著者
鈴木 正崇
出版者
三田哲學會
雑誌
哲學 = Philosophy (ISSN:05632099)
巻号頁・発行日
vol.147, pp.103-133, 2021-03

This paper analyses crucial issues related to the sumō tournaments and the exclusion of women. This issue is reified by the sumō ring (dohyō土俵), which corresponds to a sacred place where various deities are enshrined and women are not allowed to climb up even during the awards ceremony at the end of the tournaments. There are three different types of ceremonial stages which are performed on the sumō ring: the dohyō ritual for inviting deities, the sports award ceremony for designating the winning wrestler, and the Prime Minister's Award to the winner. Although these procedures are already the result of a combination of pre-modern rituals, modern style ceremonies, and contemporary events. The Sumō Society do not approve the presence of women on the ring and their participation to the ceremony advancing reasons based on an alleged respect of "tradition" (dentō伝統). However, this type of "tradition" has been formed as a counter-discourse to modern society while requestioning what modernity is. The "sumō exclusion of women" (相撲の女人禁制) has been arbitrarily interpreted and criticized on the base of inaccurate historical perceptions. If we reexamine the historical background and introduce the perspective of "invention of tradition," it is possible to push the Sumo Society toward a revision of its positions. If not, the feminist groups that fight for gender equality will change their position due to the problematic Prime Minister's Award. The present "tradition" has been actually introduced as a new event after 1968. Such a "tradition" has been subtly changed and continuously reconstructed for hosting newly created parts. In conclusion, the "sumō exclusion of women" should be interpreted as a discourse and practice, which are generated in the process of reconstructing "tradition".投稿論文
著者
鈴木,俊男
出版者
土質工学会
雑誌
土と基礎
巻号頁・発行日
vol.31, no.12, 1983-12-25
著者
佐藤 宏 鈴木 和男 宇仁 茂彦 神谷 晴夫
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.67, no.12, pp.1203-1206, 2005-12-25
参考文献数
28
被引用文献数
4 10

2003年5月から2005年4月の2年間に, 和歌山県を主体とした関西3府県で駆除された野生化アライグマ555頭について腸管寄生虫を調べた.そのうち61頭から, 鳥類を固有終宿主とする7種の鉤頭虫が検出された.これらは, Centrorhynchus bazaleticus, Centrorhynchus elongatus, Centrorhynchus teres, Sphaerirostris lanceoides, Plagiorhynchus ogatai, Porrorchis oti, Southwelina hispidaの幼鉤頭虫と同定され, これまで日本あるいは極東からは未確認であった3種, すなわちC. bazaleticus, C. teres, S. lanceoidesが含まれていた.幼鉤頭虫のアライグマからの検出は, 春先から初夏にかけて高く(月別検出率8.3-36.8%, 平均21.5%), その他の季節では低かった(同様に0-20.0%, 平均6.3%).このように, 季節によって鉤頭虫検出率が変動する要因は不明である.国内に分布する野鳥の鉤頭虫相やその地理的分布についてはほとんど情報がなく, また, 検査材料調達にも限界があることから, 国内各地で通年的に駆除されるアライグマからの鉤頭虫検出情報に大きな手がかりを期待したい.
著者
鈴木 大志 鷹合 大輔 中沢 実
雑誌
研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS) (ISSN:21888906)
巻号頁・発行日
vol.2021-DPS-189, no.5, pp.1-6, 2021-12-13

声質変換とは,人物の声の声質のみを別人の声質に変換する技術である.その中でも,ゼロショット声質変換は,変換モデルの学習した音声にない声質間での変換が可能な手法である.AutoVC は,ゼロショット声質変換モデルで,入力話者の声のメルスペクトログラムと入出力話者の話者埋め込みベクトルを入力する事で,話者らの声を学習しているか否か関わらず,出力話者の声質のメルスペクトログラムを出力する.これを,音声波形に復元する際に,音既存手法では WaveNet や Griffin-Lim などの多くの計算時間を要する手法を用いておりリアルタイムな声質変換の弊害となっている.そこで,本研究ではメルスペクトログラムに代えて,スペクトル包絡を用いた.そして,波形の復元は WORLD を用いる事でリアルタイムな声質変換を実現した.
著者
鈴木 圭輔
出版者
獨協医科大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01

我々はパーキンソン病やアルツハイマー病を含む8つの神経変性疾患患者156例を対象に血清インスリン様成長因子(IGF-1)値と臨床症候との関連を調査した.結果,各疾患において血清IGF-1値に有意差はみられなかった.パーキンソン病患者では血清IGF-1値は年齢および日常生活動作の障害と負の相関を示し,線条体におけるドパミントランスポータースキャンの集積および前頭葉機能と正の相関を示した.またアルツハイマー病患者では血清IGF-1値は年齢,罹病期間,日常生活動作の障害と負の相関を示した.本研究により神経変性疾患における血清IGF-1値の測定が疾患進行の評価に有用である可能性が示唆された.
著者
鈴木 佐内
出版者
和洋女子大学国文学会
雑誌
和洋国文研究 (ISSN:02865459)
巻号頁・発行日
no.30, pp.p26-35, 1995-03
著者
村田 理沙子 大野 正和 秋元 耕 矢部 顕人 戸舎 稚詞 福島 琢 榊原 温志 土屋 勇輔 鈴木 雅仁 近江 哲生 佐々木 毅 清水 茂雄
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.52, no.9, pp.1036-1041, 2020-09-15 (Released:2021-10-05)
参考文献数
18

症例は74歳女性.今回入院の2年前にたこつぼ症候群の診断で入院となり,心内血栓・高血圧に対する加療が行われた後,壁運動の改善を確認し退院となった.退院後は近医で高血圧,高血糖の加療が行われていた.X年10月,受診2,3日前より食思不振が出現し,1日前から嘔気・嘔吐・動悸・冷汗が出現し改善しないため,救急要請し来院した.来院時著明な高血圧を認めており,血液検査で心筋逸脱酵素の上昇・心電図検査でST低下・経胸壁心臓超音波検査で心尖部の過収縮,心基部の無収縮を認め,たこつぼ症候群の診断で入院となった.たこつぼ症候群の再発は稀であり診断基準に褐色細胞腫の除外が必要とあることから,スクリーニング検査として内分泌検査を行ったところ血中カテコラミンの上昇を認めた.腹部CT検査で右副腎に直径3 cm大の腫瘤があり,131I-MIBGシンチグラフィで同部位に集積を認めたことから褐色細胞腫によるカテコラミン心筋症と診断した.ドキサゾシンの投与を2 mgから開始し,自覚症状,心電図変化,左室壁運動異常は改善したため第8病日に退院となった.外来でドキサゾシンを最大量の12 mgまで増量したのち腹腔鏡下右副腎摘除術を行った.その後経過は良好で,以降カテコラミン心筋症の再発はなく,高血圧,糖尿病の増悪なく経過している.今回,初回は一次性たこつぼ症候群と診断したが,再発時に褐色細胞腫による二次性たこつぼ症候群と診断した1例を経験したので報告する.
著者
横尾 亮彦 鈴木 雄治郎 井口 正人
出版者
京都大学防災研究所
雑誌
京都大学防災研究所年報 = DPRI annuals (ISSN:0386412X)
巻号頁・発行日
no.55, pp.163-167, 2011

桜島昭和火口の噴火を対象とした空振観測を行った。観測された昭和火口噴火の空振は2Hzと0.5Hzにピークを持っており,前者は火口内の地形構造が,後者は噴出噴煙そのものに起因して励起されたものでと考えられる。また,爆発的噴火の観測波形は,噴火開始期に放射される爆発波の位相が,桜島山体や姶良カルデラ地形で回折・反射し,1分以上にわたって断続的に多方向から到来したものであった。
著者
横尾 亮彦 鈴木 雄治郎 井口 正人
出版者
京都大学防災研究所
雑誌
京都大学防災研究所年報. B (ISSN:0386412X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.B, pp.163-167, 2012-09-30

桜島昭和火口の噴火を対象とした空振観測を行った。観測された昭和火口噴火の空振は2Hzと0.5Hzにピークを持っており,前者は火口内の地形構造が,後者は噴出噴煙そのものに起因して励起されたものでと考えられる。また,爆発的噴火の観測波形は,噴火開始期に放射される爆発波の位相が,桜島山体や姶良カルデラ地形で回折・反射し,1分以上にわたって断続的に多方向から到来したものであった。
著者
松永 美希 鈴木 伸一 岡本 泰昌 吉村 晋平 国里 愛彦 神人 蘭 吉野 敦雄 西山 佳子 山脇 成人
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
行動療法研究 (ISSN:09106529)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.181-191, 2012
参考文献数
29

本稿では、広島大学病院において心理士が中心になって実施しているうつ病の集団認知行動療法(cognitive behavioral group therapy:CBGT)について、薬物療法との併用効果を検討した。当院のCBGTプログラムは、心理教育、セルフモニタリング、行動活性化、認知再構成といった技法を用いた12セッションから構成されている。本プログラムの効果を検討するため、うつ病患者74名について、CBGT前・後・12ヵ月後で、ベック抑うつ質問票(BDI)、ハミルトンうつ病評価尺度(HAM-D)、DSM-IVの全体的機能評価(GAF)、36-item Short-Form Health Survey(SF-36) 、自動思考尺度改訂版(ATQ-R)、非機能的態度尺度(DAS)を実施した。その結果、CBGT後において抑うつ症状(BDI,HAM-D)、非機能的認知(DAS,ATQ-R)の得点が有意に減少しており、また社会的機能(GAF,SF-36)の得点は有意に上昇していた。したがって、すべての指標において改善が認められた。またこれらの改善は1年以上維持されている可能性が示唆された。
著者
鈴木 正行 池田 良
出版者
香川大学教育学部
雑誌
香川大学教育学部研究報告 = Memoirs of the Faculty of Education, Kagawa University (ISSN:24352020)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.1-12, 2020-03-31

本研究では、子どもたちの豊かな発想を生かしながら、「深い学び」や「創造的な学び」を導く社会科授業の実現を目指し、歴史授業の実践事例を対象として、学習過程にデザイン思考を取り入れることの有効性と課題について検討した。実践事例の分析から、追究活動・交流活動やジグソー学習を組み込んだ授業において、それらの学習構造にダブルダイヤモンド・モデルの発散と収束の要素が見られることを確認した。
著者
山田 一作 ソロビヨワ イェレナ 藤田 典昭 奥田 修二郎 川嵜 敏祐 成松 久 木下 聖子 松原 正陽 土屋 伸一郎 新町 大輔 藤田 晶大 青木 信幸 鹿内 俊秀 鈴木 芳典
出版者
公益社団法人 日本化学会・情報化学部会
雑誌
ケモインフォマティクス討論会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.O10, 2014

糖鎖研究において産出された糖鎖データには様々な表現方法が存在しており、このことは近年のウェブ技術を利用したライフサイエンスデータベース間の連携の妨げとなっていた。そこで我々は、糖鎖構造に対する新たな表記法としてWURCS(Web3 Unique Representation of Carbohydrate Structures)を開発した。WURCSは、曖昧さを含むあらゆる糖鎖構造を一意に表せる線形表記法であり、URIとして利用可能である。併せて、糖鎖データベースの構造データからWURCSに変換するソフトウェアを開発した。これにより共通の糖鎖構造を含む分子の横断検索が可能となる。また、WURCS普及促進のためのWURCSWorkingGroupを組織し、国際標準化に向けた活動を行っている。
著者
鈴木 万幾子 内山 剛 高橋 均 伊藤 充子 清水 貴子 小林 寛 大橋 寿彦
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.49, no.9, pp.586-589, 2009 (Released:2009-11-13)
参考文献数
7
被引用文献数
3 1

症例は57歳男性.全般性痙攣で発症し,左前頭葉に病変をみとめ,脳生検では反応性astrocyteの増生と血管周囲性のT細胞優位のリンパ球浸潤がめだった.病変は自然消退し,18カ月後に左小脳脚の病変を再発したが,ふたたび自然消退した.初発から2年後に脳梁に再発し,当初は多発性硬化症をうたがったが,ぶどう膜炎を合併,ステロイド抵抗性であり,再生検でびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫と診断した.自然軽快する症候性病変をくりかえした中枢神経系悪性リンパ腫の1例について,2回の脳生検病理と臨床経過を報告した.
著者
桑原 昭彦 鈴木 重喜
出版者
日本水産學會
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.49, no.10, pp.1499-1506, 1983
被引用文献数
1

This paper describes the vertical and horizontal distributions, and feeding habits of a sole <i>Heteromycteris japonicus</i> (TEMMINCK et SCHLEGEL) larvae, collected in the western Wakasa Bay, Japan Sea, from June to September 1981.<br> The larvae <i>H. japonicus</i> distributed mainly in the waters between 25m and 50m depth. Small size larvae of less than 3.0mm BL commonly appeared at Sts. A, B and C, and large size larvae of more than 4.0mm BL abundantly at St. A. It is suggested that the larvae shift the habitual area from &ldquo;offshore-coastal area&rdquo; to &ldquo;coastal area&rdquo; as growth of the larvae proceeded.<br> The larvae of less than 4.0mm BL fed mostly on <i>Microsetella norvegica</i> and copepod nauplii. Most of the same size larvae caught at St. A ate <i>M. norvegica</i>, but at St. C. larvae fed on <i>M. norvegica</i> and copepod nauplii. Percentage of larvae carrying food in their alimentary canal was high in those collected at St. A and low at St. C. The larvae of more than 5.0mm BL consumed mainly <i>Penilia avirostris, Podon</i> sp. and <i>M. norvegica.</i><br> According to these findings on feeding habits of the larvae of <i>H. japonicus</i> it is estimated that the offshore area is umsatisfactory for survival of the larvae, compared with the coastal area.