76,000年前に認められ,カナダ北極諸島からの氷山により運搬されたと考えられる.ドロマイト濃集層堆積時は海水準が現在と比較して40mから80m低かった時期に対応していた.ローレンタイド氷床の縁が北極海に達し,かつ北極海が厚い棚氷や海氷に覆われていなかった時期にのみ,ローレンタイド氷床の北極セクターの崩壊が起きたと考えられる.9000年前のドロマイト濃集層の堆積はH0に,45000年前のドロマイト濃集層の堆積はH5と年代誤差の範囲内でほぼ同時であった.30,000~12,000年前にはローレンタイド氷床の北極セクターの崩壊は起きておらず,亜間氷期1~4の温暖化には北極セクターの崩壊は関与していないと考えられる.45000年前にはローレンタイド氷床の北極側とハドソン湾側の両方で崩壊が起きたと推定されるが,直後の亜間氷期の寒冷化速度は,他の亜間氷期に比べて長い.ローレンタイド氷床の大規模な崩壊により,氷床の成長に時間がかかり,寒冷化に時間がかかったと考えられる.14,000年前のカオリナイト単独濃集層は,その堆積学的特徴から氷河湖の崩壊に伴う淡水の大量流出により形成された可能性がある.
著者
田中 成典 山本 雄平 今井 龍一 神谷 大介 中原 匡哉 中畑 光貴
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
AI・データサイエンス論文集
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.821-832, 2021

<p>昨今,深層学習を用いて物体の詳細な部位を識別して,姿勢や行動を推定する研究が盛んである.例えば,車両の部位を識別することで,逆走や改造車両を検出できる.本研究では,それらの用途の中でも深層学習の導入が特に注目されている交通量調査への適用を試みる.当該調査では,作業の省力化や効率化を目的として,動画像から車種ごとの通過台数を計数する技術開発が推進されているが,既存技術には,形状の似た車両の車種分類に失敗する課題がある.その対応策として,調査員が着目する部位の形状を考慮して分類することが考えられる.そこで,本研究では,深層学習を用いた車両部位識別技術を開発する.加えて,再学習のコストを軽減するため,教師データの自動生成技術も検討する.そして,実証実験を通じて,それらの技術が有用であることを明らかにした. </p>
著者
松本 一穂 高野 涼 伊藤 幸男 山本 信次 原科 幸爾
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース
巻号頁・発行日
vol.132, 2021

<p>熊本県阿蘇地域の山地部は主に草原や人工林として利用されているが、景観や防災、水源かん養等の面からみた最適な土地利用のあり方について模索する動きが地域社会で進められている。草原は放牧・野焼きの有無や優占種の違い(ススキ,ネザサ)によって違いが見られ、人工林も管理(間伐)の程度や樹種(スギ,ヒノキ)によって林相に大きな違いが見られる。しかし、これらの植生の諸特性がその土地の多面的機能をどのように特徴づけているのかについては定量的な知見が限られている。そこで、本研究では熊本県阿蘇市・南阿蘇村内の複数の草原と人工林において土壌の透水性および保水性を調査し、植生の違いが阿蘇地域における山地斜面の水源かん養機能や防災機能に及ぼす影響について検討した。</p>
著者
山本 宣明
出版者
日本管理会計学会
雑誌
管理会計学 : ⽇本管理会計学会誌 : 経営管理のための総合雑誌 (ISSN:09187863)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.109-126, 2007

<p>本研究はAbernethy and Lillis(2001)に依拠して,非財務測度を含めた業績評価システムが現在の日本の大規模病院において,どのように機能しているのかを実証的に検討している.先行研究であるAbernethy and Lillis(2001)は,オーストラリアの病院を対象として病院の戦略的スタンスと診療科の自律性,業績評価システムのシーケンシャルな関係が病院の効率性と有効性に正に関連することを実証している.本研究における結果は,資源管理業績基準がモニター機能も情報的機能も果たしていないこと,自律性の委譲との対応関係に基づく財務的責任構造が明確ではないこと,診療管理業績基準がモニター機能を発揮できていないという3点を示しており,診療科の自律性を考慮した業績評価システムの構築と運用が課題であることを浮き彫りにしている.特に財務的責任構造の整備は喫緊で必要であり,併せて測度の寄せ集めに終わらない取り組みが求められている.</p>
著者
岸谷 望加 山本 晃之 熊谷 宗晃 安田 洋二 西村 浩美
出版者
一般社団法人 日本総合健診医学会
雑誌
総合健診 (ISSN:13470086)
巻号頁・発行日
vol.44, no.5, pp.620-625, 2017 (Released:2017-11-01)
参考文献数
17

【はじめに】ブルガダ症候群とは、心電図の右側前胸部誘導に特徴的なST上昇を呈し、突然に心室頻拍・心室細動を生じて、失神や突然死を生じる疾患として知られている。健診時の心電図で異常なしとされていたが、突然の心室細動にて救急搬送されブルガダ症候群が診断された一例を経験したので報告する。【症例】45歳、男性。2014年より継続して当施設の定期健康診断を受診していた。2014年2月初診時、身体所見に異常を認めなかった。また、自覚症状、既往歴とも特記すべき事はなかった。検査結果では、胸部X線所見は正常で、生化学検査ではT-cho: 256mg/dL、LDL-cho: 180mg/dL、TG: 161mg/dLと軽度高値を認める以外に異常を認めなかった。心電図は初回の2014年2月、2014年9月、2015年9月と3度受けていたが、いずれも心電図自動診断にて正常とされていた。2016年4月、夜間就寝時に突然意識消失をきたしているところを家人が発見し救急搬送となった。搬送先の病院にてブルガダ症候群と診断された。専門病院に転院後、植込み型除細動器の手術を受け、無事退院となった。【考察】健診時の心電図自動診断では異常なしとされており、saddle backタイプのブルガダ型心電図の波形が正常と診断されていた。最近の心電図自動診断のソフトはブルガダ型心電図の自動診断基準に対応しているが、そういった心電計においてもしばしばブルガダ型心電図が見逃され、不完全右脚ブロックやRSR’パターン等の判定にされる場合がある。ブルガダ型心電図の健診時の検出率は、0.14%~0.9%との報告があり、決して稀ではない。ブルガダ型心電図が疑われる場合には、実波形を確認すること、V1・V2誘導の一肋間上の誘導の波形を確認すること、以前の心電図とST部分の変化を確認することが、健診でブルガダ型心電図の見落としを防ぐために重要であると考えられた。
著者
青野 要 山本 道夫 飯田 荘介 内海 耕慥
出版者
岡山医学会
雑誌
岡山医学会雑誌 (ISSN:00301558)
巻号頁・発行日
vol.90, no.9, pp.1297-1308, 1978
被引用文献数
1

In relation to the mechanism by which hemolysis was induced in radiated human erythrocytes <i>in vitro</i>, several inducements of membrane lipid peroxidation and protective effects of V. E and SOD were investigated. Results obtained were as follows:<br>(1) K<sup>+</sup>-release from erythrocytes was accelerated by radiation prior to hemolysis. These accelerated hemolysis and K<sup>+</sup>-release were protected remarkably by V. E and evidently by SOD.<br>(2) Mitochondrial Fe<sup>2+</sup> induced and Fe<sup>3+</sup>-O<sub>2</sub> generating system - ADP induced lipid peroxidation, and microsomal O<sub>2</sub> generating system - induced lipid peroxidation were also protected by V. E and SOD.<br>(3) Radiation of X-ray or <sup>60</sup>Co &gamma;-ray accelerated lipid peroxidation of liver homogenate, microsome and liposome. Some of these accelerated lipid peroxidations were protected effectively by V. E and SOD.<br>These results suggest that O<sub>2</sub> and/or OH&middot;generation by radiation induces of membrane lipid peroxidation, which leads deterioration of membrane resulting in the change of ion permeability and then hemolysis.
著者
野村 賢一 岩瀬 定利 斎竹 達郎 浅野 吉徳 山本 卯
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.76-87, 2006 (Released:2006-09-08)
参考文献数
6

医療現場において医療材料の購買プロセスはどうあればよいのか。全国厚生連病院を対象に,医療材料の購買業務の実態を把握するためアンケート調査を試みた。アンケート調査は,全国厚生連病院のうち100床以上の病院を対象に実施,調査依頼数97件,回答数53件であった。アンケート調査より,評価項目として十分できているものは,購入予算計画の実施79%,除去資産の確認89%,必要性の明確化96%,収益性・生産性についての試算98%,採用後の使用満足度調査76%,廉価品の提供91%,安全性に関しての配慮96%,共同購入のスケールメリットによる仕入値の低下61%であった。一方,不十分と考えられるものは,納品業者の事業概要・納入実績等による書類審査34%,医療材料に関する購買担当者の知識見識不足55%,医師異動後の不動在庫への対応41%,製品購入による効率性の時間的検討59%,廃棄物としての処理費用46%,共同購入による業務の省力化59%であった。全体として購入委員会を設けている病院は多方面から製品選定を図っていることが伺われた。しかし,事務局の医療材料に関する知識見識については十分とはいえなかった。従って,購入委員会参加者との合議が大切となる。この場合,資料として検討内容を視覚的・客観的に捉えられるチャート図を作成することにより,選定基準の明確化が図られ,優れた購買を可能にすることが考えられた。
著者
山本 英政
出版者
慶應義塾大学
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.62, no.4, pp.519-540, 1993

一 はじめに二 ボストン・ブラーミンと移民問題三 ロッジの南・東欧系移民問題四 識字テスト条項の論議五 むすびにかえてI have long been interested in the history of Japanese immigration to the United States and even more particularly in the question of how the Japanese were, in 1924, eventually excluded by U. S. federal law from immigrating there. In this connection I have also had an interest in Henry Cabot Lodge, a congressman from Massachusetts whose support of this exclusionary policy was decisive in its becoming law. In this paper, however, I discuss the related issue of his racial attitudes towards Slavic and Latin nationals immigrating to the U.S. At the turn of the Twentieth Century, the influx of laborers from southeastern Europe became a major issue in the urban, industrial areas of the northeastern United States. Among those who feared that this influx would lead to a national crisis was Henry C. Lodge. As a lawmaker, he attempted to reduce the number of those arriving by frequently introducing bills that would restrict immigration by the use of "Literacy Tests". This paper attempts to clarify the factors leading Lodge to favor the anti-immigration policy. It also focuses on the enthusiastic battles waged by Lodge in Congress to enact such legislation during the terms of three presidents, who considerd the measure discriminatory and sought to stop its passage with their veto authority. It is my hope that this study will add not only to the general understanding of the history of U.S. immigration policy, but also that it will be of interest to historians concernd with Henry C. Lodge in the above mentioned context.
著者
山本 陽介
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.216-219, 2006

5本の結合をもつ炭素化合物について,CH_5^+のような3中心2電子結合系化合物とS_N2反応の遷移状態にあたる超原子価3中心4電子系炭素化合物の違いについて解説した。我々が合成に成功した超原子価3中心4電子系5配位炭素化合物の構築の考え方について解説し,その構造についても述べた。また,研究の結果,同じ配位子系を用いても置換基の違いなどにより,5配位構造をとる系と4配位構造を好む系に分かれることがわかったが,今後の展開へのステップとして,その原因についても考察した。